ライズ編・完全版  
 
 
 
 
薄暗くなってきた陣地の方々で、松明の火が揺れている。  
自分の着込んでいるドルファン学園の制服が周囲から浮いている事を感じて  
ライズ・ハイマーは、隣を歩いている年上の女性に気付かれないよう身を硬くした。  
ここはヴァルファバラハリアンの駐屯地が設置されている谷間の平地だ。  
ドルファン王国首都から2日程離れた場所にあり、時刻は夜に移り行く頃合だった。  
昨年7月のイリハ会戦で、疾風のネクセラリアことセイル・ネクセラリアが討たれた。  
更に、一週間前のダナン攻防戦では不動のボランキオことバルドー・ボランキアまでを  
ドルファン軍に討ち取られたヴァルファバラハリアン軍の士気は高くない。  
ライズとて、この敗色濃厚な状況を良しとしている訳ではなかった。  
ドルファンは彼女にとって憎むべき国であり、討ち滅ぼすべき相手なのだ。  
そう鬱々とした日々を過ごしていたライズの前に、隣を歩いている氷炎のライナノール  
が姿を現したのは3日前の事だった。  
氷炎のライナノール……ヴァルファバラハリアン八騎将の内の1人であり、先日死んだ  
不動のボランキオを憎からず思っていたというのは公然の秘密であった。  
そのライナノールが、ドルファン学園近くのライズの寄宿舎に不意に現れたのだ。  
 
 
「……いつも安全な後方で動いているというのはどういう気分?」  
その言葉を聞いた瞬間、ライズの頭は怒りで沸騰するかと思われた。  
自分が楽な任務に就かされているという思いは、常日頃から彼女を苛んでいた。  
ヴァルファバラハリアン八騎将として、日々の鍛錬を怠けた事はないと言い切れる。  
だが実際に戦場で活躍する機会は少なく、戦っている同僚達に気後れを感じていた。  
図星を指されたライズは顔を真っ赤にしながら反論したが、ライナノールは冷たく笑う。  
そしてライズを睨みつけ、彼女がいかに軍に役立っていないかを激しく説いた。  
そのライナノールの厳しい言葉を聞きながら、ライズは自分が能無しの役立たずである  
事を思い知らされ、最後には号泣して謝罪の言葉を繰り返しすまでに追い詰められる。  
最後に、ライズはヴァルファバラハリアン軍の士気高揚の為に命を絶つ事を誓わさた。  
「……あなたの様なゴミでも、最期に役に立つ事がひとつあるんだけど」  
そう言って隠密のサリシュアンことライズ・ハイマーを見つめるライナノールの瞳は、  
氷より冷たく更には誤った情熱の炎までもを内包していた。  
心から愛していたボランキオが、一週間前のダナン攻防戦で敵に討ち取られた時から  
ライナノールは自分自身の生死など取るに足らないものになったと思うようになった。  
 
 
だが、ボランキオの事を思い返す度に隠密のサリシュアンへの嫉妬が湧き出してくるのを  
抑えきれなくなるのだ。ヴォルフガリオの実娘であるというだけで、偵察などという楽な  
後方支援の任務に就く事が許されている少女。しかも、噂によるとドルファン軍の傭兵の  
一人と恋愛じみた息抜きまでやっているとも聞く。それが許せない。  
だから、ライナノールはライズこと隠密のサリシュアンに屈辱を味あわせたいと思った。  
少しでも自分のやるせない気持ちをこの少女に判らせてやるのだ、と……。  
その時、ライナノールは目の前で泣き崩れる少女を胸のすくような思いで嘲笑っていた。  
所詮百戦錬磨のライナノールから見れば、ライズなど未熟な子供に過ぎない。  
脅しつけ宥めつけ虚論を弄する内、ライズはライナノールに逆らえなくなっていた。  
こんな事は、ヴァルファバラハリアン八騎将としては児戯にも劣る程に容易い事だが  
いわば温室育ちだったライズは、そんな恫喝に抵抗力を持ち合わせていないガキだった。  
結局、ライズは死ぬ前に“もう一つ”軍の為に役立つ事までもを誓わされていた。  
 
 
その部屋の天蓋の入り口の布を開けた瞬間、息が詰まるような空気が流れ出して来る。  
喧騒、と言ったらいいのだろうか。空気がよどみ、怒声と嬌声が交じり合っている。  
足が竦んでしまったライズは、ライナノールに肩を押されて天蓋の中へ押し込まれる。  
そこは、ヴァルファバラハリアン軍の下級兵士の睡眠を取るテントだった。  
中にいた数10人の兵士達は、自分達が足元にも及ばない将軍の氷炎のライナノールが  
入り口から入って来た事に気が付くと、一斉に緊張した雰囲気で口をつぐむ。  
そんな兵士達に向かって、ライナノールは軽くねぎらいの言葉を掛ける。  
「……御苦労、緊張する必要はない。楽にしていい」  
そんなライナノールのセリフを聞いて、兵士達は安心した表情になった。  
「今日はお前達に気晴らしの玩具をやろうと思ってな……」  
そのライナノールの言葉を聞いた瞬間、俯いていたライズの肩がびくっと震えた。  
あの日、いかにヴァルファバラハリアン八騎将として無能であるか説かれたライズは  
ライナノールに今まで軍に迷惑を掛けた代償としての死を選ぶよう諭された。  
その上で、死ぬ前にこの士気が衰えつつあるヴァルファバラハリアン軍の役に立つ事が  
恩返しになるとも説得され、その身を兵士達の慰安に提供する事を誓わされた。  
 
 
ライナノールは、野卑な兵士達を前に足が竦んでいるライズの肩を強く押して叫ぶ。  
「さあっ! 今日はこの女をお前達の好きにしろっ! 遠慮はいらんぞ!」  
そう叫んだライナノールは手早くライズの手首を捉えて後ろ手に縄で縛ってしまう。  
「……っ!」  
ライズは抵抗出来なくなった事を感じ、震えた目でライナノールを見る。  
だが、ライナノールの冷たい瞳の中には何の感情も読み取れない。  
逡巡している兵士達を鼓舞すべ、くライナノールはライズの制服の上着に手を掛け  
引きちぎるようにボタンを飛ばし、ライズの抵抗を押さえつけて下着まで破り捨てる。  
ライズは、生まれて初めて自分の乳房を他人の眼に晒された。  
白く、透き通るように綺麗な乳房と小さく色づきもほのかな乳首が空気に触れる。  
「……い、いやっ……」  
覚悟はしていたとはいえ、ライズにとってその恥辱は耐えがたいものだった。  
テントの中にどよめきが走り、一瞬にして空気が下世話なモノに変化した。  
何人かの兵士が、それまで座っていた位置からライズの方へ近寄って来る。  
 
