――寝付けねぇ。
ベッドから腕を伸ばし手探りで携帯を開いて時間を確かめると深夜2時を過ぎていた。
以前なら一発……時には何発か抜くと、心地よい倦怠感を感じたまま眠りにつけたものだが……
右手が美鳥に変化してからというもの、そんな当たり前の行為もままならない日々が続いていた。つまり、溜まっていたのだ。
……右手の美鳥はすぅすぅと小さく寝息を立てて眠っている。
――今のうちなら…。
セイジは美鳥を起こさないようにそっと上体を起こし、左手で寝間着にしているジャージとトランクスを足の付け根辺りまで下ろした。
汚れ無き少女の傍らで、気付かれないように自己処理をしなければならない。
右手に気を遣いながらもセイジは妙な興奮に支配されていた。
不器用な左手で既に半勃ち状態のペニスを包むが、やはり動かし慣れない為、いつもの様にすぐには快感を得られなかった。
「くっそ……まどろっこしいぜ…!」小さく愚痴をこぼしながらも、ただひたすら扱くだけの自慰に励む。
――あ、イきそう…!
下半身へ電流が走るような感覚。
重たくなった左手を一層激しく上下させ、絶頂を迎えようとしたまさにその時だった…
「う、ぅ…ん…セェジくん…?」
「―――ッ!!」
悪夢だ。いやむしろ夢であった方が気が楽だろう…。
美鳥が目を擦りながら起きあがり、驚いて右側に身体を捻ってしまった瞬間だった。
体を溜りに溜まっていた精液がどっと発射され、あろうことか右手……美鳥に頭から浴びせてしまったのだ。
「きゃっ、ぃやぁ―っ!!」
甲高い悲鳴がセイジの耳を刺す。
美鳥は身体中、精液にまみれ咳き込みながら手の平で拭い取ろうと必死だが、小さな美鳥にとっては尋常で無い量だった。
「…ヒドイよぉ、こんなの…セイジくんのヘンタイ!」
「んなッ、何だとぉ…ッ!」
変態と罵られカチンときたセイジは喉元まで出かかっていた謝罪の言葉を飲み込んで逆ギレした。
「男がオナニーすんのなんか当たり前だろ!大体なぁ、本来なら右手のお前がすべき役割なんだよ!!」
「そ、そんなぁ…!わ、わたし、そんな事…」
美鳥は顔を真っ赤にさせ潤んだ瞳を逸らす。その可愛らしい様子にセイジのペニスは再びいきり立った。
「ひゃあぁ…っ」
その様は美鳥にとって赤黒い異形の怪物にも見えた。
自分の背丈程もある肉柱がぴくぴくと脈打ちながら目の前で大きさを増していくのだから、無理もない。
「ほら、早く慰めてくれよ。…俺だってしんどいんだぜ?」
ぐいぐいと無理矢理、美鳥の身体にペニスを押し当てる。
「セイジくん…つらいの?…つらいんだったら、わたし…頑張る!」
恐る恐る肉棒に触れ手の平で擦るが、セイジにとっては蟻が這うようなむず痒さ程度しか感じる事は出来なかった。
「そんなんじゃくすぐってぇ…、見てろよ?」
自慰行為を目撃されてしまった瞬間こそ羞恥を味わったセイジだが、既に欲望が勝っていた。
再び、見せ付けるように左手で自身を扱く。美鳥は赤面し手の平で顔を覆いながらも、しっかり行為を見つめていた。
頭の中では右手の自分がセイジの為にどう働けば良いか、考えを巡らせていただろう。
「お前の番…やり方、わかったな?」
「は…はぁい…っ!」
ついぼんやりと見入ってしまっていたところに突然声をかけられ返事が裏返った。
先程のそれよりも一層はち切れんばかりに膨張したペニスにそっと触れる。
手の平からどくんどくんと血脈が伝わり美鳥の身体を強ばらせた。
――…これが男のコの…初めてだよぉ
男、…というよりセイジのそれに貫かれる空想で自分を慰めた経験はあったが、想像よりずっと大きく天井を向いてそそり立つシンボルは恐れと、興味をそそった。
幹にぎゅっとしがみつき、身体を上下させと手製のワンピースが精液でぬめり、擦るたびぬちゅぬちゅと音を立てる。
初めて他人の感触を味わったセイジは、容易く絶頂を迎えてしまいそうになったが、眉間に皺を寄せ、ぐっと堪えた。
美鳥の瞳には苦痛の表情と映り、「わたしが頑張らなきゃ…!」と呟くとより激しく扱いた。
擦れて服が捲りあがり露出した胸のピンク色の突起が初々しい。小さな胸を押しつけ身体で擦りながら、先端の割れ目を指で広げ、尿道の入り口をぴちゃぴちゃと舐め回した。
知識があった訳では無いが、自分の身体に置き換えて考え、直感でそこが最も感じ易いと判断し責め続けた。
「う、ぅあぁ…、美…鳥ぃ…!」
下半身にムズムズと込み上げる快感に低く唸る。
「セイジくん…気持ちいい?」
唾液と先走りの液で淫媚にてかる顔を上げ、上目遣いで美鳥が尋ねた。
「ぁ、あぁ…良いぜ、…もう、出そうだ」
肩で息をし切れ切れに答えた。セイジの頬は上気し、平たい胸板にはりついたTシャツの上からでも2つの突起が分かる。
自分の愛撫に身を震わせるその姿が美鳥にはとてもかわいらしく思え、心は満足感で満たされた。
それと同時に下腹部がキュッとする妙な感覚を感じたがそこより下はセイジの手首である。
その感覚を美鳥は一人寝の夜に何度か体験しており、正体を知っていたが、今は熱を奥に秘めたままセイジに奉仕するしかなく、少し残念だった。
幹を、カリを、先端をその身の全てを使い擦り上げ、尿道を目一杯吸い上げられる度、セイジは下半身をビクビクと痙攣させ、限界を知らせた。
「ああぁ―…っ!イくッ、美鳥ィ―!」
「セイジくんっ、いっぱい出してぇ……!」
瞬間、美鳥の顔目がけて勢い良くおびただしい量の精液が発射される。
白濁した洪水に飲まれ美鳥はむせ返るが、射精は止まらず、断続的に粘液を浴びせられ続けた。
「これからも、優秀な右手で居させてね」
ぐったりと倒れこんだセイジの傍らで美鳥は呟いた。
その後は以前の通り、右手で自慰(?)に励んだのは言うまでも無いだろう。
終わらせる。
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