「 テ デ ィ ー 編 」 別Ver,
テディー・アデレードの吐息が彼の胸を焼き、二人の触れ合っている腕が震える。
そっと彼の手が、意外にボリュームがあるテディーの身体に回された。
彼のその手の優しさが、テディーの身体の中の緊張を解きほぐしてゆく。
静かに目を伏せながら、テディーは彼の厚い胸板に寄り掛かった。
しばらくの無言の時間の後で、ゆっくりと彼がテディーの顎を持ち上げる。
「……テディー」
優しく細められた彼の瞳に、テディーは吸い込まれるような気分を覚えていた。
彼の唇が寄せられ、テディーは身体を委ねるように情熱的なキスを交わす。
二人が口を離すと、暫し唾の橋が架かってきらきらと光って切れた。
「はぁあ……」
うっとりと瞳を潤ませ、テディーは『東洋人の傭兵』と呼ばれている男を見つめる。
優しさの中にも精悍さがあるその容姿に憧れる少女は、かなりの数にのぼるはずだ。
同僚の看護婦の中にも、彼のファンがいることをテディーは知っていた。
そんな英雄の腕の中を独占している自分が、少しばかり誇らしいテディーである。
そうだ、少なくとも今だけはこの大きく暖かい胸の中は自分だけの物なのだ。
──通称『東洋人の傭兵』と呼ばれる彼が、ドルファン軍に籍を置いて久しい。
マルタギニア海に面しながらもプロギア・ゲルタニア・ハンガリアという列強と国境を
接し、ヴァルファバラハリアンとの戦闘を余儀なくされているドルファン王国。
彼のような傭兵に取って、ここは稼ぎ、そして名を成す絶好の舞台でもあった。
幸運にも彼はその戦の中で勝ち続け、ヴァルファバラハリアン八騎将を悉く討ち果たし
先日行われたパーシバルの戦いでは『破滅のヴォルフガリオ』の腹心でもある軍副団長
通称『幽鬼のミーヒルビス』をも撃破し、彼の勇名は轟き渡っていた。
既に、彼の通り名は『常勝無敗』という冠を付けずに呼ばれる事はない。
恐らく、この対ヴァルファバラハリアン戦も終結まで遠くないだろうと言われていた。
戦争が終わった時、ドルファンがどのような国になるのか現時点で判る者はいない。
そして、それを心配するのは、傭兵である彼でも看護婦である彼女でもなかった。
そういえば、彼とテディー・アデレードが出逢ってからもう3年の月日が流れていた。
戦争で大怪我をした彼が、テディーのいる病院に担ぎ込まれた時が初対面だ。
病院で担当になったテディーと、彼はいつの間にか愛し合い身体を重ねている。
二人の逢瀬の機会は多くはなかったが、それだけに素敵で最高で大切な時間だった。
もう一度彼に唇を重ねられて、テディーは強く舌を吸い取られてしまう。
「あ……あ、ああん」
テディーの顔が火照りだし、吸われる口の端から甘い息が漏れ出した。
おずおずと舌を絡ませると、テディーの口腔は彼にくまなく舐め回される。
「う、うう……うふぅ」
慣れた技巧で彼にディープキスをされ、テディーの腰がもじもじと左右に揺れ出した。
そういえば、彼と二人だけの時間を過ごすのも随分と久しぶりだ。
噂では、彼がスイカみたいな胸のメイド少女と歩いているのを見たという人もいれば
ポニーテールのやかましいメイド少女とじゃれているのを見たというものまである。
他にも、儚げな容姿の少女やドルファン学園の制服を着た少女との噂まで含めたら
一体彼の周囲にどれだけの女の影があるのか、数えるだけで日が暮れそうだ。
テディーは、胸の奥に生まれかけた黒く醜い感情を慌ててしまいこんでみる。
重要なのは、彼が誰を見つめているかではなく彼女がどれだけ彼を見つめられるかだ。
彼のキスに頭の片隅を痺れさせながら、テディーは熱く湿った息で喘ぐ。
遠慮がちに、彼の大きな手がテディーの服の胸元に伸ばされて乳房を掴んだ。
しこった胸の膨らみを揉みしだかれると、テディーは甘えたように喘ぐしかない。
「ああぁっ……!」
お気に入りのブラウスの前を開かれ、テディーの身体の前面が露になった。
素晴らしい存在感を誇る胸元と腹部が外気に触れて、彼女は少しだけ鳥肌を立たせる。
彼の手がテディーの胸元に忍び込み、彼女の巨乳をふにふにと揺らした。
テディーのブラジャーはすぐにずらされてしまい、可憐な隆起がこぼれ出る。
肉丘の全体を手の中にすっぽりと包み込みながら、彼はテディーの乳首を転がした。
「……ああ……んん、あああ」
テディーは甘い声を上げながら、恥ずかしそうに小さな身体を激しく仰け反らせる。
