「先生・・・?今日こそは抱いてくださいますか?」
萌絵は犀川の顔を覗き込んだ。犀川は萌絵の顔を眩しそうに見た。
「西之園君もそういう事を言うようになったんだ」
「馬鹿にしないで下さい」
ここは萌絵の部屋。
先ほどから不自然なまでの沈黙が続いていたところだった。
萌絵が、ずっとそのことを言い出せないでいたことを、犀川は知っていた。
萌絵は、犀川に抱きつく。犀川の腕が萌絵の体を抱きしめる。
どちらからともなく、キス。
ここまでは、今までにも何回かあったことだった。
「あ・・・先生」
萌絵は、かすかに身を硬くした。犀川の手が服の中に入ってきたからだ。
「西之園君、リラックスして」
「あの・・・私、初めてなんですから」
「僕だって初めてだ」
萌絵は小さく笑った。
「あっ」
犀川の手が萌絵の胸に触れる。
萌絵は、今まで感じた事のない感覚を味わっていた。なぜか、身体が熱くなっていく。
「西之園君、これ、外してくれるかな」
萌絵は犀川の指示に従い、ブラジャーのホックを外す。
犀川の手は、萌絵の胸を撫でたり揉んだりする。そのたびに、萌絵の唇から声が漏れる。
「あ・・・あぁ、先生っ」
「何?」
「暑くて・・・気持ちよくて」
萌絵は犀川を見つめた。犀川は普段と変わらないように見える。
「先生は・・・?」
「僕は緊張しているよ。西之園君、胸を触るだけでいい?それとも、違うところも触って欲しくなった?」
「先生、それを私に言わせるのは反則です」
「そう?反則かな・・・」
犀川の手が萌絵の下腹部に触れる。そのまま萌絵の下着の中に入っていく。
「あ!」
「すごいね、まるで水溜りみたいになっている」
犀川は萌絵のアソコを撫で回す。
「あ、あ・・・」
今までとは比べ物にならないほどの気持ちよさが萌絵を襲った。
犀川の指は濡れている萌絵のアソコをなぞる。
「濡れているけど、なにかふくらんできている。これは、何?」
「わかりません・・・見たことも、ないわ」
「ここを触ると気持ちいいみたいだね。西之園君・・・」
「あ、や、何・・・ああぁ・・・」
萌絵は軽くイってしまった。
犀川は自分も服を脱ぎ、萌絵の服を脱がせた。
「西之園君・・・いいね?」
「はい・・・」
萌絵はさっきの余韻でぼぅっとしたまま頷いた。
「ん・・・痛い」
「ちょっと我慢して」
犀川のモノがゆっくりと萌絵のアソコに入っていく。完全に入るまで、多少の時間がかかった。
「あ・・・」
「西之園君が痛くなくなるまでこのままでいるから」
犀川は再び萌絵の胸に触れる。
萌絵は痛みと快感の両方を感じていた。次第に、快感が大きくなってくる。
「先生、もう大丈夫」
「じゃぁ、動くよ・・・痛かったら、ちゃんと言いなさい」
犀川は、ゆっくりと腰を動かし始めた。次第に、動きが激しくなっていく。
「あ・・・あっ」
萌絵は、痛みの中にある満たされた感覚を感じていた。
「西之園君・・・出すよ」
そう言うと、犀川は萌絵の中から自分のモノを抜き、果てた。