「今日はありがと。明神さん」  
「楽しかったか?」  
土曜日の午後、明神と姫乃は渋谷でデートしていた。  
昨日、姫乃がショッピングがしたいと言い出し明神に案内をしてくれと頼んでいた。  
「ねぇ明神さん、明日渋谷案内してくれる?」  
「うん…まぁ別に暇だし構わないけど…」  
明神も上京して間もない姫乃一人で渋谷には行かせたくなかった  
それ以前に電車、地下鉄を姫乃一人で乗らせたくないくらいだ…  
そして今日は姫乃の希望通り渋谷をブラブラしている二人。  
「やっぱり都会だなー。シブヤ…」  
「俺はこんなゴミゴミした所、苦手だけどな…」  
「なんか、ゴメンね。無理矢理付き合わして…」  
「そんなの気にすんなって。姫乃が楽しけりゃ俺も嬉しいし。」  
日が暮れ、ネオン、蛍光灯、水銀灯などに明かりがともる。  
日が暮れた街、カップルが行き交う。  
「ねぇ…私たちってカップルに見られてるのかなぁ」  
「んー、どうだろうね?」  
「私は構わないけど明神さんは迷惑?」  
「ハハハッ!そんなこと思ってないよ。ひめのん可愛いからね」  
「ねぇ、手繋ごうよ?」  
おもむろに明神の掌を握る姫乃  
「明神さんの手、大きいね」  
姫乃の掌がすっぽり収まる。  
手を繋ぐ事に明神は恥ずかしさと嬉しさが混じる。  
手を繋ぎ歩いていると道玄坂付近で明神が険しい顔をした…  
(ヤベェな…この先には円山町が…マズい)  
円山町とは渋谷にあるラブホ街でまして目の前には姫乃がいる。  
「ねぇ明神さん、どうしたの?怖い顔をして…」  
「いや…なんでもないよ。」  
しかしここで方向を変えたら遠回りになる…けどこのまま進むとラブホ街に……  
悩みながら歩いていたらもうラブホ街に足を踏みいれていた…  
「ねぇ…明神さん…なにここ」  
「えーとだね…ここは外国人のお家がたくさんあるんだね…」  
「通りで、お城みたいな建物が沢山あるんだ」  
明神もあからさまに「ラブホ」とは言えない。しかしいつまで誤魔化せるか。  
「ねぇ、『休憩』って書いてあるけどこの洋館で休めるの?」  
「うん。そうだね。外国人の人が泊めてくれるんだ…」  
(こんな誤魔化しが通用するひめのんは天然か…)  
そう思っていた明神は耳を疑う言葉を聞いた。  
「ホントはコレってラブホなんでしょ?」  
「へ…?」思わず間抜けな声が抜ける  
「私そんなコドモじゃないですから、ラブホくらい知ってるもん」  
明神は誤魔化していたことを逆に恥じていた。  
 
自分勝手に舞い上がり姫乃を馬鹿にしていた自分を憎んだ。  
「悪かったよ、コドモ扱いして、ゴメン…  
けど姫乃にはまだこの場所は早いから早く出よう」  
姫乃の手を引きラブホ街から出ようとするが姫乃は微動だにしない。  
「ほら、またそんな事言って子供扱いしてるじゃん。」  
「あのなぁ…」明神の出かけた言葉に被せる様に姫乃はまた言う  
「私、ココで何をするか分かってるし。セ…セックスするんでしょ?」  
明神は頭を掻きながら壮大なため息をついた。  
「あぁそうだよ。カップルがこの建物でヤるの!」  
半ばヤケ気味で吐き捨てるように姫乃に言う。  
そんな明神の胸に顔を埋める姫乃。  
「なんで…お城だとスグにバレる嘘をつくの?」  
「そ…それは…」「私の事、嫌いなの?」  
姫乃の為に演じていた嘘も姫乃には傷をつけるだけだった。  
「嫌いじゃないよ!好きだからこそ…ひめのんを汚したくない…」  
「私、明神さんなら汚れないよ…明神さんの事…好きだもん」  
その小さい体を抱きしめる明神  
「好きと言ってくれて嬉しいよ。けど姫乃にはまだ早すぎるんだよ…」  
「なんでそう言って私から逃げるの?私だって…怖いんだよ!」  
その痛々しい姫乃の訴えが明神の胸に突き刺さる。  
明神も正直怖い。一線を越えてもし拒絶されたら?  
