「やべっ!今日ひめのんの誕生日だった…」
特に何も用意もしてないし、何をプレゼントしたらいいか分からない。
「そうだ!澪と相談して服でもプレゼントしようかな。」
すると共同リビングにある黒電話で澪の携帯に電話した。
「なんだ、冬悟?」相変わらず姐さん気質な声色は建材だ。
「いや、ちょっとひめのんの事で相談があるし、うたかた荘まて来れる?」
「あぁ別に構わないが。それじゃ今から行くから。」
「おう、気を付けて」ゆっくり受話器を置く冬悟。
洋服とはいえ、女の子はどんな洋服を着るのか無頓着な冬悟は
唯一の女である澪に相談しないと前に進めない。
すると澪がうたかた荘に着き、荒々しく冬悟の部屋のドアを叩く
「何で乱暴に叩くんだよ…」ブツブツ言いながらドアを開けた。
「久しぶりだな、冬悟。で、なんなんだ?ひめのんの相談とやらは?」
早速本題に入る澪を部屋に招き入れ、誕生日の事を話す。
「そっか、ひめのんの誕生日か…何歳になるんだっけ?」
冬悟が入れたお茶をすすりながら話す澪。
「17歳だね。」同じくお茶をすすりながら答える冬悟。
「で、何をプレゼントしたいんだ、冬悟は?」
「まぁ、無難な洋服にしたいんだが、
女の子の洋服なんてさっぱりだから澪と相談してからと思って。」
「でも肝心な姫乃のサイズが分からないと無理だろ?」
「だから澪がひめのんの部屋に入って洋服のサイズをメモしてほしい」
「わかった。しばらく紙とペンを借りるぞ。」
そう言うと姫乃の部屋に行く澪。
「つうか、2万円あれば足りるよな?」今度は予算の心配が襲う。
「はい、サイズメモってきたけど、姫乃は結構細いよ。」
「ひめのんは華奢だしなぁ」
「姫乃はTシャツなら結構持ってるがスカートが少ないな。」
「あぁ、そういえばそうだな」
「やっぱり女の子なんだし可愛いらしいスカートをプレゼントしたらどうだ?」
「これから暖かくなるし良いかもな。」
そんなこんなで話し合いをしてショップ巡りをする。
うたかた荘を出て4時間ぐらい経っただろうか、ようやく一着のスカートに落ち着いた。
「これなら可愛いし着回せるし姫乃にもピッタリだよ。」
「おぉ!可愛いじゃん。ナイス澪!」
澪が手にしたのはミニのボックスプリーツスカートだった。
「プリーツスカートは華やかで可愛く見えるからね。」
それをレジに持って会計を済ませアパートに向かう。
「あとは姫乃が気に入ってくれるかどうかだな。」
「大丈夫、澪が選んだんだし。実際に可愛いと思うよ。」
そしてうたかた荘に着くと学校を終えた姫乃が帰宅していた。
「あっ!おかえり、明神さん。澪さんも一緒なの?」
「久しぶりだな、姫乃。ちゃんと学校行けてるか?」
「うん。友達も出来たし。」
すると冬悟がぶら下げていた袋に目が行く姫乃。
「なんですか?その袋?」そう姫乃がたずねる。
すると冬悟は「じゃーん」と言いながらプレゼントのスカートを出した。
「わぁ!可愛いスカートじゃん!」
「冬悟と私から姫乃への誕生日プレゼントだ。気に入ってくれたら嬉しいけど。」
「えっ!私へのプレゼントですか!?凄い嬉しい!ありがとう。」
「姫乃はTシャツなら沢山あるけどスカートはすくなかったからね。」
「やっぱりひめのんみたいな華奢な女の子は女の子らしい格好しないと損だしな。」
「本当にみんなありがとう…大切にするからね。」
「なぁひめのん、とりあえず来て見せてよ」
「うん。今着替えて来るからね。」
そう言うと嬉しそうに部屋に行く姫乃。
「よかったな、澪。あんなに無邪気に喜んでて。」
「あぁ。気に入ってるようだったからホッとしたよ。」
しばらくして姫乃がそのスカートを着て澪と冬悟に披露した。
「おぉっ可愛いじゃん、ひめのん。似合ってるよ。」
すると澪は「制服に着てた紺ハイと組み合わせてみな。」と姫乃に告げる。
すると姫乃は部屋で靴下を穿いて再び二人の前に現れた。
「よし、更に清楚な女の子っぽくなった」と澪が呟く。
その愛らしい姫乃の姿に冬悟はなんとも言えない感情が芽生える。
「よし!姫乃の変身姿も見届けたし私は帰るわ。」
「えー、もう帰っちゃうんですか?」
「すまない、このあと用事があるから。」
「プレゼントありがとう、澪さん。」
「それじゃあ姫乃も変な虫が付かない様にな」笑ながら玄関に立つ。
「変な虫が付かない様に俺が管理するから安心しろ」と笑ながら澪を見送る冬悟。
「それじゃあ、失礼するよ」とアパートを後にした澪。
それに手をブンブン振って見送る姫乃。
「それにしても驚いたなぁ。私の誕生日を覚えてれて。」
「あたりめーだろ?ひめのんは大事な入居者なんだし。」
そして鏡で自分の姿を見る姫乃。
「凄いね。本当に可愛い女の子みたいになってるよ。」
「実際可愛いんだよ、ひめのんは。」
しばらく自分の姿を見つめている姫乃をあぐらをかきながら眺める冬悟。
「けど…私プレゼントとか貰えるなんて思ってなかった」
「思ってなかった事をするから嬉しいんじゃないか?」
「でも…私が明神さんと一緒に無事に過ごせるだけで充分なんだよ。」
思わず「ひめのん…」と呟く冬悟。
「私…一緒にいれるだけで嬉しいのに…プレゼントとか貰ったら…」
言葉を詰まらせ少し涙を流してる姫乃を見て冬悟は立ち上がり軽く抱き寄せた。
「心配すんなって、これからはずっと一緒だから。な?」
「う…ん」と頷き冬悟の胸の中に顔を埋める姫乃。
そして姫乃の口から思わない言葉を聴く。
「あの、明神さん。もう一つプレゼントが欲しい…」
冬悟が「何?」と呟くと姫乃は顔を赤らめ恥ずかしそうに答えた。
「明神さんが…欲しい」
「は?」頭が真っ白になる冬悟。
いつ冬悟がいつ案内屋の仕事で殉職するか分からない。
死ぬ前にその温もりを感じたい姫乃。
「お願い…私を…抱いて下さい…」
涙ながらに上目使いで懇願され冬悟の理性はギリギリだった。
「いや…あのねひめのん…」
しどろもどろになる冬悟のスキを狙って背伸びをしてキスをした姫乃。
「ぅ!!」言葉にならない声で驚いた冬悟。
「えへへ、私のファーストキスは明神さんだよ。」
「おいおい…」満更でもない顔で頭を掻く冬悟。
しばらく沈黙の間が空き、そのまま姫乃を畳の上に押し倒した。
「本当に俺でいいんだな?」最後の確認をする。
「うん。私をいっぱい愛してください。」
そんな事を言われ理性の沸点を超えた。
姫乃の掌と冬悟の掌が左右同時に絡み合い激しくキスをする。
「ん…うぅ…」苦しそうに息をする姫乃。
そんな姫乃の口腔内に舌を忍びこませる冬悟。
「ん…はぁ…」呼吸をする度に、注ぎこまれる冬悟の唾液と
姫乃の唾液が混ざり合って頬を伝い畳にシミを作る。
「可愛いよ…ひめのん」囁きながら今度は耳たぶをあまがみする。
「はぁ…ん…明神さん」あどけない甘い声で鳴く姫乃。
そして冬悟の右手は向かって右の姫乃の乳房を揉みあげた。
「あぁ!」とっさに声を荒げる姫乃。
「感じやすいんだねぇ…」軽口を叩きながら左手で姫乃の前髪を優しくかき上げる。
姫乃は目をうるませ冬悟をただ見つめている。
姫乃のTシャツを首元までまくり上げ、まだ発育途中の胸を鑑賞する。
汚れを知らないような白いブラジャーが冬悟の欲望を掻き立てる。
「ち…小さいとか言わないで下さいね。」
真っ赤な顔で冬悟に言う。
「このくらいが一番いいんだよ。」そう答えると両手で姫乃の乳房を揉み回した。
「あぁああーっ!!」声を張り上げ体をビクビクさせる」
そしてブラの上から乳首を軽く摘まんだ。
「ひぃっ…いゃあぁあ!」体を虫の様にくねらせ、なすがままの姫乃。
冬悟はブラのホックを外し、ブラを首元まで捲りあげた。
すると姫乃は恥ずかしいのか腕で目を隠す。
「ちゃんと顔を見せてよ」
そう呟くと冬悟の大きな掌が姫乃の両手首を頭上で体重をかけて固定した。
「やだ…離してよ…」そう訴えるが「だめ」と軽い変事で答える。
そしてもう一方の手で姫乃の乳首をつねる。
「あぁああー!いぁぁー!!」
あまり身動きが取れない姫乃は悩ましげに腰をくねらせ鳴く。
そして反対の乳首を冬悟は噛んで強く吸い上げた。
「きゃあぁあー!!体が…こわれるぅぅう!」
理性が崩れ鳴き叫ぶ姫乃に刺激をあたえるのがクセになりそうだ。
冬悟の指は姫乃の太ももを秘部に向かい焦らすように伝う。
「いやぁ…そこは…」そんか姫乃の言葉を無視してショーツごとソコを中指と人差し指で突き上げた。
「ぃぃいいあぁあああぁーっ!!」
顔を左右にふり、髪の毛が地面をうねり我を忘れ鳴き崩れる。
そんな姫乃の首筋を強く吸い、無数の赤い華を咲かす。
「明日、学校なのにぃー!だめぇ…」
冬悟は姫乃の手首を固定してた手を外した。
姫乃の手首には赤い束縛の後が鮮明に残る。
「やばいくらい可愛いよ、ひめのん…」
そう呟きながらショーツを脱がして秘部を鑑賞する。
「うぅ…明神さんの…えっち…」
「男はみんなこうだよ。」笑ながら答える。
「それじゃ、もっとエッチな事をするぞ?」そう呟くと秘部に口をつけた。
「いやぁあ!そんな所!おなか痛くなっちゃうよ?!」
「大丈夫、ひめのんのここはキレイだから。」
そう言い残し左右の壁を広げ舌を忍びこませた。
「うぁぁあ…舌がぁ…いやぁあっ!!」指をくわえ、冬悟の顔に自然に秘部を押し付ける。
そして冬悟が姫乃のクリトリスを強く吸い上げた瞬間…
「あっあああぁあぁあー!ダメェェエえ!」
腰を激しく揺らし強烈な喘ぎ声が響いた。
ドロドロになったその秘部に追い討ちをかけるように人差し指と中指が中に入ったら。
「もう…それ以上したら壊れちゃうよ」姫乃が懇願する。
「だったら素直にこわれちゃえよ」そう言い放つと
Gスポットを強烈にピストンした。
「いゃあぁ…だめぇぇ…こわれりゅ…うぅああぁあああー」
とどめをさすように乳首を吸い上げ、もう片手で乳首をつねった瞬間…
「ひぃいいぃああぁああーーっ!!」
腰を激しく揺らし潮を噴いた。
「はぁ…はぁ…はぁっ」荒々しく息をする姫乃。
「もう、俺、限界だけど…いいよね?」
「う…ん」虚ろな目で首をたてに振る姫乃。
冬悟は赤黒く反り上がったペニスを姫乃の膣口にあてがい、一気に沈めた。
「あぁあああああぁあーッ!!」
姫乃の膣内はキツく、侵入者をはい出す力と飲み込む作用で複雑にペニスを包みこむ。
「く…キツイ…」思わず声がもれる。
「明神さん…」「姫乃…」互いに目を合わせると狂ったように互いの口唇を貪る。
「はぁ…は…ぁ、明…神さん…大好きぃ…!!」
「姫乃…」そう言い残すと我をわすれ腰を降り姫乃を叩き付けた。
「あん…あぁ…ん、みょう…じん…ああぁ…!!」
グチュグチュとピストンする音と荒息、喘ぎ声が室内にこだまする。
すると姫乃の上半身に手をまわして、抱き抱えるように激しく腰をゆらす。
「あぁん…みょう…じんさぁぁあん…すきぃぃいー!」
冬悟はペニスをギリギリまで引き抜き、一気に奥の置くまで欲望のまま叩き付けた。
「奥まで…きてるょぉお!明神さんのが…はぁッあぁあぁー」
姫乃は無意識に足を冬悟の腰に絡ませ小刻みにピストンしている。
「姫乃…そろそろ出るから…足をほどいてくれないと…」
しかしそんな忠告を聴く理性も姫乃は無い。
「いゃあぁあー!もう…死んじゃう…イクぅううぅうーっ!!」
「くっ…」と言葉が漏れた瞬間、姫乃の中に大量の白濁液が注がれた…
二人はそのあと、ただぐったりしたままでしばらく二人の鼓動を聞いていた。
「ねぇ、明神さん…」「なに、ひめのん?」しばらく沈黙が包み、姫乃が口を開いた。
「…ありがとう。」
そんな優しく純粋にありがとうと言われ照れる冬悟。
「17歳の誕生日、おめでと。」そう言い残し姫乃の頭をポンと軽く撫でた。
おわり。