「んんっ…だめ…!明神さん…ごはん作れないよぉ…!」
「あとでいいよ…それより姫乃が食べたくなった。」
「やだぁ…はぁ…あんっ…」
ついさっきまでリズミカルな包丁の音や、コトコトと鍋の蓋が立てる音が響いていたはずのキッチンに、
くちゅりと卑猥な水音が響く。
最初は料理をする姫乃を後ろから眺めていただけだった。
眺めているうちにちょっとしたいたずら心がむくむくと湧きあがって、ぺろっと
尻をなでてみた。
「きゃっ!やだ明神さんセクハラー!」
「セクハラじゃないですー恋人同士のスキンシップですー」
「こっ…こいびとって…。」
「テレてやんの。」
「て…テレてませんっ!料理してるのに危ないってば!」
「だってエプロンしてる姫乃、かわいいんだもん。」
「も…もうっ!からかわないでっ!あと少しなんだから、座って待っててよ!」
テレながら怒る姫乃を後ろから抱きしめて、耳にちゅっとキスをする。
「ぁんっ…!もう…だめだってばっ…!」
「もう待てない。限界。」
「だから、あと少しなんだってばぁ…んんっ!」
聞こえないフリをして後ろから抱きしめ、動きを封じる。
片手で火を止め、姫乃の手に握られていた包丁を取り上げ、ホルダーに仕舞った。
その手を、エプロンの脇からすべりこませ、中のTシャツをまくりあげる。
「あ…やっだめぇっ…!」
身をよじって逃げようとするも、シンクと明神の大きな体でサンドイッチ状態にされてしまっては、
小柄な姫乃にはどうすることもできない。
「食欲じゃなくて、性欲のほうが限界なんだもん。」
「んんっ…!だって…こんなところで…あ…ん…」
「こんなところだから…かな?」
下着の上からやわらかなふくらみを弄んでいた手を背中にまわしてホックをはずし、Tシャツと共にたくしあげる。
エプロンがあるので直接目に触れるわけではないが、こんなところでこんな格好をしているという事実が
姫乃の羞恥心をあおる。
「い…いやっ!…恥ずかしいよ…。」
「なんで、俺後ろにいるし、見えないよ?」
「だ…だって…!」
「見えないから、これなんだかわからないな〜」
「ひゃあんっ!あっあっだめぇ…!」
「なんかここだけ固いけど…?」
「あっ…ああっ…そこは…ああんっ!」
やわらかな手触りの中心にあるツンとした突起を指の腹で優しく刺激する。
言葉とはうらはらに、刺激に答えるようにびくびくと震える小さな体。
表情を見てとることはできないが、きっと恥ずかしさに頬をあからめているのだろうと想像して
明神はますます興奮した。
両方の突起を片手で刺激しつつ、もう片方の手ををそーっと下へとのばす。
スカートのホックを外し、ジッパーを下げる。
「あっ…!」
姫乃が気付いたときにはもう遅く、スカートはすとんと足もとに落ち、ピンクの下着があらわになる。
自分でしたこととはいえそのあんまりにもあんまりな格好に、明神は思わず息をのんだ。
「みょ…明神さん…は…はずかしいよぉ…。」
「大丈夫、エプロンで隠れてるし。」
「そういう問題じゃ…あんっ!」
たくしあげていたTシャツと下着を頭からすぽっと抜き去る。
もちろんエプロンはそのまま。それが俺のジャスティス。
多少強引に引き抜いたのでエプロンがはだけ、脇の部分から小さなピンク色がちらりとのぞく。
その瞬間、理性がぶっとぶ。…元々なかった気もするが。
後ろから手をまわし、薄いエプロンごしにその小さな突起を刺激する。
耳を甘噛みし、首にキスを落とす。
「あ…はぁ…ぅん…んん…だ…めぇ…」
切ないような誘うような吐息まじりの声で「だめ」と言われても、それはもはや逆効果で。
明神は後ろから華奢なわりに肉付きのいい尻に手をのばし、下着越しに優しく撫でさすった。
むちっとした感触が掌に心地いい。我慢ができなくなって思わず乱暴に下着をずり下げ、
ぷるっと弾むような肌に直接手を伸ばす。
恋人同士とはいえ抵抗するすべもない姫乃を後ろから欲望のままに好き勝手にいじりまくり、
思わず「痴漢てこんな感じなのかな…」なんてばかなことを考える。
「やぁっ…見ちゃだめぇ…!」
「見てないよ?」
「こんな格好…誰かきたら…」
「前からは見えないから大丈夫だよ。後ろは俺がいるし。」
「でっ…でも…はぁあんっ!!」
尻の感触を楽しんでから、すでに十分すぎるほどに潤っていたそこに、指を這わす。
