シシ神のいた山中、洞穴の中でサンと一頭の山犬がぼんやりと外を眺めていた
二日前から雨が降りしきる
もう一頭のサンの弟はここから遥か西の山で出会った牝の山犬の後を追い
もうここには戻らない
残ったサン達は餌探しも困難な中、余分な労力を使うまいとひたすらごろごろと
寝そべっていた
「・・・アシタカ」
何もしなくとも寝てなければ、脳裏に何らかの思いが浮かび上がる
河原で腹ごしらえしてる時に会って以来、アシタカの顔を見ていない
もうあれから二週間が経っていた
これほど会いに来る間が空いたことはなかった
・・まだ時間があるゆえ、明日の朝までここにいられる・・・
彼の言葉を思い出すサン
その意味を彼女自身理解していた
あの時は弟達はいなかった、二人きりで過ごす夜となっただろう
別に嫌ではなかった、なのにサンは”帰れ!”と言ってしまった
立ち去っていく彼の背中をみつめながら、どうしてそんなことを言ったのか
言ってしまったのか未だに理解出来ずにいた
”・・いっそのこと、あの男のところへ行ってしまってはどうだ・・”
不意に背後から弟が語りかける
サンの考えてることぐらいは全てお見通しであった
ゆっくりと弟のほうを振り向くサン、めんどくさそうに耳の後ろを掻く山犬がいた
「おまえひとり、ここに残るのか? 私は用済みだと?」
”・・そんなことは言ってないさ、 でももうこの山はだめだ・・
餌もなく、人間どもが入り込んで食い荒らすのは時間の問題だ・・”
「そんな! そんなことは!!・・・」
”・・どうするつもりなのだ? 我らだけで戦いきれるとでも思うのか?・・”
サンにとっては辛い問い掛けであった
母モロの意思をついでこの山をなんとしても守りたい
守れないなら運命をともに・・ しかし今はそれを自分自身言い切れない心境
に陥っていた
この山には匂いがしないのだ まるで違う場所にいるような感覚であった
シシ神はもはやいない・・ ここは守る価値があるのか・・
また弟が話し掛けてくる
”・・おまえがいなくなれば、俺もここを離れるつもりでいる・・
だから安心して自分の道を進め・・”
サンはふふん、と鼻をならした
「生意気な・・ 見え透いたことを言うな、
この山から出て行く気など無いくせに」
弟犬はわざとらしく欠伸をして、寝たふりをはじめた
「おや?アシタカどうした」
夜、珍しくエボシを訪ねるアシタカ
ぽつんと蝋燭の点る部屋でエボシは書状をしたためていた
「邪魔してよろしいか?」
「夜中、女の閨を堂々訪ねるとは、さすが噂の色男だな」
「・・・そんなつもりで来たのではない」
「あっはは 冗談じゃ まあ上がられよ」
「では失礼」
アシタカは土間から床に上がり座り込む、エボシは机に向いたまま視線さえ
向けようとしない
灯りに照らし出された横顔が勝手に話せと告げていた
「正直、よわっている 私はこれからどうすればよいのか」
「ふふ・・ 薬を盛った私を責めに来たのではないのか?」
「騙されたのはあくまで私の落ち度、 そなたは私をここから出て行かせずに
もののけ姫から引き離そうとこのような真似をしたのであろう」
「トキならもうおらぬ キヨはおまえに夫になってほしいとは願わぬそうだ
そんなことをして、他の女どもに妬まれては適わぬとな」
「・・・私は山犬とは戦わぬ」
「サンが泣くからか?」
ようやくエボシが書状を書く手をとめた
「もののけ姫を人間にし、山から退かせるよい方法がある」
「なに?」
「あの娘を助けたいのであろう?
