今思えば あの時から歯車は狂っていたんだ  
俺の感情なんか 消えてしまっていた  
俺はもう 元には戻れない  
   
   
女は恥ずかしそうに股を開き、男はどこか冷めた視線で女を見ている。  
「一蹴…恥ずかしいよぉ…」  
「いや、可愛いよ…いのり」  
そう言っていのりの頬にキスすると、それだけでコイツは嬉しそうに微笑みやがる。  
「ん…もう…私がこんな事するのは一蹴だけなんだからねっ…?」  
全く以て、ムカつく雌犬だ。  
何も知らずに幸せそうな顔して…  
「ねぇ、一蹴ぅ…きゃっ!」  
段々苛々してきた俺は、蕩けた表情をしたいのりを無理やり押し倒して本能のままに突き上げた。  
「んっ!…やんっ…ぁ…一蹴っ…激しっ…!ひゃぅっ!あんっ!はぁんっ!」  
「…どうした?もっとイヤらしく鳴けよ!」  
まるで 八つ当たりをする様に、憎しみをぶつける様に…  
俺は いのりを突く。  
「はぁっ…んぅっ!きゃうっ…あぁんっ!気持ちいい…気持ちいいよぉっ!一蹴のお○ん○ん…すごいぃ!」  
“そこ”に愛なんてモノは存在せず、酷く浅ましい。  
互いの快楽の為に互いを貪り、絡み合う激しいセックス…  
   
 
「はぁっ…はぁっ…出すぞ、いのり?」  
「きゃんっ!んっ…来て…私のナカにいっぱい出してぇっ!一蹴の濃いの…私のお○んこにドピュドピュしてぇ!」  
「…っ…あぁ…いっぱい出してやるよ!くぅっ!」  
俺は いのりのナカに思いっきり欲望をぶちまけた。  
「あんっ!きゃはんっ!イクっ!イクぅ!はぁぁあんっ!」  
いのりが体を震わせている。  
どうやらコイツもイッた様だ。  
   
「…はぁ…はぁ…」  
「はぁん…一蹴ぅ…まだ…足りないよぉ…もっと欲しいな」  
「…わかってるよ。ほら、綺麗にしろ」  
「うん…」  
   
   
もう俺は あの日々には戻れない  
そう あの偽りの幸せの日々にはもう…  
 

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