12月、明神は本を読みながら部屋でホットコーヒーを飲んでた。
「トントン」とノックがなる
「誰?ひめのん?」「明神さん入っても良いですか? 」
「いいよ。」と返事をする。どうやら灯油が切れたらしく、
姫乃が灯油を貰いにきた。「灯油もらって良いですか?」
明神はすこしイジワルしたくなり、さっき飲んでたコーヒーを
姫乃に渡し「少し飲んだら分けてやる」とジラす。
「コーヒーくらい飲めるもん!」と姫乃はブラックのコーヒーを
口に入れた。「にが〜い。何コレ!」と顔をこわばらせた。
そして明神は約束通り灯油を姫乃に渡す。
まだ苦い顔をしてる姫乃に軽くキスをする。
「少しは甘くなったか?」と笑いながら姫乃に言うと
「明神さんのバカ!」と照れを隠しながら笑う。
つられて明神も満面の笑みを浮かばせた。