今回騙されたついでに、もうしばらく騙され続けてみぬか」
「どういうことだ」
「よい薬がある 気苦労に煩わされぬようになる代物だ」
「すなわち、この先今以上の気苦労がかかるであろうということか
それを薬で紛らわせと」
「あの娘を助けるためには並ならぬ手を打たねばならぬ
いずれこの山がどうなるかおまえとてわからぬはずがあるまい
それに対するあの娘の施しようも」
「私にはサンは救えぬというのか」
「左様、あの娘と二人して苦悩するだけだ
そうしてる間に手遅れになろう」
ぐっと拳を握り締めるアシタカ、ちがう!と反論しようにもやり返されるのは
目に見えていた
サンはどんなに山を乱されても決して離れようとはしないだろう
自分に彼女を説得しきる材料はない
まして山を守ろうと共に戦ったところで結果は知れていた
アシタカは拳に目を落としたまま尋ねる
「なぜ、そんなにもサンのことを気にかける?」
「おまえのことが気にかかるからさ」
ようやくエボシはアシタカのほうへ顔を向けた
大きな赤い口が彼女特有の意味を解せぬ笑いを浮かべていた
部屋の隅に置いてある行李の中からエボシがごそごそと薬酒の入った壷を
取り出してきた
「以前私に飲ませたのもそれか?」
「さあ、何時飲ませたかの これは初めてのはずだが
すまぬ、私はこの通り手が一つしかないゆえ、そなた封を開けてくれぬか」
アシタカは壷の栓を抜いてやる、そして一緒に渡された盃に注ぎ始めた
どろり・・ やけにねっとりした濃い色の酒
「そのへんでよい、先に私が飲んでご覧にいれよう
さあ渡すがよい」
いかにも何かをすり潰して発酵させたような代物の注がれた盃をアシタカの手から
受け取ったエボシは躊躇することなくそれをぐっと懐中に収めた
飲み干すと口の周りを袖で拭い、空になった盃をアシタカに手渡す
アシタカはもう一度酒で盃を充たした
「さて、今度はそなたの番、 見た目よりはずっと口当たり良く
飲み易いものだ」
「・・・そなた、見た目変化はないようだが
これを飲むとどうなるのか」
「何、眠り薬だ 何もかも忘れ眠りに落ちれる妙薬だ」
「どれくらい眠り続けるのだ」
「私が起きてよいと思うまで今のおまえには眠ってもらう
その間、もう一人のおまえに動いてもらうことになる」
「私に呪いでもかけるつもりか」
「似たようなものかもしれぬな」
アシタカは踏ん切りつかず、ひたすら盃に注がれた濁った水面を見つめる
それを他所にエボシがごろりと横になった
「ふぅ・・ それの所為で瞼が重くなってきた
悩むのは仕方ないが、結局私を信用できるか否かだ
しかし考える時間はそうはないぞ
ここにも師匠連が使わす雑多の者達が幾らも経たぬうちに訪れよう
おまえの意思など関係なく山に踏み入るであろうぞ」
迷いを払拭できないアシタカに対してさらに畳み掛けるエボシ
「時なのだアシタカ、時をかければ大概のことは片がつく
しかし今はその肝心の時が余りにも足りぬ」
エボシの目をじっと見詰めるアシタカ、 彼はそのままの姿勢でゆっくりと盃を
口に運んだ
アシタカの喉がごくりごくりと動くのを見届けるエボシ
ふぅ・・と飲み干し盃を床に置いた、とその直後、耐性の低いアシタカは周囲の
像が歪み始めていた
「・・・なんだか・・ 妙な気分だ・・ 眠い・・いや眠くない・・」
ぐらぐらと揺れる視線の中で、変幻自在に歪み捲くるエボシ
ゆっくりと近づいてくるのだけは確認出来た
「アシタカ・・ 聞こえるかい?」
エボシの鼻がアシタカの顔に接するほどの近さで呼びかける
半分寝言のような返事をもごもごと返すアシタカ
まやかしの術に落とされて寝そべるアシタカにエボシがしな垂れかかっていた
「・・・時にアシタカ、おまえは何故ここに来たのだ?
答えられるところまで申してみよ」
アシタカは空ろな視線ながらも一瞬戸惑う色を浮かべ、初対面の時と同じ
答えを述べる
エボシはゆっくりとした口調で、それでもはっきりと答え返した
「ちがう、アシタカ
おまえが来たのはそんな理由ではない」
エボシの一つしかない掌が優しくアシタカの頭から顔を撫でている
女の手の温もりが若い男の心の内に差し入れられ、まさぐり始めていた
「・・・嘘は・・いっていない・・・」
「それなら、おまえの頭の中にある思い出を聞かせてもらえるかい?
