ほとんど木村圭子と同調してしまい自分は木村圭子という思い込みすら始めた摩津方IN木村圭子は新たに実り、収穫されるのを待つ実(>>988-990)を見て今の季節を考えた。
食欲の秋。
ふと感じる空腹に目の前に広がる死体に何を血迷ったか梨を重ねた。そして
「小僧、これって食べ「られないだろ」
全部言い切る前に即答した武巳に摩津方IN木村圭子は
「だよね。冗談だよ、冗談。あはは…」
と笑って誤魔化した。
「ったく…腹減ってるなら、ココイチぐらいなら奢るぞ」
「良いの? ありがとう、小僧!」
何だかんだ良い関係の二人。そうつまりは、残念な事に
「最近武巳くんと会話してないなぁ」
稜子はすっかり忘れられていた。哀れである。
そもそも作品中であやめより出番が多いのに何故か存在感が極端に薄〜い稜子なら仕方ないが。
二次創作になると存在すら無いというパターンがあるのも悲しい話である。
それでもMissingのヒロインの一人なのだからかなり浮かばれない。
そんな妹の姿を見て聡子は涙を流すのだった。どうしてこの子はこれほど存在感が薄いのか、と。
「普通だからじゃない?」
「普通って言うなァッ!!」