>ちんこを生やすスキル
「いやはや球磨川くん、キミは自分でも言っていたが本当に可愛い顔をしているよね」
『………?』
突然の安心院の言葉に如何わしげな表情を浮かべた球磨川だったが
スラリと衣擦れの音を立てて安心院がスカートを脱ぎ始めたのを目にし慌てて目をそらした
『………』
「ふふ、どうしたんだい?耳が真っ赤になってるじゃないか」
心底面白そうな口調で続ける
「善吉くんのお母さんに散々セクハラしておいて初心なことだね、実に君らしく気持ち悪いよ」
『ハハハッ、これでもボクはフェミ二ス!?』
負けん気を起こして軽口を叩きながら安心院の方を向こうとした球磨川は驚愕に言葉を失った
それもそのはずである、安心院の下半身には女性には存在しないはずの男性器が屹立していたのだ
20pを超えようかという巨大なペニスがはちきれんばかりに勃起していたのである
「おいおい、言葉につまるなよ」
「括弧つけてる癖に」
「格好ついてないぜ?」
ニヤニヤと笑いながらジリジリと近づいてくる安心院
球磨川には理解できた
これが彼女の1京2858兆0519億6783万3865個の能力の一つなのだと
そして彼女が自分に何をする気なのかも
『……それは勘弁してもらえないかなぁ』
それでも、屈しながらも屈することなく皮肉げに答えられたのは球磨川禊だからこそだろう
「ボロボロで血まみれでレイプ目でお願いかい?」
安心院が大げさに頭を振る
「そそるぜ」