「ヒカルのバカ・・・・・・・・・・・・・・・・。」
キララは自室でベットにうつ伏せながらそう言った。
外を見ればもう真っ暗闇、加えて雪が舞っても可笑しくない程の寒さだ。
それにも関わらず、街ではクリスマスが近いせいか様々な人々が集まり、
賑わいを見せていた。
"ピンポーン"
不意にチャイムが鳴る音が部屋に響き渡った・・・・・・。
『雨降って地固まる』
さかのぼる事、数十分程前・・・・・。
ヒカルは自分のベットの上で横になっていた。
「あ〜あ、暇だなぁ・・・・・もう大丈夫だって言ってるのに、キララも
心配性なんだから・・・。」
ヘベレケ博士が開発した兵器型メダロット、ゴットエンペラー。
あの激戦でヒカルは、リミッターを解除されたゴットエンペラーに不覚にも
深手を負わされてしまった。イッキの前では平然と振舞ってはいたが、
実際にはかなり酷い怪我であった。もうかれこれ2週間近くは経つだろうか、
現在では普段の生活に支障を来たすようなことはない位にまで回復している
のだが、彼の幼馴染キララはヒカルの身体を労わり、アルバイトをさせてい
なかった。
「良いんだよ、特にすることないしね。」が口癖のヒカルである。
そんな彼からアルバイトを取ってしまえば、毎日が暇で仕方がないことだろう。
(最も、キララからは勉強をしろとか、本を読めとか言われているが・・・・・)
ヒカルは朝起きてからテレビを見たり、パソコンをいじったり、メダロットの
パーツを磨いたりしていて時間を潰していた。そして、ついにすることがなくなり
ヒカルは一人何をするか考えあぐねていた。
「さて、次は何しようかな・・・・そうだ、マンガでも読もう。えっと、
このマンガは昨日読んだからいいや。これは・・・・おととい読んだから
パス。んじゃあこのマンガは・・・・これも昨日読んだな・・・・」
・
・
・
・
「どれも前に読んだものばっかりか、さすがに悲しくなって来るな・・・
時間を潰すのも楽じゃない・・・・。」
ヒカルが「ハァ・・・」とひとしきりため息をついた。そして再びベットに戻ろうとしたそのとき
"ピンポーン"とチャイムが鳴った。
「こんな時間に誰だろう?」
時計の針は既に8時を指している。この時間帯に来るのはこのマンションの管理人か、
キララくらいである。キララは時々ご飯を作りに来てくれる。「そう言えば夕飯がまだ
だったな・・・。」とのんきに考えていると再びチャイムが鳴った。そして、ヒカルは
まるでチャイムにせかされる様にして玄関へと向かって行った・・・。
"ガチャ"
ヒカルはドアを開けた。ドアを開けるとそこには・・・・。
「え・・・・・・な、ナエさん・・・・!??」
驚きを隠せず、声が多少上ずってしまった。
「あの・・・こんばんは。」
ナエは控えめにそう挨拶した。
意外だった・・・・・まさかナエが来るとはヒカルは微塵も思ってもいなかったのだ。
もう8時過ぎである。普段ならば研究所での仕事を終えて、自宅に戻っているはず
のナエが自分の家に来ている。一体どう言う訳だろうか?
ヒカルはしばらくの間言葉を発せないでいた。
「えっと、どうしたの?こんな時間に。」
「その・・・・遅くなってしまいましたけどヒカルさんのお見舞いに・・・・・
今まで事後処理とかで来れませんでしたから。」
気恥ずかしそうに言ったが、当のヒカルは全く気づいていなかった。
「事後処理ってあの事件の?」
ヒカルは尋ねると言うよりもむしろ、確認するように言った。
「はい、思っていた以上に手間取ってしまって、今まで伺えませんでした。
済みません・・・。」
「別に良いよ、そんなこと。気にしてないしさ・・・。まぁ、立ち話も難だし
上がってよ。」
「・・・・・お邪魔します。」
ヘベレケ博士が起こした事件は世論に大きく波紋を呼んだ。
それだけに事件の解決は難航し、セレクト隊だけでは手に負えなく
なった。そこでメダロット研究所などの機関も事件の収拾に
手を貸さざるをえなくなったと言う訳である。
ロボロボ団のことはセレクト隊が引き受けたが、ゴットエンペラーや
プリミティベビーなどのメダロットに関してはメダロット研究所が
引き受ける形となった。
そうなると当然メダロット博士やナエも仕事が増えてしまう。
そして2週間ほどたった今、ようやく事件が解決したため
ナエはヒカルのお見舞いに来たのだ。
当初は白玉も同行しようとしたが、ナエは珍しく強く拒絶した。
その為、白玉は泣き叫ぶようにどこかへ去って行ったらしい。
しかし、それはまた別の話である・・・。
「わざわざごめんね。」
「いえ、好きでやっていることですからお構いなく。
ところで夕食はもう取られましたか?」
「あ・・・・そう言えばまだ食べてなかった・・・。」
そう言ってヒカルは自分の腹に手を当てた。
「私で良ければ準備しますけど・・・。」
「え、ナエさん料理できるの!?」
「はい、いつもおじい様に作っていますから。」
「へーそうなんだ、知らなかった・・・でも良いよ、
ナエさんに悪いし。」
「そんな、別に気にしなくても良いんですよ?
私はお見舞いに来た訳ですし・・・。」
「う〜ん・・・じゃあ悪いけど頼むよ。」
「はい!」
ナエは嬉しそうに返事した。
「うん、美味しいよ。ナエさんって料理上手だったんだね。」
「・・・そんなことないです・・・・・・・。」
ヒカルに褒められたせいか、ナエの頬は朱に染まった。
「そう言えばキララ遅いなぁ・・・・何してるんだろ?」
「えっ・・・?」
ナエはさっきまでの気恥ずかしそうな顔が嘘のように凍りついた。
ヒカルはどうしたのだろうとナエの顔を覗き込んだ。
「どうかしたの?」
「・・・・キララさんは今日、ヒカルさんのところに来る予定でも
あったのですか?」
「う〜ん予定って程でもないんだけどね。いつもは食事とか
作ってくれたりしてるから、今日は来るのかなって思っただけだよ。」
「済みません!私そのこと知りませんでしたから・・・・。」
「あぁ、良いんだよ。多分キララも忙しいんじゃないかな。
それにきっと分かってくれるさ。」
「・・・・・・そう、ですよね・・・・。」
ナエは正直キララが羨ましかった。いつもヒカルの傍にいて、
いつもヒカルと行動して・・・・。
誰よりもヒカルと親しい関係のキララが羨ましかった。
ナエはヒカルへの想いをずっと抑えていた。自分の
想いを言えばヒカルが迷惑すると思ったからだ。
だがそれだけにヒカルがキララの話をするとその心は傷ついた。
同刻:メダロット社
「あ〜あ、やっと終わった・・・いくら私がバイトだからってこんなに
コキ使うかな〜。」
キララはメダロット社での仕事を終え、あくびをすると同時に背伸びをした。
メダロット社は例の事件に関与しているスパイが居たところだ。
当然仕事も以前より大変なものになってきている。そのためキララは
今まで仕事をしていたのだ。
「やばッ、もうこんな時間。早くヒカルのところに行かないと
飢え死にしちゃう!」
自らの鞄を片手に抱え、キララはヒカルの居るマンションへと走っていった・・・・。
「あの・・・私そろそろ帰りますね。」
ナエはスッと立ち上がって言った。表情はどこか寂しそうだ。
「うん。ごめん、ご飯まで作って貰ってさ。」
「いいえ、気にしないでください。私が好きでしていることですから。
じゃあ・・・・・失礼します。」
そう言ってナエは玄関の外へ出た。そしてそれを追うようにヒカルが
玄関から出て行った。
「あ、送っていくよ!」
「え、でも・・・・。」
「だって外は暗いしさ、危ないよ(白玉さん見たいな人とかが居るからね・・・)。
それにご飯作ってくれたお礼もしたいし、ダメかな?」
「全然ダメじゃないです!・・けど・・・・キララさんのことは良いんですか?」
「キララ?別にキララは関係ないと思うよ?」
ヒカルは何のことだか分からないと言った様子で答えた。
「・・・やっぱり何でもないです。済みません、変なこと言って・・・・・・。」
「あ、うん・・・別に構わないけど・・・。」
イマイチ納得がいかないのかヒカルは気のない返事をした。
しばらくの間二人は玄関の前で沈黙を保っていた。
そこへ仕事を終えたキララがやって来た。
「ん?二人ともどうしたの?(なんでナエちゃんが居るのよ!)。」
『あ、キララ(さん)・・・。』
ヒカルとナエが声を揃えて返した。
「ねぇ、ナエちゃんがどうしてココに居るの?」
状況を知らないため、キララが質問した。しかしその声はどこか低かった。
「ナエさんは僕の見舞いに来てくれたんだよ。」
「ふーん、そうなんだ。わざわざごめんね。」
「いえ、良いんです。」
キララもナエも言葉は物腰柔らかかったが、この二人の間には気まずいオーラ
が漂っていた。しかし当のヒカルは全くそのことに気づいていないらしい・・・。
「あ、そうだ。ヒカル夕食まだでしょ?今から作るね。」
「あぁ、それならナエさんから作ってもらったから大丈夫だよ!」
「・・・・・・・・・・・・。」
「キララ、急に黙ってどうかしたの?」
キララは拳を震わせ押し黙った。
「人の気も知らないで、このバカ!!!」
キララの拳はヒカルの頬に飛ばされた。
「ぐはぁぁぁぁッ!!!!!」
ドラ○ンボールよろしく、いくつもの山を貫通するのではないかと言うほど
ヒカルは吹っ飛ばされ、キララはその場から逃げるように自分の部屋へと
駆けていった。
「ヒカルさん!大丈夫ですか!?」
ナエはヒカルのところへ行き、心配そうに尋ねた。
「・・・・・うん、何とかね・・・。」
「良かった・・・・。」
「それにしてもキララいきなりどうしたんだろ?」
「恐らく私のせいです・・・済みません。」
「そんな・・・!ナエさんのせいじゃないよ。ごめん、僕今からキララの
ところに行くよ。」
「あ、でしたら私も行きます。キララさんに謝っておかないと・・・・。」
こうして二人はキララのところへ向かった。
「ヒカルのバカ・・・・・・・・・・・・・・・・。」
キララは自室でベットにうつ伏せながらそう言った。
外を見ればもう真っ暗闇、加えて雪が舞っても可笑しくない程の寒さだ。
それにも関わらず、街ではクリスマスが近いせいか様々な人々が集まり、
賑わいを見せていた。
"ピンポーン"
不意にチャイムが鳴る音が部屋に響き渡った。
「キララ、僕だよ。入るよ?」
ヒカルがそう言うも返事はなかった。
「失礼します・・・。」
ヒカルに続いてナエも部屋に入って行った。
「キララ、どうしたの?」
「どうしたもこうしたもアンタのせいでしょ!」
「僕のせいって・・・・理由が分からないよ・・・。」
ヒカルは頭を垂らして力なく言った。鈍感なヒカルのこと、
理由が分からなかったのだろう。
「・・・ヒカルはどっちが好きなの?」
「え・・どっちが好き?」
垂れた頭を上げ、オウム返しに返事した。
「だから!・・・・・ナエちゃんと、私どっちが好きなの?」
「それは・・・・・分からないよ。二人とも好きだし・・・・。」
「・・・・・・・・・私はヒカルのことが好き・・・・。」
「キララ・・・・・。」
ヒカルとキララのやり取りを今まで黙って見ていたナエは口を開いた。
「・・・私もヒカルさんのことが好きです・・・・。」
その台詞を言うのにどれだけ迷っただろうか。本当はヒカルとキララを
祝福したかったが、自分の気持ちを抑える事ができなかった。
ヒカルに余計な事は考えさせないようにその気持ちは封印していたが、
二人のやり取りを見ていて、いたたまれなくなったのだ。
「私はキララさんが羨ましいです。いつも一緒に居て、いつでも会うことが
できて・・・・。」
「ナエちゃん・・・・。」
「・・・・・・・・・。」
キララはナエのヒカルに対する想いは知っていたが、ナエの立場で考えて
いなかった。そのため、いつでも会うことができないナエに少し同情した。
自分がもしそうだったら堪らないだろう。そうキララは思った。
一方ヒカルは目の前に起きているドラマに付いて行けてなかった・・・。
「私もキララさんと同じで7年間ずっと待っていました・・・。」
「・・・ナエちゃん、ごめんね。私気づかなかった、ナエちゃんがそんなに
思いつめてたなんて・・・。」
「そんな・・・私は別にそんなつもりで言った訳じゃないです・・・。」
「良いの、良いの。たまにはナエちゃんにもヒカルを貸してあげないとね?」
「キララさん・・・。」
「んー何だか良く分からないけど丸く収まったみたいだね。
良かった・・・。」
『良くない(です)!』
ナエは自分の想いを打ち明けた。それによりキララとの溝を
埋める事ができたのだが、肝心のヒカルは未だに状況を把握
できていなかった・・・・。
「そもそもヒカルが優柔不断なのがいけないんでしょ!責任取りなさいよ!!」
「責任って言っても僕はどっちかを決めるなんて・・・・。」
「どっちかを決めるなんてもう良いの!」
「え、でもさっき・・・・。」
「ヒカルにそれを期待したところでムリに決まってるもの。」
「何だよ・・・酷いなぁ、じゃあ僕は何をすれば良いの?」
「そんなこと私が言えるわけないでしょ!」
キララは恥ずかしそうに言った。
「は?」
一方ヒカルは相変わらず良く分かっていなかった。
「もう!・・・・・・抱いて欲しいの!」
痺れを切らせて言った本人も、それを聞いていたナエも顔を赤くし、
うつむいた。
「抱くって、こう言う風に抱くこと?」
ヒカルはジェスチャーをしながら言った。
どうやらヒカルは筋金入りの鈍感らしい・・・・。
それを聞いたキララは微妙に青筋がたっているようだ。
ナエはナエで赤面しながらうつむいたままである。
「ち・が・う!抱くって言ったらアレでしょ!」
「アレって・・・・・・えぇぇぇぇ!でも僕したことないよ!」
「わ、私だってないわよ!そんなこと・・・・・。」
「私も・・・・・・・ないです。」
「それだったら別にしなくても良いんじゃ・・・・。」
「じゃあヒカルはしたくないの?」
「それは・・・・・・・・。」
結局ヒカルはキララに丸め込まれてしまい情交をすると言う
答えに行き着いたらしい。
「でも私はそう言うのは・・・・・結婚してからと言うか・・・・その・・・。」
もじもじしながらナエは曖昧に答えた。
ナエはやはりと言うべきか、この後起こりうる行為にためらっていたのだ。
今では古い考え方になってしまったが、ナエは情交は結婚してからと言う
考えがあった。もちろんヒカルもキララもそう言ったことは結婚してから
の方が良いと思っていた。しかし、キララはヒカルをどうしても繋ぎとめて
おきたかったのである。またキララはそれほどヒカルのことを慕っていた。
「私がヒカルを独り占めしても良いの〜?」
「そ、それは・・・困ります・・・。」
「じゃあ決まり!」
「キララ、そんなこと強要しちゃダメだろ?」
「ナエちゃんだってヒカルのことで苦労してるんだから
少しくらい良い思いさせないとね?」
「キララさん・・・・。」
こうして3人は未だ知らない快楽へと手を伸ばすこととなった・・・・。
「ふ〜ん、これがヒカルのなんだ・・・・・・。」
「大きいですね・・・・・。」
キララとナエはヒカルのそそり立つ屹立(きつりつ)を手に握り、まじまじ
と観察しながらそう言った。
「あんまり見るなよ・・・・恥ずかしいんだからさ・・・。」
「なッ、何いってんのよ。私だって恥ずかしいんだからね・・・・。」
キララは恥ずかしさの余りヒカルのものを強く握り締めた。
「ッ!痛いってばキララ!」
「ご、ごめんね・・・アハハ・・・。」
「笑ってごまかすなよ・・・・・。」
3人は生まれたままの姿でベットの上に居のだが、
なにぶんシングルベットなので3人が乗るととても狭く感じられる。
キララもナエも数年前とは違いとても魅力的な身体に成長していた。
「あの・・・・・最初に何をすれば良いんですか?」
「う〜ん、まずはヒカルのコレを舐めよっか?」
「え・・・・・舐めるんですか・・・・?」
ナエもキララも男のそれを見るのも触るのも初めてだった。
特にナエはキララに比べ性知識も疎かった。そのため、
キララの言葉に一瞬の躊躇(ためら)いを感じたのだ。
「大丈夫よ、だってヒカルのだもん。」
「そう、ですよね・・・・・・じゃあ・・・・。」
軽く目を閉じ、二人はおずおずとヒカルのものに舌を這わせた。
『ぴちゅ、ちゅぱ・・・・・んっんっ・・・・』
ヒカルのものを挟むように二人の舌が当てられ、そして舐め上げられた。
「あむ・・・んっふ……ふくっ……んんっんっ……むふ……ちゅぱぁっ」
「ぴちゃぴちゃ・・・・・ちゅぶっ」
今度はキララが亀頭から竿にかけて咥え込み、ナエが根元と睾丸を
舐める。その愛撫は味わうようにゆっくり、ゆっくりと淫らな
音を立てながらヒカルを快楽の深淵(しんえん)へと
誘(いざな)って行く・・・。
「ちゅぷ・・・・・ねぇ、ヒカル・・・・気持ち良い?」
キララは上目遣いにヒカルを見つめながら言った。初めての
行為でキララもナエも頬はいささか紅潮しているらしい。
「うん・・・・・・・・とても、気持ち良いよ・・。」
「そう・・良かった・・・もっと気持ち良くしてあげるね。」
今までの遅れを取り戻すようにキララはピストン運動のピッチ
を早めた。またそれと同時に、ナエの小さな口が優しく睾丸を包み込む。
「ふむっ……んぅんっ……こふっ……」
「あむっ……あむっ……ほぉふ……んくっ……。」
二人は愛する人が自分で気持ちよくなってくれることに無上の喜びを
感じていた。もっと気持ちよくなって欲しいと言う一心で懸命に奉仕する
二人は、美しくも妖艶に見えた。
「んっ・・・んんっ・・はむっ・・・・んあっ・・・・・むふぅ」
キララに根元まで咥え込まれ、今にも果てそうなほどヒカルのものは
硬く、大きくなっている。
「ウッ・・・・・・もう・・・・。」
「んっ・・・いつでも、良いですから・・・・。」
ヒカルの絶頂を感じ、舐めながらナエが答えた。またキララは
抱くようにヒカルの腰に手を回し、早まっている上下運動をさらに早めた。
「ご、ごめん・・・・出るッ・・・・・!」
それぞれの熱のこもった愛撫を受け、ついにヒカルは
自らの精を二人に放った。
「うっく……! んん……ぅふうん……」
思わずむせそうになりながらも、キララはヒカルから放たれた
大量の精液を飲み下した。それでもなお滴る精液をナエが舐め取って
行く。濃い粘液はともすれば喉に絡み付き、引っ掛かりそうだ。
唇からそれを離すと唾液と精液の混じったものが、三人の間で
ねっとりと糸を引く。
「ごめん・・・・・苦かったよね?吐き出したほうが良いよ。
病気にかかるといけないから・・・。」
キララもナエもそんなヒカルの優しい所が好きなのだろう。
二人はヒカルに微笑みを返した。
「ヒカルさんのだったら病気にかかっても良いです・・・・。」
「そうそう、別に気にしなくて良いから、ね?」
残りの精を搾り取ろうとナエが舌で睾丸を揉み解し、
それに応じてキララがヒカルの萎えたそれを吸い上げた。
「……ふう、今度は私達が気持ち良くなる番だからね?」
「あぁ、うん・・・分かってるよ・・・・でも本当に良いの?」
「もちろんでしょ!」
「本当に?」
「な、何度も同じこと言わせないでよ!・・・・こっちだって
恥ずかしいんだから・・・。」
キララはヒカルにまたがる様にして自分の秘所をそれに当てた。
ヒカルの身体はもう完治していると言っても良い状態だったが、
キララはヒカルを労わり自分が上になった。しかし今のキララは
ヒカルに自分の肢体を見られて感じる4分の羞恥心と、これから
行われる行為に対する6分の恐怖心を併せ持っていた為、その身体は
心なしか震えているようだ。
「キララ、無理してする必要はないから・・・・・。」
「うん・・・・・分かってる・・・・。」
長年付き合って来ているヒカルはキララが怖がっていることを
直感的に察し、優しく話しかけた。だがキララとしてはここで
止める訳には行かない理由があるのだ。自分とヒカルを繋ぎ止めて
おくため・・・。そして自らの想いを伝えるため・・・。それらの思いを
胸にし、キララは活力を取り戻したそれを手にした。
「じゃあ・・・・・・入れるね・・・?」
「うん・・・痛かったら止めるんだよ?」
「うん・・・・・・・・。」
ゆっくりとキララの腰が沈められていく。
"ずっ・・・・ずぷぶっ・・・・・"
「くぅッ・・・・ァああッッ・・・・・!」
「大丈夫!?」
「ッ・・・大・・丈夫・・・だから・・・・気にしないで?」
まだ完全には入っていないが、痛みを堪えているのが露骨に分かった。
顔をしかめながらもキララはあくまでも健気に振舞い、安心させようとしたが、
それが逆にヒカルの心を乱す。
「キララ、ムリするな!」
「でも・・・・ヒカルと一つになりたい・・・・・。」
「キララ・・・・。」
そしてまだ入りきってないそれを最奥へとうずめた。
"ずずっ・・・・・・・ぬぷっ・・・・・・"
秘所から生々しい鮮血を出し、キララはヒカルの胸にすがる様に倒れて
荒げた呼吸を整えていた。額には汗がびっしりと出ており、前髪が張り
付く程である。ヒカルがその額に自らの手を当て汗を拭き取り、軽く唇
をこぼす。そしてキララの背に腕を回し柔らかく抱擁した。ナエは安堵した
表情でキララを見やった。
「やっと、一つになれたね・・・・・。」
キララは朱が挿した頬をしながら微笑んだ。ヒカルは今度はキララの唇に
自分の唇を重ねた。そしてそれに答えるようにキララもヒカルに口づけをしたが、
その行為は次第にエスカレートして行き、互いの舌を絡め合わせ貪るような
キスを交わすようになった。
「ぴちゃ・・・はぁ・・・む・・・・・・んふっ・・・・ん・・・・っ。」
ヒカルの舌がキララの口内を、キララの舌がヒカルの口内を蹂躙し、犯した。
「ふっ!う・・・・・・あむ・・・・・・・ん・・・・。」
互いが唇を離すとそこには銀色の糸が二人を結んでいた。
ひとしきり口づけを交わし終えると二人は沈黙した。
周りは自分達の息とチクタクと鳴る時計の音だけである。
1、2分ほど経ちヒカルがその沈黙を破った。
「まだ・・・こうしていようか・・・・・?」
「うん・・・。」
まだ処女膜を破られてから間もない状態のキララに気を使い、
ヒカルはキララと抱擁したままの状態で言った。
二人は数分の間お互いの熱を感じながら、再び沈黙を保った。