 
そんなライズの真っ赤になった耳に、ライナノールは囁いた。  
「もし、慰安の最中に舌でも噛み切ったら、死体は陣中に死に装束もさせずに晒す」  
ライズは目の前が闇に包まれた様に感じる。ライズにとっては誇りが人生の全てだ。  
「それにこの低俗な慰安婦がヴァルファバラハリアンの隠密のサリシュアンとバラす」  
その言葉によって、ライズは奇妙な形でライナノールの言葉に縛られて死を選べなくなる。  
そもそもライズに兵士に肉体を提供する事を強要したのはライナノールであるのだが  
そんな事に反論出来ない程にライズは混乱し、ライナノールの術中にはまっていた。  
ライズの眼に涙があふれる。背中を丸めて少しでも胸を隠したいのだが、ライナノールが  
ライズの肩を無理に反らせる。ライズは兵士達に胸を突き出す格好になった。  
「……いいおっぱいしてんじゃんか、姉ちゃん」  
兵士の一人が冷やかすようにライズに声を掛けてくる。  
「乳首もいい色、してるな」  
ライズの晒された乳房が、恥辱にまみれながら呼吸に合わせて、たぷたぷと揺れた。  
「遠慮する事はないぞ、触ってみたらどうだ? ん?」  
ライナノールは兵士達に微笑むと、両手を後ろで縛ったライズを兵士達へ向かせる。  
 
 
それに触発されたように、3人の兵士がライズの近くまで近付いて来る。  
一人の兵士がニヤけた笑いを顔に張り付かせて、ライズの右の乳房をグイッとつかむ。  
「……っ!」  
そして汚れた手でライズの白い乳房をもみしだき、もう一人の兵士が左の乳首をつまむ。  
「……いや……」  
ライズは両手の自由を奪われたまま、首だけを振って涙を流した。  
乳首をつままれると異様な感触で鳥肌が立ったが、男達はそれを快感のせいだと言った。  
「おっと、乳首が硬くなってんじゃんか」  
「どれどれ……お、コリコリしてるな。吸って欲しいんだよ、こりゃ」  
「へへへへ……すべすべで柔らかいおっぱいだな、こりゃ」  
無精髭でザラザラの頬がライズの乳房にこすりつけられ、ライズは目をギュッと閉じる。  
そんなライズの反応を楽しむように、兵士の一人が乳首を音を立てて吸った。  
ライズは乳首が絞られるようでムズムズとなり、気持ち悪くて耐えられなかった。  
なのに男の口の中で乳首が痛いくらいにキツく硬くなって行くのをどうする事も出来ない。  
そうして、ライズは抵抗も出来ないままに自分の胸を思うように嬲られる状況に絶望する。  
 
 
ライズの眼に涙があふれ、背中を丸めようとするがライナノールに阻まれる。  
ヴァルファバラハリアンの駐屯地内の兵舎兼用の天蓋の中は淫靡な空気に包まれていた。  
ライナノールに後ろ手に縛られた手首を捕まれたまま、ライズは両方の乳房を嬲られる。  
ライズが抵抗も許されない事が解った兵士達は、かさにかかってライズを責める。  
「う……あぁぁ……」  
いやらしい手つきで見ず知らずの兵士達に乳房を揉まれ、ライズは首を振って涙を流す。  
だが、兵士達は無垢な少女に遠慮がなかった。ライズの涙さえも責めのスパイスにする。  
「乳首が立ってるぜ……感じてんだろ、おい?」  
「……ち、違ぅぅ……」  
ライズはほとんど息だけの声で言が、そんな声は男達の笑い声にかき消されてしまう。  
勝手に刺激されて敏感になったライズの乳首を、兵士の一人がつまんでこねまわす。  
「や……やめて……」  
いじられると乳首から電流のような刺激が首筋を伝わってライズの全身を駆け巡った。  
「もっと胸が大きくなるように揉んでやるからよ」  
兵士が恩着せがましくライズに笑いかけて、乳房を強くつかんで揉み込む。  
 
 
まるでライズの乳房は、ライズのものではないようだった。  
勝手気ままにもてあそばれて触られて乳首を立たせられてオモチャにされてしまう。  
ライズは、ヴァルファバラハリアン八騎将の自分がこんな屈辱に甘んじなければならない  
事が信じられなかった。普段ならこんな男達など歯牙にもかけないものを……  
だが、これは罰なのだ。この戦乱の中で愚かにも恋などにうつつを抜かしていた自分への  
罰なのだ。ライズは先日ライナノールに言われた言葉を反芻していた。  
自分自身、あの東洋人の傭兵との逢瀬にときめきを感じていなかったと言い切れない。  
情けない。栄光のヴァルファバラハリアン八騎将である自分が敵国の傭兵とつかの間の  
交流を望んでいたなどと……余りに情けなくて、ふと我に帰れば父に合わす顔もない。  
ライナノールは言った。ライズの甘さによって多くの死ななくていい兵士が死んだ、と。  
その兵達の魂を鎮める為にライズは謝罪として死ぬ前に、身体を慰安に提供すべきだと。  
それはまさしく詭弁の最たるモノでしかなかったが、ライズにはそれが解らない。  
軍隊に於いて将軍や士官の育成以上に手間の掛かるものはなく、兵士はいわば駒である。  
綺麗事ではない勝利の為に兵士を督励し死地へ赴かせるのは、いわば将軍の義務だ。  
その精神的苦痛と罪悪感に耐えきれる者でなければ、本来は人の上に立つ資格はない。  
 
 
そして、その覚悟は氷炎のライナノールにはあるが、ライズにはなかった。  
更に、ヴァルファバラハリアン八騎将とは言え実際に人を殺した経験はないライズだ。  
他人を殺した経験を持たないという事は、自分と自分の周囲の人間が殺されるという  
想像を持てないという事でもある。だからこそ実際に死んだ兵士の話にひるんでしまう。  
そんなライズの、少女じみた感傷につけ込むのをライナノールは忘れなかった。  
殉教者の側面をライズに与えて、さりげなくプライドをくすぐってやるのも忘れない。  
死によって償いをするのだという説得は、単細胞のライズの心にピッタリとはまる。  
本当に自分の行いを悔やんでいるのなら死を以って逃げる事ではなく、罵倒されても  
生きて生き抜いてその罪を償おうすべきなのだが、ライズはそんな事は考えられない。  
いわば、この女はこの期に及んでも悲劇の主人公足りえようとしている馬鹿なのだ。  
ライナノールはそのライズのマゾじみた悲劇的な欲求を利用する事も忘れない。  
……さあ、ライズ。これからもっと恥ずかしい目に合わせてあげる……  
「胸ばかりじゃなくて、あそこもイジってあげなさいよ」  
ライナノールは、乱暴にライズの着ているドルファン学園のスカートを毟り取った。  
飾り気のない青いショーツが兵士達の目に晒され、ライズは涙でにじんだ目を伏せる。  
 
 
「いやぁっ……」  
「あら、こんな目に合わされてるのに、ライズったら感じてるのね」  
ライナノールがライズの股間を覗いて指差した。  
「ショーツが濡れて、濃い下の毛が透けちゃってるじゃないの」  
ライズは唯一自由になる首を思いっきり左右に振って揶揄を聞こえないようにする。  
だが、調子に乗った兵士達にはライズが泣けば泣く程、彼女をいたぶる楽しみとなる。  
「どうれ、ライズちゃんのここはどんな感度かなあ〜?」  
兵士に一人が強い振動を付けつつ指を前後させた。摩擦で、ライズの股間が熱くなった。  
「う!……うっ、う、う、う……」  
ライズは一方的に与えられる快感に小さく小刻みに喘ぐ事しか出来ない。  
「おう、どんどん濡れてくるぜ、いやらしいなライズは」  
「案外、ライズはマゾなんじゃないのか? もっとひどくしてやれよ」  
「早く生で見て欲しくてウズウズしてんじゃねぇーの? こいつスケベっぽいしな」  
「じゃあ、パンツは脱いじゃいましょうねぇ〜」  
ライナノールが、早く脱がしなさいとでも言うように大きく頷いて兵士を督促する。  
 