私はおまえの味方だよ だから安心して話してごらん」
朦朧とした意識のなかでエボシの優しげな声と、鼻をくすぐる彼女のにおい
アシタカはぼつぼつと故郷のこと、子供の頃のことを語り始めていた
適当な間合いで相槌をうつエボシ、話せば話すほどアシタカの顔から険が取れ
肩から力が抜けて行く
「そうかい・・ そんなことが・・・」
「ふふ・・それは楽しそうだね」
「それで、そのあとどうしたんだい?」
アシタカはいまや子供と同じであった、尋ねられるままに次々と思い出を披露する
感情を剥き出され、辛い思い出には涙し、楽しかった思い出を語る際には
満面の笑みを浮かべていた
エボシはただ聞き流しているわけではない
彼の口から出る情報をもとに頭の中で再構成してまったく違う彼の物語を
創造していた
「それでアシタカ、なぜおまえは郷里に帰らぬのだ?」
「・・それは・・ ここにはサンが・・・」
「おまえは何もわかっておらぬ、 あの娘に取り憑いておるものの正体を」
唐突に切り出すエボシ、さらに間髪おかず吹き込む
山犬をあやつるもののけの姫のこと、
人を喰らう悪鬼と化しておりアシタカの郷里を狙っているのだということ
「・・・しんじ・・られぬ・・ そんなこと・・」
「では、同じことを聞くが、何故おまえは郷里に帰らぬ、
何故おまえの思い出にモノノケを討った記憶がない
おまえはまだ志半ば、この村でせねばならぬことの最中だからだ」
まったく考える隙を与えず、アシタカの剥き出しで揺れる心をエボシの手は
鷲掴みにして離そうとしない
山犬の姫がタタリ神と化したイノシシを遣わした、シシ神なる山の主がいたが
それはまやかしであり、真の山の主はもののけ姫である
そして、もののけ姫すら悪しき神に憑かれ身体を乗っ取られているのであり、
それを救わねばならぬと締めくくる
目を瞑ってぼそぼそと何をか呟くアシタカ、頭の中が掻き乱れているのが
ありありと見てとれる、額から脂汗が噴出していた
「アシタカ!何を迷うておる!!」
突然、これまでの優しい物言いから厳しい叱咤をとばすエボシ
子供に退行しているアシタカはまるで母親の叱られた子供のようにびく!と
竦みあがった
かたかたと震えるアシタカ、エボシは包み込むようにその頭を胸に抱いた
「大声を出して済まなかったね」
しばらく二人はそのままの姿勢で蹲っていた
これから連日アシタカは意識を朦朧とさせる酒を投与され、エボシの
創作意識を頭の中に刷り込まれる
一週間もすれば、エボシがある合図を送るともう一人のアシタカが動き出す
ことになる
「気分はどうだ?」
「・・・喉が・・渇いた・・」
閉め切った部屋の中、一本だけ設えられた蝋燭の炎が風もないのにぼんやりと
揺れて見える
仄かな灯りに照らし出される男女、体が妙にけだるく重く、そして熱い
「さて、これを飲めば少しはしゃきりとするだろう」
エボシは湯のみに水を汲むと、すっ・・と彼女の手が彼の顔を上向かせる
その水をエボシはくいっと口に含むとアシタカの顔へ近づけていき、
尖らせた赤い唇が驚いてる若者の顔にくちゅりと重ねられた
「ん!・・・」
驚くアシタカを他所に口移しで、浄水が彼の喉奥へとろりと流し込まれた
摘まれたような表情で離れていくエボシの顔をみつめるアシタカ
「・・・エボシ・・ われ等はこのような・・・間柄ではないはず・・」
「深く気にしてはだめだよアシタカ」
喉の渇きは癒されたが、それでも尚気だるい
汗だくになっているアシタカはエボシに着ている物を脱がされ、何時の間にか
褌一枚で横になっていた、エボシがぼつぼつと話し出す
「アシタカ、そなたも山犬を追ってここへ参ったのだからわかっておろうが・・」
さも当然のことであるが如く、捏造した彼の過去を絡めたこの場所の現状に
ついて語り出すのであった
「・・・私はよく思い出せぬが、果たしてそうなのか・・・」
「おまえは遠く北と東にある国の出身、山犬を追ってこの地へ流れ着いた
私におまえが言ったことだ」
「・・・なぜそれを覚えていないのかがわからぬ・・・」
「それがモノノケのタタリだ
そなたはタタリ神に憑かれたイノシシを殺しておる
その右腕の痣をみるがよい」
「・・・あざ・・確かに痣のあとがある・・・」
「それがタタリを受けたしるし、今はシシ神を倒したことにより弱まっておる
だが完全にタタリを解かれておらぬのかもしれぬ
全ては山犬とその姫に会えばわかること」
「・・・その山犬はそれほどまでに悪事をなすものなのか・・・」
「左様、見た目は小娘だが、むごい所業をまるで厭わぬ血も涙も無い
