みつめてナイト  

彷徨のクレア1 

  薄暗い部屋に女の烈しく喘ぐ声が生々しく響いていた。男は跨って串刺しになって揺れている女  
の白く光っている太腿をゆっくりと撫でさすって、豊かな乳房がバウンドする様を愉しそうに目を  
細めて眺めている。窓からはカーテン越しに月明かりが射していて女の裸身を薄闇にぼうっと  
蒼白く浮き上がらせていた。月明かりに妖精ウェンディーネがダンスをするように彼女のロング  
ヘアーがペニスの突きあげに反応して前後に揺れて舞い、その度に男の躰を妖しくなぞって  
いくのだった。女の美貌が長く艶やかな髪に隠れてうな垂れ、自分の乳房を揉みしだいていた  
両の手を男の下腹に付いて息を整えようとするが、男はそれを見越した上で女に語りかけて  
休ませようとはしない。  
「どうだったかな、クレア?」  
「はあ、はあ……つ、疲れたわ。もう、おイキになってくださいまし。し、死んでしまうわ……」  
「死ぬほどよかったということにしておいてやろう。いい若いもんがだらしないじゃないか」  
 ピシャッ!とクレアの汗にしっとりと濡れる、むっちりとした白桃の双臀を平手で叩いた。  
そして男からもういちど下からの、女のいのちの突きあげを繰り出す。  
「うああッ……お、おやめください……ご、ご主人様……どうか……お、おゆるしを……ああッ!」  
「うれしいだろう。え?そうじゃないのか、クレア・マジョラム。ヤングに毎夜烈しく愛されたのでは  
ないのかな?」  
「は、羞ずかしい……そ、その名は捨てたものでございます……どうか、もうおっしゃらないで  
ください、ご主人様!」  
「ならば、わしがもう一度、そなたをなずけてやろうかの」  
 メッセニは上体を起こしてうな垂れて歔いていたクレアの顎を摘んで、その美貌を晒してクレアは  
悦んでそれに従う。哀しくて惨めなはずでしかないのに、彼女はメッセニ中佐の愛人に甘んじて  
悦楽の世界に旅立って陶酔しているのだ。  
「奴隷、人形、牝犬……どれがいいだろうかな、クレア」  
「め、牝豚がよろしいかと思います……ご主人様……」  
 クレアは自分で貶めて涙し、なずけるに反応を示す……いいなずけ、忘れようとしても忘れることの  
許されない夫の戦死が彼女に重く圧し掛かっていた。  

 

 あの日、扉を開けると夫がいつも話していた男が、何かに堪えるようにしてそこに突っ立って  
いた。その男の甲冑にはまだ返り血が残っており、戦地から帰還してすぐにマジョラム家を  
訪問していることを物語っていた。咄嗟にクレアはすべてを理解していた。顔からは見る見るうちに  
血の気が引いて、自分でも青ざめていることぐらいわかっていた。それは戦士の妻となった日から  
覚悟してきた、日々のなかでの終わることのない待つ女の闘いでもあった。その知らせがついに  
もたらされたのだ。  
(どうして涙が出ないのだろう……ううん、違うわ……わたし、このままだと気を失いそう……なのよ、  
壊れてしまいそうなの)  
「たしかヤングの教え子の……」  
「ミコナ・リョウです。この前は夕餉にお招きいただいてありがとうございました」  
 出征前、稜はヤング教官に誘われてマジョラム家を訪問していた。夫婦水入らずの方がと何度も  
断ったものの、遠慮なんかするなと無理やりに連れて来られたのだった。稜はそのときに恋をした。  
「そんな話をしに寄ったのではないのでしょう」  
 クレアは自ら空気を断ち切ってぽっかりと口を開けて待っている闇夜へと飛び込む。  
「神父様に頼み込んで、代わって貰ったのです。ヤング・マジョラム教官は……わ、わたしを  
庇って戦死されました……」  
「もうわかったわ。じゃあ、帰ってください」  
 クレアの口から出たのは驚くほど素っ気無いものだった。  
「ま、まってください」  
 締まりかかる扉に手を差し入れて、クレアを引き止める。  
「仇は討ちました。疾風のネクセリアを討ち取ったのです」  
「だ、誰ですって!」  
 クレアが稜の肩を掴んで、驚くべき形相で彼に詰問した。  
「ネクセリア……です……」  
 稜が言い終わらないうちに、右手で口を覆い、涙をぽろぽろとこぼして彼の足元に蹲って  
しまった。稜が蹲っているクレアの薄い肩を抱いて起こそうとした時、彼女がその手を振り払う。  

