○月×日
うちのジハードが三匹目の殿堂入りをはたした。
俺とコルトの名前は、もはやブリーダーを志す者なら知らない者はいない、と言われる程になった。
○月×日
新人のブリーダー候補達が俺達の元に挨拶に来た。
色々な事を聞かれたが、一つ一つの質問に真摯に答えた。
ある質問に、『コルトがいてくれたおかげだよ。』と答え、
隣のコルトの頭を撫でたら、コルトは顔を真っ赤にしてしまった。
コルトはホントに可愛いなぁ〜。
候補達が帰ったあと、照れて顔を真っ赤にしているコルトを抱きしめた。
コルトは最初戸惑っていたが、俺が「可愛い可愛い」と連呼していると、
更に顔を赤くして、俺の胸板を人差し指でいじいじしだした。
可愛い過ぎて鼻血が出そうになったが我慢した。
○月×日
最近やっと気付いた。コルトは頭を撫でられるのが好きらしい。
頭を撫でると、頬を染めてはにかんだ微笑みを浮かべる。
歳相応な所もあるんだな、と思った。
○月×日
コルトと一緒にアイテムの買い出しに行った。
アイテム屋のおばちゃんに「新婚夫婦みたいだねぇ」とからかわれ、
コルトはあたふたしていたが、まんざらでもなさそうだった。
○月×日
最近ちょっと未来のことを考える。
コルトはブリーダーとして独立するのだろうか?
レジェンド杯を三度も征したブリーダーの助手、実績としては十分過ぎるだろう。
その時が来たら、俺は笑顔でコルトを応援出来るだろうか?
○月×日
夜、コルトが外でなにか作業をしていた。
ウンディーネの寝床に置いてある水を換えていたようだ。
そっと、後からコルトを抱きしめ、耳元で「コルトは可愛いな」と囁く。
前に一回やって以来、割と定番になったスキンシップだ。
コルトは俺に身体を預け、幸せそうに微笑む。
コルトの体温をしばらく堪能したあと、耳元へ口を近付け、囁く。
「愛してるよ」
驚いた表情で振り向いたコルトの唇を、唇でふさぐ。
そして、そのままコルトの胸を揉みしだく。
コルトはびっくりして、じたばたもがいたが、離さない。
抱きしめた姿勢のまま、コルトの身体を執拗に愛撫する。
胸元をはだけさせ、ブラを剥ぎ取り、ピンとたった乳首を指先で転がす。
スカートをめくり、パンティをずりおろす。
既に潤っていた秘所を更にいじり、準備が整えたら、息子を取り出す。
コルトは自分がなにをされるか悟ったのか、涙を流しながら首を横に振った。
激しい罪悪感を感じたが、構わずコルトの処女膜を貫いた。
秘所からの血と、ぽろぽろと零れる涙を、努めて視界に入れないようにし、激しく腰を振った。
長くは持たなかった、俺はすぐにコルトの子宮口へと、大量の精液を吐き出した。
事後、息を整えたコルトに怒られた。
コルトがマジ泣きしたのは流石に堪えた。
でも、コルトは最終的に許してくれた、別に俺に抱かれる事には抵抗は無いらしい。
でも、無理矢理するのと中だしはやめて欲しいと言われた。
今日が安全日でなかったら、妊娠してしまう所だったと。
何故自分の安全日を知っていたのか聞いたら、茹蛸のように顔を真っ赤にした。
いわく、実はいつ俺に抱かれてもいいように備えていたらしい。
そんなコルトの健気さに興奮してしまい、コルトの許可を得てもう一回抱いた。
もちろん中だしした。
○月×日
あの日から、俺とコルトは同じベッドで寝るようになった。
もちろん毎晩行為におよんだ。
コルトは中だしを嫌がったが、無視して毎回子種を注いだ。
既成事実を作ってしまえばいいのだ、コルトが俺の子供を身篭れば、結婚してずっと一緒にいられる。
だから、毎晩飽きもせず、コルトに種付けした。
○月×日
コルトのお腹は随分膨れてきた。
もう六ヶ月になるらしい。
ブリーダー業は一時休業している。
というか、もう三代ぐらいは仕事しなくても問題無いぐらいの金は
貯まってるのだが、ブリーダー業自体を廃業する気は無かった。
○月×日
子供が生まれた、元気な女の子だ。
子供には、初めてレジェンド杯を征したモンスターの名前からとった名前を付けた。
○月×日
ブリーダー業を再開した。
子供が産まれた後、コルトにブリーダーとして独立する気はあるか聞いた。
コルトはきっぱり『無い』と答えた。
というより、ずっと前から、俺の助手として生涯を共にする覚悟があったらしい。
つまり、俺からのプロポーズ待ち状態だったらしい。
思い悩んだ過去の俺、馬鹿じゃん。
まあ、子育てにモンスターの育成、大変だが幸せだからよしとしよう。
fin