みつめてナイト  

 夏期休暇の初日、東は上機嫌で帰宅した。靴音も軽いのが自分でも  
わかる。原因は唇に仄かに残る小さなぬくもりだ。  
「あぅ!洋人お兄ちゃん。何、はしゃいでんの?大人のくせに!」  
 台所にいたロリィが顔を露骨にしかめた。両親旅行中をいいことに  
寮を抜け出し東の下宿に入り浸ってる。以外と料理も上手で重宝する。  
 腕利きの傭兵に似合わぬ様子で浮かれている東をジロリと睨んで。  
「まさか、教官さんとこのおば…お姉さんと何かあったんじゃ?」  
「違いまーす。クレアさんとはもう別れました」  
 実はふられたのである。亡きヤングの思い出話を口実にうまく  
進展してたと思ってたら、数日前から何か変な視線で避けられてる。  
「じゃ、何よ。熊や虎も現れてないし…」  
「うーふーふー。子供には、ひ・み・つ」  
「お兄ちゃん、また何か隠しごと!ロリィ、もう怒ったかんね!」  
 低い体勢でロリィが突進してきた。懐に潜り込み襟元を下から締める。  
「…く、苦しいよ…」うなる東にかまわず、燃えるような目でチェック。  
「ルージュ!薄いけど間違いない!お兄ちゃん、キスしたんだ!誰と?」  
 つかんだ襟をギリギリと締め上げる。可愛い顔してとんだ怪力だ。  
「く、苦しい、し、死む、いや、死ぬ、」  
「誰よ!酒場のクレアばばあじゃないんなら、一体、誰なのっ!」  
 東は息も絶え絶えやっと声を出した。  
「レズリーだよ。お前の親友てゆうか、お姉ちゃんの」  
「えっ!今、何て?」  
 ロリィの顔色が変わった。紅潮してた顔が青白く眼に妙な光が差す。  
手元がゆるんだ隙に東は慌ててトイレに逃げ込んだ。  

一体、どうしたってんだ?喫茶店で客と揉めてたところを仲裁に入り、  
家へ送る途上で告白され、そのまま勢いでキスをしてしまったのだが。  
やはり、ロリィには話すべきではなかったか。  
“ロリィの大事なお姉ちゃんに手を出した!”と怒ってるのか…  
しかし、いくらなんでもここまで怒らなくてもいいだろうに。  
 しばらく鍵のかかった扉を叩いてたがやがて諦めて台所に戻ったようだ。  
 やがて、台所から声がした。機嫌が直ったか先ほどと違い穏やかな声だ。  
 夕食はカレーシチューだった。自分用と辛口とは別の小鍋で仕上げを  
してくれたようだ。東の分は香辛料を増やしたか複雑で芳醇な風味がした。  
相変わらず表情は険しいが、気まぐれな子だ。機嫌は直ったのだろう。  
 気まずさを隠すため食べ過ぎたようだ。食後すぐ睡魔が東を襲ってきた。  

 目が覚めた東は状況を理解できなかった。  
 見上げているのは、見慣れた自分の寝室の天井。そこはすぐ判った。  
 しかし、全裸で、しかも大の字に両手両足を開いた姿勢で身動きでき  
ないでいるのは?手首足首はロープでベッドに固定されびくともしない。  
「あぁ、もう起きたんだぁ?」  
 明るい声がドアの方からした。声の主が誰かすぐ判った。  
「ロリィ!?」  
 徐々に姿が現れる。シャワーを浴びたのか髪は濡れ頬が紅潮している。  
身にまとうのは東のワイシャツだけ。ピンクの足は太股から全部剥き出しだ。  
可愛い顔もあって、幼いなりに色気が……それどころじゃない!  
「頼む、これをほどいて…ああぁっ!ダメだ見るな、俺の身体を!」  
 助けを頼みかけ全裸に気づいた。大の字だからもちろん何も隠し様  
がない。筋肉質な胸板、腹、その下の初々しい肉棒も丸見えだ。  