彼は、ふにゅふにゅとテディーの双乳を揉み込んで乳首を積極的に責めた。
「やん、やんっ」
自然に喘ぎ声を漏らしつつ、テディーはまるで子猫のように喉を鳴らす。
たっぷりと柔らかいテディーの乳房が、彼の力強い手で自由自在に捏ね回されてしまう。
満々に張り詰めていたテディーの乳房が、彼の愛撫に反応して肌を染めていった。
「んんん、ああ、ああん」
テディーの乳房は、揉まれれば揉まれる程に柔らかさを増してゆくようである。
中央に向かって押し付けるように、また左右に分けるように彼女の乳房が弄られた。
「はぁぁぁぁんっ」
テディーの乳房のたっぷりとした肉は、収まりきらずに彼の指の間からはみ出る。
そして、彼の指が動く度にテディーの口からは愉悦の喘ぎ声が上がった。
「んきゅっ」
乳首をこりこりされると、テディーは目をぎゅっと閉じ快感に肩を竦める。
薄っすらとした桜色だった彼女の乳首は、急速に硬くなって次第に尖っていった。
不意に、彼の指先がテディーの乳首をきゅっと引っ張り上げる。
「あっ! あんんっ」
びくっと肩を震わせながら、テディーは自分でも驚くほどの甘えた声を上げた。
彼女の乳房は、まるで容積が増えてしまったかのように張り詰めてしまう。
彼の指先が乳首から離れると、テディーの乳房全体がたぷんたぷんと波打った。
「あはぁぁぁっ」
テディーは、細い身体を陸に上がった魚のようにぴくぴくさせた。
顔を真っ赤にしたテディーは、息も絶え絶えに熱い吐息を漏らし続ける。
ふと、彼が手を止めて心配そうにテディーの顔を覗き込んで来た。
「身体は……大丈夫かい」
その瞳の例えようもない優しさに、愛撫よりも感じて濡れてしまうテディーである。
もともとテディーは、子供の頃から身体が丈夫でなく無理は禁物とされていた。
激しい運動は禁物なのだから、あるいはセックスも身体には有害なのかもしれない。
だが、彼に触れずに生きてゆくくらいなら抱かれて死ぬ方が幸せだ。
女として生まれたのは、彼と出会い愛される為だと信じるテディーなのである。
ゆっくりと頷いたテディーは、目を潤ませながら彼と手を重ねた。
「……おっぱい、すごく感じちゃってます……」
微笑んだ彼の右手が、悪戯ぽくテディーの乳首をくりっと捏ねる。
「ああああああ……ーーっ!!!」
テディーは目を閉じると、きゅっと眉を顰めて彼の手にしがみ付いた。
彼のもう一方の手が、テディーの剥き出しの太腿に伸ばされる。
すうっと撫でるように腿を触られ、テディーはきゅっと脚を閉じ合わせた。
テディーの股の間に挟まれてしまった彼の手が、ぎゅっと彼女の太腿を摘む。
彼女が力を抜くと、開放された彼の手がテディーの足を上から下へ滑った。
すらりとした太腿は、星明りに照らされてすべすべと美しく輝く。
白いショーツが良く映え、薄っすらと透けるブラウンの陰毛が艶かしかった。
「ひ、ひぃい」
つつーっと彼の指が肌の上で動く度に、テディーはぴくぴくと身体を上下させる。
彼の指が、迷いなくテディーのショーツの中に差し込まれた。
既に自分自身が湿りつつある事に気付いているテディーは、恥ずかしさに赤面する。
「いやあぁぁ……」
濡れた恥毛を掻き分けて、彼の指がテディーの淫らで欲深な割れ目に辿り着いた。
テディーの繊毛は愛液に濡れ、ショーツと秘部に張付いて動かすと指に纏わりつく。
彼のよく動く繊細な指が、くちゅんっとテディーの下の唇の中に差し込まれた。
「あはあぁぁぁっ」
彼の腕にしがみついて、テディーは全身をがくがくと震わせる。
途切れなく与えられる手馴れた愛撫に、テディーは顔面を真っ赤に上気させた。
彼の指が、割れ目の奥底の、やや上方にあるテディーの急所を探り当てる。
「だ、だめだめだめぇ」
そこを刺激された瞬間、テディーは衝撃を受けたように声を上げた。
ウェーブの掛かった髪を振り乱し、テディーはびくびくと身体を震わす。
テディーが豊かな乳房を波立たせて激しく反応すると、彼の指が再度動いた。
「ひゃあぁん」
ひたすら抵抗も出来ずに悶えるテディーが可愛くて、彼はついつい虐めてしまうのだ。
テディーは、恥毛の根元をさっと撫でられクリトリスをちょんちょんと突付かれる。
「あん、あああん」
その度に可愛い悲鳴を上げては、テディーはどんどん自らの官能を高めてしまう。
肉襞を触られ敏感な勘所を責められて、テディーはもう啜り泣くしかない。
彼の指が引き抜かれると、テディーの秘所から蜜が大量にこぼれ出して溢れた。