もののけの姫よ アシタカ、見るが良い」
エボシは着物の襟を掴んで片側だけすっ・・と脱いだ
先の失われた細い肩が現れ、続いてたわわな乳房が揺れながら顔を出した
惜しげも無く半身を晒してみせるエボシ
腕が失われてることが、一層肩を細く、胸の膨らみをさらわかけて大きく見せる
「・・それは・・その腕は・・」
「山犬に取られたのだ」
アシタカの視線は肩先よりむしろ見事に実った胸のほうに注目していた
呆気に取られ見入るアシタカにエボシの声が降って来る
「アシタカ、どうした?」
「・・は・・ いえ・・」
「正直に申してみよ、男であろ?」
「・・いや・・」
「これに触れてみたいのかえ?」
残った手でゆさりと持ち上げて見せるエボシ
人の頭ほどもある真っ白な肌に包まれた巨大な乳房
真っ赤な乳輪が肌の白さと鮮やかな対比を描いていた
淫靡で豊満な母性の塊は重そうに揺れながら若い男の視線を離さない
アシタカはごくりとあからさまに唾を飲む
「・・触れても・・よいのか?」
「構わぬよ、そなたも男、これを見て堪え切らぬは健康なしるし」
エボシはぐっと胸を突き出して見せる、そこへアシタカの手がおずおずと
伸び始め、ぴとりと触れた
吸い付くような柔らかい感触が掌一杯に広がる
「・・あたたかい・・」
「アシタカよ、隣にもうひとつあるぞ」
エボシは着物から完全に腕を抜き、腰から上を男の目の前に晒す
けだるそうな女の表情の下で揺れる見事な膨らみが二つに増え、
アシタカの視界を埋めた
しっとりとした白い肌に包まれた小山のような乳房の女の唇に負けないほど
赤い頂きがその呼吸に合わせてゆさゆさと揺れる
それに顔を埋めてみたいという堪え難い衝動に捕らえられるアシタカ
「よいぞ、そなたの好きにするがよかろ」
見透かすようにエボシの声がアシタカの神経を捉える
巨大な星に引きつけられるようにアシタカの顔はエボシの胸の中へ入っていき
その嗅覚が妙齢の女の色香で塞がれた
「・・いい・・においだ・・」
アシタカはエボシの乳房にむにっと顔半分埋めてみた
頭に響く心臓の音と頬に当たるすべすべの感触が心地よい
これまでどれほどの男がこの胸の中で溺れていったのであろうか
今また若者が一人、この肉の海をもっと堪能しようと胸の谷間に自ら顔を
ぬっちりと落としこんだ
「・・・あぁ・・童子に返るような・・そんな気が・・」
「うん・・ しょうのない子だ」
エボシは腕でアシタカの頭ごと己の胸を自ら抱き寄せ、存分にその顔と意識に
母性のにおいを染み付ける
「・・・ん! んぶぅ・・・」
エボシの濃密に匂い立つ乳壁に顔を揉まれ苦悶のくぐもった声がする
抜け出そうとする若い男の頭を、エボシの腕ととがった顎がそうはさせない
エボシはこれを数分間続ければ大概の男は一ころに病み付きに出来ることを
知っていた
「・・・ん! んぅ・・ 鼻が・・頭が・・・」
吸えども吸えども、鼻腔をくすぐるはエボシの肌のにおいばかり
むんと濃縮されたそれが、口からも忍び込み、頭の中まで染めていく
今また歳若い一人の男が、エボシの母性の海溝深くで温もりの圧で熱せられ
のぼせ上がっていった
幾ばくかしてようやく肉の海底から解放されるアシタカ
顔を紅くして見る影も無いほど綻んで涎を滲ます彼の顔は、己から再びエボシの
胸へ向かう、目指す先にある、彼女の真っ赤な乳首に赤子のように咥えついた
「・・・んむ・・ んぐ!・・ むぐぅ・・」
「はぁ・・ 私の乳、美味いかえ?」
掴み切れないほど掌一杯に広がる乳肉に全ての指を埋めさせ、ゆっくりと揉み
摩りながらさかんにちゅうちゅうと吸いたてる
片側が済んだら、もう一方に対しても同じ所業を繰り返す
「ふぅ・・ そんな勢いで・・吸われると・・ 感じちまう・・よ」
エボシも胸を年下の若い男に弄られ、時折艶のかかった息を吐いた
もはや、エボシの乳飲み子同然
「さて、そろそろおっぱいの時間は一先ずお預けしようかぇ」
エボシは何時までも終わりそうにない執拗な胸の愛撫からアシタカの頭を
引き剥がした
エボシはアシタカの目の前で腰紐を解き、上着を投げ捨て、袴に手をかけ
するりと脚から抜いた
豊かな胸と対照的に抉れるようにくびれた細い腰に、胸に負けずよく発達した
尻がぶら下がるようにつき、そこから逞しさと優美さを兼ね備えた女の脚が
生えていた
全身過剰なまでの艶色の塊であり、むんとした芳香を放ちながらアシタカの
面前に立ちはだかる
妖艶という言葉はまさにこの女の為にあるかのようであり
その有無を言わさぬほどの女の迫力にアシタカの視線は釘づけであった
