9月の半ばだというのに、今夜はちょっと暑い。  
そんな暑い夜は、扇風機のある明神の部屋に涼みに来る姫乃。  
そして、その様子をビール飲みながら眺める明神。  
「おい、あんまり風に当たると脱水症状になるよ」  
「大丈夫だよ。暑いからたくさん麦茶飲んでるから」  
「いやいや、そういう問題じゃないから…」  
ふと、時計を見ると10時半を指しており、そろそろ眠る時間だ。  
「なぁ、ひめのん、そろそろ部屋に戻って寝な?」  
「えー、だって今日暑いし、私の部屋は扇風機ないし、死んじゃうよ!」  
「はいはい、人間そのくらいで死にません。明治時代は扇風機なんて無かったが死んだ人いるか?」  
「うぅ…だって、あの時は温暖化とか無かったじゃん」  
「仕方ない。だったら、俺の寒いダジャレで…」  
「それだけは止めて!」  
しばらく沈黙が続く。  
「あのさ?どうしても、ココで寝るつもり?」  
「だって、暑いもん」  
ひと夏ごとに段々と女らしくなるひめのんと一緒に寝る事に、明神は葛藤している。  
「なんか、最近、私の事避けてない?」  
確かに姫乃が越して来て、恐さが無くなるまで一緒に寝た事もあったが、  
今の姫乃を見たら、性的な対象で見てしまうのも事実。  
「避けてるっつうか、その、まぁ…ね?」  
もじもじとした明神の態度に姫乃は不安になる。  
「私、何か悪いこと言ったかな?」  
つい、思った事が言葉に出てしまった。  
「いや、ひめのんが悪いんじゃなくて、俺の問題だから」  
「何?何か悩みでもあるの、明神さん?」  
「まぁ、色々ね…」  
不安な顔で下を向いてる明神を見て、心配そうに覗きこむ姫乃。  
「ねぇ、良かったら私が相談に乗るよ?」  
すると明神は姫乃に思いっきり抱き付いた。  
 
「な…何してるんですか!ちょ、明神さん!!」  
「これが今の俺が抱えてる悩みだよ」  
「え…何!?どういう事??」  
少し抱き付いて気分が落ち着いた明神がそっと呟く。  
「段々と可愛く、女らしくなっていくひめのんを見ていたら、駄目なんだ」  
「そんなひめのんと一緒に寝たら、俺が間違いを犯すかもしれない」  
「俺はひめのんを守る為にやってきたのに、手を出したら…」  
すると、姫乃は明神の手を握り、優しく見つめる。  
「もう…そんな事で悩んでいたんですか!」  
「私は明神さんが大好きだよ。私のワガママ聞いてくれたり  
一生懸命私を守ってくれるし…その、カッコイイもん」  
姫乃の言葉でようやく、顔をあげる明神  
「はは…ひめのん守るつもりが、逆に慰められるなんて、ざまぁねえな」  
「もう、明神さん…えいっ!!」  
すると明神の両頬を押さえて、軽くキスをする姫乃。  
「な…!何をしてるんですか!姫乃さん!!」  
「いつまでも、ウジウジしてるから。元気出ましたか?」  
色んな意味で元気になりすぎた明神は、姫乃を押し倒した。  
「きゃ!もう、急に元気になりすぎだよぉ」  
「ひめのんのチューで元気1000倍です」  
しばらく見つめ合う二人  
「なぁ…今度は俺が…その…チューしてもいいですか?」  
「良いけど…キスだけで終わるの?」  
すると、明神は姫乃の唇を貪るように激しく口付ける。  
「ふぁ…明神さん…」  
「ひめのん…可愛いよ…凄く」  
姫乃の顔の至る所に口付けていく。  
(明神さん…こんなに私の事を…)  
あのカッコよくて優しい明神が、こんな風に求めてくる事に少し嬉しく思う姫乃。  
「あぁ!」  
不意に耳たぶを優しむ噛まれ、甘い声が漏れる。  
そのまま首筋を強く口付けられ、赤い斑点を付けていく。  
「あぁ!ダメ…痕がついちゃう…明日学校なのに」  
「虫刺されって言っておけばいいじゃん」  
そんな姫乃の言うことを軽くあしらい、更に赤く印をつけていく  
 
「あぁ!ダメ…痕がついちゃう…明日学校なのに」  
「虫刺されって言っておけばいいじゃん」  
そんな姫乃の言うことを軽くあしらい、更に赤く印をつけていく  
「あ!ぅ…んっ…ダメ!」  
赤くなる頬に少し息が乱れている姫乃は、まるで別人かの様に見える。  
「胸、触るよ」  
「うん…小さいけど…」  
小ぶりながらも、弾力があり、掌にしっくりくる姫乃の乳房の感触を、  
脳に焼き付けるかのようにゆっくり、慎重に揉みあげる  
「ふぁ…あン!」  
今まで誰も触れられた事のない胸が、好意の男性から触れられている  
そう思うだけで、姫乃の鼓動は早くなる。  
「すんげぇ柔らかい。ひめのんのオッパイ」  
「もう…恥ずかしい事言わないで!」  
明神はパジャマの上着のボタンを一つずつ、丁寧に外していく。  
恥ずかしいからなのか、無意識に胸を手で覆う。  
「やん…」  
ボタンを全部外され、胸を隠してた手を無理矢理どけられ  
姫乃の形のよい真っ白な乳房があらわになった。  
「いやぁ…恥ずかしいよぉ…」  
恥ずかしさのあまり、腕で目を隠す姫乃。  
「私の胸…小さくてつまんないよね?」  
「別に俺は巨乳好きじゃないし、ひめのんくらいが一番いいよ」  
目を隠してた腕を退けたら、少し涙を浮かべていた。  
「おわ!どうした、ひめのん!俺、悪いこと言ったか?」  
「違うの。私の胸が一番良いと言ってくれて…つい…」  
姫乃のその純粋な気持ちに、良いようのない胸の締め付けを覚える。  
「直接さわるよ?」  
「うん。優しくしてね?」  
パジャマごしとは違う、手に吸い付くような感触。  
絹のような肌触り、そして、綺麗なピンク色の乳首が段々と明神の理性を崩していく。  
「あぁ!ダメェ!!」  
乳首を軽くつねるだけで、甘い声を出して必死に悶える  
 
「感じやすいんだねぇ、ひめのん♪」  
気を良くした明神は、乳首を強く吸い上げた。  
「きゃぁ!いゃあぁァ!ハァ…ん…ぁあ!!」  
姫乃自身も、どこから出ているかわからない、甘い声で喘ぐ。  
「可愛いよ、ひめのん。もっと可愛い声を聞かせて…」  
明神は右手だけを下ろしていき、パジャマのズボン越しに、人差し指と中指で秘部を押し込んだ。  
「ぁあ!ん!いゃぁ!ソコ、ダメェ!!」  
腰をうねらせ、長い黒髪が畳の上で生き物のようにうねる。  
「ひめのん…かわいすぎるよ。」  
段々と理性が崩れていき、行為が段々とエスカレートしていく。  
パジャマのズボンと純白のショーツを膝辺りまで下ろしていき、  
左手で乳首を摘まみ、もう反対側の乳首は口で吸い上げて、  
右手でクリトリスを同時に刺激する  
「あぁあー!!イャぁああーー!いっ…く…あぁン!!」  
身体中を激しく痙攣させ、息を切らし、嬌声を上げ、呆然と天井を見上げる姫乃。  
「はぁ…ハァ…みょうじん…さん」  
「少し休憩な?」  
明神はまた激しい口付けを交わす。  
姫乃の口のなかを明神の舌が犯していく。  
姫乃も不器用ながらも、それに懸命に応える。  
二人の絡み合った唾液が姫乃の頬を伝い、畳に染みを作っていく。  
「ぷぁ…はぁ…凄いよ、明神さん」  
口を離すと、銀の糸が名残惜しそうに引いている。  
膝辺りまで中途半端におろされていたズボンとショーツを全て取り払い、全裸にする  
「恥ずかしいから…そんなにマジマジとみないで…」  
うっすらと生えた陰毛に、重力に反発しているピンク色の乳首  
その全てをただ眺めていた。  
姫乃の足を抱え込み、うっすらと光る秘部に顔を近付ける  
「いや…もう…恥ずかしいよぅ」  
「ここまで来といて、今更恥ずかしいとか無いよ?」  
明神は優しく秘部を舐めまわす。  
「ひぁ!イヤァ!汚いってばぁあ!!」  
「ひめのんに汚い所なんてないよ」  
明神は舌を尖らせ、姫乃の膣内に忍びこませた。  
 
