屋上には、智也と小夜美の二人だけ。
一筋の風が二人の頬を撫でた。
「ゴメン。もう、イヤなんだ」
「・・・どうして?あんなに私たち仲良かったのに・・・」
「仕方ないんだ。これも臆病な俺のせい・・・」「私が悪いの?私が悪いんなら、悪いところは直すから!だから!!」
「じゃあ・・・・・
もう変なパン作るのはやめてくださいよ・・・。マジキツいから・・・」「やめた方がいい?」
「当たり前です」
「もう、仕方ないなぁ」「(助かった・・・)」