学校からの帰り道。イッキ達と一緒に並んで歩いていたアリカが、  
「ねえ、イッキ。昨日、ナエさんとこ行ってたでしょ」  
と、唐突に言ってきたので、  
「いいっ?!」イッキは思わず大仰に驚いてしまった。「な、何で知ってんだよ?!」  
「昨日、偶然見かけちゃったのよね、イッキたちがナエさんトコに入っていくの。な〜に慌てて  
んのよ。----ははーん、さてはアンタ、ナエさんが目当てなの?」  
「イッキさん、どうしたの?」と、ブラスもきょとんとした様子で訊いてくる。  
「な、なわけねーだろ。もっと強くするために、メタビーに改良を加えて貰ってるんだよ」  
「ええっ?! それ、ホントっ?!」  
アリカはびっくりしたようにメタビーの方を向いた。  
「ああ、そうだぜ」メタビーは自慢げに答えた。「この間は、なんか同調を良くするとか何とか  
で、イッキも脳波測定したらしいしな」  
「それ、結構凄いじゃない! 私たちも見に行っていーい?」  
「ええ?! そ、それは----」返答に窮するイッキ。メタビーを強化しているのは確かだ。  
今はティンペットのフレーム構造にいじくれる余地がないかどうかを調べている。だが、そうす  
るためにメタビーのメダルを取り外しているとき、それ以外にやっている事と言えば----  
「ん?」アリカが気付き、怪訝そうに言った。「なに赤くなってんの? 変なイッキ。まあ、  
それはともかく----。今日も行くの?」  
「いや、次の予定は明日だ」と男らしく直答してしまうメタビー。  
「じゃ、見に行ってもいい?」アリカは目を輝かせてイッキに尋ねた。「ほらほらブラスも!」  
とアリカが言うと、ブラスも腕を胸の前で組み目をウルウルさせてイッキを見つめる。  
「あ・・・いや・・・じゃ、じゃ、まあ、ナ、ナエさんにも訊いてみとくよ」  
そう言うことで、その場を取り繕うイッキであった。  
 
「----と、いうわけでさ。アリカのやつ、言い出したら聞かない奴だしなあ・・・はあ・・・」  
ここはナエのガレージ。夜、こっそりと独りで家を抜け出たイッキは、明日のアリカがついて  
来るかも知れない事を、溜め息まじりにナエに話していた。  
「そうだったんだ」ナエは可笑しそうにそれを聞いている。  
「連れてきてもいい?」と、イッキは乗り気でない調子で尋ねた。  
「あら、私は別に構わないわよ」ナエはいたずらっ子のように目を細めて、ちょっとだけ意地の  
悪そうな微笑みを浮かべた。綺麗な白い歯が口の隙間から覗く。「困ってるのは、イッキくんの  
方じゃないの?」  
「そ、それは・・・」イッキは真っ赤になって俯いた。  
「アリカちゃん、かあ。あの子でしょ? オーバーオール姿でカメラ持った、気が強そうだけど  
可愛い----」その時、ナエの瞳が妖しくゆらめいた。「----そうだ。・・・それじゃあねえ、  
イッキくん」  
「え?」イッキが顔を上げた。  
「耳を貸して・・・」  
ナエはその紅い唇をイッキの耳もとまで寄せると、ひそひそと何かを囁いた。  
 
「えっ、OK?! やったね、らっきぃ! 記事の見出しは『世界大会準優勝メダロッター天領  
イッキ、秘密の特別改造?!』で決まりね!」  
「新聞に載せるつもりかよ・・・」溜め息をつくイッキ。  
昨日と同じ、学校からの帰り道。アリカは愛用のカメラを握ってうきうきとし、ブラスはそれを  
嬉しそうに見上げている。イッキとメタビーはやれやれといった調子でお互いに肩をすくめた。  
「アリカ、ナエさんトコ行っても邪魔なことするなよ」とメタビーが突っ込みを入れると、  
「大丈夫よ、任せて!」と、アリカは親指を立てつつウィンクというきめポーズ。  
「本当かよ・・・」メタビーはげんなりした表情で呆れた。  
が、その横にいるイッキが、翳のある奇妙な顔つきでアリカのはしゃぎようを見つめていたこと  
には、誰も気付かなかった。  
 