「うぁ…あぁああ!?イャ!ダメェ。私の中に…あぁああ!!」  
必死でもがく姫乃の手が、無意識に明神の後頭部を押さえつけていた。  
「そんなに俺の頭を押さえつけて。もっとしてほしいの?」  
「いや…違…」  
そう姫乃が言い放った瞬間に、強烈な快楽が襲う。  
「ああァあアアァー!!ひあぁ…んぁああぁあーン!!!」  
クリトリスを強く吸われて頭が真っ白になる。  
「ひゃあ!やめて!やめてぇ!!私…狂っちゃう!壊れちゃう…あぁああ!!」  
「もっと壊してあげるよ」  
クリトリスを左手の親指と人差し指で摘まみ、こねりながら、  
右手の人差し指と中指を突っ込み、膣内で指を曲げて激しくピストンする。  
「ひぃいい…もう…ダメェ…イクぅ…あぁああああぁあーー!!!」  
腰を弓なりに浮かし、指をくわえ、黒いロングヘアが蛇のようにうね、全身を激しく震わせながら、姫乃は果てた。  
「はぁ…ハァ…みょう…じん…さぁん…」  
姫乃の手が明神の頬に触れて、明神がその手を重ねる  
「なに、ひめのん?」  
「もう…ダメ。早く私を…抱いて…」  
息を切らし、目を虚ろにさせながら、明神を見つめる。  
さっきまでの、可愛らしい姫乃の顔じゃなく"女"の顔になっているそのギャップに、明神はドキッとした。  
「ひめのん、あったかいよ」  
優しく姫乃を抱き締める。  
姫乃もそれに応えるように手をまわす。  
「明神さん…早く…来て?」  
「お…おう!」  
ジーンズのベルトを外し、下着も全て脱ぐと、赤黒く反る明神のペニスが露わになる。  
(うわぁ…これが、明神さんの。これが私の中に…入るのかな?)  
明神の太いイチモツをただ呆然と眺める。  
「あの…そんなに見つめられると恥ずかしいんですが…」  
「明神さんこそ、今更恥ずかしいとか言わないでよ。」  
「はい、ごめんなさい…」  
「ねぇ、それって…その…最後までしないと治まらないんでしょ?」  
「まぁ…そうですが、ひめのん、当然初めてだよね?」  
「うん。だけど、ここまで来たら後戻り出来ないよ」  
「ホントにいいんだな?後悔しないんだな」  
「だって、私は明神さんが大好きだし、初めては明神さんに貰って欲しいし、  
他の男性に初めてを捧げたら、そっちの方が絶対に後悔する」  
ここまで、姫乃が想ってくれていて、思わず涙が出そうになるが、必死に堪える。  
「それじゃ、入れるぞ」  
 
「うん。来て、明神さん」  
ゆっくりと姫乃の秘部に反り上がったモノをあてがった。  
「あン…」  
明神はペニスをゆっくりと姫乃の膣内に忍び込ませた。  
「痛ぁ…!あぁ…ん…ハァ…んぅ…!」  
「大丈夫?力まないで、力を抜いて」  
姫乃の中は想像以上に窮屈で、中に入ってきたモノを押し出そうとする力と、奥深く誘おうとする力でうごめいていた。  
「はぁ…キツいよ、ひめのんの中」  
繋がりあったまま、しばらく二人は抱き合う。  
そして、またディープキスをして、姫乃をリラックスさせる。  
「ひめのん、そろそろ動かすよ?」  
「うん…私は大丈夫だから。いっぱい私を…愛してください」  
その言葉を聞いた明神は、ゆっくりと腰を動かして行く。  
「はァ…ん…みょう…じんさん…いぁ…アン…」  
段々と痛みの奥から湧いて出てくる快楽を感じていく。  
「大丈夫?痛くない」  
「う…ん。私は平気…だからもっと、ハァ…ん…してぇ!愛して!明神さん!!」  
よだれを垂らし、乱れきったその顔でねだられ、理性の糸がプチンと切れた。  
「それじゃ、お望み通り、早く動かしてくよ」  
明神はペニスをギリギリまで引き抜き、一気に奥まで叩き込んだ。  
「うぁああー!ひぃあぁあぁあん!みょう…じん…さ…あぁあン!」  
獣のごとく姫乃を求め、激しく腰を打ち付ける。  
胸を鷲掴みして、突きながら唇を貪る。  
「ん…ぷぁ…いゃあ!アン…激しい…ダメェ!ああアァアアア!」  
姫乃はもう、快楽の渦に飲み込まれ、大声で喘ぐ事しかできない  
(もう…私…どうなってもいい!)  
すると姫乃の左足を持ち上げ、明神の肩に掛けながら打ち付ける  
「いやぁあ!こんなの!恥ずかしい…ぃあゃああやぁああ!!らめぇ!ぁああ」  
姫乃は顔を左右に降り、それに合わせて、長髪の黒髪がうねる  
「よいしょっと」  
明神は姫乃を抱きかかえ、対面座位にして、姫乃を上体にさせた。  
「むぅ…はぁ…んん…」  
二人は抱き合い、舌を絡ませ、互いの唾液を混ぜ合わせている。  
互いの交ざった唾液が姫乃の太ももに落ちていく。  
しばらくして、明神は姫乃の腰をゆっくり浮かせ、一気に沈めた。  
「はぁああ!深いよぉ!あぁああああぁあーー!!」  
正常位とは違う、姫乃が上にいるせいで、更に膣内に深く明神の肉棒が貫いてくる。  
「やだぁ!腰が…勝手に動いちゃう…いゃあン!」  
懸命に明神に抱きつき本能的に腰をうねらせる。  
グジュ…グジュ…という粘液と粘膜が擦れるイヤらしい音と、姫乃の嬌声が管理人室に響く。  
「はぁぁあ!もうだめ…死んじゃいそう…ハァ…」  
「だったら今、乳首吸ったらひめのんはどうなるのかな?」  
「イャァ…やめて…」  
 
