みつめてナイト  
 

ライズは恥辱と屈辱の中にいた。  
ヴァルファバラハリアンの駐屯地内の兵舎兼用の天蓋の中は淫靡な空気に包まれていた。  
ライナノールに後ろ手に縛られた手首を捕まれたまま、ライズは両方の乳房を嬲られていた。  
ライズが抵抗も許されない事が解った兵士達は、かさにかかってライズを責める。  
「う・・・あぁぁ・・・・」  
いやらしい手つきで見ず知らずの兵士達に乳房を揉まれ、ライズは首を振って涙を流す。  
だが、兵士達は無垢な少女に遠慮がなかった。そんな彼女の涙さえも責めのスパイスにする。  
「乳首が立ってるぜ・・・・感じてんだろ、おい?」  
「・・・ち、違ぅぅ・・・・」  
ライズはほとんど息だけの声で言った。だが、そんな声は男達の笑い声にかき消されてしまう。  
勝手に刺激されて敏感になったライズの乳首を、兵士の一人がつまんでこねまわす。  
「や・・・やめて・・・」  
いじられると乳首から電流のような刺激が首筋を伝わってライズの全身を駆け巡った。  
「もっと胸が大きくなるように揉んでやるからよ」  
兵士が恩着せがましくライズに笑いかけて乳房を強くつかんで揉み込む。  

まるでライズの乳房は、ライズのものではないようだった。  
勝手気ままにもてあそばれて触られて乳首を立たせられてオモチャにされてしまう。  
ライズは、ヴァルファバラハリアン八騎将とまで言われた自分がこんな屈辱に甘んじなければ  
ならない事が信じられなかった。普段ならこんな男達など歯牙にもかけないものを・・・・  
だが、これは自分に与えら得た罰なのだ。この戦乱の最中で愚かにも恋などにうつつを抜かして  
いた自分への罰なのだ。ライズは先日ライナノールに言われた言葉を反芻していた。  
自分自身、あの東洋人の傭兵との逢瀬にときめきを感じていなかったと言い切れないのだ。  
情けない。それこそヴァルファバラハリアン八騎将である自分が敵国の傭兵とつかの間の交流を  
望んでいたなどと・・・余りに情けなくて、ふと我に帰れば父に合わす顔もない。  
ライナノールは言った。そのライズの甘さによって多くの死ななくていい兵士が死んだ、と。  
その兵達の魂を鎮める為にライズは謝罪として死ぬべきだし、その身体を慰安に提供すべきだと。  
それはまさしく詭弁の最たるモノでしかなかったが、ライズにはそれが解らない。  
軍隊に於いて将軍や士官の育成以上に手間の掛かるものはなく、兵士はいわば駒である。  
きれい事ではない勝利の為に兵士を督励し死地へ赴かせるのはいわば将軍の義務だ。  
その精神的苦痛と罪悪感に耐えきれる者でなければ、本来は人の上に立つ資格はない。  

そして、その覚悟は氷炎のライナノールにはあるが、ライズにはなかった。  
更に、ヴァルファバラハリアン八騎将とは言え実際に人を殺した経験はないライズだ。  
他人を殺した経験を持たないという事は自分と自分の周囲の人間が殺されるという  
想像を持てないという事でもある。だからこそ実際に死んだ兵士の話にひるんでしまう。  
そんなライズの少女じみた感傷につけ込むのをライナノールは忘れなかった。  
更に殉教者の側面をライズに与えてさりげなくプライドをくすぐってやるのも忘れない。  
死によって償いをするのだという説得は単細胞のライズの心にピッタリとはまる。  
本当に自分の行いを悔やんでいるのだとしたら死を以って逃げる事ではなく、罵倒されても  
生きて、生き抜いてその罪を償おうすべきなのだが、ライズはそんな事は考えられない。  
いわば、この女はこの期に及んでも悲劇の主人公足りえようとしている少女なのだ。  
ライナノールはそのライズのマゾじみた悲劇的な欲求を利用する事も忘れない。  
・・・さあ、ライズ。これからもっと恥ずかしい目に合わせてあげる・・・  
「胸ばかりじゃなくて、あそこもイジってあげなさいよ」  
ライナノールはライズの着ているドルファン学園のスカートを毟り取った。  
自分の飾り気のない青いショーツが兵士達の目に晒され、ライズは涙でにじんだ目を伏せた。  

