「ひっひっひっ」
怯えたソフィアの顔を覗き込んでいた男が下卑た笑い声を上げた。
「結構、上玉じゃねえのかよ、こいつ」
「可哀想になあ、震えてるぜ」
ソフィアの後ろに、まるで彼女を抱くように立っている男が続ける。
「兄貴、そろそろ頂いちゃっていいですかね?」
「おう・・・、そろそろやるか」
この場を仕切っている頭の声はまるでナイフの様にソフィアの胸に突き刺さる。
「じゃあ、お嬢ちゃん。スカートと下着を脱ぎな」
「そ・・・・そんな・・・・」
ソフィアは顔を真っ赤にしながら小さな抗弁をする。
「・・・・・で、出来ません・・・・・」
こんなことなら・・・
その時、あの憧れの東洋人の彼の顔が脳裏に浮かんだ。
こんなことなら、・・・彼に、抱かれていれば良かった。
こんなことなら、・・・想いを打ち明けてしまえば良かった。
こんなことなら、こんなことなら・・・・
「おいっ!!」
目つきを鋭くした首領格の男はソフィアの襟元を掴んで睨みつけた。
「ここまで来ておいて今更寝ぼけたこと言ってんじゃねえぞ、こら」
その視線に射すくめられたように、ソフィアは逃げることも出来ない。
「お前のオヤジの借金がいくらになってんのか解ってんのか、おいっ!」
首領格の男はソフィアのやわらかい乳房をゆっくりともみしだきながら言う。
「・・・安心しろや。お前も楽しませてやるからよ・・・・」