したたる愛液を潤滑油変わりにして指をすべらせ、ぷっくりと固く膨らんだクリトリスに塗りつけ、強くこねる。
「ひゃぁぁあんっ!!」
「姫乃のここ…大きくなってるよ…?」
「あっあっあっ…!やぁん…!」
「やだ?こんなになってるのに?ほら、こんなにふくらんでる。」
くりくりと指の腹で弄び、やがて包皮がめくれて敏感な芽が顔を出すと、
痛くないように触れるか触れないかの優しい愛撫で絶妙な刺激を与えた。
「ひっ…ゃああっ!だめっ…ああんっ!そこ…だめぇ…っ!」
「もっとして、って聞こえる。」
「やぁんっ!あっあっああっ…!!」
「ほら、お尻を出しておねだりしてる。姫乃はやらしいね。」
力が入らない姫乃はいつしかシンクにすがり、明神に腰を支えられるようにしてなんとか立っていた。
その体勢は確かに端から見れば「後ろからしてほし〜の」にしか見えない。
「あっぁあんっ…!だって…だって…力がはいん…ないんだ…もん…!」
明神はクリトリスへの刺激を続けながら、ぬるりとした愛液をまといヒクヒクと脈打つそこへ指を進め、
じらすように入口をなでさすり、優しく弄ぶ。
そのたびに姫乃はかわいらしい声をあげ、ビクビクと震え、秘所はさらにうるおいを増してゆく。
早くここに自身を埋め込んで、深く深くつながりたい、最奥までつらぬいて激しくゆさぶりたい、という気持ちと、
もう少しこの非日常的な官能の世界を楽しみたい気持ちが交錯する。
自分の腕の中でもだえる、裸にエプロン(と、脱げかけの濡れた下着と靴下)の姫乃。
自分の与える刺激に恥ずかしそうに悶え、おねだりする姫乃。
この状況を少しでも長く楽しみたいと思うのは俺が変態だからだろうか。否!男ならだれだって…!
ジーンズの中で痛いほどに張りつめた自身をどうどう、となだめつつ、明神はその長い指を
姫乃の秘所にゆっくりと挿入し、わざと水音が立つようにちゅぽちゅぽと出し入れする。
「ふぁ…んんっ…!ああ…んっ!みょうじんさん…っ!ああっだめぇっ…!」
「だって姫乃のここがきゅうきゅうで離してくれないんだもん。」
「あっあっんんっ…!」
じらされた姫乃が無意識に腰を動かす。入口ばかりを責める指を、もっと奥へと導くように、
恥ずかしそうにもじもじと身をよじる。
「んぁあっ…はぁっ…もっと…」
「もっと…何?」
「は…ぁんっ…ああっ…もっとおく…あっあっああっ…!」
明神はさらに指を増やし、わざと浅いところでくちゅくちゅと音を立てて出し入れを繰り返す。
「やらしい音で聞こえないよ?」
「あああぅっ!い…じわる…っひゃぁあんっ!あああーーっ!」
「…こう?」
2本の指を奥へと進め、中でばらばらに動かし、同時に親指の腹でクリトリスを刺激する。
姫乃の腰がガクガクと震え、ひざが折れそうになるのを後ろから支えながら、容赦なく追い詰めていく。
「あっ…あああんっ!みょうじん…さんっ!きもち…いいよぉっ…!」
「姫乃…かわいい…。こんなにトロトロにして。やらしいなあ。」
「あぁぁっ…!だって…すき…なのっ…!みょうじんさん…すきっ…!あああっ…!!!」
「俺も大好きだよ。かわいい姫乃もやらしい姫乃も。」
ビクンビクンと全身をふるわせて姫乃の体が大きくのけぞり、ぱしゃりと明神の手に温かいものがかかる。
「あっ…ふぁ…んんっ…はぁ…」
絶頂に達した姫乃はくたりと明神に寄りかかり、ふわふわとした余韻にひたっていた。
「姫乃…好きだよ姫乃…。」
力の抜けた姫乃を反転させて正面から抱きしめ、優しくキスをする。
まだうっすらと口を開けてぼーっとしたままの姫乃にうるんだ瞳でじっと見つめられると、
ものすごーくイケナイことをしてしまった気分になるが、もっともっとイケナイことをしてしまいたい衝動にも駆られる。
正面から見るといつも通りといえばいつも通りの、エプロン姿の姫乃。だがその下は…。
「あー…姫乃、ごめん、まじかわいすぎ。」
「え…?きゃぁんっ!」
明神はがばっと姫乃に抱きつき、その薄手のエプロンの上からうっすらと透ける乳首にしゃぶりついた。
舌で転がすと唾液で濡れた薄手の生地が肌に張り付き、突起がくっきりと浮かび上がる。
「ひゃぁっ…んっ…!ああっ…!」
「ああ…俺もう限界の限界の限界…。」
エプロンの前掛け部分をぴらりとめくり中へと手を伸ばすと、ついさっき達したばかりで潮まで噴いたそこは
太ももまでヌルヌルに濡れている。
「あっ…ああぅ…っ!」