そんな思いを感じていたのは明神も姫乃も同じだった。  
「ヒメノ…ゴメン…」そう呟きキツく抱きしめる。  
「明神さ…ん…大好き…」「あぁ…」  
二人は吸い込まれる様にホテルに入って行く。  
「ひめのん…どの部屋がいい」  
顔を赤面させながら姫乃に聞く。  
「こ…これでいいんじゃないかな…?」  
その部屋のボタンを押すと鍵が出てきた。  
「行こうか…」ドキドキしたがら姫乃の片に手を回す。  
ガチャっと部屋の鍵を明け室内の照明を付ける  
「うわー凄いよ、明神さん。」  
そのけばけばした配色の照明にスロットやら有線やら不思議な光景があった。  
そして姫乃がテレビのリモコンを手に取りスイッチをいれた  
「おい!ひめのんちょっと待った!!」  
「あん…あぁー!」  
アダルトな映像が目の前のSONYのTVに映る。  
「きゃー!」「だから言っただろうが!」  
その珍妙なやり取りに思わず笑みが溢れる。  
「あはは、明神さん赤くなってるー」  
「う…うるさい!ひめのんが勝手にTVつけるから!」  
興味津々な姫乃はあちらこちらを探索する  
「ねー、このお風呂ガラス張りだよ、丸見えじゃん。」  
 
「そりゃカップルしかいないからな。ハハハ…」  
「ねぇ、誰からシャワー浴びるの…」  
「じゃあ、ひめのん先に浴びな?俺は有線で音楽聴いてるよ。」  
「絶対に見ないで下さいね?」「ハイハイ」  
姫乃はそそくさとシャワーを浴びる。  
後ろを振り向けば裸の姫乃がいるというシチュエーションに動転しそうだ。  
「あがったよ。次は明神さんの番です」  
「なぁ姫乃…なんで服着てんの?」  
「だって…裸のままじゃ落ち着かないし…」  
「まぁいいや…とりあえずシャワー行ってくるわ」  
(まぁ…脱がせる楽しみが増えたからいいか…)  
そう思いながらいつもの倍のスピードで体を洗う明神。  
一方姫乃は目を凝らし部屋をすみずみまで観察する。  
「なんで天井に鏡があるんだろ?」  
色々物色していたら明神のシャワーも終わった。  
「あがったぞー」腰にタオルだけ巻いた明神。  
「ちゃんとズボンはいて貰えませんか…」  
「なんで?するんじゃないの?」  
「でも…」何かを言いかけてる姫乃を押し倒す。  
「でもなに?」明神が問いかける。  
「いや…なんでも無いです」  
恐る恐る目を閉じ明神を受け入れる体勢に入る姫乃。  
その様子があどけなくて可愛い。  
「んじゃ、いたたきます」  
そう言い放つと軽くキスをする明神。  
そしてゆっくり顔を離して姫乃の様子を伺う。  
「なぁひめのん。ホントに大丈夫か?しても良いんだな?」  
「うん…私、明神さんとならヘーキ」  
その言葉を信じてさっきのキスより遥かに濃度の濃いキスをする。  
明神は自分の舌を姫乃の口腔内にねじ込み内部を味わう。  
(え…明神さんの舌が…!)  