エボシは髪を解きながらそんなアシタカの褌を剥いでいった
ゆらゆらと揺れる蝋燭の灯の淡い光に包まれた横向きで向かい合う
一糸纏わぬ男女
揃ってけだるそうな表情を浮かべつつも体はもやもやと熱く、じんわりと汗を
滲ませる
互いの体を鑑賞しながら、ずりずりと体を揺すらせ、ゆっくり、ゆっくり、
近づいて行くエボシと引き寄せられていくアシタカであった
「アシタカ・・」
遂に互いの肌が触れるまでに接近したアシタカとエボシ
エボシがゆっくりと腕を伸ばしアシタカの肩に手をかける
二人の乳首がつんと接し呼吸を伝え合っていた
「アシタカ、そなたも手を私の体に・・」
言われるままにアシタカもゆっくりとエボシの体の中で一番掴みやすい
腰のくびれに腕を伸ばした
「アシタカよ」
「・・はい、エボシ・・」
「我らは共に手をとり、山犬と戦う身 手を携え立ち向かわねばならぬ」
「・・はい・・」
「これより心が離れぬよう固き絆を結ぶ
私はそなたを擁こう、そなたも私を擁け」
エボシは先んじてアシタカの肩を己の肩へ引き寄せた
アシタカの胸板でエボシの豊乳が広がるように潰される
どき・・どき・・と高鳴る心臓の音が互いの肌から伝わった
「・・エボシ・・」
「恐いかアシタカ? 迷うのも当然、戦いは誰でもこわい」
「・・この眼で見ぬ物に恐ろしさは感じぬ、立ち向かう前に会うてみたい・・」
見詰め合うエボシの目に険しい光が宿った
アシタカの顔はエボシの眼光に包まれ、その女の白い顔が若い男の顔に
吸い付くように近づいた
鼻の頭がずれるように噛み合い、エボシの真っ赤な唇が滑るようにアシタカの
口をぬちゅうっ!!と掠め取った
「・・う・・」
眼を見開くアシタカ
むんと成熟した女の芳香がアシタカの口の中に直に吹き込まれる
それは脳天へ這い登り彼の意識を痺れさせる
エボシは重ねあった口の中で直接言葉を発する
・・まだ!そのような世迷言をもうすか!
あの者らにより、泣くものが跡を絶たぬというに・・
・・・う・・ふぶぅ・・・
アシタカはエボシの一本の腕を首に巻きつけられ、しっかりと頭を固定される
アシタカの口をエボシの大きめの口がむぐむぐと咥え込み息の根を止める
絶え間なく喉に流れ込む女の唾液と吐息
・・言葉に出さずとも良い、もののけの犠牲となった者らの無念を思え
わかったらアシタカ、舌を伸ばすが良い・・
アシタカの口は一瞬開放され、ぷは・・と新鮮な空気が喉に流れ込む
アシタカはおずおずとエボシに向けて差し出すように舌を伸ばすのだった
その震える舌をぱくりと捕えるエボシの唇
ぷちゅ・・じゅぷぅ・・ 紅蓮のような真っ赤な唇に震える舌をねっとりと舐め
しゃぶられるアシタカ
窄めた口の中にずりっと呑み込まれ、蛇のような女の長い舌が巻きついてくる
「・・・う・・ ふ・・・」
アシタカは鋭い眼光に見据えられながら舌を食むられる
舌全体に走るむず痒い感触とエボシから漂う色香に頭がのぼせ上がる
すぽん・・と舌を解放され、今度はエボシのほうが大きく舌を突き出してみせる
「さぁアシタカ、今度はおまえの番だよ」
アシタカは導かれるままにぱくりとエボシの舌に咥え付いた
くちゅ・・じゅちゅ・・ 夢中でエボシの舌を咥えて吸い捲くる
女の唾液を扱きとって味わう
やがて一方的な奉仕は終わり顔の角度を変えながら顔が重なっていく
互いの唾液でべとべとになった口同士、舌を突き出したままぐちゅぅ・・と
咥えあった
「んふ・・ あしたか・・」
「・・え・・ぼし・・」
アシタカの首に回されたエボシの手が彼の頭を撫で摩る
くちゃ・・くちゃ・・じゅるり・・ アシタカとエボシの舌が絡み合い、
熱い口の中で二人の唾液が混じりあい喉に流し合う
余った唾液がだらだらと重なった唇の端から溢れ二人の顎から首筋まで
幾条もの濡れた筋を作った
長々と甘く深い口付けは続く、アシタカはエボシの赤く官能的な唇を上下とも
交互に咥え、たっぷりと味わった
そして深々と息が止まりそうなほど咥えあい、歯茎の裏側まで双方の味を
染み付け合うのであった
ぷふぅ・・と深く息を吐き、つぅ〜・・と名残惜しげに濡れ光る糸を何本も
引きながらようやく離れる二つの口
「どうであったか?私との接吻の味は」
「・・なんとも・・なんともいえぬ・・味で・・あった・・」
「もっと、互いを知らねばならぬ
これよりおまえの身に私をより染みつけてしんぜよう
さあ仰向けになるがよい」
アシタカはごろりと天井を向いた、その上にエボシの体がずるりと這いのぼった
エボシのいやらしい大きな口と長い舌がアシタカの肌の上で舞を演じはじめた
