みつめてナイト  
 
 

ライズも、霞みが掛かった心が快感に支配されていくのを感じていた。  
──そこは、ヴァルファバラハリアンの駐屯地内。兵舎兼用天蓋の中。  
後ろ手に縛られた手首を捕まれたまま、ライズは股間をライナノールに嬲られていた。  
「こんなにコリコリしてるのね。こうして、足を大きく広げて皮の上からこすると」  
ライナノールの指の動きに合わせてライズの割れ目がくちゅっと音を立てた。  
「ここからあそこの奥の方まで響いてくるでしょう」  
ライナノールはライズの敏感な身体を嘲笑して、くちゅくちゅと音を立てさせる。  
「ほーら、もういい気・持・ち♪」  
ライナノールは含み笑いでそう囁くと、尚もその指をライズの胎内に突き刺した。  
「・・・だめぇ・・・っ」  
ライズは思えずギュッと目をつぶって悲鳴をあげた。  
今のライズに出来る事は二つしかないのだ。  
その二つとは、悲鳴をあげる事と、・・・そして快感に喘ぐ事。  
それは絶望から来る認識だった。ライズは熱く、そして哀しい吐息をつく。  
「だめ・・・? 『気持ち良い』、でしょ?」  

ライナノールの指が更に執拗にライズの割れ目の筋に沿って淫靡な動きを続ける。  
びちょびちょ、にちゃにちゃという粘膜の擦れるいやらしい摩擦音が響く。  
「あ、ああっ・・・はあっ・・・」  
「ライズは本当に感じ易いのね。ほら、ここなんてもうこんなふうに」  
「・・・いや、ああ・・・・ああああっ・・・」  
兵士達はライナノールに翻弄されるライズを見て口々に囃し立てる。  
「ライズはマゾだな。いじめられると感じるみたいだ」  
「おいおい、あんなに濡れてるぜ。もう洪水だな、ありゃあ」  
「早く突っ込みてぇぜ。犯しぬいてやるからよ・・・へへへへ・・・」  
ライナノールはそんな兵士達に見せつけるように指を動かしてライズを嬲る。  
「こうすると感じるでしょ?」  
「・・・やめてぇ・・・・くうぅぅ・・・」  
ライズの閉じた瞳からは絶え間なく涙が溢れてくる。  
そして、涙と和音を奏でるようにその唇からは吐息が途切れる事はない。  
ライズは既にライナノールからどうしようもない快感を植え付けられていた。  

ライズのようなガキではライナノールに知略でも性技でも敵う訳がないのだ。  
ただ、ライナノールの指から送られる快感に喘ぎ悶えるだけだ。  
ライナノールはそのライズの悲嘆からくる涙を心地よいものと感じる。  
ライズには・・・まだまだ生き地獄を味わってもらわなくてはならないのだ。  
「ふふっ・・・いやらしいライズ・・・感じるのね・・・」  
「ひーっ、うううう・・・」  
ライナノールは自分の指先一つで美少女を操っている事に満足を覚える。  
「貴方の身体が感じるトコロ、教えてあげる。よぉーく覚えておくのよ」  
──いや、覚えていても仕方がないんだけどね。  
ライナノールは心の底から晴れ晴れとした表情で微笑む。  
ライズはこれから散々辱められ男達に嬲られ尽くした後、処刑される運命なのだから。  
それはライズ自身も納得させられている事だ。  
ヴァルファバラハリアンが八騎将として敵国の人間に心を許した罪は許されない。  
だからこそ、ライズは次の闘いの前に勝利の為の生贄になる事を受け入れたのだ。  
どうせ死ぬ運命の少女だ。ライナノールは精々貶めてやるつもりだった。  

ライナノールの指先がライズの胎内で微妙な動きをみせた。  
「さあ、気持ちいいわよ。こういうふうにしてから、こう?」  
「ううううう」  
ライズの背中がのけぞった。子宮から次々に濃い愛液が流れ出す。  
ライナノールの唇がライズの喉元を舐め上げていく  
「わかった? こうやって、こう・・・・」  
「あーっ! ああああ・・・っ」  
「こういう手もあるわよ?」  
「あああああ・・・・・っ」  
「ふふふ・・・ここもチェックね?」  
「ああっ! あー、はぅ、ううっ・・・・」  
ライナノールは、一先ずライズに恥辱を与えるべくひとしきり激しく指を動かした。  
「ああああああ・・・ーーーっ、いやあぁぁぁっ・・・っ」  
その強過ぎる刺激に甲高い悲鳴のような声と共にライズは涙を流しながら絶頂に達した。  
一瞬、きゅっとライズの膣口がライナノールの指をくわえ込んで痙攣した。  

 
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