 
最初にライズの乳房をもてあそんでいた兵士が、ライズのショーツを脱がせていった。  
……あぁぁ……見られてしまう。私の恥ずかしい所が兵士達に……  
「ううう……ぐ、ぐすっ……」  
ライズの堪え切れない涙があふれ、裸の胸にポタポタといくつもこぼれて落ちる。  
「よし、開けよ」  
「……ああ……っ」  
ライズの右の足と左の足を別々の兵士がつかんで両側から大きく膝を開いた。  
いくら力を入れても男二人がかりの力には適わない。自分の無力さが哀しい。  
「……見ないでぇ……」  
ライズに出来る事は哀願する事くらいだが、それを聞き入れる男達ではない。  
遂にライズの股間は何にも隠される事なく照明の下にさらしものにされた。  
既に天蓋中の兵士が集まって来ているから50人以上いるだろうか。  
生まれてこの方誰にも見せた事のない秘密の場所をこんなに大勢の人に無遠慮に見られ  
目で犯され、抵抗一つ出来ない……ライズはそんな自分が哀れに思えた。  
しかし、そう思うのと同時に何か子宮の奥底に見知らぬ衝撃が来たのも解った。  
 
 
しばらくの間、兵士達は黙ってライズの股間を凝視していた。  
ライズのあそこにいやらしい視線が集中する。ライズはもう俯く事しか出来ない。  
「へえ……なかなかキレイじゃんか」  
「まだまだ色も薄いな。ここなんて、皮かぶってるぜ」  
兵士達は口々にライズの性器を批評しては笑った。  
……もう……もう許して……。  
そんな屈辱にまみれているライズを、ライナノールはまだ許すつもりはない。  
「もう少し濡らしてあげるわ、ライズ」  
ライナノールはライズの後ろ手の拘束を別の兵士に渡すと、ライズの股間に指を差し込む。  
「みんなにここを見てもらっただけで感じられるなんて、便利なコねえ……」  
「……あ、……あっ……」  
「フフフ……隠しても駄目よ。あそこをみんなに見てもらって興奮したのね」  
ライナノールの指がライズの割れ目の中心をなぞった。くちゅっと湿った音がする。  
「こんなにコリコリしてるのね。こうして、足を大きく広げて皮の上からこすると……  
ここからあそこの奥の方まで響いてくるでしょう。ほーら、もういい気持ち……」  
 
 
ライズは、霞みが掛かった心が快感に支配されていくのを感じていた。  
後ろ手に縛られた手首を捕まれたまま、ライズは股間をライナノールに嬲られていた。  
ライナノールの指が更にライズの割れ目の中心をなぞって湿った音を立てさせる。  
「こんなにコリコリしてるのね。こうして、足を大きく広げて皮の上からこすると」  
ライナノールの指の動きに合わせて、ライズの割れ目がくちゅっと音を立てた。  
「ここから、あそこの奥の方まで響いてくるでしょう」  
ライナノールはライズの敏感な身体を嘲笑して、くちゅくちゅと音を立てさせる。  
「ほーら、もういい・気・持・ち♪」  
ライナノールは含み笑いでそう囁くと、尚もその指をライズの胎内に突き刺した。  
「……だめぇ……っ」  
ライズは思えずギュッと目をつぶって悲鳴をあげた。  
今のライズに出来る事は二つしかないのだ。  
その二つとは、『悲鳴をあげる事』と、……そして『快感に喘ぐ事』。  
それは絶望から来る認識だった。ライズは熱く、そして哀しい吐息をつく。  
「『だめ』……? 『気持ち良い』、でしょ?」  
 
 
ライナノールの指が、更にライズの割れ目の筋に沿って淫靡な動きを続ける。  
びちょびちょ、にちゃにちゃという粘膜の擦れるいやらしい摩擦音が響いた。  
「あ、ああっ……はあっ……」  
「ライズは本当に感じ易いのね。ほら、ここなんてもうこんなふうに」  
「……いや、ああ……ああああっ……」  
兵士達は、ライナノールに翻弄されるライズを見て口々に囃し立てる。  
「ライズはマゾだな。いじめられると感じるみたいだ」  
「おいおい、あんなに濡れてるぜ。もう洪水だな、ありゃあ」  
「早く突っ込みてぇぜ。犯しぬいてやるからよ……へへへへ……」  
ライナノールは、そんな兵士達に見せつけるように指を動かしてライズを嬲った。  
「こうすると感じるでしょ?」  
「……やめてぇ……くうぅぅ……」  
ライズの閉じた瞳からは、絶え間なく涙が溢れてくる。  
涙と和音を奏でるように、その唇からは吐息が途切れる事はない。  
ライズは、既にライナノールからどうしようもない快感を植え付けられていた。  
 
 
ライズのようなガキでは、ライナノールに知略でも性技でも敵う訳がないのだ。  
ただ、ライナノールの指から送られる快感に喘ぎ悶えるだけだ。  
ライナノールは、そのライズの悲嘆からくる涙を心地よいものと感じる。  
このガキには……まだまだ生き地獄を味わってもらわなくてはならないのだ。  
「ふふっ……いやらしいライズ……感じるのね……」  
「ひーっ、うううう……」  
ライナノールは、自分の指先一つで美少女を操っている事に満足を覚える。  
「貴方の身体が感じるトコロ、教えてあげる。よぉーく覚えておくのよ」  
──いや、覚えていても仕方がないんだけどね……。  
ライナノールは、心の底から晴れ晴れとした表情で微笑む。  
ライズはこれから散々辱められ男達に嬲られ尽くした後、処刑される運命なのだから。  
それは、ライズ自身も納得させられている事だ。  
ヴァルファバラハリアンが八騎将として、敵国の人間に心を許した罪は許されない。  
だからこそ、ライズは次の闘いの前に勝利の為の生贄になる事を受け入れたのだ。  
どうせ死ぬ運命の少女だ──ライナノールは、地獄まで落としてやるつもりだった。  
 
 
ライナノールの指先が、ライズの胎内で微妙な動きをみせた。  
「さあ、気持ちいいわよ。こういうふうにしてから、こう?」  
「ううううう」  
ライズの背中がのけぞった。子宮から次々に濃い愛液が流れ出す。  
ライナノールの唇がライズの喉元を舐め上げていった。  
「わかった? こうやって、こう……」  
「あーっ! ああああ……っ」  
「こういう手もあるわよ?」  
「あああああ……っ」  
「ふふふ……ここもチェックね?」  
「ああっ! あー、はぅ、ううっ……」  
ライナノールは、一先ずライズに恥辱を与えるべくひとしきり激しく指を動かす。  
「ああああああ……ーーーっ、いやあぁぁぁっ……っ」  
その強過ぎる刺激に甲高い悲鳴のような声と共にライズは涙を流しながら絶頂に達した。  
一瞬、きゅっとライズの膣口がライナノールの指をくわえ込んで痙攣する。  
 
