迂闊だった。最近の猛烈な忙しさで疲れていたのか、
愚かにも風呂上りにほぼ半裸で酒を飲み、
そのまま寝込んでしまった。
…小さい野獣が2匹もいたのに……
「おい…これ大丈夫か?」
「大丈夫だって。爆睡してるし、」
「でもよ、起きたら」
「大丈夫だっつってんだろ!それともお前、死んでも童貞のままでいいのか?」
「うっ、ま…まぁ思い出!思い出だよな!」
「そうだよ!それにまだ寝てるし」
「おいエロガキども、なんのつもりだ?」
「本当にすみませんでした」
即座に土下座。
「勝手に黄布使って、人の事縛りやがって…
お前らすぐに大気に還元してやるからな。」
「フッ…こうなったら仕方ない。行くとこまでいくしかないぜ。エージ」
「お…おうよ!」
「ほう、やる気か。案内屋に逆らって生きて(死んでる)帰れると思うなよ。」
案内屋はまだ気がつかない。すでに負けてる事に。