ある日コルトはもう使われていない闘技場の控室に呼ばれた  
 
「ホリィさんなんでこんなところにいきなり呼び出したのかな…」  
オドオドしながらまっていると少し遅れてホリィが現れた  
「あっホリィさん、いきなりこんなところに呼び出されて驚きました〜先日の対抗戦ではどうもあり…」  
バチン!  
「きゃあ!」  
ホリィはいきなり現れるなり一言も喋らず目の前にいる少女の顔を力いっぱい叩く、そして少女は倒れこみ…  
「なっなにするんですか!?」  
そしてホリィはその固い口を開く  
「なんで…なんであなたなんかと!?」  
ホリィは一枚の写真を取り出した、それに写っているのはホリィがかつて恋した男性元気とコルトが木の影で口付けをしている写真  
「それは…私は元気くんが好きだから…ただ…」  
ガシッ!  
ホリィは力いっぱいコルトの腕を踏みつける  
「痛い!やめてくださいホリィさん!」  
「元気はなんであなたのところなんかにいったの!私のほうがよく話した!私のほうがたくさん一緒にいたのに!」  
「元気くんは私のこと好きだって言ってくれた…けどホリィさんのことだって好きだって…」  
ホリィは涙目になりながら叫ぶ  
「そんなの嘘だよ!元気は私を裏切った!絶対に許さない!」  
パチン  
ホリィが指を鳴らすと体格のいいドラゴンが三体部屋に入ってくる…それを見たコルトはガタガタと震え声もでないくらい脅える  
「ホリィさん…こんな可愛い人間の娘を好きにしていいんですか?」  
「……好きにして…」  
「俺もう我慢できないぜ!」  
ビリビリ!  
ドラゴンの一人が上半身の服を乱暴に破く、そしてもう一人のドラゴンが少女の口に精機を近付ける  
「おい小娘!歯を立てたらあご砕くからな!」  
「いやぁぁぁぁぁ!」  
その様子をホリィは目は死んでいるが口を笑わせながら見つめる  
「私は何も悪くない、悪いのはこの娘と元気…私は悪くない悪くない…」  
 
一方闘技場の外の階段では…  
「コルトのやつ遅いな〜、今日は試合を一緒に見に行く約束してたってのに」  
 
 
少年は少女をひたすら待つ…少女の身に起こっていることを知ることもなく…  
 
〜End〜  
 

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