 
指先をライズの膣口がきゅっとくわえ込んだのを感じ、ライナノールは笑った。  
「ふふふ……イッちゃったのね。ライズ」  
「はあ、はあ、はあ……」  
無理矢理に絶頂を味わされてしまったライズは、抵抗する気力を失っている。  
ライナノールは、わざと呆れたような口調でライズの耳元に語り掛けた。  
「なんて、恥ずかしい娘なのかしら」  
そんなライナノールの嘲りに、ライズは何も言えない。  
涙を流しながら、ライズはせつなそうに荒い息を吐くだけであった。  
「……はぁぁぁ……」  
ライナノールはライズの膣口から、愛液にまみれたその指を引き抜く。  
「……んんっ……」  
ちゅぷ、と音を立てて、ライナノールの指先がライズの膣から離れた。  
ライズの膣口とライナノールの指先の間に、愛液の橋が出来て光る。  
湯気でも立っていそうなライズの性器は、貪欲にライナノールの指を更に求めていた。  
「あらあら……まだイキ足りないの?」  
 
 
目を閉じて息を吐いているライズを、ライナノールは暗い笑顔で見つめる。  
「こんな状況でイケるなんて、本当にライズは淫乱ねえ」  
好き勝手に嘲られても、恥ずかしい絶頂を見せたライズには口答え一つ出来なかった。  
「普通の女の子は、他人に見られてイクことなんて出来ないのよ?」  
ライナノールは、周囲の兵士達に視線でライズを貶める様に目で指示する。  
集まった野卑な兵士達は、ライズの様な美少女を言葉で苛める事を楽しんでいた。  
「本当に、いやらしい女だなあ……」  
「おいおい、まだアソコがぴくぴくしてるぜ、欲張りだなあ」  
「変態なんだよ、変態。ライズは変態なのさ」  
兵舎内の50人以上の兵士達は、かさに掛かって口々にライズを馬鹿にする。  
見た目麗しい美少女が、何も隠せずに自分たちに体の隅々まで晒して喘いでいるのだ。  
この雰囲気に酔わずして何としよう──誰もがライズを蔑む事を楽しんでいた。  
「ライズ、聴いてる? アナタの事、みんながこう言ってるわよ」  
ライナノールはライズの耳元に口を付け、くすくすと楽しそうに囁く。  
「“へ・ん・た・い”♪」  
 
 
「……う、ううううう……」  
自分に向かって投げ付けられる口汚い言葉の数々が、ライズを切り刻む。  
年頃の少女であるライズにとっては死に勝る程の恥辱であり、耐え難い屈辱だった。  
だが、ライズは、両手を後ろで縛られて足を大きく広げさせられているのだ。  
その上、両の乳房もさらけ出させられており、ライズの身体は全裸同然だ。  
下半身は隠す物なく剥き出しにされており、また陰毛に彩られた性器も丸出しである。  
しかも、たった今イッたばかりの股間は恥ずかしい愛液まみれで隠しようがない。  
……こんな状態で、一体、ライズに何が言えるだろうか。  
しかも、この兵舎の中に哀れなライズの味方など一人も居ないのだ。  
誰もがライズの涙を楽しみ、少女をとことんまで玩具にして地獄に落とそうとしている。  
更に、ライズは死を選ぶ事さえ許されないのだ。この生き地獄から逃れる術はない。  
万が一、ライズが自殺などしようものなら、その身体は見せしめに晒し物にされる。  
死に装束も許されず、惨めに晒される死体の自分を想像すると胸が張り裂けになった。  
しかも、その時はその汚らしい死体が隠密のサリシュアンだとバラされるのだ。  
それを勘弁してくれるのと代わりに、ライズは今の恥辱に耐えていた。  
 
 
犯した罪の償いとして自分の身体を慰安に提供するのは、ライズ自身が誓った事だ。  
そして、最後まで耐えぬいたなら、ただの罪深き少女として処刑してくれるという。  
しかも、次の戦役前の士気高揚の為の犠牲にしてくれるならば、死に甲斐もある。  
結局、──あの『東洋人の傭兵』との逢瀬は、思った以上に高くついた事になった。  
ヴァルファバラハリアン八騎将としては、余りにも甘かったといわざるを得ない。  
ライズは、ふとあの彼は今ごろ何をしているのだろうかとぼんやり考えた。  
少しでも自分の事を考えていてくれているならば、とても嬉しいのだが。  
──しかし、残念ながらライズのそんなささやかな願いさえも叶う事はない。  
ライズは知らないが、今この瞬間、彼はアンという少女を愛しげに抱いていたのである。  
幸せに包まれている二人は、ライズのような哀れな少女を顧みる事などない。  
そんなライズに向かって、ライナノールは尚も心を切り裂こうとする。  
「本当……こんな恥ずかしい娘の親の顔が見たいわねえ」  
「……く……くぅぅぅ……」  
自分の尊敬する父親の事まで持ち出されて罵倒されて、更にライズは悔し涙を流した。  
その流されるライズの可憐な涙の一つ一つが、ライナノールの喜びであった。  
 
 
だが、ライナノールはライズをこれくらいで許してやるつもりなど毛頭なかった。  
まだだ……。まだ、この恋だ愛だと浮ついたガキに屈辱を与えてやらなくては。  
当然、数日後のライズの処刑の時にも徹底的にライズを辱めてやるつもりだ。  
全裸にして引き回した上で衆人環視の元で様々にいたぶってやるのだ。  
その尻に浣腸をして兵士達の前で排泄させ、何十時間も犯し汚してやろう。  
将軍や他の八騎将の抵抗も予想されるが、どうせライナノールは死を覚悟した身だ。  
不動のボランキオことバルドー・ボランキオの居ない世界など未練はない。  
精々、この馬鹿で餓鬼で淫乱なライズを道連れに、地獄でも何処でも行こう。  
大勢の兵士を殺したボランキオも、きっと地獄に居るに違いないのだから……。  
──ライナノールは、ライズを更に貶める姦計を再開する事にする。  
涙でぐしゃぐしゃになったライズの目元をそっと拭いてやって、そっと微笑んだ。  
「さあ……じゃあ、そろそろ本番に入りましょうか」  
ライナノールの笑顔が楽しくて堪らないというように輝いた。  
「兵士の皆さんにアナタの身体を好きにしてもらうの。わくわくするでしょ?」  
くすくすと笑いながらライナノールはライズの処女喪失を宣言する。  
 
 
覚悟はしていた事だったが、いざとなるとライズの全身が大きく震えた。  
「……あ、……あの……」  
「大丈夫。アナタのように変態娘なら、すぐ気持ち良くなるわ」  
そのライナノールの嘲りの言葉が、ライズを深く暗い絶望の沼に叩き込む。  
そうして、ライナノールはもう一度ライズの柔らかい膣口に指を突き入れた。  
「ほーら、ここに太いものを入れてもらえるのよ」  
「……ぅきゅぅ……っ」  
くちゅくちゅと胎内を掻き回されるだけで、哀しいライズの性感は高められてしまう。  
兵士達の間でライズの処女貫通の権利を巡って激しいジャンケン大会が始まった。  
ライナノールに性器を嬲られながら、ライズはそれをぼんやりと見ていた。  
……あの男達は、みんな自分の身体を蹂躙したがっている……  
何故だろう、ライズの子宮からは、新たに濃い愛液が流れ出して止まらない。  
ほどなくしてジャンケンに勝った兵士、ローレンスという男が意気揚揚と歩いて来た。  
負けた兵士達は、口々にブーイングを上げながらも楽しそうだ。  
ローレンスはズボンから、隆々といきり立ったペニスを取り出してライズに見せる。  
 