「まだ痛い?」
「・・・ううん、もう大丈夫・・・・動くね?」
「うん・・。」
そう言ってキララはヒカルの胸に両腕を付いて、ゆっくりと腰を前後に
動かして行った。その動きはぎこちなく、お世辞にも上手いとは言えないが、
とても心がこもっていた。頬を染め声を押し殺して腰を振るキララにヒカルは
初々しさを感じた。
「ん・・うんん・・・・・はああぁ・・・・っん・・・・くっ・・・・・。」
「う・・・・・・・・・・ッ。」
キララの喘ぎ声は普段の気丈な彼女からは想像できないほど甘い甘い
喘ぎ声だった。また膣(なか)は温かく、ヒカルのものを時には優しく
包み込み、時にはそれを逃すまいと絡みつき、ヒカルを快楽の淵へ追い
やって行く。ナエはそんな二人を羨ましそうに見つめ、我慢できず自分の秘所
を手で押さえだした。そして、それを見たヒカルが「舐めるからおいで」
と呼んだ。
「え・・・・・でも・・・・・汚いです。」
「そんなことないよ。良いから僕の上に乗って。」
一瞬躊躇ったものの、結局ナエはヒカルの厚意に甘えることにした。
「あの・・・・・お願いします・・・。」
恥ずかしがりながらナエはヒカルの顔に腰を落とした。
一方キララは慣れてきたのか先程より腰を振るペースが速くなりだしている。
「んん・・・・・・・あ・・・んあ……んああ……!」
「ひあぅっ・・はぁ・・・・・・ああ・・・・・ん・・・くぅっ・・・・・・」
キララの前後に振られる腰に応じてナエの秘所を舐めているヒカルも腰を
上下に動かした。上下に揺られるたびにキララの豊かな胸が淫らに揺れる。
ナエも陰核をヒカルに責められ、普段立っていても足元にまで及ぶ長い髪を
震わせながらその快感に耐えた。
「あっ・・・ヒ・・・・カ・・・ル・・あっ・・・はっ・・・・・・・くうっ・・・あんっ・・・。」
「は・・・あっ・・・・・ヒ・・カル・・・さ・・・・うん・・・・・・ふぅ・・・ん・・・。」
二人は恍惚とした表情で想い人の名前を呼び、快感に悶えていた。
キララは前後の動きから上下の動きへと変え、ゆっくりとした腰の振りから
ヒカルのものを貪る様な腰の振りに変わった。そしてヒカルもナエの陰核の
皮を剥き甘噛みをした後、筋に沿って舐め上げた。もちろんヒカルもこの様な
ことは初めてなので、決して上手くはない。しかしそれでもナエは幸せだった。
やっと想い人と結ばれた。その思いでナエはいっぱいになっていたのだ。
「ん・・・いい・・・・はぁん・・・・あ・・・・気持ち・・・いいよぉ・・・・あぁ・・。」
「・・・・ぼ、僕も気持ち、いいよ・・・・・くッ・・。」
「ん・・・・はっ・・・・・私も・・ぅん・・・・・・です・・・・。」
「あん・・・ぁぁぁあ・・・・・もう・・・あぁん・・・・あたし・・・んッ・・・!」
スパートを賭けるべくキララの腰がヒカルの腰に激しく打ち付けられた。
その度にイヤらしく揺れていた胸が千切れんばかりに揺れ、形を変え、
後ろに束ねられた髪が振り乱される。また、キララとナエの口はだらしなく
開けられ、涎を垂らし、目に涙を溜めながらヒカルによがった。
部屋には二人の愛嬌と結合部からの卑猥な音が響き渡っていた・・・・。
キララは初めて味わう快感に耐えられず、ナエに抱きつくような形で倒れ込んだ。
そして抱き合うように腕を相手の腰に回し、胸を押し付け合い、二人は
深い口づけを交わす。互いに自らの舌を口内へとねじ込み、絡め、
更なる快感に酔いしれた。
「は…ぁん…ナエ・・ちゃん・・・ふっ!・・ぅう……んむ…。」
「ん・・・・・ふぅ・・・キ・・・ララ・さん・・・んっ・・・あむ・・・・・。」
3人は絶頂へと向かい、情交の激しさを一段と増していった。
二人の唇から滴り落ちる唾液がヒカルの身体を濡らし、ナエの秘所から
溢れ出る愛液がヒカルの顔を濡らす。また結合部からは、ほとばしる
キララの愛液がベットを濡らして行く。
「うッ・・・・そろそろ・・出そう・・・・・だ・・・。」
ナエの柔らかな尻に顔をうずめながらヒカルは自らの限界をキララに訴えた。
「ぁん・・膣に・・ん!・・出して・・・良いから・・・は・・・・ぅん・・。」
「でも、そんなことしたら・・・!」
「・・ぁ・良いの・・ふぅ・・ん・・あ・・・・あたし・・・ヒカルの・・・ぁあ・・・欲しぃの!・・・。」
そう言ってキララはヒカルのものを逃すまいと膣をきつく締めつけ、射精感を煽(あお)る
ように激しく腰を打ちつけた。
「・・う・・子供が出来たら・・・どう、するんだよ・・ッく!」
「は・・・・あ・・・ヒカルの・・・ん・・・子供だったら・・はぁ・・産みたい・・な・・。」
ヒカルが中出しを避けるため、自らを抜こうとキララの腰に手を伸ばすが、
その手をキララが握りその手を自分の胸に当てた。どうやら言っていること
は本気らしい。なす術もなく、ヒカルはただただ己の絶頂を待つこととなった。
「はっ・・ぁ・・・あっ・・ん・・・・ねぇ・・・気持ち良い?」
「・・・・うん・・・・・くっ!」
「ん!・・ぁん・・う・・・・・・嬉しい・・・・・あっ・・ん・・。」
"パンパン"と腰と腰がぶつかり合う音と共に二人の間から愛液が飛ばされる。
キララはヒカルが気持ち良いと言ってもらう度に締め付け、もっと気持ち良く
なってもらおうとした。
「うっく・・・・ご、ごめん・・・キララ・・・もう・・・出る・・・!」
「ぅぅん!・・・・・良いよ・・・出しても・・・・・はぁ・・ぁ・・・ん・・・・・・あ、あたしを・・ん・・妊娠させて・・!」
「はぁ・・ぅ・・ご・・めんなさい・・・わ、私も・・・もう・・・あぁっ!で、出・・・ますぅ!!。」
「あっ・・・んぁっ・・・・も、も・・う・・・・ダメぇ・・・あたひも・・・あぁぁ!・・・イッ、イッくううううぅ!!」
"ビクビクドクンッビュッビュルッドビュッ"
ヒカルの精がキララの膣へと勢い良く放出され、キララの方からも噴水のように愛液が溢れる。
そしてその結合部からはキララの愛液とヒカルの精液が混じったものがとめどなく流れ出ており、
行為の激しさを物語っていた。またナエの蜜がヒカルを愛しむように温かく顔を汚し、ナエが
ヒカルから離れると、ナエの秘所とそこから出た液がヒカルの顔とをしっかりと繋いでいた。
『はぁはぁはぁはぁ・・・・・・・・』
さっきとは打って変わり今では激しい息使いだけが部屋にこだましているようだ。
それからしばらくの時間が過ぎ、キララが名残惜しそうに"クチュ"と言うイヤらしい音を立てながら
ヒカルを抜いた。キララの秘所からはヒカルから吐き出された精が溢れ出ている。
キララは疲れているような、喜んでいるような顔で自分の腹にそっと手を当て、膣に出された
ヒカルの精を感じていた。
「ごめん・・・・・・キララ。」
「ううん、ヒカルなら良い・・・・・。」
ヒカルは自らの行為を悔い、キララに謝った。キララにしてみればその行為は嬉しいくらい
なのだが、優しいヒカルのことである、自分のせいで他人に迷惑をかけるのが嫌だったのだろう。
ヒカルは自負の念に駆られ、うつむいた。そんなヒカルにキララは笑みを浮かべながら軽く口づけ
をした。
「もう、いつまでウジウジしてんのよ!別に私が良いって言ってるんだからいいじゃない。」
「うん・・・・そうだよね。」
口調はさっきまでの女々しい、もといしおらしいキララではなく、いつものキララに戻っていた。
ヒカルもそんなキララに安心したのか微笑みながら返した。
