カリン SS  
 
世間を騒がせたスカートめくりメダロット。  
その騒ぎが沈静化して数週間後。  
ロボロボ団は新しい作戦を思いついていた。  
前の作戦の反省点を生かし会議に会議を重ねたその作戦の名前は、  
「スカートずりおろし大作戦」だった。  
つまりこいつら、まったく反省していない。  
しかも前回の経験がちっとも生きてない。  
所詮はロボロボ団の浅知恵である。  
ここまで気楽に生きられるとかえってうらやましい。  
公園、午前十時前。カリンはイッキとデパートに行くため、待ち合わせをしていた。  
まちあわせの場所は名犬ボナパルトの像。  
カリンは約束の10分前にはもう着いていた。  
 
10分後、イッキが走ってやってくる。  
前方、遠く離れた先にカリンちゃんが見える。  
「イッキさ〜ん!!」  
カリンちゃんが手を振っている。  
急ごうと思い、走るペースをあげるイッキ。あと横断歩道が一本の距離である。信号は赤だ。  
その後ろにロボロボ団のメダロットが素早く近づいた。  
カリンもイッキも全く気がついていない。  
ロボロボ団のメダロットが両手でスカートを掴む。  
その時、イッキは気がついた。  
「あっ!!カリンちゃん、危な・・・」  
しかしもうその時は手遅れだった。  
「あら?イッキさん、そんなに慌てて何かし・・・」  
カリンが言い終わらないうちにロボロボ団のメダロットは行動を開始した。  
するっっ  
ロボロボ団のメダロットはスカートと同時にパンツもずり下ろした  
一瞬のうちに周囲に晒されるカリンの秘所。  
当然、毛なんて生えてるわけがないつるつるの蕾。カリンの時間はそこで停止する。  
思考はすべて羞恥で凍結した。周囲の男の目線は釘づけであった。  
「あっ」  
イッキは顔を手で隠す。小学生にはあまりにも刺激の強すぎるものであった。  
しかしなんだかんだいって指の隙間から見ている。  
「あっ、あっ、キャァァァァァッァァl!!」  
カリンは出る限りの声で叫んだ。  
そしてカリンは手で秘所を隠しながら座り込んで、赤面して泣き出した。  
なんて声をかけたらいいか分からないがカリンに近づくイッキ。  
「ごめん、間に合わなくて。僕がもう少し早かったら・・・。」  
カリンから目をそむけながらイッキは言った。  
「気になさらないで下さい。イッキさんのせいではありませんから。」  
少し落ち着いたカリンは言った。しかし、まだ顔が赤い。  
カリンは恥ずかしそうに言った。  
「あのイッキさん、スカート上げていただけませんか?私、隠してますので・・・。」  
「あっ、ゴメン!!」  
イッキは慌ててスカートとパンツを一緒に上げる。  
「えっと、その、このことはなかったことにして下さい。その恥ずかしいから・・・。」  
「分かった。絶対にコウジやアリカには言わないし、僕もなるべく早く忘れる。」  
「はい、お願いします・・・。」  
カリンはいまだに頬を赤面させていた。  
言いたくってもイッキはコウジやアリカには言えないだろうし、  
たぶん忘れようとしてもイッキは一生忘れることはできないだろう。  
「あの、デパート行きませんか?新作アイス、すぐ売切れてしまうんですよ?」  
「うん。」  
さっきのことがなかったかのように取り繕う二人。  
「待つでアリマス!!」 「逃げるが勝ちロボ!!」  
その先でロボロボ団のメダロットがセレクト隊に追いかけられていた。  
たぶん捕まるのは時間の問題だ。  
 
つーびーこんてにゅー  
 

テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル