昨夜、突然ライズが訪ねてきて、思い詰めた顔で風呂を借りたいという。
何やらムキになって血のにじむような勢いで洗ってる様子
「私、汚くない」と聞くので
「全然。何かあったの?」と尋ねても「深い意味はないのよ」と最初ははぐらかすばかり。
ベッドに潜り込んできた彼女の解いた髪を撫でてやってる内に、問わず語りに話すには。
この正月、ストーカーまがいの奴に一服盛られて不覚にも体を汚されたらしい。
体を奪われたことよりも、油断して一服盛られたことを悔しがる姿に、ちと萌えた。
「清めてくれるかしら?」と聞く彼女に涙目は似合わない。
清めてやるさ。時間をかけてね。