「ああ、あううっ……ううッ!」  
稜の足元に崩れたクレアは声にならない呻きをあげると、その場に吐瀉してしまう。クレアは  
自分の吐き出したものが、男のブーツに掛かるのをいまいましく見ていた。稜は地に両手を付いて  
喚くクレアを抱き起こした。  
「わたしに触らないでと、言ったでしょう!あなたは仇を討って英雄気取りで嬉しいのでしょう!  
ちがうのッ!」  
(いくらなんでも、言いすぎだよ!ひどいよッ!ひどいよ、こんなのって!)  
「だまれ」  
「な、なんですってッ!」  
 クレアが稜の胸倉を掴むと、彼の頬を思いっきり二回、三回、四回と……なすがままに叩かれて  
いた。それでもクレアの怒りは鎮まらないでいた。  
「か、帰ってちょうだい!そして、葬儀にも顔をみせないで!」  
「申し訳ありません、クレアさん……」  
 自分の怒りをこの東洋人へとぶつけていたことに気が付いて、クレアは急に羞じいるのだった。  
彼女は両手で彼の胸を突き飛ばして稜はよろめいて転んでしまうが、クレアはその姿を見もせずに  
踵を返して家に入ってドアを閉めると、錠もおろさずに背をもたれ床へと崩れ落ち嗚咽する。  
(稜、早く起きて!はやく行こうよ!いつまでも、こんな格好していたら、クレアさんにも迷惑が  
かかっちゃうよ)  
 通りすがりの人たちが、奇妙な目で地べたに座り込んでいる稜を見ながら過ぎてゆく。  
「そうだな、もう用は済んだからな……」  

 

 翌日、ヤング・マジョラムの葬儀がしめやかに執り行われた。クレアは一時の怒りに任せて参列  
を拒んだことを後悔していたが、新たに湧き起こってくる哀しみを抑えるのに必死だった。その後は  
ヤングの上司だったメッセニ中佐に家まで送ってもらい、家に入る頃には雨がぽつぽつと降って  
きていた。  
「また、後ほど。クレア・マジョラム」  

 クレアは中佐が何を言っているのか上の空で聞いていた。もういちど墓所へ行って、ひとりで  
思いっきり泣くつもりでいたからだ。やっと帰ってくれて家を出た頃には雨脚がかなり強くなって  
きていた。クレアは暗い雲に覆われた空を仰いでからマントのフードを被ると、先を急ぐ。  
すぐにでも夫と語らいたく、気持ちがせいている。目元にかかった雫を拭い足早に歩いていた。  
 しかし、墓所に着いてみると先客がいた。墓石に跪いて手の平を合わせて頭を垂れて……  
お・と・こがいる。  
「来ないでほしいと、言ったのに……」  
「クレアさん、昨日は申し訳ありませんでした」  
「騎士がそうそう謝るものではないわ。まだ話し足りないのね。わたしはまた来るから」  
 クレアはそう言うと背中を向け、墓所を出て行った。もういちど振り返って見ると、男は頭を垂れて  
祈りを捧げていた。クレアは雨が降り注ぐ天上を仰ぐ。  
「ヤングの名はあの子が継いでくれるのね。そうなのでしょう……あなた……」  
 家に着くとメッセニ中佐が待っていた。  
「随分と遅かったじゃないか」  
 クレアは中佐の軍服がずぶ濡れなのに気が付いていた。  
「どうぞ、入ってください。中佐殿」  
「ああ、メッセニで構わんよ」  
 クレアは扉を開けメッセニを入れると暖炉を起こそうと火を付けにいく。メッセニはそれを確認  
すると鍵を下ろし、暖炉のクレアへと静かに忍び寄り、彼女の細い手首を、がしっと掴む。  
「メッセニ中佐殿、なにをなされます!おやめ下さい!」  
「なにをだと?男と女のする営みに決まっておろうが」  
 両手を掴まれて羽交い絞めに合っているクレアが暴れるが、ちからの差は歴然としていた。  
「さ、叫びますよ」  
「私は君の夫に頼まれたのだよ。ヤングにね、ならばこういうことは早い方がいいだろう」  
「う、嘘です!夫がそんなことを頼むわけがありません!」  

確かにそれはメッセニの虚偽ではなかった。ヤングは彼にもしもの時にと手紙を託していて  
もしもの時は、クレアの幼馴染を恨まないでほしい旨を託したものだった。  
「メッセニ中佐殿、明日の戦で私は妻の幼馴染を切り捨てるやも知れません」  
「それは、穏やかな話しではないが、それが戦の理だろう、ヤング」  
 ヤングは苦悩を滲ませていて、メッセニは彼が死ぬなと確信する。  
「きみには、かわいい細君が還りをまっているのではないのかね」  
「はい、ですから妻に一生恨まれようが、切るつもりです」  
「つもりでは、呑まれるぞ、ヤング」  
 ヤングはメッセニのクレアへの執着を知らないでいたことが悲劇だった。  
「メッセニ中佐殿、もしもの時はこれをクレアにお渡し下さい」  
「うむ、戦友として責任をもって。安心しろ」  
「ハッ、感謝いたします!」  
 ヤングがメッセニの執務室を去ると、彼は獲物が飛び込んできたとほくそえんでいた。  

