「ひぃーはっ、ひぅいーっはっ」  
 床にへたり込んだ鷹乃の息は荒かった。頭の中はいまだ混乱状態にあったが、  
陥落の手前で持ちこたえることができた鷹乃は安堵した。そして息を整え、精神を  
落ち着け、鎮める術のない火照った身体を押さえつけるかのように支えて理性の  
支配下に置こうと試みた。  
「そろそろいいかしら?」  
 女は鷹乃が回復するのを待っていた。女が目の前に立っていることに気づいた  
鷹乃は立ち上がって後ろに飛びのこうとした、が。鷹乃の意志に身体は反応し  
きれなかった。鷹乃の膝はカクンと折れ、そのまま倒れそうになる。女は転倒  
しかけた鷹乃の身体を支えて立たせる。そして鷹乃の両手を後ろに回し、自らの  
片手で掴み、そのまま抱きかかえた。  
「は、離して!」  
 女の顔は鷹乃の目の前に位置していた。顔を背け、女から離れようと暴れる  
鷹乃であったが、その身体のダメージは思いのほか大きかった。足はかろうじて  
身体を支えることができる程度で歩くことなど覚束なかった。もしここで女が手を  
離すと鷹乃はそのままスッテンコロリと転倒していただろう、しかしそれでも鷹乃は  
女から離れようと足掻いた。  
 鷹乃が女から離れようと、いや逃げようとしたのは恐怖を感じたからである。  
一瞬あった女の目は明らかに鷹乃を獲物と補足し、どのように凌辱しようかと計算  
していた。だが鷹乃が恐怖を感じたのは女の目ではなく、その女の目に自らの  
身体が自らの与り知らない反応を喚起しかけたことであった。  
 "乳首を虐められたい"、"肛門を弄って欲しい"、"もっと辱められたい"・・・鷹乃の  
身体に僅かに現れだした感覚、だがこれは鷹乃の"終わりの始まり"であり、  
決定的な破局とそれに伴う崩壊に至るまでの苦痛と恥辱で語られる敗退行であった。  
 
「ぎゃんっ!」  
 女は鷹乃の肛門から留具を引き抜いた。二本目の坐薬の成分はことごとく鷹乃の  
内部に吸収され、効果を発揮していた。その証拠に留具を引き抜かれた鷹乃の  
肛門は負担がなくなったことの安堵感よりも刺激を与えてくれたものがなくなった  
ことに対する喪失感の方が大きかったのである。  
「ごめんなさいね、鉄棒が意外と脆くて・・・」  
 女は鷹乃の耳元で囁く。  
「せっかく、イイ気持ちだったのにねぇ・・・」  
「気持ちいいわけないじゃない!あんな変なことで!!」  
 鷹乃は必死になって否定した。だが鷹乃が嬌声をあげていたことはここにいる  
全員が、鷹乃も含めて知っていることである。  
「ふ〜ん・・・じゃ鉄棒についているアレって、貴女のおしっこ?」  
「・・・・・・」  
 鉄棒には痛さでうめきながらも反応していた鷹乃の大事なところから溢れた液が  
パンツから染み出て大量に付着していた。それを否定する言葉を鷹乃は発する  
ことができなかった。しかし、それでも股間に食い込んだ鉄棒で感じてしまったことを  
事実であっても認めることができなかった。鷹乃のできることは黙秘、ただ顔を  
そむけ黙ることだけであった。  
「ひうっ!」  
 女は鷹乃のパンツの股間部から手を入れて、彼女の大事なところをまさぐり始めた。  
「なにか言ってよ〜ねぇ、何か言ったらどう?」  
「あっ、あはっ!・・・あ、い・・・いや!やめ・・・やめっ!へ、へ、へ・・・」  
 女の指は鷹乃の大事なところへの更なる侵入を行い、速度を上げ、力を加えた。  
傍目からも明らかなくらい鷹乃の身体は大きく後ろに反り返る。  
「へへへ?」  
「いうっ!へ、変な・・・変なところ・・・触ら・・・触らないで!!」  
 両手をつかまれて動かすことができず、大事なところをまさぐられて反応したために  
一人で立つことも困難になった鷹乃にできる抵抗はほとんどなかった。  
 
「変なところ?女の人が子供を生むところよ、変なところかしら?」  
「な・・・ひゃっ!なにが・・・言い・・・たいの・・・よ!」  
 生来の気の強さか、精神を折られないように敢えて女の顔を睨みつける鷹乃。  
懸命に目を合わせる鷹乃を女は嘲笑まじりの眼差しで見つめ返す。  
「(足掻きなさい、力一杯。じりじり、壊してあげるから)」  
 鷹乃は自らの行動に後悔した。鷹乃を見つめる女の顔は微妙に歪み、楽しげで、  
それでいて鷹乃の身体が求めるものを確実に与えてくれそうな印象があり、それが  
鷹乃の恐怖を増加させた。  
「(ま、負けない・・・ここで引いたら・・・ほんとうに・・・)」  
 負けまい、折れるな、鷹乃の精神は強大な敵に対して抵抗を試みる。しかし鷹乃の  
身体は女のプレッシャーに如実に反応していた。鷹乃の大事な部分から彼女が  
恐怖と期待をしていることを指先から感じ取った女は目を細めながら言葉を続けた。  
「確かに変なとこよね〜貴女、本来の目的に使いそうにないもの・・・」  
「ど、どういう意味よ・・・ひぐっ!」  
 女は緩めていた指の動きを強めた。  
「こういうことよ。貴女がここを使うのはオナニーのためでしょ」  
「なななななななな、なにを言ってんのよ!」  
「あはっ!図星、図星!大当たり〜」  
「したことあるでしょ?オナニー」  
「なんで、そんなこと答えなきゃ・・・うきゃっ!」  
 女は鷹乃の大事なところから指を引き抜いて、怒張したクリトリスに攻撃の矛先を  
変えた。指で転がし、引っ掛け、爪で引っ掻いた。  
「ぬわっ!痛い!痛い!掻かないで!摘ままないで!」  
 鷹乃は必死になって暴れるがほとんど抵抗にならなかった。  
「したことあるでしょ!正直に言いなさい!言いなさい!言いなさい!」  
「ないっ!そ・・・そんな・・・Hな・・・Hなことは・・・」  
「分かるんだ〜オナニーの意味は・・・」  
「そ・・・それは・・・ひぃん!ひっ、ひっ、ひっ・・・や、やめ」  
 女の鷹乃のクリトリスに対する攻撃は更に加速する。鷹乃の身体の動きは彼女の  
意志によるものではなくなっていた。女のクリトリスに対する刺激が鷹乃の身体の  
動きを支配していたのである。  
 
 自らの指の動きに反応する鷹乃を女は玩具を与えられた子供のように面白げに  
弄び楽しんだ。力を入れると大きく、爪を立てると更に大きく、指で摘まんでひねった  
ときなどはあやうく手を離してしまうくらいに。  
「(面白いわ、この娘!こんなに反応する娘、いないわ!)」  
「(貴女はやはり天性のMよ!そして、そう、貴女は私に凌辱されるために  
 産まれてきたのよ!!)」  
「(私が貴女は、壊してあげる・・・何もかも・・・)」  
 弄ぶ女の楽しげな様子とは対照的に鷹乃の状況は悪化していた。脳内に走る  
衝撃は鉄棒の時に比べ減少はしていたが、これは先ほど形成されたシナプスを  
伝導しているに過ぎず、むしろ定着強化されつつあった。戦いは鷹乃vs女ではなく、  
こらえようとする鷹乃の精神と求めて受け入れようとする鷹乃の身体の戦いに  
移行するかのようですらあった。そして打ち負かされそうになった鷹乃の精神は  
持ちこたえるために女を喜ばせる回答を発した。  
「あります!オ・・・オナニー・・・したこと・・・したことあります!!」  
「ふ〜ん・・・週に何回?」  
「そ、そんなこと、うぐっ!つ・・・月に・・・一回程度・・・ですっ!!」  
 期待する答えがなされた女は満足げに鷹乃の股間から指を引き抜いた。そして  
屈辱に歪む鷹乃の顔を一瞥した後、向こう側にいる男どもの方に顔を向けて叫んだ。  
 
「みんな〜聞こえた〜?」  
「な・・・な、何を・・・」  
 攻撃が収まったことで自らの身体の支配権を取り戻した鷹乃にとり、女のこの  
行動は彼女の精神にとって代償というにはあまりにも衝撃的であった。  
「この娘はね〜オナニーを〜」  
「や、やめて!言わないで!言うな!!」  
 女の発言をかき消すつもりで大声を発した鷹乃ではあったが、しかし女の声は  
それ以上に大きかった。  
「毎月してるんだって!みんな〜笑ってあげなさい」  
「あっ・・・あっ・・・あっ・・・・・・」  
 向こう側で大声を上げて鷹乃を嘲弄する男ども。鷹乃は大事なものを曝け出され、  
破壊された心境になり、呆然と、だが確実に打ちのめされていた。  
 鷹乃は激烈な怒りを顔に出して女を睨んだ。目からは涙が溢れ出る、その涙は  
痛みにこらえる涙でも反応してしまった身体につられた涙でもなく、鷹乃の屈辱と  
怒りから発せられたものであった。  
 
「(許さない・・・この女・・・許さない・・・)」  
 そんな鷹乃のようすにも女は涼しそうな顔で笑いかける。  
「そんな怖い顔しないで」  
 女は鷹乃の頬を指先で撫でる。その指先には先ほどまでいじっていた鷹乃の大事な  
部分から出された液がたっぷりと付いていた。鷹乃は自分の顔に自分の愛液を  
塗られた。女のこの行為に鷹乃はキレた。  
「この・・・この変質者!!」  
 鷹乃は口中に溜まっていた唾を女に向けて吐きかけた。唾は女の頬にかかって垂れた。  
これが今の鷹乃にできる最大の抵抗であった。  
 鷹乃は怒りに言葉を発することができなかった、鷹乃の身体は坐薬の効果と女の  
攻撃によって反応してしまい、満足に動かすことができなかった。唾を吐きかけたから  
といって事態が改善されるわけなどなかった。いや、むしろ更なる攻撃の呼び水と  
なるだけであり、今の鷹乃にそれに抵抗できる可能性は限りなく低かった。だが怒りは  
鷹乃にその無意味な抵抗をさせずにはおれなかった。  
 唾を吐きかけられた女の目は妖しく光った。その様に先ほどまで笑っていた男どもも  
声を潜め、固唾を呑んだ。女の目に宿る光は怒りではなかった、彼女の目に宿るものは  
喜びであった。それは自分の手にした玩具が予想外に高級品で予想外に楽しめる  
ものであったことを知った子供の目であった。女は自分の目が細くなり、口元が  
ほころぶのを止めることができなかった。  
 
「ふ〜ん、そうなの?」  
 顔こそ笑っているが細めた目は決して笑っていなかった。かといって怒気も  
含まれてはおらず、そのことはかえって鷹乃を怯えさせるには十分ではあった。  
鷹乃は唾を吐いたことを後悔しかけたが、黙って耐えることは彼女にとって  
そのまま敗北を認めることに相当するものであった。屈した方がいっそのこと  
楽になれる、だが彼女は心身を激しく消耗させながらも抵抗を試み続けた。  
「なにが・・・何を言いたいのよ!」  
「いやね、悦んでくれてると思ったんだけどね」  
「何で喜ばなければならないのよ!」  
「じゃあ、股間のアレは何?気持ちよくなかった?」  
「なっ!?だ、誰が!!」  
「ふ〜ん、気持ちよくなかったんだ・・・」  
「気持ちよいわけないでしょ!!」  
 鷹乃の言葉は嘘であった。彼女の理性がどうであれ、その身体は女の行動に  
反応していた。こうしている今ですら鷹乃の身体は女の責めを待ち望んでおり、  
鷹乃の言葉は女に対する抵抗だけでなく自分の身体に対する戒めの意味も  
多分にあった。  
「そうなんだ・・・」  
 女の右手は鷹乃の腹部あたりをまさぐり始めた、そして何かを見定めると  
少しばかり離した。  
「ぐふっ!!」  
 鷹乃は腹に大きな衝撃を受けた。女のボディブローが鷹乃の腹に炸裂  
していた。意識が消失して前のめりに倒れる鷹乃。  
「!!」  
 鷹乃が意識を取り戻したのは地面が間近に迫った頃である。それに  
気づいた鷹乃は手を出して顔が地面に激突するのを防ごうとした。  
「ああっ!」  
 鷹乃はかろうじて顔が地面に激突するのを防ぐことができた。それは彼女の  
反射神経の良さを表していたが、地面にぶつけた痛みですら快感に転化して  
しまっている身体が彼女に痛みよりも激しい衝撃を与えた。  
 
 だが、まもなく彼女は自分の置かれた状態に気づき、更なる衝撃を受ける  
のであった。自分はいま四つん這いの姿勢になっていることを、その姿勢の  
時に自分が何をされたのかを。  
「効いてなかったんだ、薬・・・」  
「!!!!!」  
 女の言葉は鷹乃の予想を裏付けるものであった。  
「一本、いっとく?」  
「き、効いてないからムダよ!そんなのムダよ!!」  
「だから、挿入れるのよ。バカね、貴女は」  
「何本入れても一緒よ!ムダだから!止めてよ!!」  
「じゃあ気にすることないわ、一緒なんだったら・・・」  
「ム、ムダだから・・・ム、ム・・・むぅあ!むあ!!くぅあああ!!」  
 女は鷹乃の虚勢など見通していた。何よりも鷹乃の肛門は女の坐薬を排除し  
抵抗すべき対象とはせずに快楽を与えてくれるものとして歓迎していた。  
「くぅあっ!くくああぁぁぁっ!ひぁっ!ひぅいあ!ひぅぅぅあ!!」  
 二度の挿入によって茶色く変色してマーキングされた鷹乃のパンツから  
三度目の挿入がなされる坐薬。女は既に抵抗を放棄した鷹乃の肛門に素直に  
入れることはせずに無理矢理にねじ込むような動きをした。鷹乃は床に爪を  
立てて必死に耐える。  
「ひぃあっ!ひぃぃ!ひぃあっ!」  
 グリグリとねじり込まれていく坐薬。鷹乃は女が力を入れる度に叫び声を  
上げる。 やがて根元まで入り込むと三回目になった行為、鷹乃の肛門に  
対するストッパーを押した。  
「ひぃあああああああああああああああっ」  
 肛門で"傘"が開く。鷹乃はその痛みと快感にたまらずに叫び声を上げた。女は  
そんな鷹乃の様子を満足げに見た。  
 
 実のところ、次の投与は効果を定着させるために数日後になされるものであり、  
この時点での三本目の薬など効果はなかった。既に二本目の段階で規定量を  
オーバーしており、鷹乃の身体に対する薬効は飽和状態になっていたために、  
これ以上に投与しても溶けた成分は何の効果もなく排出されるだけでしかなかった。  
 だが女はあえてムダになる坐薬を投入したのは鷹乃に敗北感と絶望感を  
与えるためと肛門に対する加虐のためであった。それだけでも女にとっては  
十分に価値のある行為であった。  
「(定着用にするつもりだったけど・・・まあ、いいわ。また用意すればいいもの)」  
「(でも、なんて可愛いのかしらこの娘は。まだ抵抗しようとしている)」  
「(もっと、もっと、足掻いて。私を楽しませなさい)」  
 鷹乃は力を振り絞って立とうとするが、肛門の戒めが力を奪う。  
「ひぃあっ!」  
 力を入れることで肛門の留具が鷹乃を苦しめる。引き締めた肛門を痛めつける  
この留具は同時に鷹乃を快楽の世界に誘おうとしていた。それでもなお立とうと  
する鷹乃は肛門から押し寄せる快感の波動を押し止めようと自らの尻肉を  
両手で掴む。  
 
 自らの尻肉に力の限り爪を立てる、そんなことですら今の鷹乃には快感に  
なってしまっていた。それでも性感帯として成長した肛門からの快感を阻止する  
には何とか役に立った。だが、その代償は大きかった。  
「あっ!あっ!あぁっ!あっあああああああああああああ!!!」  
 鷹乃は倉庫中に響き渡る嬌声を上げた。鷹乃は今までも幾度となく快楽の叫びを  
上げてしまっていた、しかし今回のそれはそれまでのとは明らかに異なっていた。  
鷹乃は嬌声を上げることを阻止するための努力をしなかったのである。いや正確  
にはできなかったのである。嬌声を上げるのを阻止するのに注ぐだけの余裕すら  
失っていたのである。  
 快楽の声を上げながら、立ち尽くす姿に女と男どもは驚き、やがて囃し立て  
愚弄した。屈辱に打ち震える鷹乃、しかしそれに抗う術はなかった。  
「(ダメ・・・ダメかもしれない・・・でも!でも・・・こんなところで)」  
 鷹乃は抵抗を止めようとはしなかったが、その身体と精神には三本目の挿入に  
よる敗北感と絶望感が陰を落とし始めていた。鷹乃の持つ強靭な体力とこの手の  
行為に対する精神力は女の凌辱の前に削ぎ落とされ、底が見えつつあった。  
 

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