「そんなことよりヒカル、今度はナエちゃんだからね?」
「分かってるけど少しは休ませてよ・・・・。」
「何か言った?」
「いや・・・別に何も・・・。」
キララもナエもまだ一回だが、ヒカルは既に2回出しているため
少々疲れていたのだ。そのためキララに休ませるよう訴えたのだが、
その願いはアッサリと却下されてしまった。やはりいくつになっても
ヒカルはキララに頭が上がらないようだ。
「そ、じゃあ始めよっか。」
「あ・・・・宜しくお願いします・・。」
ナエは小声で軽く会釈をしながら言った。
「・・・ナエさんは本当にそれで良いの?」
ヒカルはメダロット界の権威であり、メダロット博士の孫娘であるナエと
事を交わすのに逡巡(しゅんじゅん)していたのだ。ヒカルにとってナエは
キララと同じ位大切な存在だ。しかし、ヒカルはこのことが博士にバレよう
ものなら確実に死ぬだろうと言う恐怖は勿論のこと、二人の女性と情交をする
ことに道徳的な背徳感に駆られていたのである。
「私は構いません・・・・・私は・・・・ヒカルさんとしたいです・・・・・・・・。」
ナエは羞恥心の余り赤面した。普段の彼女は清楚で純粋無垢と言う感じな
ためか、ヒカルはその台詞を聞き、思わず胸をドキリと鳴らした。
だが未だにこれから行われるであろう行為に対する躊躇いは
拭い切れずにいるままだ。
「う〜ん・・・・でもやっぱり・・・。」
「・・・・・・ヒカルさんは私じゃ嫌ですか・・・?」
「そ、そんなことないよ!!」
「・・本当、ですか?」
「う・・・・うん・・。」
本人は意識して言った訳ではないが、ヒカルにとってその台詞は確信犯的
に思えた。キララのときと同様に結局はことを交える羽目になったヒカル
だった。
「ん・・・・・ふ・・・んっ・・・・・。」
「んむ・・・・うん・・・・。」
仰向けの姿勢のナエにヒカルは覆いかぶさるようにそっと唇をこぼす。
ナエはそれに呼応してヒカルの首にその華奢な腕を回し、口づけを返した。
幾度となく同じ行為が繰り返され、次第にそれは熱を増して行き、深い深い
口づけへと変わっていった。
「ん・・・私・・・ヒカルさんと・・む・・・・こういうことを・・するの・・・・んん・・・夢見てました・・・・。」
「ナエ・・・ん・・・・さん・・・。」
「んんっ!・・・・・んむ・・・・・。」
ヒカルはナエの口の中に舌を入れ、まるでナエの舌を探す様に這わせた。
その行為にナエは一瞬動揺したが次の刹那、ヒカルを受け入れ自らも
おずおずと舌を絡めるようになった。キララはその様子を不思議と穏やかな
表情で見ることができた。恋敵が想い人とキスを交わしているのにも関わらず、である。
ナエはこの甘いひとときをもう少し過ごしていたかったのだが、しばらくするとヒカルは
ナエから離れた。
「ナエさん、本当に良いんだね?・・・君を、貰うよ・・・・?」
「はい・・・・・・・・・。」
ナエは"コクリ"と頷いた。
「でも・・・・その前に・・・。」
上体を起こし、ゆっくりとナエはヒカルの股間へと顔を近づけた。
ヒカルはナエが何をするのか察し「別に良いよ」と断ったのだが、
「ですが・・・・・・・このままだと・・・・。」とナエがヒカルの萎えたそれを
見て言った。
「ぅ・・・・・ごめん・・・・・。」
「いえ、気にしないでください。」
ナエはそっとヒカルのものに両手を当て包む様に握った。ヒカルの熱が、
鼓動がそこから伝わって来た。そしてそれは段々と大きくなって来る。
ナエはそれを感じ取って自らも高まり、気づかぬ内に息を荒げていた。
その吐息がヒカルのそれにかかり、益々雄雄しくなっていく。
「ナエ・・さん?」
「あ・・・済みません。」
見入ってボーッとしていたナエをヒカルが不思議そうに尋ねた。
「あの・・・・・じゃあ・・・始めますね・・・。」
「あ、うん・・・。」
両手で竿を包み、鈴口に舌の先を這わせた。別に美味いものでもなんでもない。
むしろ苦く臭いそれをナエは大切そうに舐めた。ナエが奉仕している間、キララが
ヒカルに近づき優しく接吻した。
「・・・ぴちゃ・・・・ぴちゃ・・・・。」
「う・・・・・・・ッ。」
ヒカルが気持ち良くなっているのを見たナエは嬉しくなり、今度は片手を根元を持ち、
もう一方の手で袋を撫でながら竿全体を舐め始めた。キララもただの接吻からディープ
キスへと行為の度合いを高める。
「ちゅ・・・・ちゅるっ・・・・んふん・・
・・・ぴちゃ・・・はぁむ・・・・・ちゅぱ・・・・。」
「ん・・・・・・・む、あむんん・・・・・・・・・・。」
根元から鈴口までの筋に"ツー"っと舌を這わせたかと思えばナエは小さな
口を目一杯開け、ヒカルのもの全体を飲み込んだ。眉を寄せはがら上下へ
ゆっくりと頭を動かす。そして袋を撫でていた手は袋を揉むように優しく包み込んだ。
またキララも負けじとヒカルに抱きつき、舌を絡める。
「ちゅぽ・・・ちゅぽ・・・・あ・・・む・・・・ぅん・・・・んむ・・・・。」
「ん・・・・ヒカル・・・んん・・。」
「・・・き・・キララ・・・・ん・・・ナエ、さん・・・・ッく。」
ナエは唇を締め付けながら咥え、ヒカルに更なる刺激を与える。
上下運動をある程度すると今度は袋を揉んでいた手で亀頭に添え、
2つある袋の片方を口に咥えた。舌で袋全体を舐め回し、もう片方の
袋にまた同じことをする。何度かこれを繰り返した後、鈴口まで舐め上げ
また竿を咥えた。しかしその行為は途切れ途切れで、息を整えながら行われた。
最も慣れない内で致し方ないのだが。
「ぁんむ・・・・・あむ・・・・・・・ちゅぱ・・ん・・あ・・・・ぁむ・・・・ちゅぷ・・・。」
「・・ん・・・・・ヒカル・・・・胸も・・・・・んぁむ・・・。」
そう言ってキララは接吻を一時中断し、自らの胸をヒカルの顔に押し当てた。
それを受け、ヒカルが片方の胸を揉み、もう片方を舐めた。初めは乳輪に沿って
舐めたり、乳首を摘んだり、胸全体を揉んだりした。次に乳首を甘噛みした後、
交代交代しながら両胸に吸い付いた。柔らかく弾力性があり、感度の良い胸はヒカルを、
またキララ自身をも高ぶらせた。
一方、ナエは慣れてきたのか次第にピストン運動を早めていく。
決して美味いものでもなんでもない。むしろ苦く臭いそれをナエは喜んで舐めた。
何故か。それはヒカルのだからであろう。自分の愛する人のものだからこそナエは目に涙を
溜めてでもやれるのだ。
「んふ・・・ぁむ・・・・・・ふぅん、んむっ・・・ん・・・・はむ・・・・ちゅるっ・・。」
「あっ・・・・・ん・・・・・・はぁ・・・・ぅん・・・・あん・・・・・・・。」
ナエの口の隙間からは唾液と先走り汁がこぼれ落ちて来ている。それが潤滑油
代わりになり上下の運動はよりスムーズに行われた。ナエは目を薄っすらと瞑り一生懸命
に顔を動かす。
それと同時に胸を責め立てられているキララは甘く鳴いていた。着痩せするタイプなのか
分からないがキララの胸は意外と大きくヒカルに弄られる度にタプンと揺れ動く。
1度目の情交を終えてからまだそんなに経っていないが、3人は既に気を高ぶらせ、情欲に
塗(まみ)れていた。
「ちゅぽ・・・・・んむ・・・・ん・・・・・・あむ・・・・ちゅぱぁ・・。」
「んっ・・・・あっ・・・・・は・・・・・んん・・・・はぁ・・・・あっ・・。」
「・・っ・・・ナエさん・・ん・・・・そろそろ・・・・。」
「ちゅぱ・・・・・・口の中に、出しても構いませんから・・。」
ヒカルから絶頂が近いことを伝えられたナエは一度ヒカルのものを口から
離しそう言った。ヒカルのものを舐めるのに集中して呼吸を満足に行え
なかったのだろう。ナエは"はぁはぁ"と激しい息づかいをしている。
ナエは口に出すように言うと再びそれを舐め始めた。
「うっ・・・・・・・もう・・・!」
「あむ・・ん・・ください・・・ヒカルさん・・・・んん・・あむ・・・んむ。」
ヒカルの言葉を合図にナエが頭を上下に懸命に動かしたり、唇でヒカルのを
締め付けたりして絶頂感を促進させていった。ヒカルの手は未だにキララの胸
にあったが今のヒカルにキララを気持ちよくさせるような余裕はない。
「んむ、んぐぅ、あむ、ん・・・ん、ふぅん・・・ん、んん・・・。」
「うくッ・・・!」
"ビュッ、ビュルッ"
放たれた精液は口内ではなく、ナエの胸へと飛ばされた。ヒカルが果てる間際に
キララの胸に回されていた手でそれを口から抜いたためである。
何故そう言った行動をしたかと言うと、ナエが性病にかかるのを防ぐためだ。
ヒカルは別にナエじゃなく、相手がキララでも同じことをしただろう。最初に
した前為のときは慣れぬ快感に戸惑い飲ませてしまったが、今では大分慣れた。
だからこう言った行動を起こしたのである。
ナエはうっとりとした表情で自分の胸に付着したものを指で塗り広げ、その指を
口へと運び終えるとヒカルに聞いた。
「・・・なぜ、ですか・・・?」
口調は怒気を孕んでいる訳ではなく、むしろ悲しそうなくらいだった。
もしかしたらヒカルから好かれてはいないのではないかと言う念に駆られたからだ。
「それは・・・ナエさんが病気にかかって欲しくなかったから・・・。」
「そんなこと気にしなくても良いって言ったじゃないですか・・・。」
「そう言うわけにはいかないよ。二人とも僕にとって大切な人だからね・・・。」
「ヒカル・・・。」
「ヒカルさん・・・・済みません。」
「ううん、良いんだよ。分かってくれればね。」
ナエは心配事が杞憂に終わりホッとしたのか顔を綻ばせた。
それにつられるようにキララもヒカルも綻ばせる。
「後悔しない?」
「はい、しません・・・。」
ヒカルがナエと繋がる前に最終確認をした。それに対しナエは確かな声で応えた。
寝そべっているナエの下半身に移動し、ヒカルは一本の指をナエの秘所の中へと入れた。
「ふぁ・・・・あ・・・ぁん・・・・ん・・。」
ヒカルは指をナエの秘所から軽く出し入れした。慣れていないが故、そんな軽い行為
だけでもナエは甘く鳴き、愛液を分泌する。もうシーツは血と愛液と精液で
びちょびちょに濡れていた。
「どう、気持ち良いかな?」
「あん・・・・はい・・・んん・・・とても・・・・気持ち・・ぁ・・・いいれす・・・・あっ・・。」
ナエはヒカルの責めに呂律が回らないくらい感じていた。手で口元を
押さえ喘ぎ声を抑えようとしても漏れてしまう。
幸せそうなナエを見てキララは自分もして欲しいとヒカルに頼んだ。
「・・ヒカル・・・・・私も・・・。」
「うん、良いよ・・・。」
そう言ってヒカルは空いているもう一方の手でキララの秘所を突いた。
「んん・・・・・・あっ・・・はぁん・・・・あ・・・。」
「ぁ、あっ・・・っ・・ん・・・ぁ・・ぅん・・・。」
二人の甘い喘ぎ声と秘所からのイヤらしい音が部屋に響き渡り
それはヒカルを嫌がおうにでも高ぶらせた。しばらくしてヒカルは
ただの出し入れから、膣内をかき回すように指を動かしだした。
「あぁ!・・・・んっく・・・・あっ・・・ふぅん・・・!」
「んっ、んっ!・・・ひぁ・・ぁっ・・い・・・んぁ。」
さっきよりも高く大きい声で鳴き、ヒカルに全てを委ねるように
とろとろした目をして更なる愛撫を望むようだ。
ヒカルはナエの膣から指を抜き、そこへ口づけをした。
キララが自分にもして欲しいと言わんばかりの目でヒカルを見つめる。
そしてその期待に応えるようにヒカルはキララにも同様のことをした。
「くちゅ、くちゃ・・・・・・・ぴちゃ・・。」
ヒカルは単なる口づけから舌を使った責めへと移行した。
ナエもキララもその責めに感じたのか秘所がぐちょぐちょに
濡れそぼっているようだ。
「はぁぁ・・・ん・・・あぁぁ・・・・んあ!・・・・ぅ・・・ん・・・。」
「ん・・・・ぁぁん!・・・・あっ・・・・ぁ・・・んんん!・・・ぁん・・・。」
二人の秘所はいつでも受け入れられるほど濡れており、熟れに熟れている
ようだった。それはまるで早く入れて欲しいと言っているようだ。
それをヒカルは確認すると愛撫を一度止め、ナエに覆いかぶさり、
手を張り裂けんばかりに大きくなった怒張に添えてナエに言った。
「もうそろそろ入れるよ?痛かったら言って。」
「ふぁい・・・。」
ナエは今さっきの余韻のせいか未だに呂律が回らないようである。
そんなナエを愛しそうな目で見ながらヒカルはゆっくりと腰を
沈めていった。
処女膜が破られることで引き起こされる痛みは先程の行為により若干
和らぐだろう。しかし痛むことに変わりはない。ヒカルはナエに気を使い
少しずつ腰を沈めるが、それでも痛みは激しいらしい。ナエは顔を歪め痛みに
堪えながらヒカルを受け入れていた。
「いっ!・・・ぁっく・・ぐ・・・うぅ・・・。」
「痛い?痛いんだったら止めっ・・・。」
ヒカルが言い終わる前にナエはその口を自らの唇で塞いだ。
そして一言「・・・続けてください。」と言い、ヒカルの背に腕を
回した。
「分かった・・・・。」
ヒカルが小さく頷き、まだ完全に入っていないそれをさらに奥へと進ませる。
「は・・・っ・・・・うっく・・・・う・・・・・・。」
「もう少しだけ我慢して・・・。」
苦しむナエに優しく言うとヒカルはナエがこの苦痛から早く解放される
ようにと、残りを一気に貫いた。
「あぅぅ!・・・・・・。」
ナエは痛みの余りヒカルの背中から血が出るくらい爪を立て、苦悶の叫びを
上げながら痛みに耐えた。
「ごめん・・・大丈夫?」
「・・・は、はい・・・・大丈夫です・・。」
処女を奪われたばかりのナエの呼吸はまだ荒い。キララのとき同様、
痛みが収まるまでヒカルは動かずにいた。
それからしばらく緩やかにときが過ぎて行き・・・。
「もう、良いかな?」
「あ・・・・どうぞ・・・。」
ナエの了承を得て、ヒカルの腰がゆったりとした動きでナエの秘所を
突き始めた。ナエの手がヒカルの背に、ナエの足がヒカルの腰にそれぞれ絡められ、
二人は抱き合うように交わっている。俗に言う正常位と言われる体位だ。
「あっ・・・あん・・・・・ん・・・あ・・・・・あぁ・・・・。」
痛みも完全に引いたらしく、呻き声から喘ぎ声に変わっていた。
ヒカルがナエを突くたびにナエの吐息がヒカルの頬を撫でる。
響く喘ぎ声とかけられた吐息にヒカルは興奮を覚えた。そして
ナエの唇に吸い込まれるようにヒカルは自らの唇を当て、舌を口内へ
侵入させた。
「んむ・・・はぁ・・・・・くちゃ・・・・・んん・・・・・あっ・・・・む・・・。」
ヒカルに応えるようにナエは自分の舌をヒカルの舌に絡めた。
口から喘ぎ声と同時に唾液もこぼしながらナエはヒカルとの行為に
酔っていく。
今のナエは普段の清楚な彼女とは少し違う。決して堕ちたと言いたい
のではない。今の彼女は想い人と結ばれたことにより情炎したのだ。
それを明かすようにナエは意識していなくとも自らの腰を振っている。
「ぁむ・・ん・・・・・あっ・・・・んぁ・・・あぁぁ・・・・・。」
故に喘ぎ声も美しい。キララもナエもその喘ぎ声は甘き調べとなり
ヒカルの、また自らの情を高ぶらせ行為をより一層熱くさせる。
その調べに惹かれるようにキララは片手を自らの秘所へ持って行き、
二人の結合部を舐めながら自慰行為を行っていた。
「はあ・・・・・ぁん・・・・・あっ・・・・・あ・・・ん・・・。」
「ん・・・・ぴちゃ、くちゅ・・・・・。」
キララの舌も手伝ってナエの感度はますます高まった。それに応じて
腕を自分の方へ寄せ、キララに比べれば見劣りするが、それでも程ほどの
大きさの胸をヒカルの胸板へ押し付けた。
キララも感じてきたのか秘所へ運ばれた指先はもう濡れきっている。
「キララ・・・ちょっとそこに寝てくれる?」
「?・・・・うん、良いけど・・・。」
ヒカルはキララの奉仕を中断させナエの隣に寝るように言った。
するとヒカルは片手をキララの秘所へと伸ばし一本の指を膣に
入れ、前後に動かした。
「んん・・・・あぁ・・・・・ぅん・・・・あっ・・・。」
「あ・・・・・んっ・・・はぁ・・あ・・・はぁ・・・・あふっ・・・。」
ナエもキララもヒカルの責めにかなり感じているようだ。愛嬌も先ほどより
甲高い。特にナエは絶頂が近くなってきたのか絡めていた足をより強く絡めだし
ている。それを感じ取ったヒカルはナエへの抽入をより早くし、天才と謳われた
ナエの思考を真っ白にした。
「っん・・・・・あん・・・・あっ・・・・あぁん・・・・・。」
「くぅ・・・・うっ・・・・はぁ・・・・・。」
二人の秘所から淫らな音と共に愛液が飛ばされる。
ナエへの抽入はもちろんだが、キララへの責めの速さも増していた。
もはや鼻にかかる甘い喘ぎではなく歓喜に似た激しい喘ぎに変わり、
幸福感と絶頂感の狭間にいるようであった。
「ぅうん!・・・・・あっ・・・あぁっ!・・・・ん・・・ひ、ヒカル・・・さん・・っ・・・。」
「んんぁ・・・・あ・・・・ん・・・・・・あぅ・・・・。」
ヒカルの名を叫びながら抱きつき喘ぐナエにヒカルはそっとキスをした。
そして隣にいるキララへも優しくその唇をこぼす。
「あん・・・・んっ・・・も、もっと・・・はぁん・・・・・。」
ナエの口からそんな卑猥な台詞がヒカルへ飛ばされた。と同時にナエは
自分から腰を淫らに振り、ヒカルへの想いとともにヒカルの腰に自らの腰を
打ち付けた。
ヒカルもナエの望み通り腰を激しく動かす。またそれに連動してキララへの
愛撫もさらに激しくなっていった。
「あっ・・・・ぁん・・・あ・・・・ぁぁ・・・・・んんぅっ!」
「んあっ・・ん・・・・・っん・・・・・ん、あ・・・・。」
ナエとの結合部からは精液と愛液が交じり合ったものが飛び散るほど激しく
二人は腰を振り絶頂へと一気に駆け上がろうとする。ナエの秘所がヒカルのものを
欲し強く締め上げ、キララの秘所が快感を得ようとヒカルの指を締め付ける。
ヒカル自身も激しい射精感に身を震わせた。
「ぁあん!・・・・わ・・・ぁ・・・私・・・・もう・・・んん・・・出そうです・・!」
「あ、あたしも・・・・んっ・・あ・・・・い・・・イクッ!」
「うぅぅ・・・・。」
ヒカルはナエから自らを引き抜こうとするがナエの足と秘所がそれを許さなかった。
それらは必至に絡まり、締め付け、ヒカルを引き止める。
「んぁ・・んっ・・・ヒカル・・・さん・・・好き・・・・好きです・・・あぁ!んぁ・・。」
「っく・・・僕も・・・だよ・・・。」
「・・嬉しい・・・あっ・・・です・・ん・・私も・・・膣に・・あん・・・・ください・・・。」
「でも・・・・!」
ヒカルは未だに抜くのに往生していた。どう足掻いても抜く事が出来ない。
結局ヒカルはキララに続いてナエにも中出しをしてしまうこととなった。
「ヒカルさん・・・ぁん!・・・・ヒカルさ・・・ん・・・・あっ、んぁぁ!」
「ぅぅん!・・・ヒカル・・・んっ・・あっ・・イっちゃう!!」
「う・・・・ぁあ!」
『んぁ!・・・ああ・・・・ああぁぁぁん・・・・・・!!!』
ナエとキララは一際高い声で鳴きながら愛液を噴射した。
そしてドクドクとナエの膣に精液を注ぎ込むヒカルにナエは恍惚とした
表情で受け止めた。ヒカルの手はキララの愛液でびしょびしょである。
その手を抜いてヒカルはナエに言った。
「ごめん・・・・・ナエさん・・・。」
「良いんです。私も・・・キララさんと同じで、ヒカルさんのが・・・・・・
欲しかったんです・・・。」
まだ繋がったままの状態でヒカルはナエに謝った。
恥ずかしそうにしながらナエはそう答え、ヒカルに口づけをし
ヒカルを抱きしめた。
しばらくしてヒカルはナエの秘所から自分のものを抜いた。
それはナエから分泌された愛液でびちょびちょに濡れている。
それを見たキララとナエはヒカルのそれを顔を近づけ、舌で
綺麗に舐め取り始めた。
「ぴちゃ・・・・ぴちゃ・・・・・ちゅぱ・・・・んん・・・・。」
「あむ・・・・・ちゅぱぁ・・・ぺろ・・・んふ・・ん・・・・。」
一通り舐め終わるとキララとナエは力なく寝そべるヒカルを挟むように
横になった。恥ずかしそうな、それでいて幸せそうな笑顔でヒカルの腕を
抱きながら・・・・。
「ねぇ、ヒカル・・・・・?」
あれからしばらくの時間が過ぎ、キララがヒカルの顔を覗き込むようにして
尋ねるとヒカルは疲れきった声で生返事をした。
「ん・・・・何?」
「あのね・・・・もう一回、しようか・・・?」
頬を染め、悪戯っぽい笑みを浮かべながらキララが言った。
「は・・・・・なんだって・・?」
「・・・だ・か・ら、もう一回するの!・・・・同じこと言わせないでよ・・・。」
「勘弁してよ・・・・僕はコレでも十分頑張った方だと思うよ?」
「でも私もナエちゃんもまだ2回しかイッてないのよ?」
「僕はその倍はイッた・・・だからごめん・・・オヤスミ・・・。」
「あんたもしかして私の部屋で寝る気?」
「そんな細かいこと言うなよぉ・・・。」
そう言ってヒカルは目を瞑り寝てしまった。ヒカルの言うとおり
あの連戦ではムリもない。ヒカルは肩で息をするほど疲れているのであろう。
あっと言う間に寝息を立てて熟睡している。キララもナエも肉欲の
疼(うず)きはまだ完全に潤ってはいないようだった。
「ナエちゃんはどう?まだできそう?」
「えぇ・・・・・大丈夫ですけど・・・。」
ナエはどこか腑に落ちないような納得いかないような口調で返した。
「そっか・・・じゃあ二人だけでしない?」
「え、私達だけでですか?」
「そう、私とナエちゃんの二人で。」
「でも・・・・どうやって・・・・。」
首をかしげながらナエはキララに聞いた。
「・・・・こうすれば良いの。」
そう言うとキララはナエの近くへ行きナエの秘所を手で愛撫した。
「んぁっ・・・・。」
ナエはキララからのいきなりの愛撫に身体をピクンと仰け反らせた。
「気持ち良かった?」
「あ・・・・・はい・・・。」
薄っすらと笑顔を浮かべながらキララがナエに聞くと、
ナエはキララにつられ微笑みながら小さく頷いた。
「そう、良かった・・・。」
嬉しそうにキララはナエに言った。そしてゆっくりと焦らすように指を
ナエの秘所から出し入れし、更なる快感をナエに与えた。
「あっ・・・・んっ・・・・ん・・・。」
キララは二本の指を巧みに使いナエを快楽の淵へと追い詰めた。
普段ならばヒカルのことを想い、自慰行為をするときに用いられるハズ
の指を今は恋敵であるナエを気持ちよくさせるために使っている。
そのためキララはナエの感じる部分を的確に責め立てることがで
きたのである。そしてそれはナエの秘所から愛液を分泌さるまでに至った。
「あぅ・・・・ん・・・あ・・・・んふ・・・。」
ナエはヒカルに責められているときのように甘く鳴いていた。
しかし、感じているナエを突き放すようにキララは唐突にナエの
秘所から自分の指を抜いた。
「あ・・・・・・・。」
物欲しげな表情で切なく声を上げるナエにキララは悪戯っぽく微笑むと、
ナエの愛液で濡れた指を自分の口に持って行った。
「ちゅぷ・・・ん・・・・これがナエちゃんの味なんだ・・・。」
「・・・・・・・・・・・。」
キララのそんな台詞を聞き、ナエは恥ずかしさの余りカーッと頬を朱に染め
て押し黙った。
『・・・・・・・・・・。』
それからしばらくしてもキララは何もしない。ナエは高められた肉の疼きを
中断され悶々としているらしく、早く続きをして貰いたいという様な表情で
キララを見つめていた。
「あの・・・・・・・キララさん?」
「うん、何?どうしたの、ナエちゃん。」
「えっと・・・・・それは・・・その・・・。」
手を絡めながらもじもじとナエはキララに言った。
しかしキララの返事はなんとも素っ気ないもので、それが余計に
ナエの情欲を逆撫でした。
ナエはそんな自分が嫌になった。こんなイヤらしい自分が。
ヒカルに嫌われると知っていても次の行為に期待している自分が。
「・・・・もっと・・・・・してください・・・。」
「良いの?ヒカル起きちゃうよ?」
「・・・・・・・・!」
キララがそんな態度を取るのは勿論ワザとだ。しかしそれに気づかない
ナエはヒカルの名前が出た途端、顔色が一気に悪くなった。
「見つかったら嫌われちゃうね・・・・。」
それだけは嫌だった。せっかくお互い好きなもの同士になれたのに
それが崩れてしまう。ナエは首を横に振りイヤイヤした。
まるで駄々をこねる子供のように。
「止める?」
躊躇いがちにナエはゆっくりと、ぎこちなく首を縦に振った。
本当はそれも嫌だと言いたかったが、それ以上にヒカルから
嫌われたくなかったのだ。涙を溜めながら俯くナエにキララは
バツが悪そうに謝った。
「意地悪してごめんね・・・大丈夫よ。ヒカル優しいから。ね?」
それを聞きナエは溜まった涙を拭い、嬉しそうに頷いた。
「あっ・・・・んっ・・・・ん・・・。」
キララはナエの秘所に顔を近づけその花弁に舌を伸ばし舐めだしていた。
ぴちゃぴちゃと卑猥な音と押し殺された喘ぎ声が部屋中に響き渡る。
二人の隣ではヒカルが寝ているのだ。ナエは声を出すまいと口に手を
当てながらキララの責めに悶えていた。
「ぴちゃ・・・・くちゅ・・・・・んん・・・ちゅぷ・・・。」
「ん・・・あっ・・・・っく・・・・ぅん・・・。」
肉唇を舌先で舐め、陰核の皮を剥き舌全体で舐る。
「ふぁぁん!・・・・ん・・・・・・あっ・・・。」
手で押さえてもその隙間を縫って喘ぎ声が漏れてしまう。
ヒカルにバレはしないかと胸をドキドキさせながらナエは
キララの舌技に感じて入っていた。
「・・・あの・・・・・・私も・・キララさんを気持ち良く、したいです・・・。」
「え・・・私を?ありがとう・・・・・。」
自分だけ快楽を得て悪く思ったのか、ナエはキララを気持ちよくさせたいと
自ら言った。キララは柔らかく笑い、自分の腰をナエの頭へと移動させ、
それに甘んじることにした。
「ん・・・・・くちゃ・・・ぁ・・ぴちゃ・・・・んん・・・・・。」
「はぁ・・・・・ぺろ・・・・・んむ・・・・・ん・・・。」
いわゆる69の姿勢でキララとナエはお互いの秘所を舐めあった。
「んは・・・・気持ち・・・ん・・・いいです・・・・ちゅぱ・・・・・。」
「・・・む・・・・・ぁん・・・・私も・・・・んっく・・・・。」
貪るように舐められ二人の陰核は紅く充血し、更なる快感を求めていた。
しかし今はヒカルのものがない。どんなに子宮があの熱いものを欲しがって
いても、それが満たされることは決してない。キララがナエの秘所に指を
入れればキュウッと膣が出るはずもないものを期待して締め上げてくる。
そんな満たされぬ欲求を埋め合わせるかのように二人の舌と指は相手の秘所へ
の愛撫を激しくした。
「ひゃ・・・ぴちゃ・・はぁ・・・んぁ・・・・っく・・・。」
「あぁ・・・・ん・・・・・ナエちゃん・・んん・・・・もっと・・・。」
「はい・・・・・くちゅ、ぴちょ・・・・んっ・・・・ちゅ・・・。」
ナエの舌に快感にキララは思わず腰を振ってしまった。それを見たナエが
キララの秘所が逃げないようキララのむっちりとした大きな二つの丘に手を
置き、それを揉みしだきながらキララの秘所を頭と舌を動かして味わった。
またそのお礼をするかのようにキララは舌でナエの秘所を舐めまわすように
出し入れする。確かにヒカルのもの比べれば遥かに短い。
しかしナエはそれだけでも十分に感じてくれた。その証拠にナエの愛液が飛び、
キララの顔はベトベトに濡れている。
「ん・・・キララさんの・・・・とっても・・・美味しいです・・・・・ペロ・・。」
「ふふ・・・そう?・・・でもナエちゃんのも美味しいよ・・・・。」
キララの秘所から止めどなく滴る愛液をナエは自らの舌ですくい、飲み下した。
ナエもまた愛液がいっこうに止まらない。キララがいくら飲んでも舐めてもまだ
出てくる。
「ん・・・・あっ・・わ・・私・・・んぁ!・・・・変に・・・ぁ・・なりそうですぅ!」
「・・・・ぁん・・・・そこ・・・・いいよぉ・・・・!」
ヒカルのことを忘れるほどの快楽に二人は身をよじり、甘く鳴き叫んだ。
理性が完全に飛んだ彼女達は淫乱に肉欲を満たすだけの牝と化している
様であった。官能の極みが近まりその行為は激しさを増した。
顔を汚しながらただ一心不乱に舐め、愛液を出し腰をひくつかせた。
キララはナエの自分によがる顔が堪らなく愛しく感じ彼女の菊門に指を這わせ、
そして入れた。
「あぁ!・・・・す・・・ごい・・あっ・・ですぅ・・・・んん!」
「・・・私・・んぁ!・・・・・もう・・・・出ちゃう・・・!」
ナエはキララに止めを刺すように陰核を甘噛みし舌で転がした。
そしてキララもナエを気持ち良くさせるためにナエの秘所を舌で
犯すように舐めまわし、菊門への抽入を激しくして愛液の噴水を
早める。
『あぁっ!・・・・・ああぁぁっ・・・・!!〜〜〜〜〜〜ッ!!!』
声にもならない叫びをあげ二人は果てた。ナエの顔もキララの顔もお互い
顔面に潮を吹かれあられもない姿になっている。キララは顔にこびり付いた
ナエの精液を手で集め口へと運んだ。それを見たナエも同じくキララの汁を
口に持っていった。
キララは口いっぱいにナエの愛液を溜めながらナエに口づけをした。
ナエは驚きつつもそれを受け入れる。二人は舌を絡め、それぞれから分泌された
液体の交じり合ったものをコクンとのどを鳴らし飲み下した。
数回軽いキスをし終わり顔を離すとそこには愛液で作られた橋が二人を
結んでいた。そして二人はそのまま抱き合うようにして眠りに落ちる・・・。
「・・・はぁ・・・・二人ともよく疲れないよなぁ・・・・・。」
しこたま二人の喘ぎ声を聞かされて起きていたヒカルはやつれ気味に
そう言った。
「まぁ・・・・・仲が良いみたいだし、いっか・・・?」
fin.