「……だめじゃな、流石にもう身体が限界じゃよ」  
「……そう……ですか」  
彼女を……エンジェルのカノンを診ていた医者が小さくかぶりを振ってそう言った。  
「しかし10歳か……本当に、長生きしたものじゃな、それも、君のモンスターに対する愛があればこそじゃろう」  
慰めようとしてくれているのだろうが、僕はそれを受け止める心の余裕などなかった  
モンスターの寿命は人間が思うよりも短い、育て方によっては数ヶ月で寿命が来る事も珍しくはない。  
彼女がSランクを制覇してから5年、その間、カノンは只一度も敗北をせず、他のブリーダーやファンから「白い流星」とあだ名される程の活躍を見せた。  
もう、カノンが羽ばたく姿を見る事はできないのだ……。  
 
恥ずかしい事に、僕は医者がいつ帰ったのかも覚えては居なかった。  
たまたまFIMBAに出向いていてホリィも居なかったので、ぼくはいつの間にかカノンの側で眠ってしまっていたようだ。  
「マスター……」  
「カノン……」  
弱々しく差し出された手をできる限り優しく握り返す。  
「泣かないでください……マスター」  
僕はカノンに声を掛ける事もできず、ただ無様に泣いている事しか出来なくて  
 
「私……し……あわせ……で……」  
 
彼女は、優しく微笑んだまま……  
 
「……カノン……」  
「……」  
「カノン……?」  
「……」  
「カノン!!?」  
 
彼女は……カノンは息絶えた  
 
 
カノンの埋葬が終わって3ヶ月……僕の元にエンジェルがやってきた  
名前はシャイン……カノンと同じ、「光」の名を冠した天使。  
僕ははじめ、どうしてもシャインを育てる気にはならなかった、どうしてもカノンと重ねてしまうから……。  
それでも、ホリィの強い進めもあり、僕はシャインを育てる事にした。  
シャインはエンジェルという種として見ても、素直であり、育てやすかった。  
育成を初めてから僅か2年でAランクに到達し、回りのファンからは「カノンの再来」とまで言われ始めている  
 
「えへへ、マスター、どうだった?今日の試合」  
「あぁ、良い具合だったよ」  
「約束、覚えてるよね?なんでも1つ言う事訊いてくれるって」  
「覚えてるよ、今日の相手はもうSランクに行っても良いくらいの相手だったしね」  
 
その時、は軽く答えていたけど……その夜……  
 
 
「マスター」  
小さなノックの音に続いて、シャインが扉の影から顔を覗かせる  
「や、シャイン」  
少々恥ずかしげにドアの影から出てきたシャインは……なんと一糸纏わぬ姿だった  
「……し……シャイン……?」  
「マスター……」  
羞恥に顔を赤く染めながら、それでも真剣な目と口調で、シャインは問う。  
「マスター、ボクは……カノンって娘の代わりなの?」  
……なんて事だ、そんな噂がこっそり流れていると聞いた事もあるが……シャインも聞いていたのか  
「シャイン、僕は……」  
「ボクはっ!」  
僕の言葉を遮って、シャインが叫ぶように言う  
「ボクはっ!マスターが好きなんですっ!!」  
身体がベッドに押し倒される感覚と、唇に触れる柔らかな感触……  
僕は、何も考える事が出来なくなって……  
ただ心の……いや、もっと深い本能のままに、僕はシャインを抱きしめた。  
 
「ぁっ……んっ……んぅっ……」  
シャインの口から小さな喘ぎ声が漏れる。  
そう言えば……カノンと初めてしたときも、こんな感じだった……  
シャインのやや小ぶりな胸に顔を寄せ、乳頭を軽く口に含む  
秘所に指を這わせ、陰核を指先で刺激する。  
その度にシャインは小さく身じろぎし、甘い吐息と喘ぎ声を漏らす  
「……ぁ……やぁっ……ボク……初めてなのに……へんだよぉ……」  
既に彼女の股間は愛液が洪水のように溢れている。  
股間に顔を寄せ。秘所を舌で舐めあげるとシャインは大きく背を仰け反らす  
「はぁっ……あぁぁぁぁぁっ!!?」  
どうやら、軽くイった様だ。  
すっかり力の抜けた脚を広げさせて、怒張した逸物を秘所に宛う。  
「あ……まって……」  
 
どこか恐れを帯びた言葉……カノンの時も聞いた言葉  
しかし、後に続く言葉は……  
「ボク……初めてだから……優しく……」  
『ごめんなさい……私……初めてじゃなくて……』  
一瞬、目の前にいるのがシャインなのかカノンなのか判らなくなって……  
「いいの……マスター……」  
動きが止まっていた僕を、シャインが優しく抱き寄せる  
「いいの、今は……カノンって呼んでも……ボク、答えるから……いつかマスターがシャインって呼んでくれる事……知ってるから……今は、カノンでも……」  
僕は、答える事など出来なかった。  
腰を動かし、逸物をシャインの胎内に押し進める  
「ぁっ………!!ぅくっ……つぅ……」  
シャインの胎内は狭く、それだけに僕の逸物にしっかり密着してくるような感じがして……その心地よさをもっと感じたくて、僕は、シャインの純潔の証を貫いた。  
「………っ!!」  
僕にしがみつき、涙を流しながら必死で痛みに耐えるシャイン……僕は、心の中に浮かんだ罪悪感から逃げ出すようにシャインを何度も突き上げた  
「カノン……シャイン……シャインっ!!」  
「ふぁっ……ますた……マスター……だめ……イッっちゃ……あぁぁぁぁぁぁぁっ!!」  
そうして僕は……シャインの胎内に……欲望の証を何度も放った……  
何度も……思い出を全部その色に塗り込めるかのように……  
 
 
翌朝……一度だけ、彼女をカノンと呼んでしまった事に、シャインは何も言わなかった。  
ただ優しく微笑んで「今はまだでも、マスターの心をボクで一杯にしてみせるから、今はまだ……しかたないよ」と呟いただけだった。  
微妙な空気の中で、扉が勢いよく開かれる  
「おはよう、今日も良い天気だ……って……なにしてるの二人ともぉぉぉぉぉっ!!」  
「うぉわホリィ!!?頼むから部屋に入る時はノックしてくれぇぇぇっっ!!」  
「私だってまだなのになんでモンスターから手ぇつけるのよーーーーっ!!」  
……忘れるつもりはない、今はまだ、思い出にもできない……  
……でも、いつかは、思い出になるだろう……カノンの事も……  
その時、僕は二人の光に、微笑む事ができるんだと思う  
だって……ここにはずっと、思い出が残るのだから  
「ばかぁぁぁぁぁぁぁっ!!」  
「いやちょっとまったいくら何でも風太鼓はあqswでfrtgふじこlp;@:「」  
……その前に、僕が思い出に成らないようにするべき……かな  
 

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