カミツレ地区神殿跡地…俺は歴史なんかには興味が無いので、今にも崩れ去りそうな廃墟にしか見えない。
まあ、人気のあまり無い場所だから、俺が今からやろうとしている事には都合のいい場所だ。
「やい、ボクをこんなとこに連れてきて、何をする気なんだよ!?」
威勢のいい譲ちゃんだ…座った状態で柱に縛り付けられてるのに全く怯む様子が無い。まあ、無理も無いだろう…朝のジョギング中のところを拉致って来たんだからな…。
ブラウンの髪をショートカットにした、いかにも活発そうな少女だ。ジョギング中だった事もあってか、薄手のシャツにハーフパンツといった姿だ。
「ボクの話聞いてるのか!?」
そいつは尚も、もがき続けている。その度に、たわわな胸がたゆんたゆんと揺れて、俺の情欲を掻き立てている事にこいつは気付いているのかいないのか…まあ、後者の方だろうな…。
あれはいつだったか…訓練所に向かう途中で、いきなり塀の上から落ちてきたんだったな…まあ、問題起こすのも面倒だったから、適当に流して置いたが…あんときゃ痛かったな…。
少しからかってやるか。
「そんなに暴れると崩れるぞ。」
途端にそいつは大人しくなった。恐る恐る上を見上げ、不安そうな顔をしている。
へー…意外と可愛いとこあるじゃない…。
「ねえ…崩れるって本当なの…?」
俺に聞くか普通…人間ってのは恐怖に陥ると馬鹿になるってのは本当らしいな…。
「ああ、本当さ。まあ、崩れたところで俺は安全な場所にいるから問題ないがな。」
「くっ…君って…最低だね!」
はー…最近の学生は教育がなっとらんねー…年上相手に『君』ですか…まあ、俺がそういう事言えた義理じゃねーがな。だが…
「言葉遣いには注意しろよ?男女。」
「お、おとこおんなだって!?」
まだ何か言いたそうだったが、俺はそいつの髪を鷲掴み、無理矢理唇を奪った。そいつは目を白黒させていたが、暫くして我に返ったのか睨み付けてくる。
俺はそいつの口内に舌を捻じ込んだが、当然の如くそいつは噛み付いてきた。まあ、分かっていたとはいえ、お仕置きが必要だな。
ドゴッ!!
「あぐっ!?うぅ…」
そいつは呻きながら、込み上げて来る嗚咽感を必死で耐えてる様だ。…手加減しているとはいえ、俺のボディブローをまともに食らったんだからな…当然の反応だ。
その隙に唇を離し、そいつの頬にビンタをかます。
パチィン!
軽快な音が神殿跡地に響き渡る。
「うぅっ…」
そいつはムッとした様子で俺を睨みつけてくる。そうそう…少しくらい反抗的な方が燃えるんだよな…。
俺は気にせず、そいつの顔を何度も打つ。始めは反抗的な目付きだったが、次第に涙目になり、手を振り上げる度にビクッっと身を振るわせる。
俺は振り上げた手をその場で止めた。そいつは怯えた目でその手を見上げている。…いいねぇ…その反応、ゾクゾクするよ…。
俺はズボンから自らの陰茎を取り出す。こいつの反応を見ているうちに、ビクビク脈づく程屹立していたそれをそいつの眼前に差し出した。
「しゃぶれ。」
「うっ…い、嫌…」
パチィン!
俺の右手が容赦なくそいつの頬を打つ。顔は既に赤く張れ上がり、涙とその他色々な物でグチョグチョに濡れていた。
「しゃぶれ。」
さっきと同じ口調で、冷たく言い放つ。
「…はい。」
そいつは恐る恐るといった様子で舌先を俺の陰茎に這わす。ヌメッとした感触が陰茎に広がる。だが、物足りんな。
「もっと舌を使え。裏筋からくびれの辺りを重点的に舐めろ。」
クチュ…クチュ…
さっきよりはマシになったか…それにしても…なかなかいい顔して舐めるじゃねーか…恐怖と絶望が入り混じった様な…最高だ。
「咥えろ。」
「……はい。」
少し躊躇していた様だが、打たれるのを恐れてか、予想していたよりすんなりと俺の陰茎を咥えた。
「歯立てたりしたら、分かってるよな?」
そいつは怯えた表情で俺を見返してくる…まあ、この様子なら問題ないだろう。
「んむ…はぅ…んんっ…」
なかなかいい舌使いだ…そいつの口内はしっとりと俺の陰茎を包み込み、カリのくびれから裏筋の付け根の辺りを、舌で丹念に舐め回す。意外と素質あるんじゃねーのか?こいつ…
まあ、このままでもいづれは達する事になるだろうが、俺はその程度で満足出来る程、初々しくは無いからな…。
「んぐっ!?」
喉元まで陰茎を押し込んでやった。そいつは苦しさに顔を顰めるが、それがまたいい表情だ。喉の粘膜が俺の亀頭を締め付ける。
「んんっ…ん!…うぐぅ…」
あーそろそろ出そうだ…もっと愉しみたかったんだがな…。
「出すぞ。」
ドクッ…ドクッ…
「んぅんんっっ!!!」
俺は喉の奥を突き上げ、その場で精を放った。
「ゲホッ…ゲホッ…うぅ…」
気管に入ったらしくそいつは咳き込み続ける。
さて、俺は満足した事だし、そろそろいいか…。
「おい、出てきていいぞ。」
俺が呼びかけると、神殿の影から屈強な男達がぞろぞろと現れる…俺の傭兵仲間達だ。それを見てそいつの顔は凍りつく。
「後は任せたわ…好きにしな。」
オオオッ!!…と男達は歓声を上げる。中には口笛を吹き鳴らす者もいて、異様な盛り上がりを見せている。それとは対照的に少女の顔は徐々に恐怖に引き攣っていく。
「ね、ねえ…ボクをどうする気なの!?」
そいつが聞いて来たので答えてやった。
「そいつらが可愛がってくれるってよ。」
「そ…そんな…」
「じゃあ、俺は帰るわ。」
「あ…待って!!」
俺は気にせずその場を跡にする。
後ろからはそいつの叫び声が聞こえてくる。まあ、どうでもいい事だ。
―――――――――――――――――――――――――
あれから数日後。
俺は兵舎でウィークリートピックスを読んでいた。
【先日、カツミレ地区神殿跡地にて、少女の遺体を発見。少女は暴行を受けた形跡があり、犯人は現在捜索中。なお、少女の身元は…】
あーあ、あいつらやっちまったか…まあ、俺は関係ないしな…次は誰にしようか…。
俺は次の獲物の事を考えていた。