【昨日、カツミレ地区地下墓所入り口前にて、行方不明になっていた女性の身柄を確保。第一発見者によると、発見した際意識はなく、すぐに駆けつけた救護班よって意識は取り戻すものの、時折奇声を発するなど…】
「こっちは片付いたか…」
俺は、それまで読んでいたウィークリートピックスを机の上に置くと、自室を後にした。
――ザバーン……ザバーン……
崖の下から潮騒の音が聞こえ、潮風が体を吹き抜けていく。遠くからは鳥の鳴き声が聞こえ、日常の喧騒を忘れさせるには十分な環境だ。
今日は休日…休みの日まで訓練をする気にもならないので、俺は一人ズィーガー砲群まで来ていた。別に潮風にあたりたかった訳でも、砲群に興味があったわけでも無い。ただ、その方が都合がよかったのだ…
俺はピコに指示して、周辺を探らせる。ピコとは、俺の相棒の名だ。どう説明すれば良いのか分からんが、妖精みたいなもの…しかも、その姿は俺にしか見えず、行動範囲もドルファン全域に亘る。諜報にはうってつけの存在だ。
俺が今まで無事に生きてこれたのも、こいつが居たからだと言っても過言ではないだろう。
周囲の探索から帰って来たピコに結果を聞く。予想通り、人一人といない様だ……目的の人物を除いては…
数日前からだ…俺は何者かに尾行されていた。心当たりはあるのだが、多すぎて特定出来ない。そこで、ピコに探らせたところ、この前犯したロリィとか言うガキの知り合いらしい。
大方、復讐といったところだろう…と、そこで俺は考えるのをやめた。…まあ、会えば分かる事だ…
俺は蒼く染まった海を眺めながら、その時を待った…。
「何か用か?」
俺は後ろに振り向き、その場に居る人物を見据える。そいつは俺が気付いていないと思っていたのだろう…一瞬ハッとした表情になるが、それもすぐに戻り、俺に問い掛けてくる。
「あんたが……か?」
少女が発した名は……俺の名だ。
「そうだが…お前は確か…」
俺は記憶を手繰り寄せる。その少女には見覚えがあった…いつもロリィと一緒に居た…
「レズリーだ。」
思い出す前に、レズリーの方から名乗ってきた。まあ、ご丁寧な事だ…
「それで…前々から俺の後をつけてた様だが…何か用か?」
「ふーん…気付いてたんだ…実はあんたに聞きたい事があってね。」
こちらは予想の範疇だったのだろう…俺の問いに驚く事もなく、レズリーが答える。まあ、聞かなくても大方の見当はついているが…
「何を?」
俺は大仰に肩を竦める。だが、その姿が彼女の神経を逆撫でしたらしく、レズリーは俺の胸倉に掴みかかってきた。
「あんた、ロリィに何をしたんだ!?」
やはりその事か…だが、少しおかしい…あいつから話を聞いたのなら、こんな質問はしてこない筈…
「何の話だ?」
「惚けるな!!あんたと最後に会ってから、ロリィの様子がおかしいんだ!ずっと家に閉じこもって…誰とも口を利かないんだよ!!」
だろうな……特に変な幻想を抱いてたあのお姫様には、かなり酷だったろう…
「あいつがねぇ…俺は何も変な事はしてないんだがな。」
恋人同士の営みはしたけどな…俺にとってはごく普通の…
「なんだと!?」
レズリーは更に掴んでいる手に力を込める。彼女はこの男が原因だと確信していた…確証はまだ得ていないが、いつもロリィと過ごしてきた時間が女の勘としてそう指し示していた。
「そうだな…心当たりが無いとも言えないな。」
「何だ?」
俺の胸倉を掴んだまま、次の言葉を待つレズリー。
「あれは最後にデートした日だ…俺達は森林区に行ったんだが…。」
「森林区に!?」
どう考えても普通のデートコースではない…何か嫌な予感がするレズリーだが、今は黙って聞くしかなかった。
「まあ、普通はそんな場所には行かないよな?…だが、あいつは嬉しそうについて来て…」
レズリーの脳裏には、今ではもう見せてくれなくなったロリィの楽しそうな表情が蘇っていた。
「そこで何を…」
恐る恐る聞いてくるレズリーに、俺は答えてやった。
「犯した。」
「おか…!?」
まだ言葉が理解しきれていないようなので、詳しく説明してやる。
「泣き叫ぶあいつを押さえつけてな…まだ濡れてないマ○コにぶち込んでや…うぐっ」
レズリーの拳が、俺の言葉を遮る。
「この下衆野郎がっ!!」
「ぐっ!」
膝蹴りが鳩尾に叩き込まれ、俺は膝を崩す。
「くそ!くそ!!くそ!!!」
それからも、レズリーの攻撃は止む事無く、俺を殴り、蹴り、罵倒する。
「あんたのせいで……あんたのせいでロリィがっ!!」
俺は押し倒され、首元を押さえられた。