「・・う・・ うぅ・・」
くすぐったさと気持ちよさで嗚咽を漏らすアシタカ
圧し掛かるエボシの体重も心地よい
女は若い男に己自身を揉みつけながら、慣れた舌技で翻弄していく
エボシの手がアシタカの背後に回りこみ、しなやかな指が若い男の尻を掴んで
撫で回す
男の表情を楽しみながら女の舌は前へと移っていく
目の前にぴくぴくと戦慄く若者の男根が聳えていた
エボシは敢えて触れずに、少年の脚に舌を走らせ、己の唾液で浸していくので
あった
アシタカの体からエボシの匂いが漂う
すっかり彼女色に塗れさせられた若い男の顔に女の顔が近づく
「今の気分はどうだ?」
「・・体中がとても熱い・・そして心地よい・・」
「私と歩むと誓えば、この感覚は永遠のものとなるが」
「・・誓う・・ そなたと歩む・・」
エボシはにっ・・と笑みを浮かべた
その指がアシタカの張り詰めた男根へと伸び、ぐっ!と握った
「・・う・・ エボシ・・」
「アシタカよ、もっとよい夢心地につれて行ってしんぜよう
さあ、私を押し倒し組み敷いてみよ」
アシタカはけだるいながらも、掴まれた男根を引っ張られるようにして
のっそりとエボシの肩を持って押し返し、そしてその上になった
「見えるか?私の股の付け根 顔を近づけてよく見るが良い」
エボシの白い腹の下、よく手入れの行き届いた毛に囲まれた女の部分
それなりに使われているであろうにも関わらず、見た目は可憐さを装い
静かに佇んでいた
その淫靡な光景がアシタカの男の本能に火を点す
「ふふ・・ アシタカ、契りはまだじゃ 潤いが足りぬゆえ
さあ、私を潤わせておくれ」
アシタカの手がそっとエボシの下の毛の中に触れる、そして顔を寄せていく
彼の鼻が遂にエボシの女陰の入り口に触れる、くんくんと鼻をならすアシタカ
「・・ここも・・いい匂いだ・・」
アシタカはエボシの女陰に接吻をした
「おぅ・・ おぉ・・」
エボシが微かな悶え声をあげている
彼女のだらりと広げた足の間、股座に男の頭があり、しきりに蠢いていた
女の部分にアシタカの愛撫を受け、一本しかない腕が自らの豊乳を揉みしだいて
感動を表していた
ぴちゃ・・ぴちゃ・・ アシタカの舌がエボシの豆を責める
若い男の唇が女の一番敏感な個所を摘みあげ、舌先がちろちろと甘美な刺激を
与える
「くぅぅ・・ 中々・・よき手前・・」
堪らずエボシは太ももを締めてアシタカの頭をきつく挟む
アシタカにとっては苦しいどころか、エボシのむっちりとした太ももの
すべすべした感触に顔を包まれるのも、より心地良いだけだった
アシタカのエボシに対する奉仕は続く
入り口の周囲をぺちゃぺちゃとまんべんなく舐め回し、尿道を刺激する
そしてその舌先は遂に入り口を割って、ぬるりと内側の襞に触れた
「お!ふぅ・・」
腰を捩るエボシ、肌の色が染まりはじめ、熟した体が開花していく
エボシの膣の中でアシタカの舌が踊る、応えるようにじわじわと蜜が湧き出した
・・ん・・ ごく・・ ごく・・
アシタカはエボシのいやらしい蜜を啜り上げた
女の体はすっかり男を受け入れられる状態となっていた
「アシタカ、もうよい・・ さあ、私の身を・・ ずり上がっておいで」
これまでにないほど艶っぽい表情を浮かべるエボシ
乱れた黒髪、垂れ下がった数本を口に咥えて熱っぽい視線で見下ろしていた
体がけだるい
ずるずるとエボシの肌の上をずり上がるアシタカ
牡の匂いを放散する部分が、むわん・・と牝の匂い立つ場所に掲げられる
「・・エボシ・・物足りなくて・・仕方が無い・・」
「私もだアシタカ、
さあアシタカ・・ 我ら契りを結ぼうぞ
おまえのそれで、私を逞しく・・ 精一杯貫いてみよ」
アシタカの眼の色が変わる、けだるかった体に火が入る
エボシの両の太ももを抱えて、くの字に曲げながら広げ、己の腰を割り込ませる
アシタカは牝を求めて戦慄く先端を握って、蜜を垂らして誘うエボシの入り口に
宛がった
それぞれの先端にそれぞれの熱さを感じる、二人の器は熱芯と火戸と化していた
アシタカは腰を進めた
ぬず・・ アシタカの魔羅先の太さに広がるエボシの女陰口、より大きく絡む体温
頭を上げてその様子を期待の笑みを口に浮かべ、目をらんらんと輝かせながら
見守るエボシ
「さぁアシタカ・・ さぁ!」
「・・くう!・・エボシ・・」
堪え切れずアシタカは吸い込まれるようにエボシの中へ己を嵌め入れた
ぬぐぅ! 「・・んは!あつ・・いぃ・・」
アシタカはエボシのこなれた膣の余りの熱い包み具合に我を忘れた
もっと包まれたい!もっと奥へ! もっと根元まで!!
