「今日はどうしようかなぁー……あ、あの人に行こうっと」
夕方、街中を一人歩く少女、児玉響。今日も彼女の当たり屋癖が始まった。
「痛っ」
「いったぁぁー!ころんだぁー!脚折れたぁー!」
「……あぁ?」
「靴も壊れた!アクセも壊れたー!」
「おい」
「うわああー!もう弁償!弁償してよー!」
ぶつかった男の前で駄々っ子のように騒ぐ響。
「弁償……ねえ」
男は騒ぐ響を見下ろしながら呟く。
「なあ、君の望み通り、色々してやるから……俺と来ない?」
「え?買ってくれるの!?」
男の言葉に泣きまねを止め、響は笑顔で反応した。
「買ってやる買ってやる。だから……来ない?」
「うん!」
響は男に連れられ、街の中に消えていった。
「んー?ねえ、どこまで行くの?」
男に連れられて、響は街の裏まで来ていた。
「もうちょっとだよ。……と、あったあった」
「え、ここ……」
二人が着いた所は、ホテルだった。
「お店じゃないじゃん!嘘つき!」
「お互い様だよ……ねっ」
「うっ」
男が響の口に布を被せると、響は意識を失った。
「ん……」
「お、目が覚めた?」
ぼやける視界の中、響は男を見ていた。
「ここ……は?」
「ホテルの中」
「ほて……る?――っ!!」
響は場所を教えられ、慌てて身を起こそうとしたが、両手を縛られていて自由がきかない状態だった。
「無理に動かないほうがいいよ。……っと」
男は響に近寄ると、お姫様だっこのように響を抱え上げ、ベッドの上に寝かせた。
「やっ、ちょっと、これ、外してっ」
「外したら面白くないだろ?」
「面白くないって……何するの?」
「そうだなあ。とりあえず、怪我の具合でも診てあげようかな」
そういうと男は響のスカートを捲くり、下半身をあらわにした。
「やあっ」
「きれいな脚だね。……どこも腫れてない、かな?」
男がやらしい手つきで、響の脚を撫で回す。
最初はふくらはぎを揉み、次に膝裏を撫で、太腿に指を這わせる。
「ん、あ、やあ……」
「ん、お尻のほうは、どうかな……?」
「んぁんっ」
唐突に尻を揉まれ、響は思わず声をあげてしまう。
「尻が痛むのかな?どれ……」
「あっ」
男は響の身体を回し、尻を突き出した体制にする。
「見事に腫れてるね……むちむちだよ」
「あ、嫌っ、いやあ!」
男の手は、響の尻を撫で回し、揉み、責めていった。
「や、あ、んっ」
「何だ、尻だけで感じてるのか……なら、ヤってもいいかな」
「え……」
そういうと男は響の下着をずらし、自分のモノを響の秘部に当てた。
「あっ、やっ、それはだめぇぇっ!!」
「だーめ。それっ」
「んあぁぁっ」
響の抗議を聞くわけもなく、男のそれは響の中に挿入されていった。
「んっ、んっ、んぁ、あぁっ」
「くっ、ん、出すぞ……!」
「嫌ぁぁぁぁぁぁっ!!」
自分の叫びの中で、響の意識は果てた。
―数日後
「あ、ねぇー、そこのお兄さーん」
「何か?」
「わーたーしーとー、……楽しまない?」