ナエのガレージに到着したアリカは、駐車場を改造した自営のメダロット工場といった感のある  
空間を、「へえ〜なかなか凄い設備ね」の一言で片づけた。イッキもそうだが、なんでこんなに  
淡泊なくせに突っ込みが鋭いのか----その割りには世界大会では大げさなセリフを連発していた  
が----はどうでもいいことなので遙か彼方にうっちゃって。  
ガレージの奥から、ナエが女神のように輝く微笑みを浮かべながら出てきた。「いらっしゃい」  
「あっ、ナエさん。お邪魔します。今日は、メタビーを強化改造してるって聞いたんで、それを  
スクープしに来ました」  
「そうなんだ。あら、その子も連れてきたのね。確か、ブラスちゃんだったっけ?」  
「こんにちは」ブラスはちょこんとお行儀良くお辞儀した。  
「あっ、そうだ! ついでに貴方の調子も診てあげるわ」  
「えっ、ホントですか?」と、ブラスが驚いたように、でも嬉しさを帯びた声音で言う。  
アリカもびっくりする。「そ、そんな、悪いですよ」  
「いいのいいの、せっかくだから。遠慮することないのよ」  
「じゃあ・・・お言葉に甘えて」そう言って、アリカとブラスは嬉しそうに目を交わし合った。  
その後ろで。メタビーはふと、隣のイッキが沈んだような表情をしているのに気付いた。  
「どうした、イッキ?」  
「えっ? あっ・・・何でもない」  
「ふーん? 変な奴」  
「じゃあ、作業準備を始めるわね。準備が終わったら呼ぶから、イッキくんとアリカちゃんはそ  
れまで奥でお茶でも飲んで待ってて」  
「はぁーい」アリカは何の疑いもなく返事をした。  
「こ、こっち」  
イッキがぎこちなく奥の方を指をさし、アリカを案内して消えた。  
 
・・・・・・・・・  
(・・・あれ・・・わたし・・・)  
アリカは眠りの淵から目覚めの時を得た。何とか希薄になりがちな意識をかき集め、うっすらと  
目を開く。まずそこに飛び込んできたのは、ベットの上で仰向けになった自分の裸体だった。  
わずかに膨らんだ小さな胸、まだまだ未発達だが確かに女性を感じさせるほっそりとした輪郭を  
描くからだ、そしてまだつるつるのあそこ。  
「はっ、はだかっ?!」  
アリカは今こそ意識をはっきりさせ、起き上がろうとした----が。腕が動かない。見やると、ア  
リカの両腕はそれぞれの側のベットの柱に紐でくくりつけられていた。  
「なっなっなっ?!」あまりの出来事に混乱するアリカ。  
そんなアリカの頭上にぬっと現れたのは、同じく裸になったナエだった。アリカの両脇のスペー  
スに手と膝をつき、のしかかるような姿勢である。いやでもナエの胸を彩る二つの乳房がアリカ  
の目に入った。  
「な、ナエさんっ?!」唖然としたようにアリカが瞳孔を開く。  
「おはよう」優しい声でナエは言った。「お目覚めの気持ちはどう?」  
「どうって----!」アリカは絶句した。「これ----な、ナエさんのし、仕業----」信じられない  
ように、アリカはたどたどしく呟いた。  
「アリカちゃんがあんまり可愛いから、つい悪戯したくなっちゃったの・・・。安心して。別に  
酷い事をするわけじゃないから」  
「ブ、ブラスは・・・」  
「あの子なら、作業場でメタビーと一緒にメダルを抜かれて大人しくしてるわ。大丈夫、さっき  
の言葉は嘘じゃないから。検査もちゃんとやるわ」  
「し、信じられない・・・こ、こんな事は止めて下さい!」  
アリカは彼女らしく、きっとナエを睨んだ。が、ナエにはその瞳の奥で恐怖心が揺れ動いている  
のがわかった。ナエは笑みを崩さず、吐息をつくように、ゆっくりと唇を動かした。「い・や」  
ナエの手がアリカの下の部分に伸びる。「ひっ」とアリカは脚を閉じようとしたが、ナエに胸の  
突起や首すじ、太股などを撫でられると、「あっ、やっ、くすぐったい・・・」と思わず力を抜  
いてしまい、太股が持ち上がり開いてしまった。ナエの手が蛇のようにアリカの股の中に入り込  
む。ナエはまるで淡雪に触れるかのように、力をまったく入れず繊細な手つきでアリカのからだ  
を愛撫していった。「やっあっああっ、く、くすぐったいよぅ・・・」。だが、アリカは笑い出  
すようなことはしない。その代わりに変な気持ちが、アリカの中で僅かずつ芽生えていく。(あ  
あ・・・なんか・・・ぼうっとしてくる・・・)アリカは徐々に頭が霞みがかっていくのを感じ  
た。ぼうっとしながら、(気持ちいい)そう考えて、アリカはハッとした。なんで、そんな事考  
えちゃうの?! わたし、今----  
「や、やめてぇ・・・」アリカは拒絶の気持ちを声に出したつもりだったが、口から出てきたの  
は甘い喘ぎ声だった。  
「ふふ、そんなにいい・・・? 良かったわ、悦んでもらえて」  
「そんな・・・そんな、違う・・・」頬を羞恥に染めながら、アリカはイヤイヤと首を振った。  
「遠慮しないで・・・もっと愉しませてあげるわ----」  
ナエはアリカにおおいかぶさった。  
 