 
初めて見る男性器のグロテスクさに、慌てて赤面して目を背けるライズだ。  
しかし、ライナノールはライズをどん底まで落とすつもりなのだ。  
更に恥辱を与える為、ライナノールは、ライズに“男への挿入の懇願”を命令する。  
「アンタみたいな卑しい娘を相手にしてくれる親切な人に、ちゃんと挨拶しなさい」  
ライナノールはライズの乳房を揉み込むと、その乳首を指で挟む。  
「はっきりと、こう言うのよ」  
ライナノールはライズの耳元に口を近づけると、ライズが言うべきセリフを囁いた。  
そのセリフを聞いた瞬間、ライズの顔が今まで以上に紅潮し、息が荒くなる。  
ライズは眼に涙をいっぱいにためて、哀願するようにライナノールを見た。  
「……そ、そんなっ……どこまで辱めれば──っ!」  
「言いなさいっ!!!」  
ライナノールは、ライズの右の乳首をつまむと力一杯ひねった。  
「いっ……くぅぅっ!」  
「言わないと、もっと酷い目に合わせるわよっ!」  
ライズは、もう枯れ果てたはずの涙をだらだらとこぼしながら口を開く。  
 
 
「……言います……言いますからぁ」  
「そうそう、素直にしてれば痛い事なんてしないから」  
その代わり、死んだ方がマシに思えるような酷い目に合わせてあげるけどね。  
ライナノールは、暗黒に彩られた笑みを艶然と漏らす。  
ライズは泣き腫らした目で、自分の鼻先に突きつけられたペニスを見て口を開く。  
「わ、私、ライズ・ハイマーは……素っ裸にされてアソコを見られたり……  
 縛られて強姦されるのが大好きなろ、露出狂の、へ、変態マゾおんな……です」  
「ライズが変態マゾだなんて誰でも知ってるぜっ!」  
「そりゃそうだ。あはははは」  
兵士の一人がおどけて叫ぶと、全員がライズを嘲る様に爆笑する。  
そんなリンチに抵抗一つ出来ないライズは、ただひたすら悔し涙を流して泣いた。  
ライナノールは、ライズの乳首をぎゅっと捻って口上の先を促す。  
ライズは気力を振り絞って、処女喪失を願う恥辱のセリフを続けた。  
「見られるだけ……じゃ……もう我慢出来ないんです。……ぐ、ぐすっ……。  
 ……早くライズの、い、いやらしいアソコを、奥までかき回して……下さい」  
 
 
ライズが恥辱のセリフを言い終わった途端、兵舎兼用の天蓋の中が喧騒に包まれた。  
「露出狂で変態のライズちゃんが、なんか言ったようだが聞こえたかよ?」  
「いいや、なぁーんにも聞こえなかったな。もう一回言ってくんないかなぁ〜」  
そんな兵士達の増長したライズ虐めを、ライナノールは面白そうに聞く。  
「あらあらぁ……よく聞こえなかったようよ?」  
ライナノールが、ライズの乳首を軽く捻りながら言った。  
「もう一回、ちゃ〜んと大きな声でお願いをするのよ」  
「そ、そんなっ!……もう言ったじゃないで──ひぃっ!」  
ライズの抗弁に対して、ライナノールはライズの右の乳首を強く握り潰す。  
「……言いなさい?」  
ライナノールは、まるで聖母と見まがう程に優しく微笑んだ。  
「く、くぅぅぅ……ぐすっ」  
この女性はどこまで自分を貶めようというのだろうと、ライズは戦慄する。  
「……わか……りましたぁ」  
もはやライズは、目を哀しみで伏せながらそう答えるしかなかった。  
 
 
ライズは、全裸を兵士達に晒したままで捨て鉢になって叫んだ。  
「……見られるだけ……じゃ……もう我慢出来ないんですうっ!!」  
ヴァルファバラハリアン八騎将の自分が、こんな屈辱的な言葉を言わせられるとは。  
ライズは、舌を噛み切りたい衝動と必死に戦いながらセリフを続けた。  
「はっ、早くライズの、い、いやらしい……アソコをぉっ!」  
それは、ライズの血を吐くようなセリフである。  
「……奥までかき回してっ……下さいぃっっ!!!」  
だがライズの悲痛な叫びも、兵士達には娯楽の一つでしかないのだ。  
「まったく、入れてもらう為ならなんでも言うんだな、ライズは」  
「変態ライズちゃ〜ん、そんなにがっついちゃダメよ〜ん!!」  
そんな愚弄に抵抗一つ出来ないという事実が、何故かライズを興奮させる。  
抵抗不可能の状態だという絶望感が、ライズのマゾ性に火を点けて燃え上がらせた。  
ライズは気付かぬ内に、少しずつ心を腐食させていっていたのだ。  
「……くはぁ、はぁ、はぁ……」  
ライズの息は、いつのまにか荒く激しくせつなげになっている。  
 
 
ライズの前に仁王立ちになっていたローレンスの硬直は、とっくに準備万端だ。  
隆々とそそり立ち、先端の鳥羽口からは透明な先走り液が滴っていた。  
「へへへ……今、犯してやるからよお」  
そう言うローレンスの目は、先刻から何回もライズの身体を目で犯している。  
その表情は、ライズのような美少女を蹂躙出来る幸運で薄汚くニヤけていた。  
ライズは、これからそんな最低で最悪の男に処女を奪われるのだ。  
ライナノールは、そんなライズの耳元に口を近づけて何かを囁いた。  
「さ、言ってごらんなさい」  
ライナノールの指示を聞いて、ライズの顔がより一層恥辱で紅潮する。  
だが、もうライズはライナノールに哀願する事さえしなかった。  
そうだ、いくら抵抗した所で最終的にはライナノールの思うままに操られるのだ。  
どうせ何日か後には、軍の士気高揚の為に処刑される身ではないか。  
落ちるところまで落ちてしまえば、気も楽になるのではないだろうか……  
ライズは瞳を潤ませると、ライナノールに指定された屈辱のセリフを口にする。  
「入れて……下さいっ! 汚いオ○ンコで、ごめんなさいぃっ!」  
 
 
ライナノールは、ライズの左右の脚を抱え込んでいる兵士に指示を送った。  
兵士たちは、嬉々としてライズの脚を思いっきり開くように動き出す。  
「くぅ……っ!」  
とうとう、ライズは右足と左足がほぼ一直線になるまで引き離されてしまった。  
「ふふふふ……いい格好ねえ」  
ライナノールは、性器を曝け出しているライズを嘲笑う。  
「……ああああぁぁっ」  
例えようのない羞恥が、再度ライズの身を焼き脳を焦がす。  
普段はひっそりと息づいている割れ目は、限界まで開かれて淫液を垂らしていた。  
散々ライナノールに弄りまくられた秘所は、いやらしく濡れそぼっている。  
しめやかな陰毛が、揺れる左右の脚に合わせるようにそよそよと揺れた。  
とっくの昔に曝け出されている双乳が、ライズの呼吸に合わせて上下する。  
そんな涙を流しては泣くライズの姿が、ライナノールの嗜虐心を満足させるのだ。  
ふと、ライナノールはライズの脇腹と脚の付け根に薄っすらと残る剣の傷跡に気付いた。  
注意してみないと判らないような、剣の練習中に付いたであろう傷跡だ。  
 
