坐薬を再度挿入された鷹乃は四つん這いのまま、しばらく動けなかった。虐待  
された肛門での快感を伴う痛みは彼女の立ち上がる体力を削いでいた。鷹乃が  
崩れ落ちなかったのは女がお腹を持って支えていたからに他ならなかった。  
 女はしばし、そのままの体勢を維持し続けていた。再挿入時の肛門の痛みが  
ある程度収まっても鷹乃が動かなかったのは、坐薬による熱感がパンツの布を  
隔ててもなお焼け付くような苦痛を肛門に与え、それに伴う快感が鷹乃の回復を  
阻害しているためである。そして薬効は鷹乃の身体を駆け巡り、致命的な感覚を  
更に強化していた。  
「(このままでは・・・このままでは・・・)」  
 鷹乃の身体はいまや申し訳程度にしか残っていない服や身体に流れる良くない  
汗ですら感じてしまいかねないほど強化されていた。  
「二本も入れられてまだ理性を保っていられるなんて・・・貴女の体力と精神力は  
大したものよね。でも・・・」  
「いたっ!・・・た、たひゃあ!」  
 女は背中を叩いたに過ぎなかったが、それに対しても鷹乃は如実に反応した。  
「まだおっぱいも大事なところにも手をつけてない。ただ剥かれて叩かれてお尻に  
挿入されただけでここまで反応する人は初めてよ」  
「な、なにが言いたいの!」  
「つまり貴女は変態さんってことよ。剥かれて叩かれてお尻に挿入されて感じてる  
んだもの。普通の女の子だったら胸とか大事なところをイジられないとここまで  
反応しないわよ」  
 
「反応してない!感じてなんかいない!!」  
「じゃあ、なんでパンツが濡れてるの?まさかおしっこ漏らしたの?」  
「そ・・・それは・・・いぎっ!」  
 女は鷹乃の太ももをつねった、ただそれだけであったが鷹乃の反応は予想外に  
大きかった。それはつねられた鷹乃にとってもつねった女にとっても。  
「(予想外だわ、この子・・・)」  
 女は鷹乃の反応に驚いていた。鷹乃が挿入された坐薬は身体と脳に働きかけて  
性感を強化する効能がある。しかし、それは全くの無から反応を発生させるのでは  
なく、服薬した人間の持つ潜在的なポイントの感度を強化して、脳と同期を取り、  
性感として強化確立する類のものである。その意味では鷹乃の反応する度合いと  
場所は普通の少女と比べて、かなり異なっていた。  
「(叩かれてここまで反応するなんて・・・まるで全身が性感帯だわ。男嫌いって  
聞いていたけど、どうやら本当みたいね。男知ってたら・・・相手の男が大変かな)」  
 制服を剥かれる辱めも、身体中を叩かれる痛みも、異物を挿入された肛門も  
鷹乃の身体は如実に反応していた。  
「(天性のM・・・ふ、ふふふふふふ。なんて面白く、なんて可哀想な子かしら)」  
 女は見積もった。鷹乃の身体の箍が壊れるのに時間はさほどかからない。だが  
鷹乃の精神力は強靭であり、それに耐えようとするだろう。ならば、どう追い込めば  
いいか・・・  
 女は目の前で息も荒く、鷹乃の身体に致命的な楔を打つべく策をめぐらした。  
「(あれが・・・面白そうね)」  
 息も荒く、お尻をヒクヒクさせた少女の身体に与えられる苦痛が決定された。  
 
「さあ、立ちなさい」  
 女は鷹乃のポニーテールをつかんで身体を起こさせた。髪を引っ張られた  
鷹乃は痛みから少しでも逃れようと両手でポニーテールの根元を押さえる。  
それが鷹乃の両手を塞ぐ罠であることは鷹乃も理解できていた。だが今の  
鷹乃にとってはどこを攻撃されても反応してしまうことは間違いなく、防衛  
することは困難であった。事実、髪を引っ張られた痛みに鷹乃は反応し、  
大事なところからの液の流出は微量ながら増加しているのである。  
「どこがいいかしら」  
「はっ・・・あっ・・・あっ・・・」  
 女は怯える鷹乃の身体を吟味する。やがて何を見つけたのか、鷹乃の  
乳首を指先ではじく。  
「くふっ!」  
 嬌声が上がりそうになるのを鷹乃は懸命にこらえた。それを見た女は  
満足げに手につかんでいた鷹乃の髪を離した。髪を離された鷹乃は支える  
必要のなくなった両手で胸を隠した。もしかしたら陽動かもしらない、しかし  
肛門についでポイントとして確立しつつある乳首を守らなければ鷹乃は  
自分の理性を保つ自信などなかった。そんな鷹乃の有様を女は嬉しげに  
見やると、ゆっくりと手を伸ばして攻撃に移った。  
 
 女は鷹乃の胸を隠すために組んだ手をつかんで左右に開いて、その乳房を  
晒し者にしようとした。  
「ふぁっ・・・ふぁっむ!・・・ひぃあ」  
 女の陵辱行為に対する鷹乃の抵抗は情けないくらい弱いものであった。しかし  
それでも、いやそれが鷹乃にとってできる最大限の抵抗であった。それは鷹乃に  
挿入された坐薬とその留具が鷹乃の抵抗能力を削っているためであった。  
「ひぃやっ!ひゃぁめ・・・」  
 力を入れると肛門を引き締めて踏ん張ることになる、しかし現在の鷹乃の肛門  
には坐薬を体内に留めるための留具が存在していた。力を入れるたびに肛門の  
括約筋が留具によって刺激され、鷹乃に痛みを与える。特に簡単に抜けないように  
工夫された突起物が直腸の壁と肛門の周囲に引っ掛かり、痛みを倍増させる。  
加えて坐薬の薬効によって鷹乃の肛門は過敏になっており、元々感じるポイントと  
しての素養が一気に確立されてしまっていた。  
「(お尻が・・・痛い・・・お尻が・・・熱い・・・)」  
 じりじりと鷹乃の腕が開かれていく。元々のパワーの差と現在の鷹乃の状態から  
判断すれば、勝敗は日を見るより明らかである。だが、一気に片が付くはずのこの  
力比べがじりじりと続いているのは女がわざとそうしているからに他ならなかった。  
 鷹乃が腕を開かせまいと力を入れるたびに彼女のポイントと化した肛門を刺激し、  
次第に身体の反応を喚起させた。喚起した反応は次のポイントとして活性化しつつ  
ある鷹乃の乳首に更なる刺激を与えた。皮肉にも鷹乃の懸命の抵抗はかえって  
坐薬の薬効を強固にしていた。腕がほとんど開かれた時点で鷹乃の乳首はポイント  
として確立されてしまい、与えられる恥辱と痛みを待ち望んでいた。  
「ぬふっ!・・・ふひっ、ひっ、ひゃうっ!」  
 鷹乃は自分の乳房の状態がわかった。そこに加えられる攻撃が自分に与える  
結果を恐れた彼女が力を振り絞って腕が閉じようと抗った瞬間、ついに支える  
ことができなくなった。  
 
「くぅああああああああ」  
 肛門の痛みは閾値を超え、今まで騙し騙し支えていた力のバランスを崩した。  
それでも何とか理性の力で達してしまうことは阻止できたが、胸を護る腕の力は  
抜けてしまい、抵抗する能力を失った。このため鷹乃の手は完全に開かれ、ツン  
と突っ張った乳首をその存在を露になった。  
「ああっ!!」  
 女の手がそれぞれ鷹乃の手首を掴んでいるため、乳房への攻撃はまだなされて  
はいなかった。胸を隠そうとする鷹乃だが、その手は微動だにすることはなかった。  
 突然、女は手を離した。そして離れた手は胸を目標にまっすぐ鷹乃目掛けて伸び  
てきた。今まで捕まれていた力がなくなって胸を隠そうとする鷹乃。だが、これは  
罠であった。  
 鷹乃の乳房目掛けて伸びた女の手は突然向きを変え、胸を隠そうとする鷹乃の  
手を打った。鷹乃の両手は大きく外側にはじかれ、彼女の乳房は露にされる。女の  
手を鷹乃の乳房の間に阻止するものは何もなかった。  
「ぎゃうっ!」  
 ついに鷹乃の乳房は女の手につかまれた。強引な手技は激しい痛みとそれと  
同量の快感を鷹乃に与えた。  
「ひゃっくっ!つ、つかまないで・・・も、揉まない・・・で・・・」  
 鷹乃は乳首への攻撃から身を護り、更なる快感の波及を防ぐはずが力を入れて  
抵抗したことで肛門のポイントを大きく刺激したためにより大きな快感の波動に  
襲われた。  
 敗退戦である。何かを守るために大きな何かを代償にしなければならない戦さで  
ある。そして、打つ手打つ手がことごとく裏目に出る戦さである。  
 
「いいわ、このオッパイ!ネットで評判なのも判るわっ!!」  
「なっ!なにを!そんな出鱈目!!」  
「本当よ、こんなにキレイなオッパイは希少価値よ!しかも感度も申し分ない!!」  
「嘘よ!口からでまかせ・・・はうっ!」  
 余談ではあるが、女のいうことは嘘ではない。浜咲や澄空などのこの辺りの学校の  
女子高生を盗撮し、その写真をアップしているサイトは存在していた。寿々奈鷹乃は  
その中でも美人でスタイルがよく、加えて浜咲の競泳用水着や制服の短いスカート、  
そして今なお残るブルマなどで露出度が高いという点から写真はトップレベルの  
枚数が掲載されていた。驚くべきことは部終了後のシャワーの写真や制服のパンチラ  
までもが撮影されていたことである。  
「嘘か本当か、今度アドレス教えてあげる」  
「いらない・・・そんなのいらない!あんたなんかに負けない、負け・・・まっ・・・  
 まっけ・・・くぅあぁぁ・・・ま、ま、ま、まきゃ・・・」  
 鷹乃の抵抗も女の嗜虐性を満足させるだけにしかならなかった。女は鷹乃の  
胸を弄ぶだけに満足せず、更なる虐待を加えた。  
「ほ〜ら、高い高い高い〜」  
「ぐっ!ああああああああああああああああああああああああ」  
 女は鷹乃の乳房を大きく掴むと、そのまま上に持ち上げた。鷹乃の絶叫が工場  
内にこだまする。身長168センチの鷹乃の身体は女によって持ち上げられた。  
足は地面から離され、鷹乃の身体を支えるのは女が揉みしだく86センチの鷹乃の  
オッパイであった。  
 
「胸が・・・胸がちぎれる!降ろして!お願いだから降ろして!!」  
 鷹乃のオッパイは薬効による内部からのほてり、鷹乃の身体を持ち上げながらも  
なおも揉み抓り甚振ることを止めない女の手技、そして鷹乃の全体重がかかる  
圧力により、今までにない激痛に曝された。だが、このような状態にも関わらず鷹乃の  
身体はこの激痛を快感と認識し、反応するようになっていた。  
 鷹乃は自分のオッパイを持つ女の手に蹴りを入れた。だが力の入らない鷹乃の  
蹴りは単なるお遊びに過ぎなかった。しかも、その蹴りを行うために無理をした  
鷹乃に更なる刺激が発生し、彼女をより追い詰める結果となっていた。  
「あぁあぁぁぁぁぁぁっ!お、おろして!お願い、降ろして!降ろしてください」  
 鷹乃の頭の中に衝撃が走り、白い閃光が見えた。苦痛と快楽が鷹乃の脳細胞の  
シナプスのいくらかを破壊し、同期の取れた苦痛と快楽が鷹乃の脳内に新たなる  
シナプスを形成した。  
 鷹乃の哀願に女は鷹乃を降ろすことにした。だが、その降ろした場所は鷹乃を  
更に甚振り、弄ぶための空間でもあった。  
 
「ひぐっ!!」  
 女は鷹乃を安全柵の上に降ろした、ちょうど安全柵の鉄棒の上にまたがるように。  
ここは廃工場であり、大きな機械や工具などは撤去されているが一部の設備などは  
そのまま残されている。おそらくは機械と通路を隔てるためのものであろう柵が  
所々に残されており、膝程度のものから2mを超えるものまで高さがまちまちである。  
そのうち鷹乃が降ろされたのは彼女の足の長さよりやや高いくらいの柵であり、  
かろうじてつま先立ちで地面に接触する程度であった。  
「いっ・・・いぅっ」  
 柵の細い鉄棒が鷹乃の股間に食い込む。前は薬によって怒張したクリトリスに、  
後ろでは肛門に入れられた留具にそれぞれ鉄棒が当たり鷹乃を苦しめた。  
「いっく・・・うっ、うくっ・・・くはっ!」  
 鷹乃は股間に食い込む鉄棒から逃れるべく両手で身体を持ち上げようとした。  
鉄棒を握って身体を浮かせようとするが力を入れると留具が肛門を刺激して  
激痛とそれと同量の快感が鷹乃の身体と精神の耐久力を削ぐ。  
「はぁっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・」  
 鷹乃はそろりそろりゆっくりと肛門の激痛と快感を耐えられる程度に精一杯  
力を加えながら身体を持ち上げた。  
「何してるのよ、降ろしてあげたんだからキチンと座りなさい!」  
「ふっふわぁ!!」  
 女は鷹乃の乳房を掴んだまま前方に引っ張る。鉄棒が鷹乃の股間に食い込み、  
クリトリスを圧迫する。  
 
「あら、ごめんあそばせ」  
「ひぎっぅ!」  
 鷹乃の悲鳴を聞くと女は鷹乃の乳房を掴んだまま後方に押し込む。今度は  
鷹乃の尻の割れ目に鉄棒が食い込む。そして鉄棒が留具に引っ掛かり、鷹乃の  
肛門に刺激を与え、悲鳴を上げさせる。  
 女はまた鷹乃を前に引く。鷹乃の悲鳴もまた上がる。再び女は鷹乃を後ろに押す、  
また鷹乃は悲鳴を上げる。  
「ひぃがっ!ひぃぐ!ひ、ひ・・・ひぎぃぃぃ!!」  
「あらら・・・少しはおとなしくしなさいな」  
 女は鷹乃の乳房を掴んで前後に動かした。鷹乃の股間に鉄棒が食い込み滑る。  
怒張したクリトリスと留具を入れられた肛門に強い刺激が加えられ、鷹乃の悲鳴は  
止まらなかった。  
「も・・・もう・・・ひぃくっ・・・ゆ・・・ゆる・・・し・・・」  
「あはっ!可愛いこと言うわね〜でも!まだまだこれからよ!!」  
「ひぃっがっ!ふぅっ・・・ぴぎぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」  
 女は動きを更に加速させた。鷹乃は股間に食い込む鉄棒と女が掴む乳房による  
虐待が加速される。女の押し付ける力により鉄棒は鷹乃の股間に更に食い込み、  
クリトリスを押し、肛門の留具を押す。女の手は鷹乃の乳房を揉み、強く引っ張る。  
 股間を鉄棒から浮かせようとすると女の手の力により、乳房が強く掴まれ  
引っ張られて薬により増強された感覚が激しく痛めつけられる。  
 女の押したり引いたりする力に抵抗しようとすると必然肛門が引き締められ、  
確立した感覚が鷹乃を追い詰める。  
 乳房の激痛に耐えかねて合わせて動くと股間に鉄棒が食い込み、肛門と  
クリトリスに激烈な痛みが加えられる。  
 女の凌辱に対して鷹乃はなすすべがなかった。  
 
「ひゃんっ!ひゃんっ!こ・・・こわれ・・・こわれちゃう!!」  
 鷹乃の頭の中に走る衝撃が増加する。白い閃光は鷹乃の視野のほとんどを  
覆いつくしていた。苦痛と快楽は鷹乃の大事な何かを破壊し、何か良くないものを  
鷹乃の内部に形成しようとしていた。  
「(変に・・・変になっちゃう・・・)」  
「(わ・・・わた・・・どうなるの・・・・・・)」  
「(た、助けて!・・・香菜・・・詩音・・・・・・)」  
 鷹乃の視線が泳ぎだし、抵抗する力が小さくなり始める。鷹乃の抵抗力が破断界に  
達しようとした頃。  
「おっと!!」  
 古くなっていた鉄棒が動きに耐え切れずに止めていた部分から崩れ落ちた。  
だらしなく崩れ落ちる鷹乃。鉄棒が落ちたことで鷹乃に加えられた虐待が中断され、  
そのために抵抗力を再構成することができた。だが、ここで崩れ落ちた方が鷹乃に  
とってはまだ幸運であったかもしれない。  
 

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