「このぐらい、大好きだぁーっ!」  
天にとどろくぐらいの叫び声をあげ、ほたるのくちびるに触れた。  
それは、確かな証しだった。  
ほたるの鼓動とぼくの鼓動が、重なり合って響いていた。  
校庭の、ど真ん中で・・・・僕らは確かめ合うようにくちびるを重ね続けた。  
喝采に、二人は包まれていた。  
 
 
ほたる「いやぁ〜た〜っぷりおこられちゃったね♪」  
健「おこられちゃったね♪って・・・全然反省してないねほたる。ほたるが先生を殴ったりしなければもっと早く帰れたのに・・」  
ほたるは校庭のど真ん中で愛をちかいあって強力になった『にゅ〜ほわちゃんぱんち』を使い  
体育教師を3人吹っ飛ばした。ほたるに言わせれば燃料切れにならなければ  
教師全員を吹っ飛ばして愛の逃避行に持ちこめたらしい。  
ほたる「反省はもちろんしてるよ!でも今が幸せだからそれでいいのだ〜♪」  
健「そうだね、でももう絶対に全校生徒の前であんなーー」  
あんな恥ずかしい事は・・・3時間の説教と2人での帰り道ももう  
トワリ橋にさしかかっている。  
それだけあればほたるが帰ってきたことの嬉しさ  
で麻痺していた頭も少しは冷静になるった。  
健「ーーー恥ずかしい」  
恥ずかしい。恥ずかしい!恥ずかしい!!  
あんなに大勢の人が見ている前でぼくはいったい何を!なんなんだ!?  
ほたる「?どうしたの?健ちゃん?」  
健「うおおおおおおおおおおおお!!」  
僕はトワリ橋からバンジージャンプをした。ヒモはなかった。  
 
ほたる「はい!これ着替えだよ健ちゃん!」  
風呂あがりのぼくにニコニコとした笑顔のほたるが着替えを渡す。  
たぶん女物であろうパジャマ・・・だけど贅沢はいってられない。  
ちなみに僕がトワリ川に飛び込んだ後偶然通りかかった寿々奈さんに  
助けてもらったりほたるに泣きながら叱られたりとかは長いので割愛。  
不幸中の幸いに今日はシャワーを借りるついでにほたるの部屋へ始めての  
お泊りをすることになった。  
健「ありがとう。なんだか嬉しそうだね」  
ほたる「だって、こうしているとなんだか新婚さんみたいなんだもん♪」  
少し照れ笑いをしながらほたるが言う。僕も少し恥ずかしくなった。  
健「僕の部屋に泊まった事は何度もあるじゃないか」  
ほたる「健ちゃんの部屋じゃダメだよ〜。ほたるの部屋みたいにきれいで  
ベッドがないと新婚さんって感じがしないよ。」  
健「それってちょっとひどいんじゃ・・・」  
まぁでもたしかに僕の部屋じゃ想像でも新婚気分に浸るのは無理だろう。  
ほたる「それにほら、ほたるのベッドは大きいから二人一緒に眠れるよ♪」  
健「・・・たしかにそれはいいかも」  
ほたる「い〜い?健ちゃん。もうぜ〜ったい!にあんな事しちゃダメだよ?」  
校庭のキスの事かとも思ったがたぶん飛び込みのほうだろう。  
健「もう絶対にしないよ。約束する」  
ほたる「ほんとに?・・・それじゃあ約束のキス♪」  
健「了解」  
普段なら躊躇する所だが今日は二つ返事だ。  
軽く口付けをする。ちゅっと小さな音がした。  
 
ほたる「・・・・・・・」  
健「・・・・・・・・・」  
僕とほたるは無言で見つめ合った。  
軽い口付けを交わすを。今度はちゅっ、ちゅっと音を立てながら段々と深い口付けとなっていった。  
「・・・っ・・・ハァ・・ハァ・・」  
2人の息が段々と荒くなる。  
口付けをしたままほたるの服を丁寧に脱がしていく。  
初体験というわけでもないのに顔を真っ赤にするほたるが可愛い。  
一番敏感な所を後回しにして、首筋、腰周りから少しずつ、なぞるように手を動かしていく。  
ほたる「・・・っ・・あ・・ぇっ・・・」  
中途半端な刺激を与え続けてほたるがじれったさを感じはじめる頃に  
に乳房や股間を刺激する。  
ほたる「っ・・!ふぁ・・・!はぁ・・・ぁあ・・」  
ほたるの体が熱気を帯び、僕の手は透明な液体でたっぷりと  
塗れている。  
・・・少し悪戯心が芽生え、わざとぐちゅぐちゅと大きな音が立つように激しく愛撫する。  
「ひぁあ!・・っつぁ・・はず・・しいよ・・」  
喘ぎながらも必死でほたるが抗議の声をあげる。悪戯はほどほどにしておこう。というより僕のほうが我慢の限界だ。  
向き合って体勢を整える。  
健「ごめんごめん、それじゃぁ・・・いくよ?」  
ほたる「ぅ・・うん。きて、健ちゃん。」  
濡れている亀頭と秘唇が、くちゅりと触れ合った。  
「ん……っ」  
優しく、しかし確実にほたるの膣内を健のペニスが突き進んでいく。  
ほたるは、自分の中が押し広げられるような感覚に悦楽の吐息をついた。  
ほたる「あ、あぁ、はぁ・・健ちゃんがぁ、ふぁ・・ほ、ほたるに  
は、入ってくるよぉ・・・」  
長く味わっていなかった快感にほたるの体が満たされる。  
健「はぁ・・ふぅ、それじゃあ動くよ?」  
ほたる「うん、い、ふぇあ!あ、あぁ!!」  
ほたるの返事が終わるのを待たずに健は動き出した。  
健のペニスがほたるの体を勢いよく出入りする。  
ほたる「あ、ああ!健ちゃ・・あ、あ!、うぁ、はぁあ!!」  
2人の体はさらに熱を、そして快感を帯びていく。  
ほたる「ん、あぁん、あん、あん!、あぅん、あっく!、あふ、あはぁっ……!!」  
健「ふぅ・・・はぁ・・・はぁ・・・」  
 
ほたる「あ、あぅ、ふぁ、あ、ふああ!あぁ!」  
健「はぁ・・・はぁ・・ほたる、感じてる顔も可愛いよ」  
リップサービスをしながらも健の腰は勢いを増していく。  
ほたる「ふぁ・・健ちゃん・・ほたる・ぁああ!嬉し、あっ、いよ・・っ!」  
快感が高まる内にほたるの声も高くなっていく。  
自分の絶頂が近い事を悟り、健は激しくほたる突き上げる。  
ほたる「あ、あ、あ、あ、あ!あぁ!!けん、ちゃん、ほたる、もうー」  
健「はぁ、僕も行くよ、ほたる!」  
ほたるの子宮の入り口を、激しく突く。  
ほたる「あぁ!!イクっ!!イクッ!イク!!」  
ほたるが絶頂に到達した時に追い討ちをかけるように健が果てた。  
ほたる「あぁあ!!ぁあああああああ!!!」  
絶頂の快感がほたるの体を包み続けた。  
 
ベッドの上でほたると僕はぐったりとしていた。  
荒々しかった息もお互い少し整えられてきている。  
健「ふぅ・・・ねえ?ほたる?」  
ほたる「?なぁに?健ちゃん。」  
健「いまさらこんな事を聞くのもどうかと思うけど今日は誰も家にいないの?」  
ほたる「だいじょ〜ぶだよ!お父さんは出張でお母さんはママさんバレーの合宿だよ!」  
ほたる「つまり、このまま朝までた〜っぷりいちゃつけちゃうのだ〜♪」  
健「それならよかった。って朝までってほたる本気!?」  
ほたる「もっちろん♪長く離れていた分を取り返さなきゃ!  
あ、その前に・・・」  
ちゅっ  
健「?!」  
不意を突いたキス。  
ほたる「ただいま、健ちゃん♪」  
僕は幸せをかみ締めながらほたるを抱きしめた  
健「おかえり、ほたる」  
2人は長いキスをした。  
 
 
 
 
〜となりの部屋〜  
静流「・・・グスン。私も彼氏、欲しいなぁ・・・」  
翌日、妹に存在を忘れられたショックと男ほしさに  
静流はウィーンへと旅立った  
 

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