 
昔、この傷跡が目立たぬようにライズは海にも入らないと聞いた事がある。  
そんな甘い精神だから、私に言い含められ身体を提供させられてしまうのだ。  
更に、剣ダコが出来ているからと手袋を付けているのというのにも笑ってしまう。  
それでは、かえって注目を集めているようなものではないか──。  
ライナノールは、ライズを淫乱な上に自意識過剰な阿呆だと理解した。  
ライズに近寄ったローレンスは、その汚れた指を伸ばしてライズの割れ目を弄る。  
限界まで引き裂かれたライズの股間が、くちゅくちゅと音を立てさせられた。  
「あっ……くっ……うぅん」  
ローレンスの太い指が挿入される度に、ライズは泣きながら喉を鳴らす。  
赤の他人に大切な場所を弄ばれる哀しさが、ライズを包んだ。  
「……はあぁぁぁ……っ」  
ローレンスが指を引き抜くと、更に愛液が糸を引くように伸びた。  
とことんまでいたぶられたライズの性器は、程良く濡れて柔らかくなっている。  
「へへっ、じゃあ、ライズの処女をいただくぜぇ」  
下卑た笑いを顔に張り付かせながら、ローレンスが怒張をライズの秘所に当てた。  
 
「ひ、ひぃっ……」  
今更ながらに、低い恐怖の喘ぎ声を上げて逃げようとしてしまうライズだ。  
しかし、無情にもライズが処女を奪われる瞬間が遂に来た。  
「ほらよおっ!!!!」  
ローレンスは馬鹿にしたような掛け声と共に、腰を前に突き出す。  
「くああああああっ!!!!……あぐぐぐぅっ!!!」  
秘所を貫かれる激痛に、ライズは白目を剥いて身体を痙攣させた。  
ローレンスのペニスに貫かれた秘腔から、幾筋かの赤い血が流れ出す。  
──ライズは思いやりの欠片も無い陵辱で、無理矢理『女』にさせられたのだ。  
「いっ……痛ぃいいっ……ひぃぃいっ!!」  
処女を奪われたライズが苦痛を訴えて喘ぐ度に、剥き出しの乳房がたぷたぷと揺れた。  
ライズの瞳からは、ぽろぽろと絶望の涙が引っ切り無しに流れる。  
「ひゅーっ! ひゅー! ライズも女になれたねえ♪」  
「ぎゃはははっ ライズちゃん処女卒業〜!!」  
泣き喚めくライズには関係なく、兵士達はいい気になって囃し立てた。  
 
ライズの痛みを訴える叫びなど気にも止めずに、ローレンスが腰を打ち付ける。  
浮かれた表情でニヤついているローレンスのペニスが、ライズを凌辱していく。  
ライズは両方の脚を閉じようとするが、しっかりと兵士達に掴まれていて閉じられない。  
両手も背後で縛られたままだから、ライズは何も抵抗出来ない。  
ライズの処女の肉の輪を、ローレンスのペニスが何回も出入りしてこじ開ける。  
「あうぅあっ……っ!」  
顔を上げて無防備に口をぱくぱくと開けたライズの唇から、涎が流れた。  
ライズはその身に刻まれる恥辱に耐え切れず、死にたいと感じた。  
だが死を望んで喘ぐライズを、ライナノールはこれくらいで許してやるつもりはない。  
「もっと痛がってくれないと、つまんないんだけど?」  
そう言いながら、ライナノールはライズの乳首を指先で強く捻って嬲る。  
「ひぃぃいぃっ!!」  
しかし、ライズの悲鳴はどこか甘い物を含んでいる事にライナノールは気が付く。  
「こんなコトされても感じちゃうなんて、ホント、便利な身体ねえ♪」  
更にライズを辱める楽しさに、ライナノールはまだまだ生きていたいと感じる。  
 
ライズは、ひたすら涙を流して髪を振り乱して泣き叫び続けるしかない。  
「ぎぃぃっ……っ! あああっ……っ」  
ローレンスは更に強く腰を打ち付け、彼女の股間を情け容赦なく嬲り続ける。  
「おらおらおらぁっ!!」  
「あっ、あっ、あああっ」  
ライズの瞳からは涙が飛び散り、バラけていた黒髪が更に乱れた。  
硬くはちきれんばかりのローレンスのペニスが、激しくライズの股間に出入りする。  
ぐちゅぐちゅと湿った音が周囲に響き、兵士達は下品な顔を歪めて笑った。  
「すっかり夢心地じゃんか、ライズちゃんはよう」  
「そりゃあ、待望のチンボコだしなあ」  
ひたすら貫かれ身体を上下させるライズの心を、兵士達の嘲りが切り裂く。  
「うう、うう……」  
せつなく涙を流しながら、ライズは悔しそうに唇を噛み締めた。  
「ほらほらぁ? お礼はどうしたの〜?」  
楽しそうに微笑みながら、ライナノールはライズの頬をちょんっと突付く。  
 
「物を貰ったらお礼を言うようにって教育されてないの? 本当にダメな親ねえ」  
ライズのプライドを砕くように、ライナノールは尚も揶揄した。  
またもや尊敬する父親の事まで持ち出され、ライズはどうしようもなく泣く。  
「は、はいっ、ありが、あうっ とうございま、あうううう」  
ライズが恥辱の礼の言葉を言おうとする度に、ローレンスが強く彼女を貫いた。  
「へへへっ、何言ってんだかわかんねぇなあ」  
楽しそうに唇を歪めると、ローレンスはライズの口を吸って舌を舐め回す。  
「んむぅ、んきゅううう」  
好き勝手に口内を陵辱されながら、ライズは汚い唾液を無理矢理嚥下させられた。  
「ほらあ、お・れ・い、は?」  
ライナノールは、嬉しそうにライズの乳首を指先で強く捻って嬲る  
「んあぁっ! だって激しすぎてええ」  
子供のように泣きじゃくりながら、ライズは必死に謝罪をした。  
しかし、そんなライズの痴態はライナノールを楽しませるものでしかない。  
「お礼はどうしたのって言ってるのよ〜?」  
 
眉をきゅっと顰めながら、ライズは必死に口を開いた。  
「ありがと──んふうぅぅっ!!」  
ライズがセリフを続けようとすると、ローレンスが面白そうに突き上げる。  
周囲を取り囲んでいる兵士達は、げらげらと楽しそうに笑った。  
「ライズちゃんは気持ち良くてお礼も言えないんだってさあ!」  
兵舎兼用の天蓋の中は、女体から発せられる淫靡な匂いに包まれている。  
「だーかーらー、お礼も言えないの?」  
尚も、ライナノールは指先でライズの乳首を捏ねまわした。  
執拗に続けられるいたぶりに、ライズは泣きながらローレンスに哀願をした。  
「いやぁぁぁ、突いちゃ、突いちゃだめぇぇぇ」  
「ん〜? もっと突いて欲しいって?」  
故意に聞き違えたふりをして、ローレンスは強く腰を打ち付ける。  
「だめぇってぇ! 、あ、あ、ありがとうございまぁすううう!」  
大きく喘ぎながら、ライズはやっとの思いで命じられた屈辱のセリフを叫んだ。  
満足したライナノールは、嬉しそうにライズの乳首をくりくりとオモチャにする。  
 