ずっ!ずずぅぅ・・・ エボシに思い切り挿入していくアシタカ
「ん! ふふ・・きたね・・ アシタカ・・遂に・・」
肉の軋む音と共に、瞬く間にエボシの産道はアシタカの男根で満たされ
男の堅い粘膜と女の柔らかい粘膜が寸分余さず絡み合った
「・・・お・・ おぉ・・エボシ・・・なんと・・いう・・
包まれ・・心地・・か!・・・」
「ふぅ・・ アシタカ・・ 初めて会ったときから・・
こんな時の来るのを・・・ 予感してた・・・よ」
根元まで繋ぎ終えた二人は、がくりと脱力した
物足りない部分はしっかり埋め合わされ、じんじんと互いの戦慄きを
伝え合っていた
体が一つになったことで安心したアシタカがエボシの体に体重を乗せる
エボシの手足がそっと下から回され抱きかかえた
擁き、擁かれる関係の完成である
「アシタカ・・・ 今我らは・・契りを結んでおるのだ
おまえと私は・・ これで身内となったのだ」
「・・うぅ・・エボシ・・ そなたを・・強く感じる・・」
「ふふ、アシタカ・・私もだ この体、気に入ったか?」
「・・エボシ・・ まるで・・夢のようだ・・」
「もっと、もっと感じあい・・ 夢を愉しみ、貪りあおうぞ」
ずっ・・ ずっ・・・
夜も遅い女の閨房に肉の擦れる湿った音が流れる
揺れる蝋燭の炎が、ゆったりと体を預けあって情を交わすアシタカとエボシを
浮かび上がらせていた
「あ・・・ あ・・・ あし・・ たか・・・」
アシタカの打刻に熱く女の穴を濡らしながらエボシは初めて彼がここに
現れたときのことを思い出していた
見慣れぬシカに跨り現れた少年、
死の呪いに冒されながら取り乱しもせず、じっと自分を見返す澄んだ眼
シシ神殺しを最後まで止めようとした、憎しみの連鎖を断ち切ろうと立ち回った
ずっ・・ ずずぅ・・・
その若者に今抱かれ、揺れ動きながらそっと眼を閉じるエボシ
「お・・おまえは正しい・・ だがそんなものにきょ・・興味はない
私がほ・・欲しいのは・・ おまえの物怖じしないし・・姿勢と確かな腕前」
相変わらず、けだるい身でゆっくりと自分を突き上げる若者を女はぎゅっと
抱きかかえ、ごろりと横向きになった
女の脚が若い男の脚に絡みつく、そして豊かな尻が振られ出した
「・・う・・ うぅ・・ え・・ぼし・・・」
「あ・・あしたか・・・ 私のものだ・・ 私のために、は・・働くのだ・・・」
急激に高まった心地よい男根への圧迫がアシタカのけだるさを吹き散らし
若者らしい勢いをみせはじめる
ずず! ぬずぅ・・・
嵌め込みあった男女の器がいよいよ熱く鬩ぎ合いを立て始めた
「ふ・・ うぅん・・ あしたか・・ よい・・ 実に・・よいわ」
エボシの指はがつ!がつ!と振られるアシタカの尻を摘んだ
アシタカが横向きの姿勢からエボシを抱きすくめたまま仰向けに組み伏せ、
正常の姿勢を取り戻す
アシタカとエボシの太ももがぶつかり派手に音を鳴らした
エボシはぐしょぐしょに露を溢れさせ、アシタカの懸命の打刻を潤滑させる
いよいよ上り詰めていく二人
共に吐く息は荒く、律動に合わせて絞り出される声はもはや人ではなく
獣の如きと化していた
色に狂ったようにエボシは頭を振る、普段の沈着冷静な姿は微塵もない
「は! ひぁ! いぃ! いひぃ!・・」
「う! う! で! でで!!・・」
一際大きくアシタカの尻が振られ、ずっぽしエボシの奥深く打ち込まれた
びく!という戦慄きと共に、どっ・・と迸る白い快濁
「いひぁ!!・・」
注がれ始めた感覚にエボシの体もぴくん!と呼応する
どく・・ どぴゅ・・
アシタカは注ぎ続ける、この時とばかり年上の女を羽交い絞めにし
がくがくと腰全体を震わせて溜まり切った陰嚢の中身を女胎の奥に吐き出し続ける
「あぁ・・ あつぃ・・ アシタカぁ・・」
エボシもまた体をぶるぶると震わせながら若い男にしがみついて
己の中に打ち込まれた部分をきゅっと締め上げ、より一層の仕込みをせがむ
あまりの心地よさに顔がふやけたアシタカはエボシの内でさらに威勢良く射精する
アシタカとエボシの貪欲な精のやり取り、エボシは全身で一適も残さぬとばかり
溢れ出る若い胤を受け止め続けた
