常滑全日本選手権が波多野憲二の連続優勝で幕を閉じたその晩…
憲二と澄は夜の街へと二人で歩いていた
澄「憲ちゃん?…」
憲二「ん?なんだよ｡」
澄「優勝おめでとう､まだ言ってなかったからさ…」
憲二「なんだよ!改めて言われると恥ずかしいだろ！ったく」
澄「ふふふ！」
憲二(こいつ、不意に可愛いこと言うからなぁ…)
憲二は赤くなっていた
あまり背の高くない憲二と肩を並べるように歩く澄。
幼なじみの二人の間にまだ性行為はなかった。
競艇中心の生活でいつもどこかに斡旋されている憲二と母親の店の手伝いをしている澄は生活が合わなかったからだ､また“幼なじみ”ということもあってか
恥ずかしさと躊躇いがあったからだ。
憲二「ちょっと遅いけどメシにするか。メシまだだろ？」時計の針は１０時をすぎていた
澄「え?そうだけど…憲ちゃん､さっき商店街のみんなと祝勝会したから食べたんじゃないの？」
憲二「いや、今日は澄と遊ぶ予定いれてただろ？だから酒を少し飲んだだけなんだ。」
澄「そうなんだ、なんだかちょっと嬉しいな｡」
澄は手を強く握った
二人は簡単に食事をすませ､澄行きつけのバーで飲み終わるとまたトボトボと二人また肩を合わせて帰り始めた
街から少し外れたホテル街｡二人とも酔っているとはいえ､勿論お互い意識している。
憲二「おい、澄！飲み過ぎだぞ。フラフラしてんじゃねぇか！」
澄「何よぉ憲ちゃんだって顔真っ赤じゃん！」
憲二「そ・そうだけど、お前より酔ってねぇよ。」
澄「酔ってませんよ〜えへへへ〜憲ちゃん可愛い〜」憲二「十分酔ってるよ…」
憲二は何か決心したように立ち止まる
憲二「澄…休んで…行かないか？」
憲二が指を指した先は青と赤にライトアップされた真新しいホテルだった。
澄は下を向くと首を縦に振った
澄「う…うん(こくっ)」
憲二「明日大丈夫なのか？」
澄「明日、店休みだもん」憲二「そっか、じゃ・じゃあ行くぞ！」
二人は門をくぐった。
二人とも初めて入るホテルは予想以上に綺麗で華やかだった。
落ち着いた大きなベッド・大きなテレビとその横にはスロットマシーンがあり備え付けの冷蔵庫があった。
憲二「と・とりあえず､風呂に入るか？」
澄「う・うん…」
そう言い残すと澄は風呂を探しキョロキョロと辺りを見回し驚いた
澄「ねぇ憲ちゃん…あれがお風呂？」
そこには全て透明なボックスの中に綺麗なスカイブルーの浴槽とシャワーがあった
憲二「ま・丸見えじゃん」
澄「と・とりあえず入るけど､憲ちゃんは向こう向いてて！」
憲二「わかったよぉ…(むふふっ)」
澄が風呂に入っている間、憲二はスロットをすることにした｡動態視力の高い憲二は次から次へと揃えていく、シャワーの音が聞こえだした。そっと覗く憲二…
憲二「ちっ…(煙でよく見えねぇぇえ！！)」
すっと煙が退いた、澄の白くすらりとした足とつるりとしたヒップを憲二は見逃しはしなかった。
澄はすぐ鼻の下を伸ばした憲二に気付きバンバンと透明な壁を殴り叫んだ。
澄「何覗いてんのよ！憲ちゃん！！」
キュっとシャワーを止めバスタオルを身体に巻く澄。澄「なんで我慢できないかなぁ…上がりましたよ！お次どーぞ！」
憲二「は・はぁい！(しまった…機嫌悪くなってる…)」
そそくさとシャワーを浴びだす憲二。澄はその一部始終を凝視している。
憲二「なんだよ！恥ずかしいだろ〜！！」
澄「あら？先にそんな恥ずかしい思いされられたの私だもん！お返しよ！」
憲二「ちくしょ〜！」
憲二はさっと身体を洗い流し腰にタオルを巻きバスルームをでた
澄はテレビをつけて見ていた。そっと後ろから優しく抱き着く憲二。
憲二「澄…ごめん､怒った？」
澄「お・怒ってないよ」
すっと優しく澄のうなじに舌を這わせる憲二。
澄「あ…」
できるだけキスマークを付けないように優しく､感じる様に人一倍気を使う憲二の気遣いと優しさがそこにはあった
澄「はぁ…はぁ…けんちゃん…」
澄がそっとキスをねだる。チュっと最初は優しくお互いを確かめるように
唇が触れ合う程度の軽いキスからだんだんと激しさを増す｡舌と舌を絡め合わせお互いの唾液と唾液を味わう。
