明神はケーキをぶら下げ家路を歩く。
アパートに着くとケーキの箱を冷蔵庫に入れた。
「はやくひめのん帰ってこないかな〜」
女の子がケーキを食べる姿を想像するだけで少しニヤける。
すると姫乃が無意識にケーキの存在を
本能でキャッチした様にアパートに帰ってきた。
「明神さん、今日TV見て良いですか?」「うん。良いよ。」
TVの前でちょこんと座る姿がなんとも可愛らしい。
「ひめのん、冷蔵庫に甘くて美味しい物があるよ」
ワザと回りくどい口調で姫乃に喋る。
「え〜何ですか?」「いいから開けてみな」
すると中に白いケーキの箱を発見した。
「あっ!ケーキだ。なんでケーキあるんですか?」
「だってさ、今日はホワイトデーじゃん。ひめのんのチョコのお返し」
「あっ!そうか。けど何でケーキなんですか?」
普通のホワイトデーのプレゼントは
クッキー、マシュマロ、キャンディが定番だ。
「だってホワイトデーって言う位だし白いお菓子を贈るんだろ?」
ホワイトデーの行事に程遠い明神にはあまり理解出来ていない。
「あはは。なんか明神さんらしいです」
「ひめのん、俺を馬鹿にしてないか?」
明神の天然ぶりに笑い声が管理人室に響く。
「まぁさ、ケーキ買って来たんだし食べよ」
ケーキを皿に移してフォークを乗せて姫乃に差し出す。
「うわぁ〜、美味しそう。いただきます」
「どう?美味いか?」「うん、凄く美味しいよ。」
明神はこの笑顔が見たかった。ケーキを食べて笑う姿が。
「あ〜美味しかった〜。ありがとう明神さん。」
「まぁひめのんがそう言ってくれるだけで嬉しいよ」
逆に明神のが礼を言いたいくらいだ。
しかし明神はこの「優しさ」が姫乃の心を締め付けさせてる事は知らない。
普段、表に出さないと努力してるのに、この「優しさ」がダメになる。
姫乃は明神を一人の「男性」として見ている事に明神気付く筈が無い。
(私…やっぱり明神さんが好きみたい)
姫乃の感情がグラグラ揺らぐ。
明神が姫乃に優しくしてるのは「妹」として見てるからなのか、
「異性」として見てるのか事実が聞きたい。
覚悟を決めた女の子は強い。
「ねぇ、明神さんは私にいつも優しくしてくれてるよね?
たまにデコピンしたりするけけど…」
予想外の問いかけに疑問を抱くもいつもの明神らしい口調で返す。
「まぁひめのんは大事な人間の入居者だし、俺の妹の様な感じだね。」
案の定、「保護的」な扱いだった。
「ホントにそれだけ?」悲しそうな顔で明神を見つめる。
(なんなんだ?今日のひめのん。あのケーキに何か入ってたのか?)
「どうした?いつものひめのんらしく無いぞ。」
「もう…良いです。それだけ分かれば」
「オイ、ちゃんと言ってくれないと気になるじゃん」
「いいんです。私の勘違いだったみたいだし。」「何、勘違いって?」
「私ってば馬鹿だよね。明神さんから優しくされてるのを、
変に勘違いして明神さんと恋人になれる事を期待してた…」
重い空気が管理人室に淀む。
「恋人って俺の事か? 」この天然さが明神らしい。
「うん。けど明神さんは私を妹として見てるから…」
(うわ…まずった。どうしよう。相手は女子高生だし)
明神の焦りが沈黙と言う形で現れた。
その沈黙を消すように姫乃が想いを伝えた。
「けど…なんか、スッキリしました。
私を妹として見てるならそれはそれで安心出来るし。」
「ひめのん、自分だけスッキリして良いのかよ?」
姫乃のあの悲しい顔が明神の心を締め付け名残りを残す。
「えっ!どういう事?」「おまえを抱きたい」
明神は姫乃を抱き押し倒した。
「きゃあ!なに!明神さんっ!!」「だから、ひめのんが欲しい 」
明神も明神なりに我慢してた。女子高生に手を出すまいと。
建前で「妹」なんて言ったがそれは卑怯な守りの言葉だ。
しかし姫乃からの告白で箍が外れた。
「明神さん…これって…アレを今からする…」
「嫌か?…」「そんなこと…そんな事無いです」
同意を確かめ、二人は堕ちた。
明神は姫乃の口の中に舌を無造作に突っ込み内部を掻き回す
さっき食べたケーキの甘さが明神に伝わる
そのせいか、明神の唾液が多量に溢れ姫乃の口腔内に流し込まれる。
姫乃の口では対処しきれない唾液が姫乃の頬を伝わり畳に染みが付く。
「ゲホッ…み、明神さん。苦しいよ。」
「あ〜、つい姫乃の口の中がケーキ味で美味かったし」
「もう…手加減してください。」
先程のキスで目がとろんとして「女」になってる姫乃が眩しい。
(これから私、明神さんとするんだ。怖いけど…我慢する!)
「ひめのん、可愛いよ…」
耳元で囁き首筋をキスし、鎖骨にもキスマークを付けていく。
「あっあぁ…ん」思わず甘ったるい声が漏れる。
「ひめのん?気持良いか?」「よくわかんない」
その言葉を聞いた明神が姫乃の胸を鷲掴みする。
「きゃぁ!明神さん!そこは」思わず声を張り上げる。
しかし明神にはそんな声は更なる欲望の糧でしか無い。
Tシャツの中に手を忍びこませブラ越しで乳房を弄ぶ。
「あぁん!!ハァハァ…」「良いみたいだな」
味をしめた明神はブラのホックを外し、ブラをたくし上げ
発育途中の乳房が露になる。
「あんまり…見ないでください。私、胸小さいし」
「ひめのんの胸は誰も勝てないよ。大好きだ」
乳首を甘噛みし、片方の手で乳首を軽く抓る。
「んぅ!アーっ!」全身をビクビクさせ快楽に焼かれている姫乃
「ハァ…ハァ、明神さん…凄いよ」「ならもっと良くするか?」
明神はスカートに手を突っ込んでうっすらショーツに浮かぶスジを中指で撫でた
「あ…そこは!ダメぇ いやぁ」
無意識に腰を浮かし黒髪が畳の上で悩ましく動く。
「可愛いよひめのん」明神はその姿を冷静に傍観する。
(もう私、変なのに明神さんは涼しい顔で…卑怯だよ…)
その時、姫乃の瞳から涙が溢れていた。
それを乾かないうちに舌でペロっと舐める。
「どうしたひめのん?痛い?怖い?」
「私だけ変になって…明神さんに嫌われそうで怖いの」
「ソレが普通だから嫌いにならないよ。むしろ余計にひめのんが欲しい…」
明神は姫乃のショーツを脱がしクリトリスを摘む。
「アァーッ!ハァ…もう体が…イヤァあ」
さらに明神の攻めはエスカレートする。
膣内に右手の薬指と人差し指を入れ、グシュグシュ掻き回し
左手でクリトリスを攻める。
姫乃の秘部から、愛液が沸き出し、口からは涎がでている。
あんな少女がここまで快楽で狂うギャップが明神を興奮させる。
「あぁ…もうやめて…ヒック…うぁあ!」
「可愛いなぁ。もっといじめたいな」
先程までクリトリスを愛撫してた左手の指をを姫乃の口にしゃぶらせる。
グチュグチャと膣と口でイヤらしい粘液の摩擦音が響く。
「う…あっ…ゴホ うぅ」苦しそうに喘ぐ。
秘部からは愛液、しゃぶらされている口からは涎が溢れてる
(うわ…今のひめのんの口、旨そう)
明神はしゃぶらせていた手を放し、今度はディープキスをした。
勿論その間も膣内をいびつに掻き回す。
「んぅ…はぁ…いや」唾液が溢れて互いの顔中が濡れる。
そしてようやく姫乃の口が自由になると我を忘れ鳴いた。
「あー!いぃ…んン明神さぁんハァ…」
膣内を無造作に掻き回してた指は膣壁を押し上げながら
Gスポットを狙うようにピストンをする。
「はぁーッ!もう壊れちゃうー!ダメ!アー!」
全身を痙攣させ腰は小刻みに震え快楽が姫乃を容赦なく襲う。
明神も限界が近付きデニムの股間の部分がはち切れそうだ。
チャックをズリ下げ巨大化した肉棒が露になる。
(うっそ…あんな太いの。けど明神さんなら我慢する)
「ひめのん?入れるけど痛かったら言ってくれ」
「う…んわかった。」「それじゃあ行くよ」
姫乃の膣内をこじ開けるように明神の性欲の固まりが入る。
「あぁーッ!いやぁあ!」かん高い声が響く。
「くっ…ひめのんの中キツ過ぎる…」
巨大な侵入者を絞り出すかのように姫乃の中が締まる。
「痛くない?ひめのん?」
「よくわかんない。けど明神さんのが苦しくて、熱いの!」
「動かすよ。ゆっくりするから」
「うん。私をいっぱい、可愛がってください」
その潤んだ瞳で見つめられ、明神の理性は完全に死んだ。
グチャグチュと粘液と嬌声が部屋中にこだまする。
「ひめのん?気持ち良い?」
「よくわかんないよぉ。でも変にぃ…んぁあ!」
「だったらもっとオカシくしてやろうか?」
明神は姫乃の足を持ち上げ更にスピードを上げてピストンする
「嫌ぁ!こんなの恥ずかしいよぉ アンッ…うぅ」
目の前で一人の少女が髪を乱し、
犯されていると思うだけで明神はもう果てそうだった。
「く…ヤバい。もう限界だ…」
もっと楽しみたいと思うのに持たない。
「私も…もうダメェ!死んじゃう…ぁアーッ!」
姫乃は快楽に意識が飛ばされぬ様に明神にすがりつく。
「うっ…ゴメン…ひめのん…」
――ドピュ! ドクッ!
「あぁあぁーッ!イあぁーーッ!」
射精と同時に姫乃も果てて意識を失った。
(とうとう女子高生としちゃった…ヤバいな)
明神は呆然としながらも罪悪感に悩まされていた。
(明日、謝ろうか…)
――翌朝、目が覚めると姫乃の姿が見当たらない。
「一体どこに消えたんだ?」
とりあえずアパートの中を探すと洗顔をしていた。
明神に気付きいつも通りに挨拶をする。
「おはよう。明神さん」「おはようさん」
…暫く沈黙が続く
「もしかして明神さん、昨日の事を気にしてますか?」
「え!?」図星だった
「私達はもう恋人同士だよね?」
予想外の言葉に明神はただ呆然と立ち尽くす。
そんな明神を見かねて姫乃が明神に軽くキスをした。
「もう私は昨日の事は気にしてないし、明神さんの素顔が分かったし。」
姫乃の行動全てが想定外で呆気にとられてる明神。
「もう、いつもの明神さんらしく無いです。元気を出して!」
姫乃を慰めるつもりが逆に明神自身が慰められる。
「ははっそうだよな。元気を出さないとな。」
姫乃の逞しい一面に明神はただ圧倒された。
意外に逞しく、時には折れそうな程の華奢な姫乃を、
今度は「恋人」として守る時が来たと、やっと実感した明神だった。
――end――