写楽クンとお風呂に入る事はだんだん日課みたいになってきて、  
ばんそうこうが外れてる時でさえ、写楽クンは一緒に入ることを  
当然のように要求してくるようになってしまった。  
 
ボクもボクで最初のころみたいな緊張感がだんだん薄れてきて、  
あの怖い三つ目クンが相手でもお風呂でリラックスしてしまうんだ。  
花も恥らう年頃だってのに。  
 
今日もそうしてるんだけど、写楽クンが体を洗ってるうちに、  
ボクはだんだんウトウトしてきた。  
思い切り熱いお湯じゃなくて、少しぬるくしてあるから、時間を  
かけて浸かっていられる。ぽかぽかして気持ちいいんだ。  
 
意識の壁の向こう側で、ざぷんっとお湯の音がした。  
広くない浴槽の中で、人の気配を感じるけど、瞼が重い。  
 
「・・・和登サン?」  
 
普段よりもオクターブ低い声。  
 
「あーあー ひでえな・・・」  
 
 
湯気の中で、和登サンはお休み中だ。  
風呂場で溺れる人がたまにいるけど、それは寝ちまうからだって  
知ってんのかな。  
 
それにしたって気が抜けすぎだろう。  
お湯の中とはいえ、足はM字で全開だし。  
おっぱいがプカプカしてるし、ヨダレたれてるし。  
 
起きる気配のない図太い神経の全裸の女を前に、僕はその足の  
間にいるわけだ。  
なんだか出産の風景を連想してしまってちょっとガックリした。  
けど僕は和登サンがかあちゃんの代わりだなんて、実際んとこは  
全然そんなふうに思っちゃいない。  
中学生の割に大きいおっぱいがすぐ目の前で浮いてる。  
肌は水を弾いて、乳首はピンク色に染まってる。  
 
僕は普段、女の裸くらいで動揺することはまず無い。  
けどこんな姿を晒されたら、さすがに勃起するだろ?  
僕だって男なんだし、それになんたって和登サンが好きなンだ。  
 
僕は誘惑にあがらうことなく、和登サンのおっぱいに顔をうめた。  
柔らかでなめらかなおっぱいを、静かにもみながら自分の頬にあてる。  
ぬれた白い肌からはいい匂いがして、僕は谷間のあたりを舐めてみる。  
舌を這わせて右の乳首にたどりつくと、迷わずそれを口に含んだ。  
 
あくまで優しく、だ。じゃないと起きちまう。  
 
湯面で水音がちゃぷんと響くなかに、ちゅぽちゅぽと乳首を吸う  
音が混じった。和登サンの右の乳首は僕の舌の上で、左の乳首は手の  
中でだんだん硬くなっていった。  
僕は夢中で吸ったり、なめまわしたりした。  
 
「んぁ」  
 
「!」  
 
驚いて体を離す。  
動きがないので、おそるおそる顔を見たらまだ夢の中のようだ。  
起きてたら半殺しにされていただろう。我にかえってホッとした。  
でも和登サンの顔は、赤みを帯びてて、眉が寄ってて、口が少し  
開いていて、ヨダレがたれてて。  
ひどくいやらしく見えた。  
 
結局僕はいたずらを再開して、和登サンのおっぱいをもんで、  
体の線をなぞって、下の方まで手を伸ばしていった。  
和登サンの体はハリがあって、すべすべしてた。  
ヘソの下の方にいくと、少しだけ毛が生えてきてるのが分かった。  
一緒に風呂に入るときでも、和登サンはここだけは隠すので、  
いままでちゃんと見たり触ったりする機会はなかった。  
 
お湯の中だからよくは見えないが、初めての感触に僕は少し緊張  
してきた。もっと下へ。  
僕は男女の体の構造とか、どういう行為や段階があって子どもが  
生まれるとか、そういう事は知識の上ではすべて知ってる。  
でも実際和登サンの体と、僕の体でそれをするところを考えると  
今はどうしようもなく興奮してきた。  
 
小さな突起物と、それから割れ目に指が届いた。  
お湯の中のはずなのに、ぬめりがある。  
少し押し付けるように、ひだを開くようにして、ゆっくりと割れ目に  
沿って指を這わす。  
 
「くふっ」  
 
和登サンは鼻にかかった吐息をもらした。  
 
もう、なんだかむしろ僕は和登サンに起きて欲しいくらいだった。  
彼女の反応が見たい。  
僕は和登サンの顔をじっと見て、それからその手を取って僕の股間の  
モノを握らせた。自分の手で誘導させながら少し動かす。  
それだけの刺激で僕は頭がクラっとして、たまらなくなって、また  
和登サンの乳首にむしゃぶりついた。  
 