澄にとってこれまでに無い激しいキスだった。クチュクチュと音が立ち、初めて体験するこの濃いキスは澄の気持ちを高めるには十分だった。
唇と唇が離れ糸を引く。憲二と澄は見つめ合った、幼なじみといえどそこにあるのはただお互いを愛おしく思う気持ちだけ。
憲二は綺麗に染められた澄の髪を手で優しくかきあげ耳に軽く愛撫をする。初めはこしょばゆい感じがしたが
段々と馴れその快楽に身を委ねる。
澄にとっては全て初めての感覚。耳を愛撫されただけでこんなに身体が反応するとは思いもしなかった
澄「あっ…あぁ…んっ」ブルブルと身体が震える。
憲二「澄、大丈夫か？」
澄「憲ちゃんだから大丈夫！」ニコリと微笑む。
そしてまたキスを繰り返す。そっと憲二は澄の胸から巻かれたタオルを解いてやる。透き通る白い胸が姿を出した。
お世辞にも大きいとは言えないがそれに余りあるくらい綺麗で形の良い美乳だった。
憲二「…怖くないか？」
澄「う…うん」
憲二は首に愛撫しピンク色した乳首に手をやる。コリコリと硬くなっていた、優しく優しく澄の吐息も激しさを増してくるのがわかる。
澄「あ…はぁ…ぁあ、あぁん！」
憲二は首から鎖骨にとだんだん愛撫を下にやっていく…そしてまだ何人にも触れられていない胸へ乳首へと愛撫を進める。
乳首を舐め軽く噛んでやるすると澄の身体はピクりと反応する。澄を興奮させるためわざと音を立てて吸い、舐める憲二。
ちゅっくちゅぴちゃ……
性体験の無い澄にとってそれはあまりにも淫らな音だった。
憲二「気持ち…良いか？澄」
澄「エヘヘ、なんか変な気分…」
憲二「下にいくぞ？」
澄「う・うん…」
そっと股に指をやる憲二。アンダーヘアに触れる、内ふとももの付け根に触るともうイヤラシイ愛液でぐしょぐしょだった。
憲二「(うわぁ…もぅこんなになってる…じゃあアソコはどうなってんだ…)」
秘口に指を当てた、熱く濡れていた。澄は処女ということを考えると指は二本も入らないと考えた憲二は一番長い中指を入れた。
澄「はぁ…あ、あ、ぁんっぁあ！！」
憲二「痛くないか？」
澄「あぁ…ぁうん…き・気持ちいぃ…かも…ぁあん…」
クチュクチュクチュクチュといやらしい音を立てる澄の秘喉。憲二が澄の耳元でささやく
憲二「澄のココ、すごいヤらしい音がしてる…」
またわざと音を立てる。
(グチュグチュ…クチュクチュ)
澄「そ…そんなこと…ぁぁあ！な・ないもん！…憲ちゃんが…するからじゃん！……ぁあん！！」
澄の愛液で濡れた指をまじまじとみせつける憲二。
憲二「こんなにしてるくせに…」と言いながら無邪気に笑う
赤くなる澄。予想以上の気持ち良さと淫らな自分に恥ずかしくなったのだ
澄「…」
憲二「今度はさ､俺を気持ち良くさせてよ」
澄「それって…フェラチオ？」澄から発せられた“フェラチオ”はあまりにも新鮮で憲二にとって少しの背徳感も感じられた
憲二「いや、嫌ならいいんだ」そう促す憲二。しかし澄の心の奥には新たな性への目覚めと快感への好奇心が湧いていた。
澄自ら憲二のトランクスに手をかけ、ゆっくりと降ろしていく…憲二は澄が自分の知らない澄になった様に感じた
初めて目にした男性のそれは思っていた以上にグロテスクで愛らしいものだった澄「憲ちゃんのここも濡れてる…」
憲二「ああ、男も女も感じると濡れるんだよ」
澄はゆっくりと憲二のそれを口に含んだ。はっきり言ってどうすればいいのか分からない。
モゴモゴとしているうちに憲二が見かねて教えてくれた。歯を立ててはいけないということやテクニックを…澄はじっくり実践の中で身につけていった。
暗い部屋の中でチュパチュパというイヤラシイ音だけが部屋を支配していった。
憲二「澄…そろそろ入れて良いか？」
澄「う、うん」
少しだけ静寂が流れた。
憲二はゆっくりと澄の足を移動させて自分のソレを澄の濡れた部分に着けた。
憲二「入れるぞ？」
澄「憲ちゃん…」
憲二「怖いか？」
澄「少し…でも大丈夫だよ」二人はお互いを確かめ合う様にキスをした
そして…
憲二「いくぞ」
澄「うん」
ズプッと澄の秘喉を憲二のソレが侵す。澄は苦痛に顔を歪めたが、それ以上に憲二と一つになれたことが嬉しかった。