 

「夫がそんなことを頼むはずがありません!何かの間違いです!」  
「お前は、むかし寝物語に幼馴染のことを話したことがあるだろう」  
 クレアの動きが止まり、首を捻じりメッセニの顔を凝視する。  
「それが、お前の罪だ。戦場は場合によっては親兄弟でも切り合う所なのだよ。彼は迷っていた、  
それが死を招きいれた、そう思わないかね。遺書もあるぞ」  
 クレアに言うとメッセニは彼女の哀しみに顫える唇を奪う。遺書と言い含めることで、その効果  
を操った。クレアは蜘蛛の糸に絡まった美しき蝶だった。メッセニがクレアの絶望の唇を開くのに  
時間は掛からなかった。舌を絡めクレアの口腔を思う存分に蹂躙して吸ってゆく。メッセニは  
クレアの唇を解いて彼女にもう一度言う。  
「わたしの情婦として生きよ。ゆくゆくは妻にしてやる。自害することなど許さんからな。それは  
マジョラム家、ひいては軍の汚点となる。いいな、クレア・マジョラム」  
「わかりました……」  
「人形みたいな返答だな。だが、わしがお前を仕込んで蘇らせてやるから、愉しみにしていろ!」  
 メッセニは雨水を吸い込んで重くなっているマントを床に落として、クレアを石壁へと両手を付け  
させた。黄色のワンピースのスカートを捲くり嗚咽するクレアを立位で後ろから犯そうとして、彼の目  
には待ち望んでいたものが晒される。この純白のショーツを下ろすだけで積年の願いが果たされる。  
「もっと脚を拡げて尻を突き出せ、クレア」  
 メッセニはショーツを一気に引き摺り下ろして、桃尻の双臀をピシッ!ピシッ!と強く叩き、クレア  
の尻肉がぷるんぷるんと揺さぶられる。ショーツは太腿で伸びきって引っかかっている。  
「ひっ、ああ……あなた……なぜなの……どうしてこんなことに」  
 メッセニは手早くズボンを脱ぐと、熱く滾るペニスでクレアの尻肉を亀頭で小突いて悲鳴をあげさせ  
て愉しもうとする。  
「いや、やめてください……こんなこと、間違っています……ああ……」  
「お前はわたしの情婦と言っただろう」  
 メッセニはクレアの尻の溝にペニスを滑らせてから、一気に彼女の秘孔を貫いていた。  
「ヒィーッ!うぐうぅっ、ああ……はああ……ああ……」  
「処女みたいな締まり具合じゃないか、すごいぞ、クレア!」  
 まだ充分に濡れきっていなかったヴァギナにメッセニはペニスを無理に突き入れたのだ。  
「あうっ、い、痛いの……う、動かないで……無茶はよしてください……」  
 拡げられているクレアの脚の太腿がぶるぶると顫えている。メッセニはクレアの腰を掴んでいた  
ひとつを前に廻し、下腹を圧迫するようにして愛撫しながら突き出した。  
「いっ、いやああッ!いっ、痛いのッ、動かないでッ!もう、ゆるしてッ!かんにんしてください!」  
「これじゃあ、まるで生娘だな、クレア」  
「ひっ、ひっ、ひぃーっ!あっ、あっ、はっ、はうっ、はああ……」  
 クレアの悲鳴に微妙に艶が混じり出し始めることが、彼女にはとても辛かった。下腹をじんわりと  
弄る手と熱いペニスでの女体への刻印と快楽のリズムを奏で始めていた。クレアは犯されることで  
快美感を感じてしまう己が肉体を許せないで、死んでしまった夫を恨んで頬を慟哭の涙で濡らすの  
だった。  