「殺してやる!!あんたみたいな奴殺してやる!!」
そう叫びながら腕に力を込めていくレズリー……まあ、遊びは終わりだ
「はぐっ!」
不意にレズリーの腕から力が抜ける。…無理な体勢からとはいえ、俺の拳を腹に受けたのだ。その隙に俺は立ち上がり、まだ悶えている彼女の横腹を蹴り飛ばす。
「うぅっ…」
耐え切れず、胃の中のものを吐き出すレズリー。さっきまでの優勢はどこにいったのか…まあ、わざと殴らせていただけなんだがな…
「くっ…離せ!」
割と良く手入れのされているブロンドの髪を掴み、無理矢理立たせる。
「先に襲い掛かってきたのはお前だろ?」
「っ…」
忌々しげに歯噛みするレズリー。抵抗したくても、痛みのせいで体に力が入らないのだろう。
俺は改めてレズリーに目を向ける。割と顔立ちは整っており、贅肉のない肢体もなかなかなものだ…だが、何よりも俺の目を惹いたのは、歳不相応なまでに発達したこの二つの膨らみだ…
「なかなかいいもの持ってるようだな。」
「や…やめろ!!」
俺は手の中で様々に形を変える肉球の感触を味わった。
「このままでも悪くないが…」
――ビリリッ…
「な!?」
俺はレズリーの服を引き裂き、その十分発育した膨らみを露にした。これには男勝りなレズリーもさすがに耐え切れなかったのか、顔を真っ赤にして片手で胸元を隠そうとする。
「初々しいな。」
「くっ!!」
俺の言葉に反応し、レズリーは自分の胸を覆い隠していた腕を、俺にぶつけてくる。だが、俺はその腕を捻り上げ、足を蹴り飛ばして膝をつかせる。
「は…離せっ……あっ!!」
そのまま体の自由を奪い、何も覆い隠すもののなくなった肉半球を後ろからこねくり回す。しっとりと吸い付く様な柔らかい感触に、俺の下半身が勝鬨をを上げる。
「想像以上だな…」
「はぁ…はぁ…ぐっ!…やめ…」
そう言って、レズリーは顔を燃え上がらせんとばかりに染め、身をよじり抵抗するものの俺の手からは逃げられない…腕の中でもがくその姿は、俺の加虐心を一層奮い立たせる。
「どうした?抵抗しないのか?」
「くっ…」
忌々しげにキッと睨みつけてくるレズリー。…いい表情だ…力で敵わず、そうする事でしか反抗心を表せれない弱者の表情…いつ見てもいいものだ…
「まあ、抵抗する気が無いなら好きにさせて貰うがな。」
「はぅ…うう…やめろっ…」
言葉で抵抗するも、所詮は言葉…力に敵うはずが無い。俺は手に力を込め、更に力強くレズリーの肉半球を揉みしだく。
「い、痛いっ!!」
「当然だろう…痛くしているのだからな。」
「あぐぅ……」
暫くの間その感触を愉しんでいた俺は、ふと、レズリーの体の変化に気付く。
「こんなに乳首を立たせて…無理矢理されてるのに感じるとは…お前マゾか?」
「だ、だまれっ!」
「まあ、どうでもいいが…な!!」
そう言って俺は、硬く屹立しているそれを、ギリッと抓り上げた。
「くぁぁぁぁっっ!!」
敏感になり神経が集中しているその場所を、何の前触れもなく刺激され、レズリーは悲鳴とも喘ぎともつかない叫び声を上げた。
「いい声で鳴くな…」
ただ、これにも少し飽きてきた…そろそろ次に進むか…
「ところで…胸を揉まれるのは初めてか?」
「はぁ…はぁ……そんな事…関係ないだろ!!」
まだ精神的に余裕があるのか、肩で息をしながらも侮蔑を含んだ目で睨み返して来るレズリー。だが、それもいつまで持つものか…
「そうでも無いぞ…これからする事に大きく関わってくる。」
「な、何を…」
何となく自分でも分かってるのだろう…みるみる顔から血の気が引いてくるのが良く見て取れる。
「する事は一つしかないだろう。」
俺はレズリーの体を前に押し倒し、腰を突き出させた体勢にする。
「やっ…やめろ!!」
今までに無い抵抗を見せるも、呆気なく下着ごとショートパンツは脱げ去った。
「きれいな尻だな。」
「うう…み、見るな…」
やはり少女…これ程までの恥辱には耐え切れ無かった様だ。彼女に先程までの勢いは無く、今はただ、小さく恥辱に震えている…
臀部に手を這わして見るものの、ビクッと震えるだけで大した抵抗も無く、消え入りそうな声で「やめてくれ…」と呟くだけ……呆気ないものだな…
「まあ、よく持った方か…」
だが、ここで終わる気は…無い。俺は臀部を伝う手を、その谷間にある花弁へと滑らす。
「そ、そこは!?…嫌ぁ!」
「嫌がってた割には、凄い事になってるぞ。」
花弁はしとどに濡れており、熱く膨れ上がったそれは既に男を迎え入れる準備が出来ている。
「具合はどうだか…」
食指をその中心に宛がい、そのままズブズブと挿入していく…膣内は想像以上にきつく、なかなか進入を許さない。
「ひぁっ…ぁぁぁぁ……」
レズリーは、徐々に下腹部を侵食していく異物感に、身を振るわせる。
彼女自身、自分を慰める事はあり、指を挿入する事は初めてではないのだが、今挿入されているのは屈強な男の指…その違いは痛みとして現れるも、それと同時に別の感覚も感じ始めていた。
(な…何?…この感覚…)
自慰の時より数倍の快感…じっくりと開花させれば、女としての喜びを迎えれたであろうが……相手が悪かった…男に彼女を気遣う気持ちは無い…男は自分さえよければそれでいいのだ…
「これは…」
俺は根元まで指を挿入し終わり、膣内の感触を味わっていた……膣内は熱く蠢き、指を離すまいときつく締め上げてくる。
「なかなかの上玉だな。」
そう呟き、膣内の抵抗を無視して勢いよく引き抜く。
「はぅぁぁっ……」
「さて、始めるか…」
その言葉を聞いてレズリーは我に返る。
「ま、まって、やめっ……嫌ァああぁぁぁっ!!」
レズリーの叫びを無視し、一気に根元まで挿入した。途中で急にきつくなった事から処女だったと分かる。
「どうだ?女になった気分は。」
「ひぐっ……うぅ……抜いてぇ…」
痛さからか、はたまた処女を失ったという精神的ショックからか…それまでの彼女からは想像出来ない様な弱々しい姿…頬を伝う一筋の涙が、それを物語っていた…。
「抜いて欲しいか?」
「…え…?」
レズリーはハッとする。予想もしていなかった言葉…これまでの行動からこの男がそんな事を言うはずが無いと思い込んでいただけに、その衝撃は大きかった…
「ぬ…抜いて…」
藁にも縋る思いで、弱々しく呟くレズリー…だが、男は動こうとしない…
「はぁ…はぁ…どう…して…」
「抜いて下さい…だろ?」
屈辱…しかし、今の彼女に従う以外の選択肢は残されていなかった…
「抜いて…下さい…」
「…いいだろう。その代わり俺のいう事を聞いてもらうぞ。」
「……はい。」
レズリーの言葉を聞き、男はゆっくりと陰茎を抜いていく…そのため、緩慢に訪れる膣内が捲れるような感覚に耐えなければならなかった…。
「ひぃっ!…あぁぁぁぁっっ……」
どうにか抜き終わり、腕を開放されたレズリーはその場に崩れ落ちる。股下からは、それまで純潔の証であった真紅の血が痛々しいまでに垂れていた。
「はぁ…はぁ…はぁ……」
仰向けに倒れ、荒々しく呼吸を繰り返す…だが、やっと地獄の様な苦しさから開放されたと思ったのも束の間、男の口から信じられない様な言葉が発せられる。
「じゃあ、また入れるぞ。」
「…え!?」
ズブリ…と音を立てて、正常位の状態で再度挿入される陰茎…まだ、痛みが治まっていない膣内を刺激され、レズリーは悲鳴を上げる。
「ひぐぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「いい声だ…」
俺は隠す事も無くほくそ笑む。おそらく今の俺は邪悪な顔をしている事だろう…
「はぁ…あぐぅ!…約束が…違う…いっ!!」
レズリーは怯えた目で、俺を見ている。
「確かに抜くとは言ったが…やめるとは言ってないぞ。」
「そ…そんな……悪魔だ…あんた悪魔だよ!!」
「何とでも言え。」
レズリーの罵声は無視して、俺は腰を動かす事に集中する。膣内の動きは想像以上に凄まじく、突けばザラザラとした粘膜が必死に押し戻そうと蠢き、抜こうとすれば離すまいと必死に締め付けてくる。
「初めてにしては上出来だな。」
「あっ…はぁ……うぐっ…うぅ」
話しかけてみるが、痛みでそれどころではない様だ。まあ、それならそれでいい…俺の好きなようにやらせてもらう。
俺は目の前にある二つの膨らみを握り締める。途端に膣内の締め付けが強まり、危うく射精しそうになるがどうにか堪える。
暫くはその感触を愉しんでいたが、射精感が高まってきたので、彼女の腰に手を掛け一気に挿入の速度を上げる。
「あっ…あっ…はっ…んんっ…」
突き上げる度にたわわな肉半球が揺れ、その表面に浮んでいた玉の様な汗が飛び散る。そのつどむせ返るような牝匂が漂い、俺の陰茎が硬度を増していく…
「膣内に出すぞ。」
「はぁ…はぁ…い、嫌ァっ!!」
「ぐっ…しっかり受け止めな!!」
その言葉と同時に、レズリーの体内で熱い猛りがほとばしる。数回に分けて発射されるそれは、子宮を撃ち、徐々に体内へと溜まっていく。
「ああっ!!…嫌ぁぁっ…」
レズリーの叫びは誰の耳にも届く事無く、潮騒の音に紛れていった…。