姫乃は明神の舌に驚いて自分の舌を引っ込める。  
しかし引っ込めた舌を明神が執拗に絡める。  
姫乃も覚悟を決めておぼつかないが明神の真似をしてぎこちなく絡ませる。  
明神から注ぎ込まれる多量の唾液が姫乃の幼い口では処理出来る筈もなく  
頬を伝いベッドのシーツを汚していく。  
互いの口を離すと銀の糸が名残惜しそうに引いていた。  
「はぁ…みょう…じんさん」甘えた声で明神の名を囁く。  
「もう、大丈夫だよね?」そう言うと姫乃の耳元から首筋にキスをする。  
「あ…学校とかあるから…跡が目立たないようにして…」  
姫乃のその言葉が逆に明神の貪欲な心に火を付けた。  
気付く姫乃の白い皮膚を吸いあげて赤々しい花を咲かせていく。  
「いやぁー!イジワル…」  
姫乃のそんな叫びも明神の更なる性欲の糧にしかならない。  
 
明神の手は姫乃の胸を目指していた。  
「ひめのんのオッパイ柔らかいね」  
左手で姫乃の左胸を乱雑に揉み回す。  
「あー!明神さん!ダメ…」声を張り上げて抵抗する。  
そうこうしてるうちに明神の右手も姫乃の右胸を揉む。  
「イヤァ…両方とか…ダメ…あ…ンゥ」  
顔を左右に振りながら明神の責めに堪える。  
Tシャツ越しなのにこの感度だから直接触るとどうなるのか。  
そんな事を思った明神は姫乃のTシャツを乱暴に捲り上げブラ越しに姫乃の乳房を揉む。  
「あー!イヤ…恥ずかしいよ…だめ」  
明神の手をどかそうと姫乃の手が力を込めて抵抗する。  
しかしその光景は姫乃自ら乳房を揉んでいる様にも見えた。  
「なんで駄目なの?これからもっと恥ずかしい事をするんだよ?」  
そう姫乃の耳元で耳たぶを甘噛みしながら囁く。  
言葉でも責めてくる明神に段々と翻弄されていく。  
姫乃の背中に手を回しブラのホックを外し、プツンという音がベッドに吸収される。  
ブラを捲り上げると程良く成長した姫乃の胸が目前にある。  
「以外と胸あるんだな…」「うぅ…恥ずかしいです…」  
先ほどまで明神に揉まれていた胸は赤く痕を残し  
戯れを知らないピンク色の小さな突起物が明神を誘う。  
その突起をあえて避けるように回りから段々と責めたてる。  
「ひゃあ!あぁ…みょ…じんさ…ん…ハァ…」  
段々と男を落とす女の顔に変わる姫乃。  
そしてなんの躊躇もなくいきなり姫乃の左右の乳首を摘む。  
「あー!いゃぁ…ハァ…あぁあン…」  
声を荒げ体を反らせ味わった事の無い快楽が凌駕する。  
「そんなに気持ち良いの?」そう呟くと姫乃の乳首を噛み吸いあげる。  
「アーッ!ダメェ!明神さん…ハァ…ぁあッー」  
姫乃の体は完全に明神に支配されていた。  
明神の手は姫乃の秘部を捕えていた。  
スカート越しにソコを押し上げる。  
「アーっ!ソコは…もう…変になっちゃう」  
「思いっきり変になりなよ?」と明神が吐き捨てると  
スカートの中に手を入れてショーツごと秘部に指を押し込む。  
「いゃあーッ!明神さん!アァンぅ…」  
腰をガクガク振らし快楽に堪える。  
すると姫乃は足を無意識に開き「もっとぉ…してぇ」と悶え明神を誘う。  
「スケベなひめのん」と憎まれ口を叩ながらもショーツを脱がせる。  
明神の目の前にはうっすらと生えた陰毛とヌラヌラと怪しく光るモノがあった。  
「凄いねひめのん。グチョグチョじゃん」  
明神が意地悪っぽく姫乃に言う  
 
「だってぇ…みょうじんさんの…せいだもん」  
甘えた声で反論する姫乃にグラッとくる。  
「人のせいにする悪いひめのんはデコピンだな」  
そう言うとクリトリスに指を軽く弾く。  
「アーッ!みょーじんさん!ぁあーっ!」  
「観念した?」そう姫乃に呟く。  
羞恥心からか、腕を目に当てて明神の顔を見ようとしない。  
そんな姫乃をよそに明神の人差し指が内部に侵入する。  
「はぁぁ…」思わず甘い声が出る  
「気持良さそうな声だしちゃって…」  
更に中指を入れて内部を乱雑に掻き乱す。  
「アーッ…いゃあー!ぅぁあアーッ!」  
明神が指を出し入れする度に内部から溢れる蜜と粘着的な音が姫乃の喘ぎ声と重なる。  