「う、あ」  
 
和登サンの声の頻度が高くなってきたけど、おかまいないしで僕は  
続ける。  
ぬめりの出所にあるくぼみを少し強く指の腹で押してみると、指が  
入っていきそうになる。  
和登サンは感じる刺激が大きくなってきたようで、突起に触ったら  
腰がビクンと跳ね上がった。  
 
あ、まずい、と思って和登サンの顔を見上げる。  
瞼が薄く開いて、口が形を作ると  
 
「しゃ、ら」  
 
言葉を発し終える前に、僕は和登サンに口付けた。  
覚醒しきってないようで、抵抗がない。混乱してるんだろう。  
かまわず僕は舌を入れる。指では和登サンの小さい豆をこね続けた。  
 
「んんっ!」  
 
「わっ」  
 
とうとう僕は体を押しのけられたものの、いつもみたいな馬鹿力では  
なく、見れば和登サンは未だに状況を把握できていないような表情を  
して、はあはあと息をついてた。  
 
「おはよう和登サン」  
 
「は・・、しゃ、写楽クン・・・」  
 
唖然とした表情のまま、彼女は自分の体を抱えこんだ。  
 
「和登サン?」  
 
「キミ、なにしたの?ボク、なんか、変」  
 
「変って何がさ」  
 
「何がって・・・」  
 
僕は引き離された体をまたじりじりと寄せていく。  
 
「体が・・・うずうずする・・・」  
 
「もとに戻りたいかい?」  
 
「これ、その、キミのオーラかなにか、使って・・・?」  
 
「まさか」  
 
そんなことを言ってる和登サンに、僕は心の中で「それもいいな」  
なんて思いながら、膝を開かせた。  
僕はその間にするりと腕を入れる。  
 
「なに、」  
 
「こうしたのさ」  
 
そう言って再び彼女の突起物に触れ、ぬめりの残る入り口をこすった。  
 
「ああっ!」  
 
ひときわ高い声を上げ、膝を閉じようとするが、させなかった。  
 
「や、やめて、写楽くん!」  
 
「キモチイイかい、和登サン・・・?」  
 
「なっ、あっ、」  
 
不安げな表情のくせして、体はひどく敏感だ。  
僕はいつもお転婆でやかましい和登サンが、あんあん言ってる姿に  
快感を覚えてゆく。  
今日だって前戯がなけりゃ、テメー殺したる、とかなんとかって  
言われてたに違いないんだから。  
 
無理強いは決して僕の趣味じゃないけど、今日の和登サンは僕の  
征服欲を刺激してやまない。  
下を触りながら、乳首を舌先でくりくり舐めると  
 
「ひゃ・・」  
 
と声をあげ、自分の口元に手をあてた。  
僕が上目遣いで彼女を見ると、和登サンは舐められてる自分を見ていて、  
僕と目があった。耳まで赤くなってる。  
ちゅうっと吸うと、彼女はんんっと喘いで顔をそらした。  
 
「もっとキモチよくなりたいかい、和登サン」  
 
「も、もう、ボク分かんないよ、写楽クンっ、」  
 
「僕は止まらない」  
 
そう言って僕は立ち上り、和登サンの手を取って体を支えて、浴槽のヘリ  
に彼女を座らせた。裸体があらわになり、その従順さにゾクゾクする。  
そして僕は膝の間に頭をうずめて、彼女の大事な部分を舐めはじめた。  
 
「しゃっ、しゃっ、写楽クン!っあ、あ!」  
 
信じられないというような、ひっくり返った声を出してもだえる。  
太ももを押さえつけ、思い切り開かせて、舌でいじる。  
豆をついばみ、割れ目をなぞって、入り口に差し入れるように舌を使う。  
ぬちゃぬちゃ音をたてると見る間に液体があふれ出てきて、  
舐め取ってもキリがないくらいだ。  
ぬらぬら光る恥部をさらし、和登サンの体は面白いくらいビクビク反応する。  
 
「ああっ、ああん」  
 
舌の動きに応じて、卑猥な声があがる。  
僕は舌を使いながら、併せて指を使いはじめ、入り口のまわりを刺激  
していった。  
くぼんでいるところに少しづつ力を加えると、さほど抵抗もなく指は  
ずぶずぶと入っていった。  
 