「ああ……いやああ、いや、いや、あううっ、はあっ、はっ、はっ、はっ」  
 メッセニの腰が突き入れられ頭が仰け反って、引かれては絡みついた肉襞が引き摺られて  
頭をガクッと落として腰までの長い髪を振り乱して悶えている。クレアの陥落は時間の問題だった。  
メッセニはクレアの下腹の愛撫から、張り詰めて膨らみきったルビーを指で摘んで捏ね繰り回す。  
「ひいっ、あ、あなた……あなた……あっ、あっ、あうっ」  
「あなたではないだろう、クレア。ご主人様と呼ぶんだ。ほれ、言わんか!」  
「あうっ!あっ、ああっ!ご主人様……もう、ゆるしてください……」  
 クレアの細い眉が吊りあがって、眉間には皺が刻まれている。息が満足に付けないほどメッセニ  
は的確にクレアの子宮を抉り立てて来て、今にも崩れてしまいそうなのだ。  
「せっかく濡れて来たのだろう。違うのか!ほれ、ほれ」  
「んああああッ!ああッ!ああッ!」  
「どうしてほしいのだ!はっきり、口にして言わんか!腰も揺すらんか!」  
 クレアはメッセニの命令にゆっくりとお尻を揺すり始める。屈辱からなのか、命令を笠にした欲望  
の発露なのかはクレアには、もうわからなくなってしまっていた。  
「いっ、イキそうなのです……いっしょにイッてください、ご主人さま……おねがいします」  
「よく言えたな、褒美だ、クレア」  
 メッセニはピッチをあげてストロークを繰り出してきた。クレアの口は喘ぎで大きくだらしなく開いて  
唾液がたらっと床に滴り濡らして、もはや限界が迫っている。メッセニのペニスはクレアを屈服させる  
欲望の白濁を彼女の膣内へと解放していった。  
「んああっ、んっ……いっ、いくううっ、イクうううッ!」  
 悦びにクレアの尻が顫えてメッセニのペニスをぎゅっと締め付けてくる。さすがのメッセニもクレアの  
この素晴らしい反応は予想していなく、呻きをあげて制御を失くしペニスをがむしゃらに彼女に突き  
立てるだけだった。我に返ったときメッセニは崩れたクレアに覆いかぶさって、なおも秘孔を突き  
捲くっていた。  

 彼はクレアの膣内からペニスを抜き立ち上がると、正体のなくなった彼女の上体を起こして背を  
石壁にもたれかけさせると、クレアの喘いでいる口にペニスを捻じ込んで清めさせようとする。  
「んんっ、んん!」  
 自分の愛液とメッセニの精液に混じりあった亀頭を唇に擦り付けられ、慌てて口を閉じて鼻孔から  
荒い息を吐く。  
「強情な奴だな、クレア」  
 メッセニはそう言い放つと、クレアの小鼻を摘んで美貌を晒すのだった。苦しさに負けてクレアは  
唇を開いた。  
「まだ、眠るのは早いぞ。これが済んだら今日のところは帰ってやるから安心しろ。それとも、もっと  
愛して欲しいのか?」  
「ぐふっ、んぐううっ!」  
 クレアは返事も叶わず、ただ瞼をきつく閉じて、涙を溢れ返させていたが、早くこの苦行を終わらせ  
ようと舌を肉棒に絡ませる。右手で親指と人差し指で脈打つ屹立の根元を捉えて、左手で袋を揉み  
積極的に参加して小鼻を鳴らすクレアだった。  
「天性の淫婦ということか」  
「んんっ、んッ!」  
 クレアは羞恥に目覚めて烈しく顔を振ろうとするが、亀頭に歯が擦りメッセニの言葉の反応を見て  
悶えるクレアに彼の躰が暴走する。彼はクレアの烈しく振ろうとする後頭部をしっかりと抑えると  
抽送のピッチを上げる。  
「クレア、さぼるんじゃない!頬を窄めて舌を使わないか!」  
 クレアが瞼をきつく閉じて眉間に皺を深く刻み、綺麗な細い眉を吊り上げているだけでメッセニには  
満足だったが、クレアは懸命に彼の指示に従って射精へと追い込んでゆく。屹立の裏筋を這い、赫く  
輝く笠をなぞり、舌を返したところでクレアの口腔深く肉棒を挿入されて咽喉を抉る。クレアの恥戯は  
哀しいまでにメッセニの残忍なまでの逞しいペニスに女として縋っていた。  
「んッ!ぬんッ!」  
 メッセニがそう呻いて大量の精液をクレアの熱くやさしい口腔へと放出したのだった。  

 彼はクレアの後頭部を抑えて最後の放出を終えると、彼女の細く白い喉がごくんごくんと  
動いて嚥下する様子を、目を細めて愉しそうに眺めていた。  
「今度こそ、ちゃんと清めろ。いいな、クレア!」  
 クレアは力なく頷いて舌を動かし、精液を呑み込むのだった。頃合を見て、メッセニはクレアの  
口腔からペニスを抜いた。クレアは射精したばかりの膨らんでいるペニスを惚けた目で、物欲し  
そうに眺めていたが、思い出したように噎せて咳き込んで精液を戻してしまった。  
 メッセニはそれを見ると、ペニスをしまい流しへと行ってグラスに水を注いできて、口に含むと  
口移しに粘りつく口腔へと流し込んだ。クレアのなかに生温かい水が浸入してくる。  
「飲むんだ、クレア」  
 クレアの涙で濡れていた瞳が開いてメッセニを見つめた。メッセニはクレアの瞳を見て、また  
グラスの水を口に含むと、また口移しに水を注ぎ込んできた。クレアには、訳がわからなかった。  
ただ、メッセニ中佐に凌辱され続けて、初めてこの日見た人らしい情だったともいえ、やさしさに  
すがりついていって泣きたいと思っていた。しかし、そんなことは自分が許さないでいるも、  
確かなことはひとつだけ残された事実、クレアはその日からメッセニ中佐の虜囚となった  
ことだった。  