男に貫かれる度に、ライズの割れ目からぐちゅぐちゅといやらしい音が響いた。  
「あ、あ、あううう……っ」  
息も絶え絶えに喘ぎながら、ライズは無抵抗で首を振る事しか出来ない。  
ライズの秘所からは、破瓜の血と精液の混じったピンク色の液体がこぼれ出した。  
「あっ、あっ、あああっ……!!」  
短く切り揃えられたライズの漆黒の髪がバラバラと乱れ、彼女の哀しげな顔を隠す。  
しばらく腰を動かしたローレンスは、ライズを嘲笑うようにその腰を打ち付けた。  
「さぁ〜て! そろそろ出させてもらうかな!」  
周囲で見守っていた兵士達が、彼の言葉に合わせて嬉しそうに拍手をする。  
「よーし! まずは男らしく中出しだな!」  
「処女喪失と中出しが一緒に体験出来るなんてライズちゃん嬉しいでちゅね〜♪」  
そのセリフを聞いた瞬間、ライズの瞳が恐怖に見開かれる。  
「だめえ……な、中はだめえええ!!」  
必死に抗おうとするライズだが、後ろ手に緊縛されていれば何も出来る訳がない。  
「おやおやぁ! ライズは淫乱だから、感動して涙流してやがるぜ!」  
 
悲しみの涙を揶揄されてしまっても、ライズは乳房を震わせて泣くしかない。  
「お願い……お願いしますからぁぁ!」  
首を激しく左右に振りながら、ライズは哀願するようにローレンスを見上げた。  
少女の泣き顔を楽しそうに見つめながら、ローレンスはニヤっと笑う。  
「じゃあ、オレの言うことをなんでも聞くか?」  
そう言う間も、どんどんローレンスの腰使いが荒く早くなっていった。  
「きゃう! ああああ……で、でもぉ……!」  
ここで返事をしてしまえば、何をさせられる事になるのだろうとライズは震える。  
今以上の恥辱があるとは思えないが、もしあったならばどうすればいいのか。  
「ああ、どうしたら……あああ、はぁ、はぁ」  
ライズが戸惑っている間にも、ローレンスのペニスが彼女を陵辱し続ける。  
ぬるぬるのライズの粘膜が、男のペニスに更に強力に刺激された。  
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ」  
ライズは白い太腿を痙攣させ、形の良い腰をびくびくと震わせてしまう。  
更に念入りに乳房を揉み解され、乳首をぴんっと弾かれてライズは呻いた。  
 
「ああう、ああぁ」  
逡巡するライズを、ローレンスはいかにも射精をしそうな素振りで笑った。  
「さてっと、じゃあそろそろぶちまけさせてもらうか、な!」  
その時、ライズの中の少女らしい妊娠に怯える感情が全てに優先する。  
「わ、わかりましたぁ! ライズは、貴方のいう事をなんでも聞きます……!」  
ライズの屈辱にすすり泣くセリフを聞き、ローレンスはライナノールと目を合わせた。  
悪魔のような視線を交し合った二人は、口元だけでニヤっと笑う。  
「……なんでも言う事を聞くんだなあ?」  
ローレンスは、ライズに念を押すようにペニスで彼女の中を掻き回した。  
「は、はひぃぃっ!!」  
がくがくと頷いたライズの腰を強く掴んで、ローレンスは大声で叫ぶ。  
「よし、じゃあオレの命令は……『中出し』だっっ!!!」  
周囲の兵士達が、ローレンスの宣言を聞いて喜色満面で拳を突き出した。  
「よし!!! ライズを妊娠させちまえええ!!!」  
「うんと濃いのを注ぎ込んでやれよお!! 一発で当たるようになあ!!!」  
 
ライズの瞳が、驚愕と裏切られたという屈辱の涙に潤んだ。  
「ひいっ!! ひ、ひどいぃぃぃぃぃぃっ!!!」  
ローレンスの腰がぶるっと震え、思いっきりライズの恥丘に押し付けられた。  
「良い子供を孕んでくれよなあ!!」  
どくんっ! と男の汚い精液が問答無用にライズの膣口に撃ち込まれる。  
「ああぁ……ああぁぁ……!! …………」  
ライズは、胎内に撒き散らされた精液に絶望の涙を滝のように流した。  
どくんっ、どくんっ、とライズの膣内が精液で満たされ汚染されてゆく。  
自分の胎内に次々に注ぎ込まれる熱い液体に、ライズはしゃくりあげて喘いだ。  
「へへへっ、俺達の子供の為にキスしようぜぇー!!」  
楽しそうに唇を近づけ、ローレンスはライズの口を乱暴に吸って舌を舐め回した。  
「んむぅ、んむううう」  
好き勝手に口内を陵辱された上、ライズは陵辱の唾液を流し込まれる。  
「だめって、だめって言ったのにぃぃ……」  
ローレンスがペニスを引き抜くと、精液の橋がライズの股間から伸びた。  
 
「ぐ、ぐすっ、ぐす、赤ちゃん……赤ちゃん出来ちゃうぅ」  
ぐすぐすとしゃくりあげるライズの頬を、ライナノールがつんと突付く。  
「あらあら、心配しなくていいのよ? ライズ」  
号泣するライズを、ライナノールがとても爽やかな笑顔でなだめた。  
「……どうせ貴方はすぐ死ぬんだから、うふふ♪」  
「──っ!!」  
そうだ……ライズはこれから、散々慰問に使われた後に処刑される運命だった。  
ヴァルファバラハリアンが八騎将として、敵国の人間に心を許した罪は許されない。  
ライズは、既に次の闘いの前に勝利の為の生贄になる事を受け入れていたはずだ。  
「……私……この後、殺されちゃうんだっけ……」  
改めてその事実を思い知らされたライズの全身が、諦めに満たされた。  
すうっと血が引いてゆくような感覚の中で、ライズは股間だけを燃え上がらせる。  
──……どうせ貴方はすぐ死ぬんだから……  
「さあ、お前達。もっとこの淫乱女と遊んでやりなさい」  
ライナノールの許可を得て、5人の兵士達がニヤつきながらズボンを下ろし始めた。  
 