姫乃が拒んだ瞬間、身体中に電流が走ったような強烈な快感が襲う。  
「きゃあぁあ!ふぁああぁあー!ダメェエエェー!!!」  
乳首を噛みながら吸い、クリトリスをつねると、膣内がうねり、弓なりに体を反らし、悲鳴に近い声をあらげる。  
「うぅ…俺も…そろそろ、やべぇ…」  
流石の明神もすぐそこまで、射精するまでに来ていた。  
「私も…もう…怖いの…ハァ…どっかに…行きそうなの」  
二人はもう絶頂を迎える手前だった。  
「おりゃあぁ!」  
明神は最後の力を絞り、激しく腰を打ち付けた。  
「いゃあー!怖い!頭が真っ白になっちゃ…ひぁあぁあ!イク!」  
「クソ、俺も…ヤベェ!」  
先に絶頂を迎えたのは姫乃だった。  
「もう…らめぇ…ぁああああああーぁああー!!いっちゃうぅう!!明神さぁぁあん!好きぃい…ァアあぁあ!」  
「ヤベぇ…出るッ…ヒメノッ!!」  
膣内が激しく痙攣し、そのうねりでペニスが刺激され、姫乃の膣内に多量の白濁液を注ぎこんだ。  
そのまま、明神は姫乃をキツく抱き締め、疲れ果てた。  
力尽きた明神は、そのまま仰向けに倒れ、姫乃も覆い被さるように倒れた。  
(ヤベェ!ひめのんに中出ししちまった!お母さんから…殺される!)  
射精し終え、ふと冷静になった時に、自分のしでかした過ちに、少し後悔を覚える。  
「ねぇ、明神さん。私…いま一番幸せです」  
先程までの後悔や悩みが一瞬で消し去るくらいの、いつもの無邪気な笑顔がそこにある。  
「俺も、一番幸せだよ、ひめのん。」  
しばらく二人は顔を向かいあわせる。  
「でもまさか、ひめのんがあんなに大声で喘ぐなんて…エッチって、ちょ!痛い!痛い!髪の毛引っ張るな…ハゲる!」  
「明神さんの…バカ!!」  
「ごめんなさい、姫乃さん!」  
「ところで、姫乃さん、明日学校だよね?早く寝ないと?」  
「あー!そうだった!あと4時間しか寝れないじゃん!!」  
ティッシュを無造作にとり、体を急いで拭いて着替える。  
その間に明神は布団を敷いた。  
「じゃぁ、一緒に寝るかひめのん?」  
「え!?…はい、よろしくお願いします」  
翌朝、目が覚めたら、姫乃は既に学校に行っていた。  
ふと目をやると、ちゃぶ台には、姫乃お手製の朝ごはんと、手紙が挿んであった。  
 
"おはようございます、明神さん。  
あんまり美味しくないと思うけど、良かったら食べて下さい。  
あと、くれぐれも、今回の事は、二人だけの秘密だからね。分かった?明神さん。"  
 
「ひめのんお手製かぁ。どれどれ、いただきます」  
独特な丸文字で書かれた愛らしいその手紙を眺め、ニヤケながら、姫乃手作りの朝ごはんに箸を進める。  
「マジでうめぇな、この卵焼き。あぁ、これで最後の一つだよ。ごちそうさまでした。」  
美味しかった朝食を食べ終えて、満腹になったお腹を擦りながら窓の外を眺める明神。  
「結婚するときは、ひめのんがお嫁さんになってくれたらなぁ…なんてな」  
窓の外から爽やかで涼しい風が部屋に入り込み、秋の気配を肌で感じる。  
「よし!仕事に行くか!!」  
明神はアパートを出て、案内屋の仕事へと出掛けていった。  
 
―おわり―  
 

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