その光景を、イッキは部屋の隅っこにある椅子に座りながら見ていた。ここはナエの寝室。アリ  
カに振る舞ったお茶には、即効性の睡眠薬が入っていたのだ。イッキはもう、ナエには逆らえな  
かった。イッキは上気した面持ちで、二人が淫らに絡み合うのを眺めた。アリカ・・・アリカ・  
・・小さい頃からの幼なじみ。それが今、目の前でナエさんに犯されている。ナエさんの熟れた  
手管に性をはっきりと意識していなかった無垢な少女が身悶え喘ぎ、からだを紅潮させて、段々  
と快楽のぬかるみにはまろうとしている。  
アリカがナエの容赦ない淫らな責めを受けるさなか、イッキはズボンの中からペニスを抜き出し  
て、自慰行為に耽るのだった・・・・・・  
 
何十分経っただろうか。アリカのじっとりと汗ばんだからだは桃色に染まり、密壷から流れ出る  
愛液は内股をぬらぬらと濡らしていた。顔は快楽にゆがみ、幾度揉まれたかわからない胸は淫蕩  
に上下している。「ああ・・・」切なげに漏れる吐息は、聞く者の脳髄に甘美な刺激を与えた。  
そんなアリカに、ナエは満足そうに頷いた。「そろそろね・・・イッキくん」  
呼ばれて、それまで己の逸物をしごいていたイッキは、はっと我に返ったように立ち上がった。  
「な、なに・・・?」  
「貴方の番よ。アリカちゃんに女の悦びを教えてあげなさい」  
おれが・・・おれが。イッキはまるで暗示がかった人間のようにふらふらとベットに近寄った。  
「イッキ・・・」懼れと情欲がないまぜになって潤む瞳が、これまで無邪気に遊んだり、喧嘩し  
たり、いがみ合ったり、仲良くしたりしていた少年を見やる。そして、その少年の股間にそそり  
立つモノも。「な・・・なにするの・・・」  
イッキは答えなかった。黙ってベットに乗り、アリカの足元まで来る。「アリカ・・・」  
イッキは仰向けのアリカの股を割って入り、両脚を持ち上げた。アリカは逃れしようとしたが、  
力の入らないからだでは抗いようもない。アソコが丸見えになる。熟成していないはずの女性器  
の周りでは大量の淫液がねとついていた。「いやあ・・・やめてぇ・・・」  
「アリカ・・・アリカ・・・いくよ・・・」イッキの瞳には生気がなかった。まるで夢遊病者の  
ように。だが、その奥底では薄黒い欲望の火が焚きつき、下の己はますます猛り膨らんでいた。  
「イッキ・・・イッ----ひぐぅっ!!」  
その瞬間、イッキはアリカの媚肉に熱いおのれを埋没させた。何かを裂くような音。「はぐうぅ  
・・・!」アリカの背中が弓なりに突っ張る。「痛ぁい・・・!」アリカは激痛に涙を流した。  
「頑張って、アリカちゃん・・・」すぐ隣りで様子を見ていたナエがアリカを励ます。  
「あっ・・・あっ・・・あっ・・・」  
徐々にアリカの奥に入っていくイッキ。「凄く・・・きつい・・・アリカのなか・・・」。愛液  
に赤いものが混じる。そして、ついにイッキのペニスは根元まで没入した。  
「アリカ・・・おれのが全部、アリカの中に入ったよ・・・」  
 
