赤いワンピースとピンクのノースリーブそして二組のシルクの下着。
ベッドの下に脱ぎ捨てられていた衣服は
この後の2人の交わりを暗示するかのように絡み合っている。
ベッドの上でシュリとカリンは、お互いの裸体をさらけ出していた。
「シュリさんの素肌もとってもお美しいですわ」
「カリン…」
カリンの言葉に顔を赤らめるシュリ。
カリンはそんなシュリの肩に両手を伸ばすと
シュリのおでこにその柔らかな唇を重ね合わせた。
「シュリさん、恥ずかしいですか?」
「だって…こんな事初めてだから…」
「そんなシュリさんも可愛くて素敵ですわ」
「カリン」
シュリはカリンの顔を覗き込むと、両目を瞑った。
カリンはシュリに顔を近づけ、お互いの唇を重ね合わせた。
カリンとお互いの唇を触れ合わせながらシュリは
かつてないほどに全身を紅潮させる感情の高ぶりを感じていた。
唇と両手に火照りを感じたカリンは
シュリから唇を離すと鮮やかなピンクに染まったその裸体を
いとおしげに観察した。
「そんなに見つめないで、恥ずかしい…」
「シュリさんってとっても敏感な方なのですわね」
そう言ってカリンはシュリの両胸を彩る敏感な突起に手を伸ばした。
「ひぁうぅっ!?」
カリンの人差し指がその突起に微かに触れた瞬間
突起を中心にシュリの全身を痺れるような快感が駆け抜けた。
シュリはその快感に一瞬全身を硬直させたが
すぐに力なくカリンにもたれかかりその華奢な肢体に身を任せた。
「軽く乳首に触れただけで達してしまわれるなんて」
「違うのカリン、こんなの初めてなの…」
事実シュリはここまで全身を火照らせ胸をときめかせた事は
これまでの人生の中でただ一度もなかった。
美しいもの、己の欲したもの全てを手に入れ
ジャクナン小学校の全生徒を従えてなお
シュリは精神的にも肉体的にも満たされた事はなかった。
だが今は違う。これまでにはなかった
心を満たす不思議な感覚にシュリは包まれていた。
カリンは持たれかかるシュリを抱き起こすと
その潤んだ瞳を見つめながらこう語りかけた。
「これが精神的に満たされた事で得られる快感ですのよ」
「これが…」
これまで経験した事のない快感と、それが肉体的だけでなく
精神的に満たされた事によって得られるという事実に驚嘆するシュリ。
そんなシュリをはベッドにやさしく横たわらせると
カリンは上から覆いかぶさるようにベッドに両手をついた。
「お楽しみはこれからですわよ、愛される事の快感を
これからじっくりと教えて差し上げますわ」
「焦らさないでカリン、お願い…」
そんなシュリの懇願に応えるように
カリンはシュリの唇に己の唇を再び重ね合わせた。