けだるい時間が流れていく、肉体の燃えるような感覚が冷めても尚
ひしりと抱き合ったまま動かぬアシタカとエボシ
歳の離れた姉か母親に縋り付くかのように名残惜しげなアシタカの手から
ようやくエボシは抜け出した
「男らしう私にたんまりと精を射った、立派であったぞアシタカ
いまだに胎の底がしびれておるわ」
エボシの呼吸に合わせて微かにぱくつく女陰の口からどろどろ・・と泡立った
余り液が滴り流れ、艶やかな太ももに白い河をつくっていた
時折、ぴゅっ・・と固まった粒が産道奥から弾ける
「ふふ・・ 威勢の良い胤だ 我が子宮を充たして跳ね回ってる様が
目に浮かぶ・・・
さあ、アシタカ、まだまだ刻はある」
エボシはごそりと体をアシタカの下半身に移動させると、二人の体液で
でろでろに塗れながら力尽きて萎れた男根を握った
エボシは一度舌舐めずりして、先端にちゅっと口付けしたかと思うや
次の瞬間、むぐりと根元まで咥え込んだ
「・・あ! あぁ・・ えぼっ・・しぃ・・」
恍惚の状態から突然の鋭い刺激にアシタカの若い体はびん!と仰け反った
ぬず・・ ぬちゅる・・
卑猥に頬を窄めたエボシの頭がいやらしい音を立てながら上下する
前回の後始末とこれからの準備を同時に行うエボシの長い舌
含み込んだ男の根に巻きつき巧みな舞を演じる
熱い女の口の中で弱々しくなった男根がみるみる逞しく育っていく
突然、ずぽっ・・と女の唇は男を解放する
今度はエボシ自慢の豊かな乳房がアシタカの男根を挟み込んで来た
「・・う! あわぁ・・」
あまりにも柔らかく、深い谷間、それでいて揉みつけられる時のすべすべの
重い圧力
ぬぶり・・ ぬぷり・・と熱く湿った谷間と柔肉の峰は若い男根を包み込んで
変幻自在に揉みしだく
「・・おぉぅ・・ はぁぅ・・」
並みの女では再現出来ぬ所業を散々ぱら食らわされ、女のような情けない声を
あげるアシタカ
白い柔肌の山津波にむみむみと鍛え上げられた若い男根は
堅く太く力を漲らせていくのだった
ぼんやりと揺れる蝋燭の灯りを綻んだ顔でみつめるアシタカ
その眼の上にぬっ、とエボシの顔が現れた
優しげな女の視線が若い男の視線をとらえて離さない
「さあ、アシタカ この私を擁いておくれ・・」
「・・エボシ・・」
アシタカはエボシをゆっくりと仰向けに倒し、その身に己を重ねた
再びアシタカの男根がエボシの女陰に宛がわれる
アシタカはこれまたゆっくり、ずぶずぶとエボシの中へ沈み入っていった
再び結合を果たし、けだるそうに身を預けあうアシタカとエボシ
ずっちりと嵌め合わされた部分に点った炎が全身に回るにつけ
徐々に刻みあう動きを発していった
・・あ・・・あ・・・は・・・あ・・・・・・お・・お・・ふぉ・・お・・
蝋燭が燃え尽き、真っ暗になった部屋の中に男女のうなされたような
嬌声のみが響き渡る
長い長い時間をかけて肉体を交える悦びを享受するアシタカとエボシ
エボシの体にすっかり溺れたアシタカは空ろな視線で口から涎を垂れ流し
ひたすらに彼女の身を突き上げる
それを下から優しく抱き止め、見守りながらも己も快感に身をやつすエボシ
女一人生き延び、のし上がる為に散々はたらいてきた所業であった
男を操る術を心得た恋多き女が今また目をかけた若者と恋路の真っ最中
熱く情を結び、互いを深く刻みあう
エボシの香りと肌の感触はアシタカの意識の深い部分に刻み込まれじわりと
彼を縛ってゆく
これが終わればアシタカは眠りにつく
目が覚めれば、素のアシタカに戻り、この熱い一夜のことは殆ど覚えていない
そして夜の訪れとと共にアシタカはここに赴き、エボシと朝まで過ごす
もう一人のアシタカは、いずれ薬なしでもエボシの抱擁なしでは要られなくなる
ことになる
そのうえで彼女の捏造話も自然と受け入れてゆく
アシタカの頭が大きく振られ、エボシに深々と挿し入った奥で
この日二度目の射精がはじまった
・・ん!!ふぁぁ・・
どく・・という男女の血を掛け合う瞬間
鋭く熱い悦びの一瞬、繋がった二体の口より獣のような声があがる
エボシも感涙を流しながら、注がれる熱い男の想いに胎底を充たされる感触に
狂喜した
(つづく)