「いやぁっ・・・・」  
「あら、こんな目に合わされてるのに、ライズったら感じてるのね」  
ライナノールがライズの股間を覗いて指差した。  
「ショーツが濡れて、濃い下の毛が透けちゃってるじゃないの」  
ライズは唯一自由になる首を思いっきり左右に振って揶揄を聞こえないようにする。  
だが、調子に乗った兵士達にはライズが泣けば泣く程、彼女をいたぶる楽しみとなる。  
「どうれ、ライズちゃんのここはどんな感度かなあ〜?」  
兵士に一人が強い振動を付けつつ指を前後させた。摩擦で、ライズの股間が熱くなった。  
「う!・・・うっ、う、う、う・・・」  
ライズは一方的に与えられる快感に小さく小刻みに喘ぐ事しか出来ない。  
「おう、どんどん濡れてくるぜ、いやらしいなライズは」  
「案外、ライズはマゾなんじゃないのか? もっとひどくしてやれよ」  
「早く生で見て欲しくてウズウズしてんじゃねぇーの? こいつスケベっぽいしな」  
「じゃあ、パンツは脱いじゃいましょうねぇ〜」  
ライナノールが早く脱がしなさいとでも言うように大きく頷いて兵士を督促する。  

最初にライズの乳房をもてあそんでいた兵士がライズのショーツを脱がせていった。  
・・・・あぁぁ・・・見られてしまう。私の恥ずかしい所が兵士達に・・・  
「ううう・・・・ぐ、ぐすっ・・・」  
ライズの堪え切れない涙があふれ、裸の胸にポタポタといくつもこぼれて落ちる。  
「よし、開けよ」  
「・・・・ああ・・・っ」  
ライズの右の足と左の足を別々の兵士がつかんで両側から大きく膝を開いた。  
いくら力を入れても男二人がかりの力には適わない。自分の無力さが哀しい。  
「・・・・見ないでぇ・・・・」  
ライズに出来る事は哀願する事くらいだが、それを聞き入れる男達ではない。  
遂にライズの股間は何にも隠される事なく照明の下にさらしものにされた。  
既に天蓋中の兵士が集まって来ているから50人以上いるだろうか。  
生まれてこの方誰にも見せた事のない秘密の場所をこんなに大勢の人に無遠慮に見られ  
目で犯され、抵抗一つ出来ない・・・ライズはそんな自分が哀れに思えた。  
しかし、そう思うのと同時に何か子宮の奥底に見知らぬ衝撃が来たのも解った。  

しばらくの間、兵士達は黙ってライズの股間を凝視していた。  
ライズのあそこにいやらしい視線が集中する。ライズはもううつむく事しか出来ない。  
「へえ・・・・なかなかキレイじゃんか」  
「まだまだ色も薄いな。ここなんて皮かぶってるぜ」  
兵士達は口々にライズの性器を批評しては笑った。  
・・・もう・・・・もう許して・・・・。  
そんな屈辱にまみれているライズを、ライナノールはまだ許すつもりはない。  
「もう少し濡らしてあげるわ、ライズ」  
ライナノールはライズの後ろ手の拘束を別の兵士に渡すと、ライズの股間に指を差し込む。  
「みんなにここを見てもらっただけで感じられるなんて、便利なコねえ・・・」  
「・・・・あ、・・・・あっ・・・」  
「フフフ・・・隠しても駄目よ。あそこをみんなに見てもらって興奮したのね」  
ライナノールの指がライズの割れ目の中心をなぞった。くちゅっと湿った音がする。  
「こんなにコリコリしてるのね。こうして、足を大きく広げて皮の上からこすると・・・  
ここからあそこの奥の方まで響いてくるでしょう。ほーら、もういい気持ち・・・」  

 
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