絡み合った体が、お互いの熱を伝え合う。  
ここは保健室。  
二人はもうすぐ結婚するということを田中先生たちに先日伝えた。  
今はまさにお互い熱いときなのだ。ふいに二人きりとなると  
ついここが学校であることを忘れてしまう。  
今日もたまたまここで…というだけだ。  
ベッドの上に半分服のはだけた浅瀬先生の瑞々しい肌の上を、ぎこちなくイルカ先生の舌が滑っていく。  
「ぁ…っ」  
浅瀬先生は啄ばまれるようなキスに、首を振る。  
まだ触れもしないうちに、太腿の間がひどく 濡れていた。  
「す、すみません…痛かったですか?」  
慌ててイルカ先生が、桜色の頂点から唇を離す。潤んだ目が視界に入った。  
「…大丈…夫、つ…続け、て…っ」  
既に何度も体を繋いだというのに、未だに生娘を相手にするように大切に扱って くれる。  
イルカ先生は今どきの若者のとしては異常なほどまじめな性格だ。  
「涼子さん……」  
「あっっ…!は…あ…あぁ…っ」  
イルカ先生の指が、浅瀬先生の体の中心に触れる。溢れた熱が、彼の指を包む。  
ゆっくりと胎内を掻き回すと、それに合わせるかのように浅瀬先生の腰が揺れる。  
「ん…ねえ…、もぅ…」  
「ダメです…もう少しちゃんと濡らさないと…また痛いですよ?」  
真顔でイルカ先生は言ってのける。  
「ね…お願い…もう…、ぁ…」  
限界に近づきかけた浅瀬先生が懇願する。  
普段とすっかり立場が 逆転してしまっている。  
「…じゃぁ、少し待ってて下さいね」  
イルカ先生はにっこりほほえみながら  
長い指で浅瀬先生の頬をなで、そして今までの彼とはうってかわって  
力強く突き上げた。  
 
「あぁっ…!」  
「…くっ…」  
相変わらずの熱さと締めつけのきつさにイルカ先生は思わず呻いた。  
最初の頃なら、これだけで果ててしまっただろう。  
幾度か体を重ねて ようやく自制がきくようになってきたと思う。  
胸の下で浅瀬先生が喘いでいる。  
熱っぽく潤んだ目で真っ直ぐに見返している。  
「イル…カ…っあ…ぁ、ゃん…」  
浅瀬先生は静かに喘ぎながら、男の腰に脚を巻きつけた。  
イルカ先生のの動きに合わせ あるいは負けまいとするように、自らも腰を振る。  
「…っ…、もう…出しちゃっても、いいですか…?」  
「いいわ…っ、私も…もぅ…」  
律動が激しさを増す。肉を打ちつけ合う音が保健室に響く。  
 
「・・・・・・!」  
「ぅっ…!」  
 
動きは止まり二人の激しい息遣いのみが響く。  
イルカ先生はまだ引き抜こうとはせずに  
いつもの笑顔でやさしく浅瀬先生に深い口づけをする。  
しだいに呼吸が落ち着き、体制を整え、お互いのはだけた服を着なおす。  
「涼子さん…かわいい…」イルカ先生はサラリと言った。  
普段 他の生徒の前でそんなことを言えば  
みんなにまた天然呼ばわりされていただろう。  
でもイルカ先生のそんな言葉にかぁっと顔を赤らめる浅瀬先生は  
彼の前ではごく普通の女性だった。  
もうすぐ結婚式だ。  
 
 
おわり  
 

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