「さて、と」  
 
鍵をかけて戻ってきた俺は、ようやく机の端まで来ていた結乃を転がして中央に戻してやる。  
 
「や! ダメ!」  
 
苦労を一瞬にして無にされた結乃は、これから起こることを察して身を固くする。  
だが、俺は結乃の予想に反して、机に背を向けると生徒会室の隅の俺の荷物へと  
向かっていく。  
 
「な! それって……!!」  
 
助かった、と思う間もなく、結乃の表情が青ざめていく。  
今日の結乃ほどではないが大き目の俺の荷物から……この日が来るときに備えていつも入っていたビデオカメラが顔を出す。  
続いて、折りたたみ式の三脚を広げてその上にビデオを固定する。  
 
「やだ! やめてよ!」  
 
諦めずに身体をよじらせながら、結乃は机の上から逃れようとする。  
転がった方が早いことにようやく気が付いたようだった。  
 
「サービスいいな。パンツ、見えてるぜ?」  
 
ビデオ越しに結乃の姿を確認しながら俺は結乃をあざ笑う。  
短いスカートがめくれて……その下の白いものがチラチラと見えていた。  
 
「……!!」  
 
スカートを直しながらでは、ますます結乃の動きは遅くなる。  
録画ボタンを押し、光景が記録されることを余裕を持って確認すると、俺はカメラから離れて机に近づいていく。  
 
「まあまあ。無駄なことはやめろよ」  
 
ビデオの画面から逃れようとしていた結乃は、俺の手で簡単に机の中央に移動させられてしまう。  
撮影に不可欠な主演女優は、またフレームの中へと戻ってきた。  
充電しながらのバッテリーと、大容量のHDDのおかげで最高の画質で4時間の連続撮影が可能だ。  
これから結乃の身に起こることは、すべてあのビデオの中に収められることになる。  
 
「く……!」  
 
身体を丸くして、結乃はカメラと俺の視線から身を守ろうとする。  
あの、『最強』と言う名が相応しかった結乃も、今はか弱い女の子としての抵抗以上のことはできない。  
 
腕をとられて、結乃はあっさりと仰向けに転がされてしまう。  
 
「お前相手には万が一も許さないようにしねーとな」  
 
俺はカメラを遮らないように注意しながら、結乃の手を頭の上で組ませると大きめのハンカチでそれを縛ってしまう。  
しばらくの間、薬で弛緩した身では強烈な反撃は不可能なことは分かっている  
が、念には念を、というやつだ。  
 
「や、やぁ……」  
 
ここに来て初めて、結乃の瞳に怯えの色が浮かぶ。  
薬と拘束で抵抗の術を奪われ、カメラの前で無防備に転がされている。  
そして、目の前には自分に恨みを持つ男。  
怯えるなというのが無理な話だった。  
 
「んだよ。会長とやりまくってんだろ? 今更恥ずかしがるなよ」  
「……そういう問題じゃない! ひっ!」  
 
すっと俺の指が結乃の首筋を滑る。  
そのまま下に下りて……制服のセーラーを微かに盛り上げる小山の上をなぞっていく。  
 
「やめ……て! こんなことしたら、あなただって無事じゃ……」  
 
手を縛られながらも、足をばたつかせようと力を込め、身体をよじって俺から逃れる努力は忘れない。  
この期に及んでも諦めていない結乃のささやかな抵抗は、悪いが今は逆効果だった。  
 
「そのためにあれを撮ってるんだろ?」  
「……っ!!」  
 
この瞬間も無慈悲に結乃に起きる全てを撮っているビデオの存在理由はそれだ。  
薬の効果が切れた後も……結乃が俺に二度と逆らう気を起こさないようにする最大の切り札だった。  
 
「妙なことを考えたら、この画像は俺とお前の元いた高校にしっかりと送ってやるからな」  
「いい加減にして! そんなの許されるはずが……」  
「平和ボケしてんのか? こういうの、何度も見て来ただろうが? それがお前になるだけの話だろうがよ」  
「……あぁ」  
 
結乃本人がそれに賛同していたとも加担していたとも思わない。  
誰よりも強かった結乃には、蚊帳の外の話だったかもしれない。  
だが、そういう運命を辿った仲間や、敵を目の当たりにしてきた結乃には何よりの薬だった。  
 
「会長に贈ってやってもいいな。誕生日いつだっけ? 最高のプレゼントだと思わねーか?」  
「や、やだ! やだやだやだ! やだぁあああああああああ!」  
 
目の端に涙を浮かべ、結乃は子供のように手足をバタバタさせる。  
それだけで、もう俺の股間は爆発しそうなほど勢いを増していた。  
 
薬の影響で力が入らない身のために、やがてその動きは止まり力なく呟くだけになる。  
 
「やだ……志雄先輩は、やだぁ……」  
「だったら、おとなしくしてろ。まずはお前の誠意を見せてもらうぜ?」  
「うぅ……ぐす……う……」  
 
もうどうにもならない未来を悟ったのか。  
結乃は嗚咽を漏らしながらも、俺への抵抗を諦めたかのように手足をだらんと机の上に預ける。  
 
「そうそう。会長専用じゃなくなるだけだからな。黙ってればわからねーよ」  
「やだぁ……志雄先輩……せん、ぱい……」  
 
俺から顔を逸らしながら結乃はうわ言のように恋人の名前を呼ぶ。  
想像以上に会長にいれあげていることに、嫉妬に似た感情が芽生える。  
 
(ち……。まあいい。すぐに俺だけのモノにしてやるよ)  
 
自分の恋人が汚されたと知ったらあの人のよさそうな会長はどんな顔をするだろうか?  
 
「縛っちまったのはまずかったかな。これじゃ、上を脱がせにきーじゃねーか」  
「だ、だったら……」  
 
結乃の瞳にかすかな期待の色が浮かぶ。  
腕が自由になったところで、この場から逃れられるはずもないのだが……。  
 
「別にいいか。こうすればいいだけだ」  
「ひ……!!」  
 
俺はポケットからナイフを取り出すと、その刃をむき出しにして結乃に見せてやる。  
かすかな希望さえ与えない。今日、俺が結乃に与えるのは絶望だけだ。  
 
「動くなよ? 傷がついたら会長、悲しむぜ?」  
「うぅ……」  
抵抗にもならない暴れも今は邪魔だった。  
『会長』の言葉の威力は絶大らしく、結乃は身じろぎさえせずに、ナイフが自分に迫ってくるのをみつめている。  
 
「制服を切り裂くってのは悪くないもんだな」  
「やめてよ、こんなこと……」  
 
動けばナイフが肌に傷をつける恐怖から、結乃が言葉以外の抵抗を行えない。  
 
ナイフはあまり使い慣れていないが、夏服の薄い生地は滑るナイフの刃に何の抵  
抗もなく裂けていく。  
ある程度の切れ目が入った時点で、俺はあえてナイフをしまい……。  
 
「え? あ、やだ! 制服破かないでぇええ!」  
「うるせえ! どうせ、あのでかい荷物の中に着替えくらい入ってんだろ?」  
 
俺は音を立てながら結乃のセーラーを音を立ててビリビリに引き裂いていく。  
会長の家から帰る際に着替えるはずだった服は、まるで違う目的に使うことになりそうだった。  
 
「あ! そんな……ダメ……やだやだ……」  
 
どれだけ拒否の言葉を紡いでも、俺がその行為を止めるはずもなく。  
 
やがて、邪魔な布はほとんどなくなり……。  
申し訳程度に結乃の肌に纏わりつくだけになっていた。  
 
その下の染みひとつない白い肌と、二つの小山を覆う肌とは違う白さの布が俺の目を釘付けにする。  
 
「へぇ。可愛いブラしてるじゃんか。会長の趣味か?」  
「……知らない!」  
 
せめてもの抵抗とばかりに、顔を横に向けて結乃ははき捨てる。  
 
「サラシしてるのしか見たことねーからな」  
 
特攻服の下にあったサラシの白さは目に焼きついている。  
あれを乱暴に解くのを夢見て、散った男達が多くいたことも、今となっては遠い昔で結乃にはなかったことになっている過去。  
だが……その過去は俺の手で最悪の形で蘇らされていく。  
 
「ふん。やめたのは正解だったな。サラシで潰したままじゃ、こんなキレイな形は保てなかっただろ」  
「っ……!!」  
「隠すなよ。ちゃんと撮っておかないとな?」  
 
身をよじって俺の視線から逃れようとする結乃だったが、それは無駄な抵抗だった。  
再びビデオのフレームの中央に移動させられ……撮り始めの頃よりも遥かにあられもない姿を晒していた。  
サラシに押さえつけられていたイメージから、勝手に貧相な胸を想像していた俺だったが、それなりの質感を伴った膨らみに嘆息する。  
 
「思ったよりは大きいな」  
「そういうこと、言わないで……」  
 
耳まで真っ赤に染めて、結乃は俺の言葉を遮ろうとする。  
だが、結乃を辱めることこそが目的の俺相手には逆効果でしかない。  
 
「ふん。会長にもまれて大きくなったのか?」  
「……だとしても、関係ないでしょ?」  
「あるだろ? もうお前は俺の所有物だ」  
「誰があなたの所有物よ!」  
 
結乃は叫ぶが、今この瞬間の俺たちの構図が全てを示していた。  
迂闊な抵抗が更なる悲劇を招くことを知っているだけに、結乃もそれ以上言い返すこともできない。  
 
「所有物のことを知っておくのは当然だろ?」  
「勝手なこと言わないで……」  
「教えろよ。会長はどれだけお前を抱いた?」  
「……!!」  
 
口を真一文字に結んで結乃は拒否の姿勢を示す。  
絶望的な未来に進んで行こうとも、結乃の心はまだ折れてはいなかった。  
 
「まあいいさ。身体に聞いてやるよ」  
「ひ……や、痛い!!」  
 
俺は乱暴に結乃のブラを掴む。  
ワイヤーの部分があたり、痛みを訴えるのを無視して、そのまま捲り上げる。  
 
「や、やぁああああああああああああああ!!」  
 
叫び声と共に、ブラから解放された結乃の白い膨らみは……揺れながら俺の前にまろびでる。  
 
「きっついブラしてんな。サイズ合ってないだろ?」  
「そ、そんなの知らない!」  
 
押し上げられたブラのカップの深さは控えめだったが、それがきつくなりだしている。  
まだ小振りではあったが成長過程の瑞々しさに溢れた乳房は、綺麗なお椀方だった。  
 
「やっぱり、サラシやめて正解だよ、お前。最高だよ、このおっぱい」  
「〜〜〜〜〜〜っ!! ふざけたこと言わないで!」  
 
大人しくしているのも限界とばかりに結乃は、足をばたつかせ出す。  
このまま暴れさせれおいてもいいのだが、俺はそれをも許さない。  
 
「でも、あのサラシの下、見たがってた奴多いんだぜ?」  
「……!!」  
「あのビデオ……高く売れるだろうなぁ」  
「や、やだよぉ……そんなのやめて……」  
「なら、おとなしくしてろって」  
 
俺の言葉に結乃の足の動きが止まる。  
 
(簡単に他の奴に見せてやるかよ)  
 
苦労して手に入れた獲物を、容易に人にくれてやる趣味はない。  
だが、ビデオの脅しは結乃にとっては効果的だった。  
 
抵抗を緩めた結乃のブラの肩紐にナイフをひっかけてやり……。  
 
「うぅ……」  
 
軽く力を込めると、切れた箇所から簡単にブラは抜け落ち、形の良い結乃の胸が全て俺の眼前に晒される。  
それを結乃は悔しげにただみつめていた。  
 
「まずはお前のスリーサイズでも教えてもらおうか?」  
「な、なんで、そんなことを言わないといけないのよ!」  
 
腕を拘束されているので、胸を隠すことも叶わないままの結乃の上半身を起こすと、顔をカメラのほうに向けてやる。  
まるでAVの女優のプロモのようだ。  
 
「別にいいけどね。さてと、ビデオの前に、まず写真を……」  
 
俺は携帯を取り出すと、写メール機能を起動すると、そのままシャッターを切る。  
 
「携帯からならすぐにでも送れるよな、この写真」  
「そ、そんな……」  
「転校してからも、結構連絡はこまめに取ってるんだぜ、俺」  
 
いつもは邪魔な携帯のシャッター音は、結乃の心に大きなダメージを与えてくれる。  
観念したように、結乃はぽつりぽつりと喋りだす。  
 
「はちじゅう……ごじゅうろく、はちじゅうさん……」  
「よくできました。で、何カップなの?」  
「……最近、Bのブラを買うように……あぁ」  
 
目に涙を溜めながら、結乃は自分の秘密をカメラに告げていく。  
今日は会長の家に行くので……少しきつくてもお気に入りのブラをしていたってところか。  
 
「いいね。他には……」  
「もう十分でしょ! やめてよぉ……」  
 
結乃は弱々しく首を振り、幼い子供のようにイヤイヤをする。  
その動きに合わせて揺れる乳房が、たまらなくいやらしかった。  
 
「そうだな。後は俺が確かめるよ」  
「え……あ、や、うそぉおおお! や! だめぇえええ!」  
 
ついに俺の手が、結乃の乳房を覆う。  
もちろん覆うだけに留まらずに、そのまま手を動かしていく。  
 
「う、うぅ……気持ち悪いよぉ……」  
「最初だけだよ」  
 
乳房は動きに合わせて形を変えるが、すぐに押し返してもとの形に戻ろうとする。  
その先端の乳輪と乳首は、信じられないほど鮮やかなベビーピンク。  
かなり小さく……その部分だけ見ればまるで幼子のようだった。  
 
「ほら。起ってきたぜ?」  
「そんなの……生理現象だもん……」  
 
乳房への刺激を続けていると、その先端が少しずつ形を成してくる。  
それは、同時に俺の新たな標的が決まったことを意味する。  
 
「う……はぁ……あぁ……ん……」  
 
だが、俺は未だにそこには触れずに結乃の乳房を弄ぶ。  
時間はたっぷりある。焦る必要はない。  
 
「感じてきたか?」  
「そんな……こと、ある……ん……はず、ないで……しょ」  
「そうか?」  
「ん……はぁ……んふぅ……あぁ……」  
 
言葉とは裏腹に結乃の吐息が少しずつ熱を帯びて、荒いものに変わっていく。  
乳首は完全に尖りきり……俺をしきりに誘うので触れないようにするのに理性を総動員していた。  
だが、理性を総動員しているのは、この場で俺だけではないようだ。  
 
「そろそろ、効いて来たかな?」  
「効いて……なにが、よ……」  
「く・す・り。筋弛緩だけだと思ってんのか、あれが」  
「な! まさか!」  
 
上気していた結乃の顔が、恐怖にひきつる。  
たった一杯の紅茶に自分の運命が歪められてしまったことに気がつき、唇を噛み締める。  
力で屈し、そして今……結乃は逃れられない快楽にその身を染め上げられようとしていた。  
 
「結乃のために特別に調合した薬だからな。気に入ってくれたみたいで嬉しいよ」  
「気に入るわけないでしょ! こんなの……」  
「そう? ここは随分と悦んでるみたいだぜ?」  
 
「あ、はぅううううううううううううう!!!!!」  
 
俺は限界まで尖りきった結乃の乳首についに触れる。  
軽く弾いてやるだけで、引きつった顔があっという間に違うものに変わり、口からは叫びにも似た声が漏れる。  
 
この瞬間を待望していたのは、俺だけではなかった。  
薬が回ってきた結乃も我慢の限界を迎えていたようだ。  
 
「あ……はぁ……う、うそぉ……こんな」  
 
乳首への最初の刺激。ただそれだけで結乃は身体を大きく跳ねさせる。  
額に張り付いた髪が、結乃の幼い風貌にアンバランスな色気をかもし出している。  
 
「う〜ん。結乃は感じすぎるみたいだな。他の女はもう少し効果が遅かったんだけど……」  
「他の……?」  
 
朦朧とした頭で考えが回らない結乃は、俺の言葉の一部を反復するだけだった。  
自分の前に、悲惨な目にあった女の存在は、普段の結乃ならば俺への怒りを増幅させるものなのに反応してくれないのは寂しくもあった。  
 
「まあ、いいや。淫らな女は嫌いじゃないしな」  
「え……あっ、くぅぅぅうんっ!」  
 
もはや少しの遠慮も無しに、俺は欲望のままに結乃の胸を貪っていく。  
再び胸の先端を口に含んで、舌先ではそのさくらんぼのような乳首を舐め上げる。  
もう片方の膨らみも、忘れずに揉み上げ、その先端をときに指で挟んでやる。  
 
「ああっ、やだ、っく、あぅっ、だ、め……ぅんっ、んっ、んくぅぅっ! や、やぁ……っ」  
 
一度覚えてしまった感覚は、結乃をもう逃がさない。  
それでも、喘ぐような声の間に精一杯に拒絶の声を上げるが、それは新たな喘ぎで自分自身でかき消してしまう。  
 
「ダメ! ううんっ、なんで、あっ、こんな……あんっ、ふぁ、あっ、やあぁっ!」  
 
結乃はひたすら髪を振り乱しながら悶えている。  
薬の影響とはいえ、俺の手や舌の動きに合わせて、身体中が悩ましく蠢いていく。  
 
「あっ、あっ、ふぁ、あぅっ、やめて、あっ、あっ、はなし……あうっ、あぁあっ!」  
 
時折、反射のように身体が跳ね上がる。  
それは薬の影響を受けない……結乃本来の生命力に溢れた本能からの動き。  
圧倒的な潜在能力を俺への抵抗ではなく、性的な刺激を受け入れることにしか使えない現状。  
それが今の結乃の全てだった。  
 
(少し意地悪してやるか)  
 
「や、やぁ……いやぁっ、そんなに音立てないで!!」  
 
乳首を吸う、俺が故意に立てた大きな音に結乃の羞恥がより煽られていく。  
当然、そんな抗議が俺に届くはずもなかった。  
 
「ふぁ、あっ、やめて! んっ、ひ……ぅぅっ、っく、あんっ、やぁああ!」  
 
抗議と熱い結乃の声と……俺が乳首をしゃぶる音。  
それが混ざり合い、生徒会室に響き渡る。  
 
「あぁ……やだよぉ……こんなの……」  
 
ようやく俺の唇が離れたのに安心したのか、結乃の身体から力が抜ける。  
だが、それは俺が結乃への責め方を変えるための休憩に過ぎない。  
 
「あっ、やっ、ふ、あ、あ、あぁあああっ!」  
「音は……立ててないぜ?」  
「そんなの……違う……あ、やだ、あ、はぅううう!」  
 
俺は舌をすぼめるように差し出すと、触れるか触れないかの距離で、結乃の乳首を転がしていく。  
俺の唾液で光るその先端は、桜色から充血した赤にその色を変え、張り裂けそうなほどに膨れ上がっていた。  
 
「あぁ! だ、だめぇ……そんな……おかしいよ、こんなの! あ、はぁ、んっく!!」  
 
先端から、色の変わり目をくすぐり……乳房にまで俺の舌はその行動範囲を広げていく。  
 
「おかしい? 何がだ?」  
「っ!! あなたがに決まってるでしょ!」  
 
未だに羞恥が勝る瞳で、結乃は俺を睨む。  
だが、潤みきったその瞳では迫力というものは皆無だった。  
 
「そういうことにしておいてやるよ。でもな……?」  
 
俺は舌をもう一つの小山に移動させる間に、結乃に囁いてやる。  
 
「こんなおいしそうな身体を前に、何もしない男の方がおかしいぜ?」  
「や、やぁあ! んっく……あ、あ、ダメぇええ!」  
 
舌の蹂躙に晒されていなかった方の乳房が俺に侵食されていく。  
汗の味が微かにする乳房も乳首も……あっという間に唾液で覆われ妖しく輝きを増していく。  
 
「だ、だめ……や! 変だよ、おかしい……な、なに……あ、はぁ……っく……やぁああ!」  
「おかしいのは俺か? それともお前の身体か?」  
「んあぁあ! や、やだよぉお! なに、これ! なにこれぇええええ!!」  
 
頭の上で腕を組まされたままなので無防備な腋にまで、俺は舌を這わせていく。  
結乃の拒絶の言葉は、今や俺ではなく、自分に起こっている変化に向けられていた。  
薬のアシストを得て、結乃は絶頂への階段を駆け足で登っている最中だった。  
 
「なんだ? 会長相手じゃ、イッたことはないのか?」  
「イく……?」  
 
言葉の意味は分かっているとは思うが……その身体験がないことはその反応だけで十分に分かる。  
 
「はん! やっぱりそんな下手糞な会長やめておけ! 俺が女の幸せを教えてやるよ!」  
「っく、ひぁ、あっ! はぅぅっ、っく、ひゃぅっ!」  
 
舌と両手の指全てを使い、俺は結乃の胸を中心に上半身の全てを責め上げていく。  
 
「や、あぁ! ん……あ、なに、や、中から何か来る? や、怖い、やだぁあああ!」  
 
外から向けられる攻撃には無敵に等しかった結乃も、自分の身体の中から襲ってくる感覚には無防備のようだ。  
ただひたすら、不安を告げる声を上げ続ける。  
だが、その瞳に……かすかに期待する色が混ざっているのを俺は見逃さない。  
 
「いいんだよ。会長のことも全部忘れてイっちまいな!」  
 
とどめ、とばかりに片方の乳首を強めに噛み、もう片方も親指と人差し指で強く摘んでやる。  
 
「やぁああ! あぁあああああああああああああああ!!」  
 
それを合図にしたかのように、結乃は身体を机の上で何度もバウンドさせながらあられもない声を上げる。  
痙攣がおさまった頃には、全ての力が抜けたかのように荒い吐息を吐くだけだった。  
 
 
 

テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル