勇者特急マイトガイン
舞人×サリー
ここは日本の中心、ヌーベルトキオシティ。
その平和を守り支える大企業、旋風寺コンツェルンの総帥、旋風寺舞人は新妻のサリーと共に幸せに暮らしていた。
「サリー様、困ります!そんなことは私共にお任せください!」
広大な屋敷の通路、バケツに入った冷たい水に手を入れ雑巾を絞るサリーに使用人達が慌てて制止する。
「気になさらないで下さい。私、働いていないと落ち着かなくて」
そう言いながら大理石の壁を丁寧に拭ってゆくサリーの冷えきった手に温もりが包む。
「あまり皆を困らせては駄目だよ、サリーちゃん」
「…ぁ…舞人さん」
藍色の瞳を細め微笑む舞人にサリーはポッと頬を染る。
「サリーちゃんには別に仕事があるから、そっちを手伝ってくれるかい?」
「はい、舞人さん」
仕事を与えられ嬉しそうに返事をすると使用人達にペコリと頭を下げて去って行った。
病床の父親と弟を支え、自らアルバイトをして生計を立てていた少女が一躍大企業の総帥婦人になった旧姓、吉永サリー。
彼女は手に入れた地位に溺れず何ら変わり無く純粋に周りの人々を気遣う優しい少女のまま。
「あの、舞人さん…私は何をすれば…」
夫婦の寝室に通され、サリーはソワソワと恥ずかしそうに目を泳がせる。
「夜のお勤め、そろそろサリーちゃんとの子供が欲しいんだ」
ほぼ毎日のように身体を重ねてはいたが、舞人の口から出た子供という言葉にサリーは顔を紅潮させた。
「…私と…舞人さんの子供?」
そして新たな家庭を築く、サリーはその幸せな光景を想像し微笑んだ。
「俺の子供、産んでくれるかい?」
「はい、私、頑張ります!」
真っ赤になりながら意気込むサリーに舞人はクスッと笑うと着ていた服を脱ぎ始める。
「…きゃっ…あ、あの」
なぜ彼女はいつまでも初々しいままなのだろう、舞人は服を脱ぎ終えベッドに腰掛けると両手で顔を覆うサリーを呼び寄せた。
「おいで、サリーちゃん」
その呼び掛けに、ゆっくり目を開けて舞人の下半身を見ないように彼の前に立つ。
「…今日は優しく出来ないかも」
「…え…きゃあっ」
サリーの腕を引き、膝の上に座らせて向かい合う。
「…ぁ…舞人さ…んぅ」
栗色の柔らかい髪に指を絡めて唇に触れと、サリーの身体からは甘い香りが漂い舞人の欲を刺激する。
そしてセーラー服の赤いリボンを引き抜き器用に肌を隠す布を剥いでゆく。
サリーの身体を反転させベッドに沈ませて青のスカートを外すと下着がピッタリ張り付く裸体が浮き上がる。
「今日はピンクなんだね」
そう言いながらショーツの上から割れ目をなぞり擦るとジワジワと湿り出す。
「…ふぅ…ぁ…ん」
小さな喘ぎを洩らしながら従順に身体を委ねる姿に舞人は堪らずショーツを脱がして腿を押し上げた。
サリーが舞人を見ると、彼の下腹部の熱が限界に張り詰め勃ち上がっている。
「…ぁ…舞人さん」
いつもあの大きなモノを自分の体内に収めているのだと思うとサリーはブルッと身震いし蜜を滴らせた。
「…ハァ…いくよ…サリーちゃん」
その合図と共に愛撫無しでもグチョグチョに濡れる膣口に先端を押し付け一気に最奥を突き上げた。
「あぁッ…んぁあんッ!」
舞人の熱が子宮が押し上げる衝撃にサリーは一瞬意識を失い欠け人形のように揺らされ乳房を震わせる。
「…サリーちゃん」
耳元に響く甘い声音に虚ろに天井を見つめていたサリーの瞳が舞人を映す。
「あぁん…舞人さん」
「…君を愛してるよ…俺を感じて…サリーちゃん」
唇の先を触れさせての愛の囁きにサリーは彼の背中に腕を廻しそれに応える。
「私も…愛してます…舞人さん」
その言葉と共に小さくピストンさせていた腰を大きく引き、恥部に叩きつけるようにして激しく内部を擦り上げる。
「やぁッ…ひぃあ…ッ」
舞人の先端、膨らんだ部分がサリーの膣壁に引っ掛かり甘美な刺激を与える。
「…クッ…ハァハァ…サリーちゃん」
ギシギシとベットが軋む音は次第に早まり悲鳴を上げる。
「ぁん、あっあっ、あぁん!…もう…ッ」
互いに限界に近付き喘ぎを響かせるとグンと子宮の入り口を叩き、舞人は精を吐き出した。
「…ぅあ…ぁ…」
「舞人さぁん…ぁあん」
ビクビクと身体を痙攣させて射精を続ける舞人にしがみつき、サリーはそれを逃すまいと締め付ける。
「…ふぅ…授かるといいね…赤ちゃん」
「…はい…舞人さん」
そして2人は互いの愛を深めていった。
end