ライズ・ハイマーの利発だった美しい瞳は、次第に虚ろに曇りつつある。  
少女は、前面を淫らにはだけられたドルファン学園の制服をぼんやりと見下ろした。  
そんなライズに、ライナノールの楽しくて仕方ないような笑い声が浴びせられる。  
「……あらあら、まだ音を上げるには早いわよ」  
放り出された乳房を隠す事も出来ず、ライズは小さく吐息を漏らした。  
どうせ死ぬ身ならば、もうこんな身体などどうなってもいいのではないのか。  
ライズの物心付いてからずっと張り詰めていた気が、すうっと抜けてゆくのを感じる。  
いつでも無理な努力をして来たライズにとって、諦めは余りにも甘美な麻薬だった。  
──……どうせ私はすぐに死ぬんだから……  
ライズの股間からどろりと精液が流れ落ち、天蓋の地面に小さな染みを作る。  
どこか捨て鉢な気持ちになったライズの、心の変化にライナノールは気付いたようだ。  
すっと手を伸ばすと、ライナノールはライズの頤を掴んで上げた。  
冷たい瞳でライズの顔を見つめると、ライナノールはくすくすと微笑む。  
「どうせ最期なんだから、楽しみなさいよ」  
未来と希望を失ったライズは、魂が抜けたような瞳で小さく頷いてしまった。  
 
ライナノールは満面の笑みになると、身体を離しつつ兵士達に顎をしゃくる。  
別の兵士の一人が、いそいそとペニスを取り出してライズに重なって来た。  
後ろ手に緊縛され、兵士達に肩を捕まれているライズは逃げようもない。  
もっとも、諦観が支配してしまった身体には逃げようという意志は見られなかった。  
「ライズのおマンコは、なかなかキツめで気持ち良かったぜえ?」  
ズボンを直しながら、ライズの処女を奪ったローレンスという男がニヤつく。  
「くそ! ちょっとジャンケンで勝ったからって役得だよな!」  
「ま、これから俺達も気の済むまで犯らせてもらうからよ!!」  
周囲を囲む兵士達が、いやらしそうに笑いながらローレンスの肩を小突いた。  
下級兵士達が睡眠をとるこのテントの中は、既に息苦しい程の熱気に包まれている。  
空気がよどみ、歓声と嬌声が交じり合って天蓋の中では誰もが楽しそうだ。  
いつもは能面のような表情のライナノールさえ、浮かれて顔を上気させている。  
──たった1人、ライズ・ハイマーだけが絶対零度の地獄の底にいた。  
鮮血と愛液で濡れそぼったライズの割れ目に、兵士が身体を滑り込ませて来る。  
湿り気が充分のライズの秘所は、抵抗出来ずに兵士の性器を受け入れてしまった。  
 
「あ、あふううぅぅ……っ」  
ローレンスによって処女を奪われたばかりの、ライズの割れ目はまだこなれていない。  
再び激痛が身体中を駆け巡り、ライズは顔を左右に振ってもがいた。  
「いやぁぁぁっ……」  
ライズは後ろ手に縛られた手をぐっと動かすが、ロープが更に手首に食い込んで痛む。  
「へへへ、そらよ!」  
「い、っ!! あはあぁぁぁ」  
ライズがいかに苦しもうと、兵士にとっては楽しみが増えるだけだった。  
「うお! こりゃあキツいや」  
少女の性器の未成熟さも快感に置き換えて、兵士は激しく腰を打ち付ける。  
「どうだあ? 気持ち良いんだろ、ライズちゃ〜ん♪」  
ライズは目を見開いたまま、腰を動かされる度に頭をがくがくと揺らした。  
余りの痛みに、もうライズは悲鳴がしっかりとした言葉にならない。  
「そらそらそらぁっ!!」  
兵士は、図に乗って硬いペニスを存分に突き入れてライズの股間を凌辱し続ける。  
 
喉を見せて喘ぐライズを、周囲を取り囲む兵士達は馬鹿にしたように笑った。  
ライズの首元から流れ落ちた汗が、なだらかな腹を伝わって股間へと吸い込まれる。  
しばらくそうして楽しんだ兵士は、ペースを変化させて楽しむ方に切り替えた。  
兵士は、ゆっくりとペニスを引き抜いてからもう一度ゆっくりと差し込んで行く。  
「あ、あ、あ、あ……」  
ぬらぬらと光るペニスが殆ど姿を見せた後で、またぐぐぐっと根元まで挿入した。  
「んくぅ、んんぅぅっ」  
「おお!? また感じちゃってるみたいだなぁ、ライズちゃん」  
兵士は、敏感なライズの反応を見下ろして嬉しそうにその口元を歪める。  
薄暗い照明の下で、ライズの白く綺麗だった肌がびくびくと痙攣して赤味を増した。  
ライズ横に立つ別の兵士が、無遠慮に手を伸ばして少女の乳房を揉みしだく。  
「ひゃあん、だ、だめぇぇ」  
小振りなライズの乳房が、男の手の中で無惨に形を変えた。  
汗まみれのライズの身体は、何一つ抵抗出来ずに兵士のオモチャにされるだけだ。  
「ん〜? そういやぁ、お口がお留守だよなぁ」  
 
順番待ち兵士の一人が、硬いペニスをライズの顔に尊大に押し付けて来た。  
「噛んだりしたら、二度と見られない顔になるからな?」  
その兵士は、嵩に掛かってライズの頬をペニスでぺしっと“平手打ち”する。  
プライドの高いライズは、下賎な兵士に性器で頬を叩かれて死ぬ程の衝撃を受けた。  
「くぅ……ううっ!!」  
しかし、今の自分はただの兵士達の便利な肉便器に過ぎないと思い出して恥辱に泣く。  
投げ遣りに諦めて開けられたライズの可憐な口に、兵士は肉棒を差し込んだ。  
「そうそう、歯を立てたら、歯なんて引っこ抜いちゃうぞお?」  
おどけた口調で突き付けられる残酷なセリフに、ライズは鳥肌を立たせる。  
ライズは哀しそうに口を開き、男のペニスを柔らかい口の中に導き入れた。  
ペニスの先がライズの喉元まで圧迫し、彼女の頬が内側から押し上げられて形を変える。  
「むぐぅ……あむ、んん」  
口が塞がれているから、ライズの鼻息は荒くどこか媚びるような色を帯びてしまった。  
繰り返される輪姦に、綺麗だったライズのショートカットの髪は乱れたままだ。  
男はライズその短い髪を掴み、自分の思うままに彼女の頭全体を前後に揺らした。  
 
ライズの口内に、生臭さと苦さの混じった液体が一方的に塗り込まれる。  
「うぇっ、むぐあぁぁ」  
その液体を飲み込む事も吐き出す事も出来ず、ライズの口は唾液まみれになった。  
「むぐぅ……はぐ」  
ライズの口を犯している兵士は、取っ手のように彼女の髪を掴んで揺すり続ける。  
自分の口を好き勝手に扱われて、ライズの瞳から絶望の涙が流れ落ちた。  
「……はむ、むうぅぅ」  
一方、ライズの下半身を玩弄している兵士が調子に乗って更に腰を動か出す。  
「ふぁぁああっ、ぅんむぐっ」  
ライズの秘所から、ぐちょぐちょと湿った音が上がった。  
とっくに枯れていたはずの涙が、ライズの瞳から続けて滑り落ち頬を濡らす。  
兵士達に輪姦されて泣くライズを、ライナノールは面白そうに見つめ続けた。  
「ふぁあっ、ぅんむぐっ……」  
その哀しみと身体を貫かれる痛みに、ライズの意識は失われかける。  
野卑な笑いを顔に貼り付け、兵士はライズの秘部に強く腰を打ち付け音を立てた。  
 
 
 

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