後ろからされていたさっきとは違い、明神にみつめられながら刺激される恥ずかしさが更なる快感をうむのか、
あとからあとから愛液があふれてくる。
「姫乃のここ、イッたばっかりなのにまだ欲しいって。」
「やぁ…ん…!」
「かわいいなあ…でもまだあげない。」
「ふぁ…ああっ!あああんっ!」
クリトリスをきゅっとつまみ、優しくこねる。
「もうちょっと姫乃のやらしい顔見たい。」
「やっ…いやぁ…っ!見ちゃやだぁあっ!あっあっだめっ…ふぁああんっ!」
明神のシャツにすがっていた手に一瞬ぎゅっと力が入ったかと思うと、全身を震わせて
姫乃はもう一度絶頂に達した。じらしにじらされたことで相当敏感になっているらしく、
ちょっと触れるだけでもビクビクと震え、愛液が滴り落ちる。
明神は力の入らない姫乃のひざ裏に手を入れてをひょいと持ち上げてシンクのふちに腰掛けさせると、
自分の腰に姫乃の足を絡ませて密着し、ぎゅうっと抱きしめながら深く口づける。
「っ…はぁ…んん…っ」
舌をからめながら明神はジーンズの前をくつろげ張りつめた自身を取り出すと、そっと秘所の入口にあてがい
ゆっくりと姫乃の中に沈めていった。とろとろにとろけるそこはなんの抵抗もなく明神を受け入れて
熱い蜜壺の中でふたりひとつになり、溶け合うような不思議な感覚を生み出す。
「…姫乃の中…あったかいな…。」
「んんっ…明神さんも…あぁっ…!」
まだ動いてもいないのに、姫乃の中は今にも絶頂を迎えてしまいそうにヒクヒクと蠢いていた。
ゆっくりと自身を抜き差ししてみると、案の定すぐにびくびくと中が痙攣し、姫乃は弓なりに背をそらす。
「ああっ…みょう…じんさぁん…っ!わたし…おかしくなっちゃってるっ…!んぁんっ!と…止まらないのぉっ!」
姫乃はいわゆる「イキっぱなし」の状態にとまどいながらも、その快感を逃すまいと明神の腰にしっかりと足を巻きつけ、
無意識に腰を揺らす。ぎゅうぎゅうとしぼられるような感覚に、こちらも気を抜くと
あっという間に果ててしまいそうだ。
「姫乃、愛してる。」
「はぁ…っわっ…わたし…も…!」
そう言葉を交わすと明神は一旦ゆっくりと2人が離れるギリギリまで自身を引き抜き、
再び奥まで一気に貫いた。シンクに腰かけていた姫乃の尻を強く握って抱き抱え、そのまま速く、強く、腰を打ちつけ、体を揺さぶる。
「ひぁっ…!あっ!あっ!あっ!ああああーーーーーっ!!!」
「姫乃…!」
「あああっ!すご…い…奥に…ああっ!ぁんぁああーーっ!!」
「好きだよ姫乃…!!」
「はぁっ…!ああっ!あぁんっ!わたしもぉ…っ!!ひぁああああああーー!!!」
強く深く突いた瞬間姫乃の中がひときわ大きくうねり、明神自身を強く締め付けた。
熱いものがこみあげ、こらえきれず明神はそのまま姫乃の中へと思いっきり吐きだした。
つながったまま、抱きかかえた姫乃を床に押し倒すように倒れこむ。
「はぁっ…はぁっ…大丈夫か姫乃…?」
「…んんっ…明神さんは…?きもちよかった…?」
「えっ…そりゃもちろん…つーか、良すぎてその…ごめん…。」
「…?どうしてあやまるの?」
「えーっとその…中に…。」
そう言うと明神は名残惜しそうに姫乃の中におさまっている自身をゆっくり引き抜いた。
まだヒクついているそこからごぷりと白濁した液があふれる。
「やっ…あん…!出ちゃう…っ!」
姫乃があわてて手で抑えるも、量が多くて指の間からこぼれ出てしまう。
「あっ!あっ!やだぁ…っ!どうしよう…あっあっいっぱい出てきちゃうよぉ…!」
「姫乃。」
「えっなに?やぁんっ…とまんない…っ」
「…俺が原因だけど…ごめん、今姫乃すっげえやらしいんだけど。」
「え…?」
裸にエプロンで仰向けに横たわり、みずから秘所に手を添えてあふれるものを受け止めているその姿はまるで…。
「…一人でしてるみたい。」
「えっ…きゃあああっ!!ちっちがうもんっ!!!明神さんのばかぁっ!!」
「ごっごめんごめん!えーっと拭くもの拭くもの…ないな…あ、風呂行こう、な!」
「行きたいけど動けないもん〜!!」
「ほら抱っこしてやるから。首につかまって。」
「あっ…ゆっくりね?動いたら…出ちゃうぅ…。」
ぎゅっと抱きつかれて、耳元でそんな悩ましげな声を出されたら。
「ごめん。」
「え?」
「いや、先にあやまっとこうかと思って。」
「?」
そのあと風呂場で何があったかは、ご想像におまかせ。