「これが……疾風の結乃の……おま●こか……」  
 
あえて、昔の通り名で。  
あえて、あまり言うのが好きでない女性器の名前を口にして結乃の羞恥を煽ってやる。  
 
「ひどい……こんなのって……」  
 
俯いてしまった結乃は後ろの様子は一切見えない。  
だが、俺の視線は感じるようで、見る場所を変えるたびに、その身体を震わせていた。  
 
「綺麗じゃねーか。まるで……」  
「う……うぅ……ぐすん……やぁ……」  
 
隠そうにも、四つんばいで尻を突き出している状態では手も容易には届かない。  
腰を掴まれ固定されてしまったため、結乃は俺に聖域をさらけ出したままで嗚咽を漏らすだけだった。  
それをいいことに、俺はじっくりと結乃の秘所を観察させてもらう。  
もちろん、カメラに収めさせる角度を維持することも忘れない。  
 
「なあ……まさか、とは思うが……」  
 
見れば見るほど……俺の中で想像さえしなかった疑惑が広がっていく。  
結乃の聖域は、綺麗だ。それは嘘ではない。今まで見たどんな女のものよりも綺麗だった。  
いや……。何人かこれに迫る綺麗さだった女を知っている。  
だが、そいつらの共通点が結乃と重なるはずはなかった。  
 
「うぅ……え? やぁあああ!」  
 
それを確かめるために、俺は結乃を仰向けにひっくり返すとショーツを完全に足から抜き取ってしまう。  
微かな抵抗をものともせずに、結乃の足を大きく開いてカメラの線上に晒す。  
 
「み、みないでぇ……」  
 
申し訳程度の淡い陰りでは、そこを隠すことはできなかった。  
 
隠そうとする手はいとも簡単に俺に払いのけられ続ける。  
諦めたかのように、今度は自分の顔を両手で覆ってイヤイヤをするだけだった。  
 
「使ってないなんてもんじゃねーぞ、これ……」  
 
俺が今まで数えるほどしか相手をしたことのない処女。  
それだけが持つ、幼い綺麗さだった。  
 
スリットは震え、口を開こうとするものの、完全に一本の縦筋に過ぎない。  
一度でも開いたことがあれば……多少はその奥を覗かせるものだ。  
そこが見えないからこその、綺麗さだった。  
 
「おい。お前……会長とはまだなのか?」  
「うぅ……」  
 
結乃は顔を覆ったまま答えない。  
だが、堪えても堪えても流れる涙が頬を伝う様子を見れば、答えたも同然だった。  
 
「はっははははははははは!! マジか! アホじゃねーか! あの会長!」  
 
結乃の嗚咽を完全に消し去るほどの大声で俺は笑い出す。  
こんなに愉快だったのは生まれて初めてだったかもしれない。  
 
「志雄先輩を悪く言わないで……わたしを大切にしてくれたから……」  
「だから、他の男に処女を奪われちまうんだろ?」  
「!!!!」  
 
今日はお見舞いを口実にその覚悟をしてきていたのだろう。  
だが、その相手がまるで違うことになるとは想像もしていなかったはずだ。  
 
(そりゃ、キスを選ぶはずだわな)  
 
それに限らず不審な点はいくつもあった。  
俺の常識では考えられないほどの奥手同士に、ますます結乃が今いる世界と俺の世界の隔たりを感じていた。  
 
「残念だったな。初めてを捧げられなくって」  
「や、やめて……」  
 
目つきが変わった俺に、結乃は大きく開かれた足を閉じようと力を込める。  
だが、俺は大した力も入れていないのに結乃の足はぴくりとも動かすことは叶わなかった。  
 
「会長なら……結乃に何が起きてもきっと受け入れてくれるんだろ?」  
 
結乃が俺に向けて言い放った言葉をそのまま返してやる。  
 
結乃が処女でなくとも会長はそれ程気にしないのは俺でも分かる。  
それが分かるからこそ……結乃の心は悲しげに染まっていく。  
 
「安心しろよ。会長が満足するように、しっかりと仕込んでやるからな」  
 
言うまでもない容姿に、成長過程の身体。  
フェラをさせたときに見せた思わぬ器用さ。  
多くの面で、素質を見せる結乃を俺が意のままに開発する。  
考えただけで、震えが来るほどのシチュエーションだった。  
 
「や、やだぁああああああああああ!!」  
 
足の間を割るように、俺は聖域に顔を近づけていく。  
結乃の心境を示すかのように、その蕾は、小刻みに震えている。  
 
「まずは記念撮影だな」  
「やめて! お願い! そんなの撮らないでってば!」  
「使用前、使用後をしっかりと記録してやるよ」  
 
口をまだ閉じたままの結乃の聖域を、俺はしっかりと携帯に記録していく。  
シャッターの音が響くたびに、結乃の顔が絶望に染まっていくのを存分に鑑賞する。  
 
「さて、と」  
「ひぃ! やだ! うぅ……」  
 
携帯を脇にやると、俺は結乃の秘所に、軽く息を吹きかけてやる。  
それだけの刺激で結乃は身もだえし、開きつつある入り口からは透明な雫が溢れてきた。  
 
「さすがに、もう少し解さないときついか……」  
 
会長の手がついていたのなら、薬を増量してでも愛撫して何度でもイかせてやるつもりだった。  
耐え切れなくなり結乃が求めるまで、状況によっては寸止めの繰り返しも考えていた。  
 
とにかく、結乃に懇願させてからぶち込む。  
そうして会長への罪悪感を拭い去れないものにしてやるはずだった。  
 
「入り口だけはしっかりと開いてやるよ。その先は……俺のモノの仕事だ」  
 
だが、処女と分かれば話は別だ。  
俺を拒絶したまま、絶望の中で会長のためにあったはずの処女の証をぶち破ってやる。  
 
もう一度……。大切な処女を奪われる恐怖に泣き叫ぶ結乃の姿を見たい。  
俺を打ちのめした女が、成すすべもなく俺に汚され、処女を奪われた痛みに耐え切れずに許しを請う姿を見たい。  
 
そして……最後にはそれを越えて、快楽に負けるところを見たかった。  
 
「や、やだ……そんなの無理だよ……入るわけない……」  
 
一度は咥えたモノの大きさを思い出し、結乃は怯えきった表情を見せる。  
 
「かもな。自分で指も入れたこともないんだろ、この様子じゃ……」  
「っ……あぅ……やめてぇ……っく……あ、ん……」  
 
スリットにあてがった二本の指を、外側に向けて開いてやると閉ざされていた入り口が開く。  
とろりと……入り口に溜まっていた愛液が流れ落ちて机を汚していく。  
 
「ふ〜ん。やっぱりまったく使ってないな」  
 
ようやく覗いた膣道は少しの汚れもない鮮やかなサーモンピンクをしていた。  
 
「ここまで綺麗だと、汚すのが少し惜しい気もするぜ」  
「だったら、やめてよぉ……」  
 
大股開きのままの姿勢のままで結乃は哀願する。  
顔を覆ったままで弱々しく首を振る姿は俺の嗜虐心をこの上なく刺激した。  
 
「でも、俺の手で滅茶苦茶にしてやりたい気持ちの方がずっと強いな」  
「うぅ……やぁ……」  
 
最初からありもしない微かな希望は、俺の一言で瞬時に砕かれる。  
俺は俺で、狭い膣道に指を入れたい気持ちを懸命に堪えていた。  
 
あくまで、ここを最初に通過するのは俺の肉棒でなければいけない。  
それこそが結乃の絶望をより深くするはずだ。  
 
侵入を一旦諦めた俺の指はその上へ……結乃の包皮をかぶった真珠へと移動していく。  
 
「やぁ……ん……!!」  
 
包皮の上から指を当てるだけで、結乃の腰は刺激を逃がそうと蠢く。  
だが、その様子と新たに湧き出す愛液は俺に自分の様子を教えるだけだ。  
 
「どこまで我慢できるかな?」  
 
漏れそうになる声を、結乃は指を咥えてかみ殺す。  
 
「んあっ……、んんっ!」  
 
だが、舌先が包皮の上から触れるたびに、力が抜け、咥えた指が外れ声が漏れ出すのを抑えられない。  
 
「さてと……これからが本番だぜ?」  
 
包皮を舌でむき終えた俺は、むき出しになった真珠に口付けると、そのまま吸い込んでやる。  
 
「あぁ! やぁ! ん、は、んっく……あぁあああ!」  
 
触れられたこともない場所への強烈な刺激に、結乃は身体を反り返らせ髪を振り乱して悶える。  
あわせるように……閉じたままだったスリットが、自ら入り口を開いてその奥を覗かせていく。  
 
「もう十分だな」  
 
俺は結乃の股間から顔を上げると、開いたままの足の間に自分の足を滑り込ませていく。  
結乃の聖域に触れ続けたおかげで、俺のモノは一度目の射精前より遥かな強度でそそり立っていた。  
 
「はぁはぁ……やぁ……」  
 
机に横たわる、ほぼ全裸の身体をもう隠す余裕もない。  
残った力を総動員して、机の上を移動しようとするが、その動きさえも俺に簡単に押さえ込まれてしまう。  
 
「抵抗していいぜ?」  
「ん……!! 離して……!!」  
 
筋弛緩薬の効果は薄れていく頃だ。  
だが、その代わりに相次ぐ絶頂で奪われた身体力と……相変わらず回り続けるビデオが結乃の動きを鈍らせていた。  
そして、媚薬成分が最大の効果を発揮するのはこの時間だと言う事も俺には分かっていた。  
 
「そうそう。今、結乃の身体はものすごい敏感になってるんだ。刺激が何十倍にも感じられるくらいにな」  
「うぅ……」  
 
身をよじる抵抗も虚しく、俺のモノがついに結乃の聖域の入り口にあてがわれる。  
ようやく開いた入り口に、まだまだ不釣合いな大きさではあったが……どうにか割って入ることができそうだ。  
 
「だから……痛みも当然、何十倍だ」  
「ひ!!!」  
 
その意味を理解した結乃が、今までで一番怯えた表情になる。  
 
「やだやだやだぁああああ! 助けて! 志雄先輩! たすけてぇええええ!」  
 
泣き喚きながら、結乃は愛おしい人に助けを求める。  
病に倒れている会長が、ここに訪れることなどないことを知っているのに……。  
 
「諦めろ。これで……俺のものだぁあああああ!」  
「や、やだぁああああああああああああああ!!!」  
 
今更のように、手足を渾身の力でばたつかせる結乃だったが、すでに遅い。  
突き出した俺の腰は……結乃の入り口についに侵入を果たす。  
 
ミシリ……そんな音が聞こえるかのようだった。  
十分に濡れてはいてもあまりに狭い膣道は、俺の侵入を頑強に拒む。  
 
「く……きつい……。どうだ? 初めて膣内を汚されていく気分は……」  
「ん……やぁ……いた……やめて……ん……」  
 
あまりの痛みに、結乃は口を空気を求める魚のようにパクパクとさせている。  
 
「いったい……やだ、ぬい、て……いた……んあ、っく……くるしい……」  
 
無理やりに道を開いて進んでいく俺のモノは、結乃の膣内を圧迫していく。  
楽しんでいるわけでもなんでもなく、あまりの締め付けに、俺の腰はゆっくりとしか進んでいかない。  
 
「お……」  
「あ……」  
 
俺と結乃が同時に声を途切らせる。  
割り開ける肉とは、明らかに違う感触が俺の侵入を阻んでいた。  
その正身体が何であるかは結乃にも分かったらしく、より一層身を固くする。  
 
「しっかり感じろよ? もう二度と味わえない感覚なんだからな?」  
「やだ! やだ! やだ! お願い……もうやめてよぉ……」  
「ダメだ」  
 
僅かに腰を引いて、反動をつけてから俺は腰の動きを再開する。  
 
「いたいいたいいたいいたい!! 無理! 裂けちゃう! いたいよぉおおお!」  
 
ミシミシと音を立てるかのように、結乃の最後の抵抗を俺は突き破っていく。  
今までとは比較にならないほどの大きな叫び声で、結乃は痛みを訴え続ける。  
 
「ははははは! いいザマだな! 痛いか! そうだろうな! はははははは!」  
「やめてぇえ! お願い! 助けてぇえええ!」  
 
俺に組み敷かれ、痛みに泣き叫んでいるのは、あの結乃だ。  
誰よりも強く……凛々しかった結乃が、その誇りも何もかなぐり捨てて、処女を守ろうと俺に哀願する。  
俺の積年の夢が叶うまで、あと一歩だった。  
 
「かはぁ……ん……やぁ……いたい、いたい……ダメぇ! いたいよぉ……」  
「泣け喚け! もうすぐお前は全部俺のモノになるんだよ!」  
「やだぁあああ! 助けて、志雄せんぱいぃいいい!」  
 
プツン……。  
そんな音が、俺にも結乃にも聴こえたような気がした。  
今までより深く沈みこんでいく俺のモノが……何が起こったのかを証明していた。  
 
「やぁあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」  
「はっはははははは! どうだぁああ! 結乃の処女は俺がもらったぞぞおおお!」  
 
俺と結乃の叫び声が同時に、生徒会室に木霊する。  
その叫びの意味はまるで違う。  
俺は遠く離れたかつての仲間に届くかのように快哉を。  
結乃は全てを引き裂かれた絶望を叫んでいた。  
 
「ああ……あああぁぁぁぁぁぁ……っ!!」  
 
薬によって何十倍にもなった痛みが、気を失うという逃げ道さえ奪っていた。  
 
「どうだ? 処女喪失の気分は?」  
 
俺は結乃の太股の内側をなぞって、そこを伝うものを指につけて結乃の目の前に持ってくる。  
真っ赤に染まった俺の指が……なくしてしまった結乃の大切なものを証明する。  
 
「やぁ……そんな……こんなのうそだよ、夢だよ……」  
「残念ならが現実だよ。だって、しっかりと痛いだろ?」  
「あぁあああああ! や! いたい、いたい……!! やめてぇええ!」  
 
奥深くまでもう一度打ち付けてやると、結乃の口から苦痛を示す声が蘇る。  
悪夢ではなく、最悪の現実にいることを、俺は徹底的に結乃に認識させてたるつもりだった。  
 
「さすがにキツイな。少しは力を抜けよ。痛みが和らぐぜ?」  
「やめて……! 抜いて……抜いてぇっ!」  
 
道を広げるかのように、俺は腰をグラインドさせて結乃の膣内をかき回す。  
このままでは、ピストン運動さえもままならない。  
少しでも早く、結乃に俺の形を覚えさせなければいけなかった。  
 
「第三部、『初めての中出し』はサブタイトルになったな。メインタイトルはベタだけど『処女喪失』ってところか」  
「もう、あぅっ……やめてぇ……」  
 
ビデオは相変わらず回り続けているため、結乃の泣き喚く姿も余すことなく記録されている。  
結乃の絶望の瞬間は……永遠に形として残り続けることになった。  
 
「そういえば、お前は舞台とかの脚本も書くんだってな。どうだ? こんな脚本は予想できたか?」  
「できる、わけ……っく……ない……やぁ……こんなのやだよぉ……」  
 
少しずつ、苦痛を示す声が減っていく。  
もちろん、相当な痛みが結乃の身体を貫いていることに変わりはない。  
 
だが……あまりに強烈な処女喪失の痛みが、そこに達しない痛みを結果として認識させにくくなっていた。  
 
「これからは脚本監督は俺だ。お前は……俺の言うがままに動く女優だ!」  
「そんな、こと……ん……ない。あなたの思い通りには……」  
「安心しろよ。せめてもの情けで、ずっと主演女優にしてやるさ!!」  
「んっ! ふあぁああ! や、んくっ、あ、はぁ……あ、あぁ……」  
 
痛みが薄らいだ先には、本来の媚薬効果が待っている。  
徐々に、自分の上げる声に甘い色が戻りだしていることに、結乃はまだ気がついていないようだった。  
 
「ひでー顔だな、おい」  
「ん……誰の……せいよぉ……ひどい……」  
 
俺は机に散らばったままの結乃の制服の切れ端を拾うと、涙と鼻水と涎で汚れきった顔を拭ってやる。  
屈辱に染まり泣き叫ぶ姿はビデオ以上にしっかりと焼き付けた。  
 
この先は……新たに生まれる感覚に抗えずに堕ちていく姿を見るだけだ。  
そのためだけに、結乃を素顔を戻してやろうとした。  
 
化粧もしていない顔は、拭ってやるだけで赤い目以外は、綺麗な肌色を取り戻す。  
 
「や、やぁ……うごか、ないでぇ……」  
 
円を描く動きから、ピストン運動に腰の動きを変えてやると、結乃の身体がびくんと反応する。  
膣内が……確実に俺の形を覚え、締め付けは変えないままに俺のモノの出し入れをだんだんと自由にしていく。  
 
「ひん、ああっ! んっ、あ、はっ、はっ、ふぁあ……っ!」  
 
ゆっくりとした抽出だけで、俺のモノで塞がれ行き場をなくしていた愛液が溢れ出す。  
俺の腰の動きに合わせて、結乃の身体が揺れていく。  
 
「あ……あっ、んっ、ふぁぁあっ、んっ、ふっ、ふぅっ、はぁぅっ」  
「もう痛くないみたいだな」  
「え……?」  
 
知らずにあげていたあえぎ声を中断して結乃は、目を開く。  
自分の身体に起きている変化に……俺の言葉に今更気が付いたかのようだった。  
 
「なんで……? あんなに痛かったのに……」  
 
犯されている相手に、結乃は自分の身体への疑問を口にしてしまう。  
 
「決まってるだろ? 結乃がエッチだからだよ」  
「そんなことな……っあ、んっ……っ、きゃうっ」  
 
否定しようとする声は、自らのあえぎ声が否定する。  
まるで電気が走ったかのように、抽出の度に結乃の身体はビクビクと反応を示す。  
 
「なんで? どうして……あぅ……こんなのって……あ、あ、あ、ああっ、ふぁああんっ!」  
 
痛みを越えた先の、甘い痺れに結乃は抗うことはできない。  
膣内妖しく蠢き、意思とは無関係に与えられる快楽をすべて貪ろうとしているかのようだった。  
 
「あ、あっ、ふぁっ、あんっ、んっ、っく、っ、ふくぅぅ……っ!」  
 
ペースを徐々に上げていく俺の抽挿にあわせるように、あえぎ声の頻度もあがっていく。  
 
「あぁ、あっ、んあっ、くぅっ、はぁあっ、はぁっ、んっ、んっ、んんぅっ!」  
 
止め処なく溢れる愛液が、破瓜の血を流してしまう勢いで零れていく。  
拒否の声も嫌悪の声も忘れたかのように、結乃の口からは、ただひたすら甘い声があふれ出していく。  
 
「ひっ、はぁ、あっ、ひぁ、あ、あ、あああっ!!」  
 
ざわめく膣内は収縮を繰り返し、俺のモノの根元から先端まで満遍なく絡みつく。  
不規則に与えられる刺激に、俺も何度も声をあげそうになってしまう。  
 
「すげーぞ、結乃の中! 熱くてとろけるみたいで……マジでやべぇ!」  
「やだぁ……んっ、んっ、ふっ、そんなこと、ふぁ、あっ、言わな、あくぅっ……」  
「全部が最高だぜ! まるで俺のモノになることが決まってたみたいだ!」  
「や、そんなのやぁああ! 違う! 違うのにぃいい! んっ、ふっ、あぁああ!」  
 
羞恥を煽る俺の言葉に、結乃の声は一際高くなっていく。  
 
「いやぁ……っ、それ、それだめ、だめぇっ! だめなのぉ!」  
 
結乃はガクガクと身体を揺らしながら、髪を振り乱し身体に起こる異常を告げ続ける。  
 
(もうちょっと粘ると思ったんだけどな……)  
 
薬の効果は分かってはいたが、長年追い求めた獲物のあっけない陥落に俺は物寂しい気持ちになる。  
何の抵抗も示してくれない現状では……ただ可愛い女を犯し、このまま絶頂へと向かわせるだけだ。  
それは、結乃の処女を奪った後の結末には相応しくない。  
 
(そろそろ仕上げといくか……)  
 
犯されるまで、救いを求めるように何度も結乃が見ていた場所を思い出す。  
貞操の危機に、助けを呼んだ名前も、大きな嫉妬と共に思い出す。  
 
結乃の陵辱劇に相応しい結末を思い浮かべた俺は、唇をゆがめて喘ぎ声を上げ続ける結乃を見る。  
快楽に流されかけてしまっている結乃は、その醜悪な笑みに気がつくことはなかった。  
 

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