 

「牝豚か。ならば、それにふさわしいドレスを着せてやらねばならんな」  
 クレアは愛する夫・ヤングを失った哀しみの大きさを快楽に耽溺することで忘れようと考えて  
いた。それは叶わぬことと知りつつも、一時の悦楽とメッセニ中佐がもたらす行為に被虐心を  
満たされて総身を顫わせては歔き、ゆっくりと狂い始めていた。  

ベッドに朱に染め上げられた縄が投げられ、うつ伏せに寝ているクレアの瞳が見開かれた。  
メッセニに艶やかな長い髪を掴まれると上体を起こされる。  
「ああ……ご主人様……嬉しゅうございます……」  
 朱の縄がクレアの白く透き通った乳房を挟んで、後ろ手に縛られてベッドに投げ捨てられて、  
横たわった格好で脚のふくらはぎを担がれて、秘孔に屹立を押し込まれた。上体を曲げて肉の  
交わりを眺めていたクレアも、深い挿入感に負けて、逆海老に大きく仰け反って喚いてしまう。  
「はあ、ああっ、き、気持ちいい!あん、あん、あっ、ああッ!」  
 クレアの朱の縄に拘束された真珠のような柔肌がメッセニの律動に揺さぶられ月に静かに  
照らされて、精霊ウェンディーネを貪る妖獣へと駆り立てて血を滾らせてゆく。  
「ロリィ、お前も入って来い!どうした、早く来ないか!」  
 別室のドアが開いて、朱の縄に拘束されてベッドで嬲られているクレアの視界に華奢な躰  
付きの少女の姿が目に入った。  
「いやあっ、いやあっ、いやあああああッ!」  
 クレアはメッセニに突きあげられながら、狂ったように顔を振り出して長い髪が妖しく乱れて  
秘肉がペニスを窮屈なまでに締め付けている。  
「早く来ないか!ロリィ!そして、肉の繋がっているところを舐めるんだ!」  
「ひぃーーーッ!」  
 呼ばれた少女は既に全裸で、ベッドに近づいてゆっくりと乗って来た。女の躰に対して、  
あまりにも稚いロリィの姿にクレアの羞恥心が焙られて堪らなかった。そのロリィという少女が  
あまりにも可憐で男女の性交の場に似つかわしくない存在であることにもクレアは、メッセニの  
持つ悪魔のような人間性に恐怖せざるを得なかった。  

クレアは美少女が自分の秘孔を突く強大なペニスの所業を眺められていることに、羞恥が極限  
に膨れ上がり涙して喚いていた。  
「な、なにをしている!早く舐めろ!」  
「いやああッ!やめてええッ!ゆ、ゆるしてええッ!」  
 ロリィは両手を付いて、肉襞をはみ出させ、節くれ立った肉棒に小突かれて湿った音を立て捲くる  
男と女の営みをしている場所へと、紅潮した顔を少しずつ近づけていく。  
「お前のと随分違うだろう?こうなりたいだろう?」  
「ああ……」  
 クレアが呻く。そしてロリィが言った。  
「イヤ」  
「ひぃーっ」  
「随分と嫌われたものだな、クレア。さあ、早く舐めないか!」  
「くううっ、んはああ……」  
 ロリィはクレアの尖りきっている艶やかな核へと舌をそっと近づけて舐め、溢れ出る愛液を啜り  
始める。まるで仔猫がミルクを飲むかのようにピチャピチャと音を立てている。そしてメッセニの  
クレアを突きあげるペニスを横咥えしてしゃぶっていた。  
「ああ……あうっ、ああっ、あっ、あううっ、んあああああッ!」  
 クレアの子宮口をメッセニの白濁が予想よりも早く迸り射抜いていた。しかし、クレアが目を醒ますと  
今度はベッドの四つ隅の下方二点に両足首を縄で縛られて開脚させられ、仰向けに寝かされて  
その上にロリィが覆い被さってメッセニに後ろから貫かれて揺さぶられているのを目にした。  

 

「ロリィ、オッパイに抱きついてお母さまと言わんか!いや、お姉さまかな、ハッハハハハ!」  
 ロリィはシーツに付いていた両手を畳んでクレアの喘ぐ豊満な乳房に乗せると、その顔を埋めて、  
言われた通りに小さくお姉さまと呟いた。そして、可愛らしい声で美少女は喘ぐのだった。縄で拘束  
されていなければ、ロリィの華奢な躰を折れるほど力いっぱいに抱きしめたいとクレアは思うまでに  
妖しいまでの昂ぶりを感じていた。メッセニにロリィが突かれる度に秘所が擦れ合わさるだけでは  
不満で腰を揺さぶろうとするのだが、細い足首を拘束されていてそれも思うように行かないで歯痒い。  
そして、ロリィ以上にメッセニのペニスを咽喉から手が出るほどにクレアは欲していた。しかし  
彼女に快楽を求めることを禁じていて、メッセニ中佐は未亡人・クレアに君臨する絶対者だった。  
「ううん、うんッ、うあん……むうっ」  
 クレアの豊満な胸の上でロリィの顔がメッセニの抽送に喘いで揺さぶられ、少女の薄い胸とその  
尖りがクレアの柔らかい腹部を妖しく擦っていた。滾るペニスはロリィが独占して、間接的にしか  
クレアを愛してはくれない。ロリィから絶えず洩れてくる重い呻きがクレアには、この美少女が  
恨めしくもあり、それでもこのいたいけな美少女に性的な魅力を感じて美少女ののたうつ躰に悶え  
苦しんでいた。そこへ、クレアが渇望していたものが、重い衝撃として訪れる。クレアの唇が  
いっぱいに拡がって透き通った白い前歯を覗かせ躰が大きく跳ね上がる。  
「いやああ!おとうさま!ロリィから出て行かないでぇ、おねがい!」  
 クレアには到底出来そうもない媚態がロリィから洩れる。  
「ロリィ、見てみろ!快楽に屈服した女の本当の姿を!」  
 クレアの総身が待ち望んでいたものに痙攣して、メッセニのペニスをロリィ以上にきつく締め付け  
てくる。メッセニの顔が汗で濡れ、綺麗に紳士然としていた髪がしどろに乱れて額にへばりつき、  
ロリィの白い背中に汗の雫を滴らせていた。そのロリィがクレアの悦楽に歪む顔を覗き込んでくる。  

「なにをしている!さっさとクレアの顔に跨って愛して貰え!」  
 メッセニはロリィにそう言い放つと、揺れる小さな双臀をピシャッと打った。  
「いやあッ」  
 ロリィはクレアの躰の上でゆっくりと起き上がって、後ろの方に首を捻じってメッセニの顔を見て  
開脚すると四つん這いになりのろのろと歩き出す。メッセニは美少女・ロリィが太腿のあわいから  
滴らせる愛液とひくつく無毛の秘所の蠱惑に気分が昂ぶる。ロリィの小さな双臀を掻き抱いて  
アヌスを嬲るのもいいかと思い巡らすも、今メッセニが欲しいのはクレアの灼けるような膣に出し  
入れしているペニスで彼女の嬌態を晒すことにある。クレアの未亡人という肩書きに愛人という  
スパイスで、楚々とした淑女を女に剥いていくということがクレアを美中の美として創造できる術  
と信じて、その過程を大いに愉しんでいる。  
「ああ……あなた、あなた、あなた……あううッ、あうっ、あっ、あっ、あっ」  
 クレアの唇から洩れた言葉にメッセニが嫉妬し、もたげる鎌首で彼女を壊すかのように抉る。  
「なにをしている、さっさと塞げ!」  
 ロリィの躊躇いの瞳がクレアの夫を叫んで悦楽に歔く女の美貌を見下ろして、ゆっくりと彼女の  
唾液を垂らして喘いでいる唇に腰を落としていった。  

 

 翌日、クレアは家に籠もりっきりで、窓も開けずに咽び泣いていた。メッセニの情婦となって久しく  
忘れていた気持ちが蘇り、両肘をテーブルに立て顔を挟んでテーブルを涙で濡らしている。  
掲げられている拳はいつしかいっぱいに拡がっていって奈落を前にしての号泣となった。  
メッセニに貫かれながらあなたと叫んでいた自分がどうしょうもなく許せなかった。クレアは  
立ち上がると寝室の鏡台のところに行って、引き出しのなかの短剣を取り出して懐へとしのばせると  
家を飛び出していった。メッセニの情婦となって以来、行くのを躊躇っていた最愛の人が眠る場所  
だった。目的は夫の居る場所へ。  

 墓所へと赴いたクレアを待っていたものは、またもや東洋人の傭兵の姿だった。墓石に跪いて  
祈りを捧げているのだが、どこか様子がおかしいことが遠目にも見て取れた。稜は修行とアルバイトに  
明け暮れて躰を壊して熱でふらふらになっていた。  
(まだ、ヤングを師として仰いでいたのね……)  
心のどこかに彼のことが引っかかっていたとでもいうのだろうか、クレアはここになにをしに来たのかも  
捨て置いて、心のなかに安らぎに似た感情がゆるやかに拡がっていくのを感じていた。夫の眠る  
場所で祈っている稜のところに駆け寄ろうとするが、今も夫を師匠として慕い毎日語らっているような  
姿を見ていると、近寄る足がだんだんと鈍ってゆく。  
「ク、クレアさん……来るなって言われたのに来てしまったりして……申し訳ありません」  
 稜が先にクレアの気配に気が付いて彼女の方を振り向いた。クレアは彼が顔を見せた時に、何か  
の影か残像のようなものがふっと消えるのを目にしていた。  
「その様子だと毎日此処へ来ているみたいですね」  
「えっ、す、すみません。お、俺すぐに帰り……」  
(稜しっかりして!だから休もうって言ったのに!)  
 稜がすっと立ち上がったものの、よろめいて崩れそうになったのをクレアが肩を貸して彼の躰を  
支える。稜の気だるそうな顔が、不思議そうにクレアの顔を覗き込んでいた。  
「クレアさん、俺のこと嫌いだったのじゃあないですか……?」  
 クレアの目に稜の顔の傍に何かが、ぼんやりとだけ見えてまた消えていった。  
「ええ、今でもキライよ」  
 クレア・マジョラムの瞳は母か姉のような眼差しで、やさしく彼を見ているのだが稜にその気持ちは  
伝わってはいなかった。  
「お、俺もう大丈夫ですから……もう、いいですからクレアさん……」  
 稜は接近したことに照れてしまい、クレアの躰をかるく突き飛ばして歩こうとするが、足がもつれて地面へ転がった。  
「キ、キライよ……大っキライよ!騎士の仕事は躰を壊して死ぬことなのですか!たいせつなものを残して逝くことなの!」  
 意識が薄れていく中で稜は、クレアが仁王立ちになって泣いている姿を見ていた。  

 

そして、彼は倒れてしまいクレアは青ざめ、額に手をやると物凄い熱があった。  
「あ、あなた、だいじょうぶなの……たいへん!」  
 しかし、彼を連れて病院へ行くほどの度胸は今の彼女にはなく、人の目が気懸かりだった  
からで墓所を出るとすぐに馬車を拾って、彼を自分の家へと連れて行った。その道すがら  
御者は何度も病院へ連れて行かなくともよいのかと尋ねてきたのだが、クレアは黙してなにも  
語ろうとはしないので諦めざるを得なくなる。  
 クレアはうなされている稜の頬に手を当ててやっていた。またその時、彼の顔の近くに何かが  
見えたような気がした。私は彼を家に連れて行ってどうしょうというのだろうと思うのだが、なぜかしら  
ヤングを意識し始めた頃のときめく自分を思い出している。何をしに墓所へ行ったのかも忘れて。  
(馬鹿げているわ……メッセニ中佐の愛人にまでなって堕ちて、どうしてこんな気持ちを思い出すのよ。  
捨てていたはずのことなのに……でも、今は……今だけは)  
 家に着いたクレアは稜を下ろそうとするのだが彼は正体をなくしていて思うようにいかない。  
御者はすぐに降りて馬車を留めると、彼女のところに来て彼を肩に担いですんなりと下ろした  
のだった。  
「ご、ごめんなさい」  
「こつがいるんだ。まともに引っ張ったりして下ろそうとしても人は動かないよ」  
 ついてっきり、もたもたしていることで叱られるとばかり思って、おどおどしていたクレアだった。  
「なあ、ホントに病院へ行かなくともいいのか?医者連れてこようか?」  
「……」  
「だんまりかよ……しゃあねえな。なら、早く扉を開けてくれ。運ぶからさ」  
「は、はい、すみません」  

 

 その夜クレアはメッセニに呼びつけられてもいなかった。突然の来訪という可能性もなくも  
ないが、まず薄い。彼女はメッセニのあてつけで、遺書を書き残してみたり、その死に様を中佐  
に晒すようなまねはしたくなかった。しかし、墓所で死ぬというのも随分と冒涜した話しだなと  
稜の世話をしながら自分を笑えるまでになっている。  
 彼を軽装の胴衣のみにさせて濡れたタオルで躰を清潔にしていった。あちらこちらに小さな  
ものから大きなものまでの刀傷を認めクレアの瞳に涙が溢れてくる。今日付けて来たであろう  
痣までもある。夫の仇となった疾風のネクセラリアを討って名を挙げ、あの時は運命の皮肉と  
新兵の増長と思ってキツイ言葉を彼に吐いたことを後悔していた。  
(夫と同じ疵を持っているのね……ドルファンの人たちの支えとなって……闘って……)  
 疵をなぞるようにさわっていた手がふるえて、クレアの口を覆う。そして下腹を拭いていたタオル  
を置くと、稜の鎮まって寝ているペニスにそっと白く細い指でふれてみると、それがピクンと動いて  
手を引く。クレアは徐に立ち上がってネグリジェの紐をほといて床にパサッと落とすと素肌を晒して  
ベッドに寝る稜に覆いかぶさってクレアの鼓動が速まってゆく。稜の胸板に顔を付けてとくん  
とくんという音を聞いて、濡れる瞳をそっと閉じる。彼のペニスが秘所にふれて女がどうしょうもなく  
疼くのをなんとか堪えて毛布を手繰り寄せる。  
 どれぐらいの時が流れたのだろうか。朦朧とする意識のなかで稜の瞳がゆっくりと開いた。  
「震えは治まったみたいね、よかったわ」  
 稜は自分の顔を覗き込んでいるクレアを見て瞼をゆっくりと閉じて、また開いていた。彼の腕が  
クレアの背中に廻されてペニスがピクンと跳ね上がる。  
「みもり、みもり……海森……逢いたかった……逢いたかった、海森!」  
 長旅を経てやっとのことで、想い人に巡り逢ったような厳かな響きがクレアの乙女心を捉えていた。  

『稜、しっかりして!この人は海森さんじゃない!それに稜はまだ生きているのよ!生きて  
いるんだから!』  
「あ、あなたは妖精さん……なの……?」  
 稜の顔近くを羽ばたいていたピコが初めて人に声を掛けられて驚いてクレアの方を見た。  
『えっ!わ、わたしが見えるの!?』  
「ええ……ああん、あっ」  
 稜はクレアの頬の涙の痕に唇を這わせようとしている。  
『だ、だめだよう!稜、気が付いてよ!海森さんじゃないのよ!』  
「い、いいの……代わりでも……ああ……せつないの……もう、どうしょうもなくて……」  
 稜のペニスが熱を孕んで膨らんでゆき、クレアの花芯も芽吹き始めていた。  
『なんの慰めにもならないよ!なんの……こんなのって哀しすぎるよ』  
「あ、あなたは……誰なの……んんっ、んああっ!」  
『私はピコ、稜の思念体なの!それが、クレアさんに見えるだなんて……』  
 両手で顔を覆ってしまったピコの躰にクレアの白魚のような指がそっとやさしくふれる。  
「彼とおなじなのね。わたしの為に泣いてくれているの……んっ、で、でもわたししたちは生きて  
いるの……あなたもよ……思念体なんかじゃないわ……稜のことがとても好きなのね…  
…やさしい娘」  
 ピコはクレアの差し出した手の細い指に抱きついて顔を振っていた。  
「ピコちゃん、わたしの躰のなかに入ってきてもいいわ……来て……んっ、んああっ……」  
『そ、そんなこと出来ないよう!もう言わないでえ!』  
「さあ、は、早くうっ……慰めあうのは罪なんかじゃないから……躰を共有して……ピコちゃん」  
 クレアの顔が仰け反った時にピコは煌く光の軌跡を描きながら飛翔して、彼女の額にぶつかると  
光の粉となって飛散していった。  

 稜はうなされたように守れなかった愛しい人の名を連呼して、クレアの乳房を貪っていった。  
クレアの溢れ出た愛液が稜の勃起をやさしく包んでいた。彼女は顔を捻じって後ろを見るような  
仕草を取ると、右手を返して手のひらで裏筋からペニスを包むように捉えると腰を浮かして  
秘孔へとあてがった。稜は乳房から唇を離して躰を起こそうとするが彼の両手をクレアは  
しっかりと握り締めると腰をゆっくりと落として、口吻をしようとした時に破瓜の痛みが総身を  
駆け抜けていった。  
「ううっ、あうっ、い、痛いっ……んああッ!」  
 ピコと一体化したことで蘇った処女膜が、稜の逞しい屹立によって押し拡げられて挿入が  
果たされる。かつて夫に処女を捧げた感覚がよもや呼び起こされようとは考えてもいなかった。  
しかも、屹立をまともに受け入れた体位であったために痛みが烈しく、その楚々とした美貌は  
苦悶に朱を刷いて歪んで玉のような汗をどっと噴き出させている。  
 クレアは小娘のように泣き叫んで、その苦痛に歪んだ顔を見られまいと稜の唇を素通りして  
頬摺りする格好となり豊満な乳房は彼の胸に押しつぶされて唇は大きく開かれていた。  
稜は迷子になった少女をなだめあやすかのように、さっきまでの熱情を御して背中に両手を  
廻してやさしく撫で擦ってやっていた。しかしクレアの秘孔は稜のペニスに処女膜を裂かれ  
た痛みから太腿は顫えて赫い血が稜の股間を濡らしている。  
 それでも、クレアは陰核を稜に擦り付けるように運動して悦びを極めようとしていた。背中の  
顫えが稜の時を戻させてかつて愛していた女を抱きしめ、抱きしめられる感覚に快美へと呑まれて  
ゆくのだった。  
「海森!海森!もう絶対に離したりしないから!」  
 クレアの真っ赤になった顔が夫の名ではない、彼の名を信じられないような獣じみた声で  
叫んでいた。  
「リョウ!傍にいて!ずっとわたしの傍にいてえええええッ!リョウうううううッ!」  
『ありがとう、クレアさん……』  
クレアのなかにピコの声が聞える。  

 
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