それは、一瞬の出来事だった…。  
突然の停電。  
電気がついた時、ポーラの姿は無かった。  
その直後、店内に流れる不気味なインフォメーション。  
「お呼び出しを申し上げます。オネットからお越しのネス様…お友達のポーラ様が四階の事務所でお待ちです。…クケッ。」  
その声はどこか人間離れしている様に思えた。  
「くそ…油断してた…。」  
ネスは苦々しげに呟く。  
「きっと罠だ…。」  
ジェフは言う  
そんなこと、言われなくたってわかっている。でも、ポーラは大切な仲間だ。たとえそれが罠でも、行かない理由にはならない。  
「それでも行くよ。」  
ネスは事務所へ向かうため歩きだす。  
ジェフは何も言わず、ネスの横について歩く。  
彼も同じ事を考えているようだ。  
こうして彼らは事務所へと向かった…。  
 
──事務所  
そこには不気味な生物がいた。  
その姿形から、地球上の生物でない事は容易に見て取れる。  
そいつこそが今回の事件の犯人―デパートの怪人―だ。  
そいつは蛸足の様な触手を器用に動かし、マイクのスイッチを切った。  
「クケッ…クケッ…クケッ…実に楽な仕事だ…」  
胴体から飛び出た触角の先に付いている目玉を、床に倒れているポーラに向ける。  
ポーラには強力な催眠術がかかっており、しばらくは目を覚まさないだろう。  
「それにしても、たださらうだけとは……別にこのまま殺してしまっても……」ポーラの頬にヌメヌメとした触手を這わしながら、それは呟く。  
「人間、それもこんな子供に恐れるとはギーグ様は……クケクケ……」  
触手は頬から首もとへと移る。  
「ん…」  
反応を見せるポーラ。  
「クケッ……これはこれは…」  
今度は別の触手で、ポーラの胸を服越しに撫でまわす。  
「う…ん…」  
またもや反応するポーラ。  
頬には少し赤みがさし、息遣いも不規則になってきた。  
「クケクケ…意識はなくとも、躰は反応する様だな…引き渡しの時間まで、少し遊ぶとしようか…」  
 
「クケッ……とりあえず、服が邪魔だな…。」  
そう言うと、そいつは触手を器用に動かし、ポーラの服を脱がす。  
裸になったポーラを前にして、クケクケと笑い声を上げる。  
「さてさて…時間はたっぷりとある…何から始めようか…。」  
そう言い、仰向けに寝転がされているポーラのお腹に、触手を這わす。  
「うう…ん…」  
ポーラが反応する。  
「クケクケ……それなら…これはどうだ?」  
そこから鳩尾に向けて、つぅっと触手で撫で上げる。  
「んんっ……」  
ポーラの反応を見ながら、そいつは笑う。  
「クケックケッ……なかなか面白い…。」  
今度はポーラの胸へと触手を這わす。  
「はぅん……」  
まだ膨らみかけの胸を揉み解す、なかなかの触り心地だ。  
部屋には、そいつの笑い声とポーラの甘い声だけが響いていた。  
 
――――――――――――――――――――――――――――――  
 
「ネス様、ネス様…クケックケックケッ、おはやくポーラ様のところにお急ぎください。クケケケケケケ。」  
ネス達がちょうど、3階のフロアに足を踏み入れた時の事だった。  
また、あの不気味なインフォメーションが店内に響き渡る。  
「くそっ……」  
苦々しげに呟くネス。事務所まであと少し。だが、デパートの商品に紛れて襲ってくる敵に苦戦して、思う様に進む事が出来ないでいた。  
ジェフの様子を見る。  
彼も疲労している様だ。  
「ポーラ…無事でいてくれよ…」  
そう呟き、ネスはジェフと共に事務所へと向かった。  
 
――事務所  
マイクのスイッチを切り、そいつは笑う。  
「クケクケ……本当に早く来ないと…クケクケ…」  
そいつは、ポーラを抱きかかえる様に触手で包み込んでいた。  
「はぅ…はっ……あぁ……んんっ!」  
首元、胸、背中、腹、太ももと、あらゆる場所を触手で弄ばれ、ポーラは嬌声を上げ続ける。  
「んっ…ふぅ…んんっ……」  
触手をポーラの秘所に這わしたそいつは、ある事に気付く。  
「クケックケッ……もう、こんなに濡れているとは…クケッ。」  
他の触手はそのまま弄り続け、別の触手で秘所を撫で上げた。  
「ひぁぁっ……」  
ビクッと躰を振るわせるポーラ。その様子を見ながら、秘所の周りをなぞる様に触手を這わす。  
「あっ…ぁぁ……んっ!」  
「クケッ…この位でいいだろう…。」  
そう言うとそいつは、触手をポーラの秘所に宛がうと、そのまま一気に突き入れた。  
「ひゃうっ!」  
ポーラは甲高い声を上げ、ビクッと躰を震わす。そいつは触手を動かし続ける。  
 
「あっ…はっ…はぁん…ぅんっ…」  
不意に、触手を動かすペースが上がる。  
「はっ…あっ…んんっ…あああっ…」  
息を荒げ、身悶えるポーラ。  
「あ…はあっ…ひゃぁっ…ふあぁぁぁぁぁ!」  
ひときわ大きな声を上げると、ポーラは体を仰け反らせた。  
「クケックケックケッ……どうやらイッたようだな…。」  
ポーラを触手から開放する。  
「クケッ…そろそろ受け渡しの時間だ……なかなか楽しませて貰ったよ……クケクケ…」  
「はぁ…はぁ…」  
ぐったりとして、荒々しく呼吸を繰り返すポーラを見ながら、そいつは笑みを浮かべた。  
 
――――――――――――――――――――――――――――――  
 
「ポーラ!!」  
事務所の扉を蹴破る様な勢いでネス飛び込み、それにジェフが続く。  
だが、そこにポーラの姿は無く、代わりに不気味な生物がいた。  
そいつが言葉を発する。  
「クケックケックック。よくここまでたどりついたな。このデパートがお前達の墓場になるんだ!クケッ。死んで地獄へ…いや、天国へ行け!」  
かくして、戦闘は始まった…。  
 
 
終  
 
 
 

テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル