「双海詩音の裏紅茶講座・第3話」
詩音・鷹乃SS
注射器のようなもので詩音は私に何かを注射したようだ。しかしだからといって立ち止まるわけにはいかない。
私はそのまま逃走を続けようとした。ドアを開けすぐに昇りの階段が続いていた。私は完全に四つん這いになり急いで、それでいて焦らずに階段を昇り始めた。
あまり長い階段ではなかったため私は何とか昇りきることが出来た。階段の終わりには踊り場がありその先にはドアがある。私はゆっくりとノブに手をかけ・・・。
「えっ、開かない・・・」
ノブをいくら動かしてもドアを開けることはできなかった。
「残念でしたね鷹乃さん、そのドアは鍵がなくては開きませんよ」
後ろからゆっくりと近づきながら詩音が私に話しかけた。
「さあ、部屋へ戻ってください、そうしなければ・・・」
「そうしなければなにをするっていうの!」問いかける私に対して詩音は一枚の布きれを見せた。一見するとボロキレに見えるがこれは・・・。
「そう、見ればわかりますがそれは浜咲学園の女子用の制服です、ちなみに誰の制服かお解りになりますか?」
これは・・・、もしかして・・・。
「香菜に何をしたの!!」
そう、私の見間違いでなければこの制服は私の後輩である香菜の物だ。
昨日帰りに付いてしまった汚れがそのまま残っている。
「簡単なことです、鷹乃さんが抵抗すれば香菜さんが鷹乃さんの代わりにヒドイ事をされるという事です」
そうこの時点で私には抵抗することも逃げることも封じられてしまったのだった。
「さてそれでは鷹乃さん始めましょうか」
香菜を人質にとられ脅されながら私は自分から元いた部屋(地下室?)へと戻ってきた。
これからどんなことをされるのか考えると嫌悪感が沸き上がってくる、しかしここで私がしっかりとしなくては香菜は・・・。それだけは避けなくてはいけない。
私は詩音に促されるままベットへと座りなおした。
すると詩音は皮でできた手錠のようなものでベットの四隅と私の手足を繋ぎ私の動きを封じた。
両手・両足を繋がれていたさっきまでの状況に比べ手足にかかる負担は少なくなったが今度は身動きができない状況になってしまった。
そんな私を見ながら詩音は微笑んでいる。今の私には詩音の言いなりになるしか道はない。しかし現在とても不安であるのもたしかだ。
身動きができない今の状況ではなにかをされても抵抗することは出来ない。恐怖からかいつの間にか私の喉はカラカラに渇いていた。
そんな私を置き去りにして詩音は部屋の反対側に置かれたロッカーを開け、中から何かを取り出そうとしている。
数分後、詩音は下に車輪が付いているテーブルのようなもの(ホテルでルームサービスなどで使われる物に似ている)にロッカーの中から取り出した物を乗せ私の側に戻ってきた。
その上に乗っている物を見て私は凍り付いたように動けなくなってしまった。
いろいろな物が乗せられている・・・、私には何に使うのか解らない物も大量に乗っている。しかし何に使うか解るもの多数ある。縄、バイブレーター、注射器、鎖、ローターなど卑猥な物品が多数確認できた。
「さて、鷹乃さんまずはこれから試してみましょうか」
そういうと詩音は台の上のローターを一つ手にとりそれをゆっくりと私の膣内へとゆっくりと押し込み始めた。
「いっ、嫌、そんないきなり・・・」
私の膣はまだ潤っているわけではない、そんな状況に関わらず詩音は私の中へとローターを進入させる。
それほど大きな物ではないためローターは私の中にゆっくりと埋め込まれてゆく。
そして私の中に入りきると詩音は私を見て微笑み、そしてスイッチを入れた・・。
「っ!、っう」
「ふふっ、可愛いですよ鷹乃さん、でも・・・我慢するのは体に毒ですよ」
ローターは私の膣で小さく振動を行っている。そんな中何だか私は変な気分になってきた。
・・・気持ちよくなるのが早すぎる・・・。
いくら私でも自慰くらいしたことはある。しかしローターが動き出してすぐに私の体に今まで感じたことがないような感覚が走った。
いつもより早く鋭い快感に私は恐怖を感じた。まるで自分の体が自分の物ではないような感覚、ローターを入れられ少しの振動だけでこれほどの快感ならばこれ以上何かされたら自分自身を抑えきれる自信はない・・・。
「ふふっ、鷹乃さんなんでこんなに感じるのか疑問を感じてますね」
詩音はまるで私の心の中を覗いたように的確に私の思いを言葉にしてきた。
「実はですね先ほど打った注射は簡単に言うと媚薬のようなものなんです」
「感覚を敏感にさせて強い快感を感じさせてくれるんですよ」
そういうと詩音は私に微笑んだ。そしてそのまま・・・、
「えっ!うっ、嘘でしょう詩音」詩音は私をそのままにしてドアに向けて歩きだした。
「3時間くらいしたら戻りますからそれまでがんばって・・・いえ、楽しんでくださいね」
詩音はそう言い残すと私をその場に残しゆっくりと去っていった。
そう勿論私の中にローターを入れたままで・・・。
私の悪夢はまだ終わらない。
始まったばかりだった。
・・・続きます