姫乃は指を銜(くわ)えて快楽に堪える。  
「自傷癖はダメだよ…」  
そう言うと明神の指で秘部を掻き回しながら姫乃にディープキスをする。  
「うぅ…むぅ…ハァ…ハァン」  
姫乃は必死で酸素を求めようとするが明神の力にねじ伏せられる。  
ようやく口を離すと我を忘れ快楽に鳴き叫ぶ。  
「アぁあーッ!ハァ…ァン…みょーじんさ…んぅ…」  
愛液でふやけた指をぬき今度は口で弄ぶ。  
「アァアー!ダメェ…汚いよぉ…」  
お湯の様に熱い明神の舌が腟内に侵入してくる。  
その強烈な快感に頭がショートしそうだった。  
姫乃はクンニをしている明神の頭を抱え、されるがままに嬲(なぶ)られる。  
「もう…我慢…出来ねぇ…」  
ジーンズのジッパーを下げて巨大な赤黒く反ったモノを取り出した。  
ソレを真剣に見つめる姫乃に明神は恥ずかしそうに言う。  
「見つめられると照れるんですが…」  
「ご…ごめんなさい」  
「謝らなくてもいいよ」  
明神は姫乃の秘部にそれをあてがい、沈めて行く。  
「ひっ…痛い!」先ほどまでの快感とは違って痛みが走る。  
「ひめのん!力むな、息を止めるな!」  
姫乃の内部は侵略者を追い出そうとするのと、  
招き入れようとする力が混ざり想像を絶する感触だ。  
姫乃は無意識に明神の首に爪を立てて堪える。  
その爪の痛みまでもが明神を興奮させる。  
「なぁ…全部入ったよ。どう?感想は?」  
「えへへ…少し痛いけど…明神さんが好き」「そうか…」と呟き姫乃の頭を抱え再びキスをする。  
「お願い…明神さん…私を……愛してください」  
かすれた声で涙を浮かべながら明神に訴える。  
その涙をまだ汚れていない指で優しく拭う。「いくよ?姫乃…」「うん…」  
ゆっくり腰を動かして姫乃の様子を伺う。  
 
「はぁ…あん…ぁ…ハァー!」  
痛みの中に段々と快楽が支配して姫乃は甘い声を出し喘いでいた。  
黒い髪をシーツの上でうねる姿は、なんとも言えない。  
「もっと早く動かすよ?」  
そう告げると全力で腰に力を入れてピストンした。  
「アァァァーー!ハァ!みょーじん…さ…あぁーッ」  
ピストンされるたびいやらしい粘着音とかん高い喘ぎ声が室内を響かせる。  
ふと姫乃は天井にある鏡に目をやった。  
(うそ…なにあの恥ずかしい姿…)  
恍惚とした顔にあられもない姿が写し出され姫乃は変な気分になる。  
その鏡を見ない様に明神の身に顔を埋め明神の腰に足を絡める。  
「く…もう駄目だ姫乃…出る…足を離せ…」  
しかし姫乃も絶頂を迎えそうで明神にすがりつき堪える。  
「あぁん…明神さ…を…一緒に…あぁァ!」  
「もう…うっ…!」  
―ドピュッドクッ  
不覚にも姫乃に中出ししてしまう。  
「イャアーアァアァアーみょーじん…あぁァアァアッ!」  
共に絶頂を迎えた二人はしばらく重なりあったままだ。  
明神がゆっくりペニスを引き抜くと  
姫乃の幼い腟じゃ処理しきれない大量のザーメンが逆流してシーツを汚す。  
「大丈夫ひめのん?」  
先ほどとはうって変わった優しい明神。  
「うん。ありがと、明神さん。」  
「まだ時間があるし休もうか?」  
そう言うと二人はしばらく眠りについた。  
目が覚めるともうホテルの制限時間ギリギリで服を着ながら姫乃を起こす。  
「ひめのん?大丈夫か?そろそろ帰るよ」  
自動精算機で料金を支払う明神の後ろで服を着る姫乃。  
「ごめんね、明神さん…お金無いのに」  
「ははは…大丈夫だよ」と笑って誤魔化す。  
施錠された鍵が開き何時でも退室出来る状態になる。  
「このドアを越えたら私たちはもう立派なカップルだね」  
「ハハハッそうだな。ひめのんが彼女だと鼻が高いよ」  
「ねぇ…また一緒に…来れるかな?」  
「お金があればな」と笑って茶化す明神。  
ホテルのドアを二人で開けて家路に向かう二人の姿は誇らしげだった。  
――終わり――  
 

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