「やあっ!」  
 
異物感はあるみたいだけど、痛くはないらしい。  
その指一本をゆっくりと出し入れしながら、突起を舐め続ける。  
 
「しゃらく、くん」  
 
「あ、あっ、」  
 
そんな感じの声が上から聞こえてくる。  
和登サンは僕の頭をかかえるようにして、おっぱいを押し付けながら  
あえいだ。  
僕は生来熱中しやすいし、手先が器用だ。  
和登サンの反応が大きい部分をすぐ発見しては執拗に責めた。  
そうしてるうちに、彼女の体がブルっと痙攣したかと思うと、  
 
「ああああっ!」  
 
と奇声があがり、指が締め付けられるような感じになった。  
一度大きく仰け反った和登サンは肩で息をしながら、ぐったり  
してしまった。  
 
少しの間抱きあってから、僕は風呂の中にひいてある薄いマット  
の上に和登サンを横にさせた。  
 
「和登サン」  
 
「ん・・・」  
 
「ねえ、和登サン。僕も、キモチよくなっていいかい?」  
 
「ん・・?」  
 
もはや無抵抗な和登サンに詰め寄って、僕は自分のモノを和登サンの  
割れ目にこすりつけた。粘膜がついて、ぬるぬるしてくのが分かる。  
敏感な和登サンはその刺激だけで体をふるわせる。  
 
それから押し当てて入り口を見つけると、僕は一気に差し込んだ。  
 
「っ、きゃああ!?」  
 
和登サンはさすがに悲鳴をあげたけど、僕は自分のことで精一杯だった。  
こんな風に締め付けられるのは初めてで、頭が真っ白だ。  
和登サンの中はきついのに柔らかく、僕をくわえこむ。  
 
「・・・イッッッテー・・」  
 
和登サンはしかめっ面で覚醒し、上半身を少し起こして僕を見る。  
 
「痛いかい、和登サン・・・」  
 
実際のところ僕は口だけで、それどころじゃなかった。  
体は熱く、ただ本能が行為をうながす。  
僕は腰を少しだけ引いてみる。  
 
「あ、いたいいたい!」  
 
そう言うのもおかまいなしに、今度は腰をゆっくり押し進めると、  
あっというまに達してしまいそうになる。  
 
「うぎゃああ」  
 
和登サンは一度僕をひっかき、膝を閉じようとしたけど、僕は  
グイグイ奥まで入れてった。  
 
根元まで埋めると、僕は満足感で満たされた。  
 
「和登サン」  
 
「ううう」  
 
「ホラ・・つながったぜ?」  
 
「テメ、写楽・・ううう」  
 
「結婚したい。今すぐにでも」  
 
僕が彼女の目を見てそう言うと、和登サンの中も悲鳴をあげる  
ように、きゅうううっと僕を締め付けた。  
 
「あ、あ、だめだそんなに、あっ」  
 
そうして僕はあっけなく射精してしまった。  
僕のモノがまるで心臓そのもののように脈打った。  
 
 
ふたりで体を洗い直す。  
その間無言な和登サンが怖かったけど、僕は嬉しかった。  
 
「和登サン、怒ってるんかい?」  
「・・・」  
「痛い?」  
「・・・それもそうだけど」  
「ん?」  
 
「だから、こどもが出来たらどうすんだい!!」  
「産めばいいじゃないか」  
「ボクはお断りだよ」  
「どうして」  
「だってボクたちまだ中学生じゃないか」  
「そんなの関係ないよ」  
 
「は〜もう2度とこんなことしないで!」  
「そう言う割にキミも気持ち良さそうだったぜ」  
「そ、そんなこと・・・」  
「あるだろ?」  
「と・・途中までは」  
「すぐ慣れるぜ、たぶん?」  
「よしてよ!」  
 
「和登さん、僕はキミを愛してるんだ」  
「・・・」  
「キミも僕を愛してる」  
「・・・」  
「じゃあいいじゃないか。男と女の自然なかたちだ」  
「まだ早いよ・・」  
 
「和登サン、僕は今日、すごく嬉しかったんだぜ」  
「・・・写楽くん」  
「キミは、嫌だったのかい?」  
「写楽クンは強引すぎンだよ!寝込みを襲っておいて!  
 バカ!ハゲ!ゴーカンマ!!スケベヤロー!!」  
「おいおい」  
「でも・・・でも・・・そんなに嫌じゃなかった」  
 
僕はそれを聞いてひそかに笑う。  
知ってたさ。  
キミのことなら何でもお見通しだ。  
 

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