「はっはははは! どうだい、生まれて初めての絶頂身体験は?」  
「はぁ……はぁ……やぁ……はぁ……」  
 
薬の影響がなければ起こらなかったであろう絶頂であることも、今の結乃には考えも及ばないだろう。  
起こった現実からまるで逃げるかのように、結乃の目は虚ろなまま、虚空をさ迷う。  
 
「っ!!!」  
 
そんな逃避を許してやるつもりはなかった。  
俺は携帯電話を構えると、連続で結乃の今の姿を撮影してやる。  
シャッター音で、イッた後の淫らな表情を撮られたことに気が付いた結乃は慌てて顔を背ける。  
 
「とりあえず、第一部。タイトルは『はじめての絶頂』ってところかな?」  
「や、やだ! 撮らないで、そんなの!!」  
 
携帯のシャッター音は同時に、この光景を余すことなく撮っているビデオの存在を結乃に思い出させる。  
絶頂の瞬間は、そのことさえ忘れていたことが、結乃の表情から存分に読み取れる。  
余韻が収まるにつれ、自分のしてしまったことの重大さに気が付き上気していた結乃の顔は青ざめていく。  
 
「会長じゃなくって、俺の手で。しかも、おっぱいだけでイッちまうなんて  
なぁ。なんてスケベなんだ、結乃ちゃんは」  
「やぁ……そんな……こと……」  
「でも、会長よりずっと良かっただろ?」  
「っ……!!」  
 
結乃は答えないで、唇をかみ締めて俺から視線を逸らすだけだった。  
否定しようにも、会長を裏切ってしまった自分の身体に絶望してしまっているようだった。  
 
「すぐに俺から離れられなくしてやるからよ」  
「ふざけないでよ。そんな都合よく……」  
「おっぱいだけで、こんなになって説得力がないよ」  
「〜〜〜〜〜〜〜!!!!」  
 
耳元で囁いてやると、結乃の肌が上気していく。  
恥ずかしい言葉で責めるのはこいつには大いに効果があるようだ。  
 
「さあ、第二部の撮影にいこうか。第二部は……そうだな。『初めての中出し』ってのはどうだ?」  
 
結乃思いの会長はその辺りは気をつけていそうだ。  
そんな想像からのカマかけでもあったのだが……。  
 
「や、やだ……」  
 
本気で怯えた目で、結乃は机の上を後ずさっていく。  
 
「よし。それで決定だな」  
 
タイトルに偽りがないことを確認すると、俺はのろのろと逃げようとする結乃を押さえつける。  
同時にスカートのホックを外し、ジッパーを下ろしてしまう。  
 
「や、やだ! 見ないで!」  
「今更……最初から見えてたよ。真っ白なパンツがな」  
「だ、だめぇええええ!」  
 
足をばたつかせるが、結乃は絶頂の余韻でますます力が入っていない。  
上着のセーラーとは違い、あっさりと俺の手で結乃の足から、スカートは引き抜かれていく。  
 
「や、やぁ……」  
「……なるほどね。見えてたのとは違うよな」  
「やだ……そんなこと言わないで……」  
 
震える唇で結乃はようやく、それだけを紡ぎだす。  
その全貌を現した結乃のショーツは、純白ではなくなっていた。  
 
「よく濡れたなぁ。感じてくれて嬉しいぜ?」  
「あぁ……みないでぇ……」  
 
結乃の奥から湧き出したもので、ショーツは湿りクロッチの部分は完全に色を変えていた。  
ぴったりと張り付いた生地の向こうは透けていて、淡い陰りが生地越しでも確認できる。  
 
「そうだな。このままじゃ気持ち悪いだろ」  
「あ、やだ、ダメぇええええ!」  
 
結乃の叫び声をBGMに、俺はショーツの端に久しぶりに取り出したナイフを近づけていく。  
ほんの少し、こいつを動かせば……ついに結乃の全てが俺の前にさらけ出される。  
 
怯えきった結乃とは対照的に、俺は顔中の筋肉が緩んでいくのを抑えられないでいた。  
 
(運命ってやつだな、きっと)  
 
こいつにもう一度出会えた奇跡に、神というものがいるのならば、本当に感謝したいと思う。  
 
抗争の場で初めて結乃の姿を見かけたときからずっと夢見ていた。  
無残に負けてますますその想いを強くした日々があった。  
 
誰も触れることの出来なかった文字通りの聖域に俺は今、ついにたどり着こうとしていた。  
 
「うぅ……ぐずん……やだ……やだよぉお! それだけはやぁ……」  
 
だが、俺の手は頭上からの声にすんでのところで止まる。  
そこには、涙と鼻水で顔中をぐしゃぐしゃにした結乃の泣き顔があった。  
 
「許して……ぐす……やぁ……お願い……やぁ……わあああああん!!」  
 
嗚咽というレベルではなく、大声を上げて泣き……俺に許しを請っている。  
そこには、あの日俺を叩きのめし、冷めた目で見下ろしていた最強の少女の姿はどこにもなかった。  
 
(あの結乃が……)  
 
これも、俺が夢見た光景の一つには違いがなかった。  
 
(本当なら、ぶち込んだときに見るはずだったんだけどな)  
 
予定より少し早く、心が折れそうな結乃の姿に俺の劣情はほんの少しだけおさまっていく。  
このまま、ナイフを動かして泣き喚く結乃を犯すのも悪くはない。  
 
「お願い……ひっく……他は何でもするからぁ……ぐす……許して……」  
 
だが、予想より早く陥落した分……これで結乃の絶望を終わらせるのは惜しく感じた。  
俺はこの日を待ち望んだ時間は、まだまだ清算されてはいない。  
 
「何でも? いいのか、そんなこと言って?」  
「……!!」  
 
一瞬、怯えを強くした結乃だったが、しばらくの戸惑いの後、小さく頷いた。  
戸惑っている間、結乃の視線を追っていた俺は気が付いてしまった。  
たまに視線を逸らす結乃が見ていたのは……常に会長の席だと言うことを。  
この期に及んでも、結乃を支えているのは会長への思いだった。  
 
(気にいらねぇ……)  
 
やはり、このまま犯してしまおうか?  
そんな考えが頭をもたげていく。  
 
「そうだな。だったら、こっちはひとまず勘弁してやるよ」  
 
それをどうにか抑えて、俺はナイフをひとまず結乃のショーツから離す。  
 
「あ、ありがと……」  
 
ひとまず去った危機に、安堵したのか場に相応しくない言葉が結乃の口から漏れる。  
危機は未だ去っておらず、半裸を俺の前に晒したままだというのに……。  
やっぱり、こいつは完全に平和ボケしていることを痛感する。  
 
「代わりに、そうだな……。キスしてもらおうか?」  
「え!!!」  
 
かすかな希望に戻りかけた結乃の顔色が、再び色を失っていく。  
 
「酷い……。そんなのって……」  
「何でもするんじゃねーのか? いいんだぜ? 下の口に世話してもらってもよ?」  
「……!!」  
 
究極の選択とも言えるものを、俺は結乃に迫っていた。  
犯されてもキスだけは……そういう女は少なくないと聞く。  
ましてや、会長と深い中の結乃ともなれば、守るべきは操より想いとなる可能性もありえるかもしれない。  
 
(早く選べよ)  
 
どっちにしても、その瞬間が訪れるのが少し遅くなるだけだ。  
俺は結乃が選んだ答えから、一番絶望する結末を導き出し、それを実行に移してやるつもりだった。  
 
「分かった……キス、するわ……」  
(へぇ……)  
 
少し意外な気もした。  
俺の知る結乃ならば、犯されてもプライドを守ると思ったが……。  
会長に当てられて、本当に変わってしまったということか。  
 
(ふん、まあ、どっちを選んでも構わなかったんだけどな)  
 
ならば会長への想いとやらを利用して、結乃をより追い込んでいくだけだ。  
 
「キス、してください、だろ?」  
「な! これは、あなたが無理やり……!!」  
「選んだのはお前だろ? 俺はどっちでもいいんだぜ?」  
「ひ!!」  
 
再びナイフを取り出すと、結乃のショーツに押し当てる。  
 
「わ、分かったから……」  
「おう。下の口の代わりにしっかりと奉仕しろよ?」  
 
自分の立場を理解した結乃は唇を震わせながら、屈辱にまみれた言葉を紡がされていく。  
 
「……キ……キスし、して、くださ……い」  
「きーこーえーねー」  
 
消え入りそうな声でようやく言ったというのに、俺は冷たく聞き返す。  
恨みがましい目を向けながらも……結乃はもう一度、今度はさっきよりはっきりとした声で繰り返す。  
 
「キス……してください。お願いします」  
「しょうがねーなぁ」  
「……!!」  
 
あえて、会長の口癖を真似てやると、結乃は嫌悪に身を震わせる。  
嫌でも、会長の存在を頭の片隅に置いてやらないと、これからの行為は意味がないのだから。  
 
ナイフをしまうと、俺は結乃を抱き寄せ顔を近づけていく。  
嫌悪であろうと、目を閉じてくれているので俺としてもやりやすい。  
 
「ん……っ」  
 
唇が触れた瞬間に結乃は俺の腕の中で身を固くする。  
会長との思い出が詰まった生徒会室で、俺に唇を奪われる……屈辱と悲しみで強張ったままの身体が震えだすのが分かる。  
 
「ん─────!!ふっ! んぅっ! んんっ! んくっ くふぅっ!!」  
 
だが、ショックを感じるより早く俺は結乃の唇を割り開き舌を口内に侵入させる。  
何が起こったかも分からないままに、結乃の舌は俺の舌に絡め取られて行く。  
 
「ふぁっ、んっ、んぅぅっ、っく、ちゅ……っ」  
 
完全な不意打ちに、結乃の口内は俺の舌に蹂躙されていく。  
 
「んふぅ……ぢゅ……んむ……ふぅ、んぅ……ぅう!」  
 
逃れようとする舌はすぐに捕まり、合間には歯茎や上顎を犯される。  
性感帯が集中している箇所でもある口内への集中的な刺激は、薬の効果と相まって結乃を翻弄していく。  
 
「んっ、っふ、んふぅっ、っふぁ、んっ、ちゅ、ちゅくっ、んちゅ……っ」  
 
意識してかせずか、いつしか結乃の舌は俺の舌の動きにしっかりと応えるようになっていた。  
 
「っん……くぅっ、ぷぁ……っ!」  
 
ようやく唇が離れ、俺たちは互いに大きく息を吸い込む。  
 
「下手糞だなぁ。会長にいつも責められっぱなしか? これは俺がしっかり仕込んでやらねーとな」  
 
俺の言葉も届いていないかのように、結乃は呆けた表情を浮かべている。  
未だに正身体が定まらない結乃に対して、俺は間髪入れずに行動を起こしていた。  
 
「ん……あむぅ……ん……ちゅ……こくん……んちゅ……」  
 
再び塞がれた唇と……唾液と共に流し込まれた錠剤。  
結乃はわけもわからずに、それを嚥下してしまう。  
 
「ぷぁ……な、なに、今の……」  
「紅茶に入っていたのと同じものさ。念には念を、な」  
「やだ……これ以上は……いやだよ……」  
「安心しなよ。効果が倍増とかそんなことはない。持続時間が長くなるだけさ」  
 
求めたのは媚薬効果ではなく、筋弛緩の効果。  
まだしばらくはまともに動けないはずだが、結乃に対しては慎重にしすぎてしすぎということはない。  
 
「え……?」  
 
俺は、結乃の手を拘束していたハンカチの結び目を解いてやる。  
久しぶりに解放された自分の手を見て、結乃は何が起こったか分からないでいる。  
 
「じゃあ、次は……こいつに奉仕してもらおうか?」  
 
俺はすでにギンギンに固くなっている股間を結乃に向けて指し示してやる。  
言葉の意味は伝わったようで、結乃は目を見開く。  
 
「そんな! キスだけじゃ!!」  
「唇にだけだなんて誰が言った?」  
 
騙された……結乃の顔に悔恨の色が浮かんでいく。  
 
「いいんだぜ? だったら……」  
 
ナイフを出す真似だけで、結乃の抗議は止まってしまう。  
選択の対象が、キスからフェラに変わっただけで……結乃の状況は何も変わっていないのだ。  
 
このためだけに手が自由にされたことに気が付き、結乃は唇をかみ締める。  
薬の持続時間が延びたことも、結乃を絶望させていく。  
 
「どうした? フェラくらいはできるように薬は調節してあるぜ?」  
「……っ!! 分かったわ……」  
「食いちぎれる程の力は入らねーと思うけどな」  
 
俺が本当に恐れた万が一はそれだった。  
本来の結乃ならば、当然それは選択肢の一つに入ってくる可能性だ。  
 
「胸を使ってもいいぜ? あー。まだ難しいか?」  
「く……」  
 
羞恥に身体中を薄桃色に染めながらも結乃は、身体を起こすと這って俺に向かってくる。  
前が完全に破られたセーラーの下にある乳房は揺れ、這うたびに揺れる濡れた  
ショーツだけの尻も扇情的だった。  
 
「じゃあ、頼むわ」  
 
俺は、机の上に仰向けになると、股間を結乃の口に届く位置に置く。  
カメラに俺のモノが映るとなると少し照れくさい気もする。  
 
「おっと、こいつは危ないな」  
「あ……」  
 
俺は散々結乃に言うことを聞かせてきたナイフを、机の下に落とす。  
乾いた音を立てたナイフを結乃は、恨めしげに見つめていた。  
 
「やっぱり狙っていたか」  
「そんなことは……」  
 
目を逸らしたことがその証明だった。  
結乃はこの期に及んでも反撃の機会を伺っていた。  
まだまだ一筋縄では行きそうにない獲物に、俺はむしろ狂喜する。  
 
(やっぱりこうでないとな)  
 
随所で見せる、俺の知るかつての結乃の姿があることは俺を満足させる。  
会長に骨抜きにされた、ただの女では犯し甲斐が半減するというものだ。  
 
「自分で取り出せよ?」  
「っ……!」  
 
すでに俺のモノはズボンを盛り上げて、飛び出しそうなほどだった。  
 
「手じゃなくて口で開けろ」  
 
命じられるままに結乃は俺の学生服のファスナーを咥え、器用に下ろしてみせる。  
会長に仕込まれているのかは分からないが、この器用さはこの先の行為に期待感を抱かずにはいられない。  
 
「おい、続けろよ」  
「う、うぅ……」  
 
顔を背けることもできない結乃の目の前に、俺のトランクスに包まれたモノが現れる。  
高熱を発しているかのような状態なので、外気に晒されることがそれだけで心地がいい。  
 
「おお! すげーな、おい」  
 
途中、何度か嫌でも口に触れるモノの布越しの感触と熱に顔をしかめながらも、結乃はあっさりと俺のトランクスの前のボタンを口だけで外すことに成功していた。  
 
「きゃあああ!」  
 
同時に、はちきれんばかりに膨張した俺のモノが飛び出し結乃の頬を撫でる。  
突然のことに、結乃は飛び上がらんばかりに驚いて後ずさってしまう。  
薬が効いていなければ……机の上から落ちてしまったかもしれないほどの勢いだった。  
 
「おいおい。これから奉仕するものに、その反応はないだろ」  
「だ、だって……こんなに大きいなんて」  
「はっははははは! 俺の方が会長のより大きいのか。そいつは愉快だ」  
 
圧倒的な優越感に俺は浸っていた。  
昔の彼氏と比較されることを嫌がる男はいるが、それは昔の彼氏より自分が劣っているからだ。  
結乃を奪い取ろうとしている相手に、男の象徴たる部分が勝利しているとなれば、この上ない満足を得られるというものだ。  
 
「うぅ……」  
「どうした? 見てるだけじゃ、どうしようもないぜ?」  
「で、でも……」  
 
結乃は哀願するように俺を上目遣いで見るが、俺は小さく首を振る。  
すでに先走りで濡れている俺のモノは、もうおさまりがつかなくなっていた。  
 
「そうだなぁ……。もし、ここで一度出したら、なかなか回復はしないだろうなぁ……」  
「……!!」  
 
結乃がぴくんと肩を震わせる。  
ここで俺を射精に導くことが、自分の操を守れる可能性に繋がるとなれば、挑む価値があるだろう。  
 
「んんん……んちゅむ……」  
 
覚悟を固めた結乃は、右手で俺のモノを持つと……なんと一気に口一杯に咥え込んだ。  
舐めるなり、なんなりするかと思っていただけに、いなり咥えられるとは予想外だった。  
 
「ん……ちゅ、くぷっ、っちゅ、ちゅぅ、ちゅぅ……っ」  
 
口の中で、結乃は俺のモノをまるでキャンディのように舐め転がす。  
小さな口には収まりが悪いのか、口の端からはすぐに唾液が道を作ってしまう。  
 
「んちゅ、っちゅ、ちゅぱ、くちゅぷ……」  
 
(こんなもんか?)  
 
決して気持ちよくないわけではない。  
だが、ファスナーやトランクスからモノを取り出す際に見せた器用さを思えば物足りない。  
 
(会長……フェラはあまり仕込んでないのか?)  
 
「くぷっ、ちゅ、んふぅ、ちゅにゅっ、んく、んちゅっ、んむ……」  
 
それでも、たまに絶妙の舌使いがあるだけに、より惜しい気持ちになってしまう。  
素質はあるのに、それを活かしきれていない。  
 
(まあ、それはおいおい仕込んでいくか)  
 
会長とはサイズの違いもあるので、経験値が低いのならばまだ厳しいかもしれない。  
 
「っぶ……っ、っふ、っんっ、んく、んくっ、ちゅ、にゅぷっ」  
 
それでも……俺を射精に導こうと一生懸命に奉仕を続ける姿は格別だった。  
 
(だって、あの結乃がだぜ?)  
 
未熟なくらいでちょうど良かったかもしれない。  
あの誰も汚すことができなかった結乃を征服している気分は、それだけで未熟さをカバーするには十分だった。  
 
「んっ、っちゅ、にゅぷっ、にゅぶぶっ、ふぁ、んっ、ん─────!!!」  
 
興奮に、より固さを増した俺のモノに結乃は目を見開く。  
思わず口から出そうとする動きを……俺は、許さなかった。  
 
「ん! ん! んぶぅ! ちゅ……んぁ! ん! んふぅ!」  
 
もどかしさと、興奮が導き出した俺の行動だった。  
結乃の頭を抱え込むと、そのまま俺のいいように上下に何度も往復させていく。  
 
「んふぅ! っくぢゅ! ふぅ! げほ! ごほ! んっ!!」  
 
喉の奥に何度も当たり、咳き込もうとするがそれさえも許さない。  
俺の竿を掴んでいた結乃の手は、激しい上下動に耐えるために机につけられ、這い蹲った状態で俺のモノを咥えさせられていた。  
 
涎が漏れ俺の股間を濡らすが気にせずに、結乃の頭をひたすら動かし続ける。  
 
「んぐ! げほ! んちゅ! んぐぁ! げほ! ぢゅ! んぁ!」  
 
吐き出すことも叶わず、涙を溜めてただひたすら終われと願うような結乃の表情。  
征服感が満たされていくと同時に、俺も限界を迎えようとしていた。  
 
「出すぞ! 受け止めろ!」  
「ん───────────────!!!!!」  
 
喉の一番奥に俺のモノを押し当てて、溜まりに溜まった精子を結乃に吐き出す。  
飲むなどという生易しいものではなく……胃に向かって直接俺の白濁は注ぎ込まれていった。  
 
「ふぅ……」  
「げほ、ごほ! ごほん! ごほ!」  
 
ようやく解放された結乃は、俺に背を向けてひたすら咳き込む。  
飲みきれなかった白濁が、机の上に咳と共に吐き出されてしまう。  
 
「ごほ……げほ……ごほ……ごほん……!!」  
 
俺のモノを咥えていた事実さえも吐き出そうとするかのように、結乃はひたすら咳き込み続ける。  
だが、その度に無防備に揺れる俺に向けられたままの、丸い尻は……俺のおさまりかけた情欲を呼び覚ます。  
 
「え……ごほ! うそ! やだ! やめてぇええええええ!」  
 
尻を高く掲げた状態だったことが災いした。  
俺は結乃のショーツ越しに、濡れそぼって形を浮き上がらせているその聖域に指を這わせていた。  
 
「そんな……約束が違う!」  
「……お前はバカか? 誰がそんな約束を守るってんだ?」  
「で、でも……当分は回復しないって」  
「だから、回復させるために、こうやってるんじゃねーか」  
「あ、や、ひゃぅううううう!!」  
 
桃を掴むように、左右の手で尻を同時に揉み上げてやると、起き上がろうとしていた結乃は再び机の上に手をついてしまう。  
 
「なんだ? さっきより濡れてるじゃねーか。キスか? それとも咥えて無理やり頭を振られて濡らしたか?」  
「ち、違う!」  
「だったら、これはなんだってんだよ!」  
 
指を強く押し当てると、水音と共に愛液がショーツから染み出してくる。  
 
「違うの、違うのぉおおお!」  
 
身体をのけぞらせながらも、無駄な否定の言葉を結乃は叫び続ける。  
 
「よかったな。ナイフが手元にないから、パンツは無事だぜ?」  
「ひ!! やだ! やめてよ!!」  
「こんなに濡れてちゃ気持ち悪いだろうがよ……」  
 
俺の手がショーツの淵にかかるのを感じた結乃は懸命に背中越しに手を回して  
ショーツを抑える。  
元々薬で力が入らない上に、片手は自分を支えるために使わなければいけない。  
 
「第二章は、『裏切りのキスとフェラ』に変更になったからな」  
「あぁ……や、やだぁ……」  
 
結乃の手は健気にショーツを掴んだままだが、伸縮自在の生地が災いしてそのままの状態で尻が半分ほど外気に晒されていく。  
 
「今度こそ第三章、『初めての中だし』の撮影だな」  
「や、やだやだやだやだやだやだやだやだやだ!!!」  
 
数え切れないほどのやださえも耳に心地が良い。  
やがて、結乃の手が握力の限界を向かえショーツから離れると……。  
 
「さあ、ご開帳だぁ!」  
「いやぁあああああああああああああああああああ!!」  
 
引っ張り合いの勢いそのままに、ショーツは一気に膝の辺りまでずりおろしてしまう。  
ついに、結乃の聖域が……俺の前に全て晒されるときがやってきたのだった。  
 
 

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