「……はぁ、はぁ、ああああ……」
潤んだ目で彼を見上げながら、テディーはそっと身体を起こした。
テディーは、少し逡巡した後で彼に向かってうっとりと微笑みかける。
「次は……私に……させて下さい……」
脱ぎかけた服と濡れた下着のまま、彼の下腹部に顔を寄せるテディーだ。
小さな唇を彼の股間に近付け、ズボンのチャックを開けて彼のペニスを取り出す。
「テ、テディー……」
普段と違うテディーの積極さに、彼は驚いたようだが敢えて止めようとはしない。
勢い良く飛び出た彼自身を目にして、テディーは密かに秘所を濡らしてしまう。
「……はぁぁ」
硬くそそり立っている彼の肉棒を、こんなにまじまじと見た事は初めてなのだ。
この太さと長さのペニスを受け入れる事を考え、テディーは少しぼぅっとなってしまう。
「うううんっ……」
テディーの膣口からねっとりと愛液が染み出し、お気に入りのショーツを更に濡らした。
足とショーツの狭い隙間から幾筋かの液体が垂れ、腿にいやらしい光った線を描く。
「…………」
テディーは小さく唾を飲み込むと、そっと口元を彼の腰へ近付けた。
ベッドに横になった彼に、テディーはまるで土下座をするように頭を近付けさせる。
彼の股間から男性そのものの匂いが漂って来たが、今のテディーには不快ではない。
テディーは、小さい舌を伸ばして彼の逞しいペニスを根元から舐め上げる。
「んんっ」
ちろちろと伸ばされた薄い赤い色の舌が、彼のペニスの裏側を徐々に移動した。
上まで辿り着くと、雁首の溝をなぞるようにくるっと舐め回してぱくっと上部を咥える。
テディーの暖かい口の中で、彼自身が急激に膨張した。
「うむぅ」
鈴口から次第に先走り液が漏れ出すと、テディーはそれをくちゅっと吸い込んだ。
テディーの口の中にぬるりとした味が広がり、その感触が彼女の官能を揺さぶる。
一旦口を離したテディーは、唾液でぬちゃぬちゃになった舌をそっと伸ばした。
綺麗な指先を彼のペニスの根元へ絡め、テディーは竿を甘く優しく扱き立てる。
テディーは、彼の陰毛をかきわけて甲斐甲斐しく手を動かして彼を刺激した。
「は、はむぅぅ……っ」
顔を近付け、舌腹を押し付けるように彼の肉の上部を舐め擦るテディーである。
彼が小さく身体を揺するのを感じて、テディーは一層奉仕に力を入れた。
たらたらと唾液を吐き掛けるようにして、テディーは男の象徴を濡らしてやる。
テディーの濃い唾が、まるでシロップか何かのようにてらてらと彼のペニスを飾った。
全体をぬちゃぬちゃと舐め回した後で、もう一度ペニスを口の中に含む。
「んむ、んむ、んん」
テディーが顔を上下に動かす度に、ウェーブの掛かった髪がさらさらと流れた。
下向きの体勢の為に垂れているテディーの爆乳が、釣鐘のようにゆさゆさと揺れる。
「うっ、うう………」
テディーの熱心な愛撫に、堪らず彼は小さな叫び声を上げた。
彼女の頭を押さえていた彼の手が、小刻みに震えてテディーの技巧を評価する。
額に皺を寄せた彼は、身体の位置をずらしてテディーの胸元へ手を伸ばした。
「ううん、うふぅう」
彼の繊細な手が、前面を全開にしているテディーのブラウスの中に入り込む。
ブラジャーはとうにずらされているから、彼女は柔らかい乳房を直に揉まれてしまう。
「あああ、んん」
くにゅくにゅとまるで乳でも搾るかのように揉まれ、テディーは甘い鼻声を上げる。
テディーの肉丘全体が彼の手に包まれ、可憐な乳首が指の間で転がされた。
「……テディー……」
彼に優しく呼び掛けられ、テディーは嬉しそうに更に情熱的に繰り返し舌を使う。
鼻先から情感の篭った息を吐きながら、テディーの頭が一心不乱に動いた。
テディーが深々とペニスを飲み込む度に、頬がぴくんぴくんと収縮して震える。
「むううぅぅ、んんん」
ペニスに添えるように当てたテディーの指先が、口を助けるように愛撫を強めた。
テディーは、彼のペニスを根本まで飲み込みながら上目遣いに見上げた。
「……んっ」
彼が自分の奉仕で感じているらしいと見て取り、テディーは嬉しさに瞳を潤ませる。
そして、テディーはすっかり濡れそぼった股間をもじもじと擦り合わせた。
フェラチオによってだらしなく濡れている割れ目から、熱くいやらしい愛液が溢れ出す。
テディーは、更に彼のペニスを飲み込んでは吐き出し吐き出しては咥えた。
「はむぅぅ……はあぁ……!」
豊かな乳房が波のように揺れ、彼女の硬く尖った乳首が存在を誇るように激しく動いた。