「イッキ・・・痛いの・・・もうちょっとゆっくり・・・」アリカは涙を流して呟く。  
だが、もうすでに歯止めの利かないイッキは、熱病に冒されたかのように腰を振り始めた。  
「ひっ、あぐぅっ、いやぁ、やだぁ・・・!!」  
ナエは一旦止めようとしたが、先程までの念入りな愛撫が功を奏したのか、痛がるアリカの様子  
の中に変化の兆しが顕れたのに気付き、途中まで伸ばした手を止めた。  
「ひぐぅ、はっ、あふぅ、あ、あ、あはぁ・・・」イッキにからだを揺すぶられるアリカの悶え  
声に、徐々に甘い喘ぎが混じり出した。(ああ・・・やあ・・・なに、これ・・・)イッキのモ  
ノがアリカの密壷の肉襞に擦れるたびに、からだ中に甘い疼きが駆け巡り、それが狂おしい吐息  
となってアリカの口から漏れる。  
「あふぅ、ああっ、ひっあっあっ、い、いやぁ、あぁ、んんっ! っはっ、ぃぃ、はあ・・・」  
嬌声を上げるアリカに、無心に腰を打ち続けるイッキ。知らず知らずのうちに、その出し入れは  
スムーズになっていた。密壺からはとめどなく愛液が溢れ出て、グチュッグチュッと淫猥な音が  
部屋を満たしていく。(あうぅ・・・あ、あ、あ、頭が・・・とろける・・・)快感が絶え間な  
い漣のようにアリカのからだ中を乱れ狂い、いつもの勝ち気な表情はもうどこにもなかった。淫  
欲に耽る獣。女の味を知った肉壁がうねり、さらにイッキのモノを締め上げる。「アリカ・・・  
気持ちいい、アリカ・・・」イッキはうわごとのようにそう何度も呟いた。  
いつの間にか、アリカの縛めが解かれていた。アリカはイッキの頭に腕を、腰に脚を絡ませ、彼  
を受け入れていた。イッキはアリカの尻を持ち上げ、さらに深いところまで穿ち貪ろうとする。  
「きゃうっ! ああぅっ、いぃ! いい、いいぃ〜」もはや情欲一色に染まったアリカ。よがり  
声を上げる口からは涎が垂れ落ちる。二つの若い性は、ただただ互いの命と肉を求め、貪欲にそ  
れに喰らいつき合った。徐々にイッキの動きが速さを増してくる。  
「アリカッ、アリカッ、アリカッ、おれもう!」  
「イッキ、イッキ、イッキ〜!」  
二人の言葉はもう意味を成してなかった。次の瞬間、イッキが一際大きくグラインドして、アリ  
カの腰に強く打ち付けた。  
「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!」絶頂にビクンビクンと跳ねるアリカ。  
そして、小刻みに震えるばかりで息を荒げたまま動かなくなった二人だったが、しばらくすると  
イッキがペニスを引き抜いた。栓が開いたように、アリカの中から白く濃い液がどろどろと流れ  
出てくる。  
「アリカ・・・」イッキは囁くようにそっと言った。  
が、アリカからの返事がない。よく見てみると、アリカは失神していた。  
「ふふ、頑張ったじゃないの、イッキくん」  
「な、ナエさん・・・。・・・これで良かったのかな」イッキはまだ夢から醒めていないかのよう  
な暗い表情で、失神したアリカを見つめる。  
「大丈夫、彼女はきっとわかってくれるわ・・・」  
ナエは穏やかにそう言うと、イッキのからだを後ろから掻き抱き、優しげにその頭を撫でた----  
アリカの安らかな寝息が聞こえてきた。  
 
終了  
 

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