「恥ずかしがったってもう遅い!お兄ちゃん。縛る時たっぷり見ちゃったもん。  
写真だって撮っちゃったんだから」  
 え、なんだって。縛る時だって?じゃあ、ロリィがこんな事を?!  
 呆然としている東をよそにロリィはしっかりとした足取りで東の下半身  
の方へ行った。何をすべきか、何をしたいのか良く理解しているらしい。  
 その手が縮こまっている肉棒に触れた時、さすがに東も我にかえった。  
「おい!ちょっと待て!何をする気だ!?」  
「何って、ここまできたら一つしかないじゃん」  
 ロリィの口調はふざけようとして失敗し、真剣さが露になっていた。  
それだけに今やっている行為への真摯さが嫌と言うほど判る。  
身動きできないまま東は血の気が引く音を確かに聞いた。  
「へ、変なところを触るな!悪戯にもして良いこと悪いことがあるぞ!」  
「悪戯じゃないもん。本気だもん」  
「え……?」  
 良くは見えなかったが、ロリィはゆっくりと恐る恐る肉棒をなぜまわした。  
もちろん生まれて初めての経験なので顔は紅潮し、指先は震えている。  
その指に伝わる感触は当然まだ柔らかいが、ほのかな暖かさが  
触れた部分から確かに伝わってきた。  
「お兄ちゃんが悪いんだよ。ロリィ以外の女と付き合おうとするから…  
今まで影で邪魔するのにロリィどれだけ苦労したか知っている?」  
 東は問いかけようとしながらもその解答は予想でき…ぞっとした。  
今まで女との付き合いがことごとく途中で失敗したのはこのせいか。  
「でも、もう決めたの。お兄ちゃんの弱みを今夜握るの。ロリィ以外の  
女に手を出したら世間に公表して、人生ずたずたにしてやる」  

とんでもない宣言だが、淡々とした口調は冗談とは思えなかった。  
縛りつけられた無理な姿勢から何とかロリィを見ようと顔を上げる。  
予想通りに真剣そのものの表情があった。  
「弱みって何だ?こんな写真くらいで脅迫されたりしないぞ!第一…!」  
 絶叫したがそれは虚勢であり、決して雄雄しいものとは言えない。  
自分でも顔色が変っているのが判る。今から起こる事やその動機を  
聞く事に理性と感性の両方が危険信号を出していた。  
「写真なんて――そんな簡単なもんじゃないもん」  
 ロリィは鼻で笑った。  
「それに誰かに言ったってロリィが怒られるわけは絶対にないの…  
だってお兄ちゃんがロリィを強姦するんだから」  
 東は絶句した。しばしの間、ロリィのくすくす笑いだけが部屋に響く。  
その間も暖かい指が萎んだ肉棒をゆっくりといじりつづけている。  
その本気を疑う気にはとてもなれなかった。  
「強姦なんてそんな嘘が通るわけがないだろう!」  
「じゃ、中学生のロリィが傭兵のお兄ちゃんを薬で眠らせ、縛り付け、  
強姦したとでも言うの?そんな話より、逆の方がみんな信じるよね?」  
 ロリィは楽しそうに言い返し、再度、東を絶句させた。確かにそうだ。  
ロリィの嘘より、事実の方が余りにも現実的ではない。ましてこんなに  
可愛い美少女が訴えれば、誰が外国人傭兵の主張を信じるだろう。  
一瞬、絶望で目が眩みそうになった。  
「…判った。ロリィが嫌なら今後、女と付き合わない。もし付き合ったら  
その嘘を公表しても良い…だから、もう今日は許してくれ。な?」  

それでも何とか気を持ちなおして、懐柔策に出る。ロリィが今から  
何をする気かは予想がつく。せめてそれだけはやめさせないと…しかし。  
「だーめ。お兄ちゃん嘘をつくから」  
 ロリィは笑っているのに違いない声で、東の必死の譲歩を明るく拒否した。  
「嘘なんか―――」  
「ほら、それが嘘!ロリィの王子様になるって約束してたくせに、  
いろんな女に声かけて回ってるって噂、最近評判だよ!」  
 そんな無茶なと答えかけて下半身からの強い感触に悲鳴が出る。  
ロリィが肉棒をしっかりと掴み、上下にさすりだしのである。  
「ちょ、ちょっとま――」  
「それに……もう駄目なの」  
 悲鳴を無視してロリィは急に囁くように言った。  
「ロリィもね………濡れてきちゃったの……もう我慢できない……」  
 うっとりとした告白に東は硬直し…必死の思いでわめき声を上げた。  
「いい加減にしろ!このガキ!この…」  
「もう、うるさいなあ。ムードがないじゃない。お兄ちゃん、嫌いっ!」  
 ロリィは顔をしかめ、肉棒から手を離し…なんとパンティを脱ぎ出した。  
そしてピンクののそれを丸めるとわめき続ける東の口に押し込んだ  
「そうそう。今夜はロリィがお兄ちゃんのお嫁さんになる記念日なんだからね。  
王子様らしくクールにしといてね。」  
 速成のHな猿轡は十分な効果を発揮し、わめきはうめき声程度に小さくなった。  
ロリィがにんまりと笑う。パンティから口一杯に甘い香りと濃い目の味が広がる。  

東は縛られたままで最後の抵抗と猛然と身体を揺り動かし始めた。  
「もう、うるさいわねっ!これを使うわよ!」  
 あまりの拒絶ぶりに腹が立ったのか、ロリィは傍らに手を伸ばし、何かを掴む。  
「どうしても嫌だって言うのなら、こいつで切っちゃうからね!」  
 レズリーの誕生日にプレゼントした調理具セットに入ってた出刃包丁だった。  
今一つの反応とは思ったが、ロリィにお下がりとして譲っていたのか。  
「別にロリィはいいんだよ。お兄ちゃんのコレを切っちゃえば、  
他の女に行けないんだから。そしたらずっとロリィだけの王子様なんだし〜」  
 ロリィはそう言って刃を肉棒にあてた。鋼の感触が全ての動きを止める。  
「そうそう、いい子いい子」  
 ロリィは東の反応に満足そうに言った。  
 しばしお互い沈黙が続いた。脅迫までしたくせに何か躊躇しているような。  
「ごめんね。お兄ちゃん。こんな形になってしまって」  
 不意に、しかし思いつめたようにロリィが口を開いた。  
「ほんとは、最初の時はお兄ちゃんから抱いてもらいたかったんだけど……  
でももうお兄ちゃんが他の女の方を見るのを我慢できなくなったの」  
「だから今夜、お兄ちゃんをちょうだい…かわりにロリィの処女をお兄ちゃんに上げる……  
好きなの、愛しているの…お兄ちゃん」  
 突然の…しかし予想された告白にめまいを覚えた。それは恐れでもショックでもない。  
身体中の血が逆流したのだ。怒りか悲しみか、それ以外の何か咄嗟に判らなかった。  

「あ!勃ってる!」  
 本人に判らない事でも身体は動くらしい。肉棒は、主の意思を無視しびくりと反応した。  
生きの良い魚のようにロリィの両手の中で動いたのである。  
「確かこうするのよね。よいしょ、よいしょ」  
 反応に気を良くしてロリィは肉棒をしごき始めた。男のものを触るのは初めてだけあって、  
かなり乱暴で無駄に大きな動きだったが、肉棒はどんどん堅さを増している。  
こんな異常な状況だと言うのに…  
「ああーっ!こんなになっちゃった。最初小さかったのに。スゴーい。お兄ちゃんて!」  
 ついに肉棒は直立した。先端から先走りの液も出ている。主の言う事を聞かない  
恥ずかしい反応に、東は屈辱で本気で死にそうな気分になった。  
結局、誰がしても反応するのか。それともこんな子供に欲情しているとでも言うのか。  
 ロリィは肉棒を楽しそうに見ている。こちらは自分の愛撫への反応に素直に喜んでいた。  
“お兄ちゃんもあたしとしたいんだ”と思ったのである。しかし――  
「え?、わ…きゃあ!」  
 男の生理を知らないロリィは勃起した肉棒をそのまましごきつづけていたのである。  
当然の反応であった。東の股間から全身へ鋭い快感が走った。  
手の愛撫によって射精してしまったのである。  
白いどろりとしたミルクがロリィの顔から胸にかけてべっとりと飛び散った。  
「あぁぁ…すごいんだ。これが射精っていうものなのだよね」  
 びくびくとミルクを吐き出す肉棒を握り締めロリィは感極まった声を出した。  
目が恍惚とすらしている。新鮮な驚きで目を輝かせて、身体に飛び散ったミルクを  
丹念に指ですくい…舐めた。あまり美味くなかったらしく、可愛い顔を複雑にしかめ、  
しかし、肌についた分は全て指ですくい舐めとった。  

「お兄ちゃんの味って……何か、変」  
 呟くとワイシャツをさらりと脱いで傍らに置いた。  
仄かな照明に幼い裸体が照らし出される。もう身体を飾る物は何もない。  
全般に細目で幼い丸みが残るが、その分歳相応の健康な色香を発散させていた。  
「でもいっちゃうとまた小さくなるのよね」  
 ロリィは不満そうに呟き肉棒をワイシャツでぬぐった。すぐ綺麗にはなったが、  
サイズは元に戻っている。持ち主が呆然としているのだから当然であろう。  
先ほどと同じように両手でしごいてみたがすぐには反応しなかった。  
「後に取っときたかったんだけど。今夜は大サービスだかんね」  
 ロリィは呟き、へたった肉棒に口を寄せようとして…  
少し考え、頬を染めつつ身体を入れ替えた――69の形に。  
 びっくりしたのは東のほうだ。何か身体の上で動いているなと思っていたら、  
突然、股間が目の前にきたのだから。  
初めて見る少女の秘肉と薄い陰毛に心臓と目と股間が嫌になるほど反応した。  
「やだ、そんなに見ないでよ」  
 やはり恥ずかしいのだろう。愛撫そっちのけで抗議の声を出す。  
東は目の前の秘肉から陰毛を滴らせるほど愛液が染み出ているのを見つめた。  
「もう!」  
 真っ赤になりながらもロリィは肉棒をやや乱暴に咥え、舌を恐る恐る動かす。  
拙い愛撫だったが、タイミングはぴたりで、東の肉欲が反応する瞬間に合致した。  
「う・ぢ……!」  
 突然、口の中で大きくなった肉棒にロリィは目をぱちくりした。喉の奥に  
熱い塊が強くあたったのである。思わずむせ返り、口を慌てて離す。  

「あーあーあ、びっくりした。お兄ちゃん、現金なんだから」  
 そう言ってロリィは目の前の肉棒を眺め…ニヤリとする。肉棒は咥える前とは  
別の物のように逞しくなっていた。  
「何?しゃぶってもらって嬉しいの?それとも恥ずかしいところを見たせい?  
本当にお兄ちゃんってH。本当は前からロリィが欲しかったんじゃないの?  
そっか、だから性欲処理に他の女を追っかけまわしていたのね。  
お馬鹿ねえ。お願いすればいつでもしてあげたのに」  
 ロリィはコロコロと笑った。猿轡をかまさた東に対し言いたい放題である。  
もっとも少女の愛撫と身体に反応してしまったのは事実であったから、  
たとえ口が自由でも東には何も言えなかったが。  
「ま、これでお兄ちゃんは大丈夫ね。で、ロリィの方は…」  
 ロリィはそう呟きながら、右手を自分の股間に伸ばした。人差し指で  
秘肉に触れ、湿り気を確認し、そっと中に入れて柔らかさを確かめる。  
東にはロリィの秘肉に指が出し入れされる光景が至近距離で見えた。  
秘肉に挿入された人差し指を伝って滴り落ちた愛液のしずくが、頬に落ちる。  
「だい…じょぶよね。でも、いつもの指よりお兄ちゃんのは大分大きいけれど…」  
 ぶつぶつと呟きながらロリィは身体を入れ替え、騎乗位の姿勢になる。  
恥ずかしそうに十分な堅さになった肉棒をつかみ、先端を自分の秘肉にあてた。  
「………!」 東が猿轡ごしに叫んだ。だが、ロリィは聞く耳も持たない。  
第一、肉棒が明らかにコティコティに勃起しているのだから、説得力はまるでない。  
 肉棒を秘肉にあてがいはしたものの、ロリィはすぐには先にいかなかった。  
そのままの姿勢でしばし硬直する。心臓の鼓動が自分でも判るくらい速くなり、  
視界がぐらぐら揺れだしたからだ。それが処女としての初体験への恐怖のせいか、  
それとも恋焦がれていた男と一つになる事への感動か…本人にも判らなかった。  

「……えい!」  
 やがて、小さな掛け声と同時にロリィの腰がわずかだけ沈んだ。  
肉棒の先端がぬめりと温かみを同時に感じる。  
「いたーい!」  
 ロリィは痛そうな表情のまま、ゆっくりであったが徐々に腰を落としていく。  
東の肉棒にもじわじわとかなりきつい締めつけが順番に感じられたいった。  
「……入っちゃった―――」  
 ロリィが囁くように言い、動きが止まった。肉棒の先端も何かあたっている。  
柔らかい肉襞の感触と肉壺全体から痛いまでの締めが同時に感じられていた。  
「…お兄ちゃん。お兄ちゃんのが全部ロリィの中に…今、お兄ちゃんと…」  
 ロリィの声は嬉しそうではあったが、明らかに痛みをこらえていた。  
「やだ、お兄ちゃん、急に大きくしないでよ!さ、裂けちゃう!」  
 頭ではあってはならない事だと思っているのだが、身体は別のようである。  
ロリィは太く、そして堅くなった肉棒に本気で悲鳴を上げた。  
「ヒッ―――!」  
 悲鳴を上げられてもどうしようもない。何とか腰を動かして中から出ようとする。  
「だめ!逃げちゃ!」  
 痛いはずなのに腰をさらに沈ませ身体を前に倒し、東の胸に両手でしがみつく。  
爪が肌に立ち、鋭い痛みと血の匂いを感じさせた。  
「動いちゃだめ…もう…ずうっとロリィの物なんだからね。逃げたりしたら……」  
 痛みをこらえながらも笑ってそう言うロリィに、東は心底ぞっとした。  
一瞬、この少女から一生逃れられないのではないかという思いが脳裏に浮かぶ。  

ロリィは身体を少し浮かせてそろそろと動き始めた。痛く苦しいはずなのに、  
ゆっくり腰を上下に動かす。肉棒にきつい締めつけと、絞り上げるような力が加わった。  
「ね…どう?ロリィのあそこ?男の人って女と違って最初から気持ち良いんでしょ?」  
 囁きながら、ロリィは動く。その肉壺はまだまだきつすぎるだけだったが、  
大して時間もかからずに二度目の強烈な快感が肉棒から腰へ伝わる。  
ほとんど耐えられず――すぐに爆発した。  
「あ……出ちゃった……」  
 二度目と言うのに肉棒は恥ずかしいほどミルクを吐き出し続けた。  
そのどくどくとした感触が、ロリィの肉壺にはっきりと伝わる。  
自分の中でいったという何より明らかな証拠にロリィは痛みを忘れてにんまりと笑った。  
 そして肉棒を自分の中へ入れたまま身体を倒し、東の口のパンティを取り除いた。  
「あーあ。ロリィのお気に入りのパンティをこんなに唾でべとべとにしてしまって。  
お兄ちゃんってほんとケダモノ」  
 くすくすと無邪気に笑うロリィに返す言葉もなかった。ただただ呆然とするだけ。  

それからどれくらいたっただろう。東は縛られたままでいつまでも終わらない愛撫を  
受けつづけていた。口と手と股間の愛撫で何度も何度も勃起させられ、その都度、  
騎上位で責められ、ついには射精するのである。  
 身動きが出来ないからほとんどできる事はない。唯一動く口と舌には唇以外にも  
乳房や肉襞が差し出され愛撫を強要された。もはやそれに逆らう事も出来ず、  
堅く尖った乳首や、愛液と自分が出したミルクの滴る肉襞に呆然と口と舌を動かす。  
「お兄ちゃんばかり何度もいってずるい!今度はロリィがいくまでやめないかんね!」  
 そう言って何度目かの――ひょとしたら十何度目かのフェラチオで勃起させられた  
肉棒にロリィが嬉々として乗り、肉襞に先端を注しこんだ時に電子音がした。  
「?」 それが電話の呼び出し音だとはとっさに理解できなかった。判ったのは  
その姿勢のままロリィが手を伸ばしてそれに出てしまってからである。  
「もしもし。なんだ、レズリーお姉ちゃん?ロリィだよ。どしたの、こんな時間に?」  
 肉棒を自分の肉壺に挿入したままで中学生らしい明るい声を出した。  
「な!―――」  
“レズリー”と言う相手の名に東もさすがに反応する。しかし、声など出せようがない。  
 そんな東を見下ろし、ロリィは目だけでにやりと笑った。  
「え?お兄ちゃん?お兄ちゃんなら、朝早く、女の人から電話があって外出したよ。  
うそっ!て言われても、ほんとだもん。前からみたい。最近は外泊する事もあるもの」  
 声に出さずに笑いながらとんでもない作り話をするロリィを、東は何度目かの絶望を  
感じながら見上げていた。喋りながらもロリィの腰が徐々に大きく動き出す。  

「…キスしたって?えーーっ!じゃ、お兄ちゃん、お姉ちゃんを二股にしてたんだ!  
ひっどーい!あの女とはいつもSEXしてるって言っていたくせに!」  
 良く聞き取れなかったが電話の向こうから騒音が響いた。気の強いように見えて  
実は繊細なレズリーは泣き叫んでいるのだろう。本当はこんな事だとも知らずに。  
「今ごろも姦ってるに違いないよ!うきうきしていたもの。…ごめんね。ロリィの  
王子様があんなお兄ちゃんで。うんうん。ごめんね、お姉ちゃん。ほんとうに」  
 ベットがきしむ音と先ほどからの愛液とミルクのにちゃにちゃした音が東には  
はっきりと聞こえ出した。ロリィの顔がどんどん赤くなり、呼吸も早く、笑いながらも  
何かを耐えているような表情になる。そして今度は痛みではなかった。  
「うん。また電話する。え?ロリィが泣かないでいいって?…泣いているわけじゃ  
ないよぉ…。 うん。じゃ、夜にでも」  
 そうして電話は切られた。東の視界でロリィが最高の笑みを見せ…ほとんど同時  
に全身の痙攣と悲鳴のような嬌声と共にのけぞった。東には何が何だか判らない。  
 しかし、これは絶頂に達したあらわれであった。女として生まれて初めて、愛しい  
王子様の肉棒で…そして“お兄ちゃん”とその恋人の関係をずたずたにした悦びと共に。  

東 洋人(あずま ひろと)の休日(了)  

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