「はっ…はっ…」
机、椅子が綺麗に並べられた人気の無い教室から、荒い息づかいが聞こえる。
教室のロッカーの上にただ一人、少女が座っている。
その少女、安心院なじみは自らの秘部を弄んでいた。
くちゅくちゅ といやらしい音が教室中に響きわたっていた。
「はぁ…んんっ…あぁっ…」
安心院は手の動きを激しくする。
「ん…くぅ…はぁぁっ!」
安心院は程なくして絶頂に達した。体がビクビクと痙攣する。
息をつきながら、隣に脱ぎ捨ててあった下着をはく。
「ふぅ…戦挙が終わるまで結構な時間がかかるみたいだし、退屈だなあ」
ふと、球磨川の心から下界を見てみる。
すると丁度、球磨川が蝶ヶ崎に殺され、否、殺してもらっていた場面が映し出された。
「球磨川くん、ひょっとすると僕が預かっている『第二の過負荷』を取りにこようとしているのかな?」
安心院はふと笑みを浮かべる。
「丁度いい。ついでに球磨川くんには僕の相手をしてもらうとしよう。」
乱れていた服装を整え、球磨川を待つ。
しばらくすると、球磨川が安心院の前に現れた。
「やあ球磨川くん、よく来たね」
「『ハァ…ハァ…安心院さん』『僕が君に預けている過負荷を返してくれないかな』『急を用することなんだ』」
球磨川は酷く疲れている様だった。
「わかった。預かっていた君の『第二の過負荷』は返してあげよう。」
やけにあっさりと言われた球磨川は、流石に疑問を感じる。
「『安心院さん、なにか考えがあって言っているの?』『僕は少なからず急いでいるんだ』『からかいはよしてよ』」
「いや、からかいでも嫌がらせでも何でもないよ」
安心院は笑みを浮かべつつ言う。
「ただ、一つお願いがある。今から僕を犯してくれないか?」
以前、安心院は笑みを浮かべたままだ。
球磨川は顔を手で覆い、戸惑いを隠せずにいる。
「『一体何を言っているの?さっぱりわからない…』」
『ふむ…これまでの戦いを経て、やっぱり球磨川のこれまでの感情は崩れつつあるみたいだね』
安心院はそんな球磨川の手を取り、大きくもなく小さくもない形のよい胸のふくらみに押し当てる。
「ほら、こうやって胸を揉んだりしてくれよ」
球磨川は今までに感じたことのない、柔らかいものに感情がさらに混濁する。
「『こ…これは一体…どういうつも…』」
突如、安心院は球磨川の口を塞いだ。
いやらしい舌づかいに、球磨川はされるがままであった。
「くっ…ふぅっ…はぁ…」
「『う…うぐ…』」
いつしか、球磨川も舌を絡め始める。
球磨川の心の中では『第二の過負荷』を返してもらう事に必死な為、球磨川は快感に身を任せ、安心院の言う通りにする事にした。
ぴちゃ…くちゅ… 舌と舌が濃厚に絡み合う。
しばらくして、安心院の方から口を離す。
唾液が糸をひき、安心院を高揚させる。
「お次は僕が球磨川くんのを舐めてみようかな?」
球磨川の制服のズボンを脱がすと、すでに硬く上を向いているものが現れた。
それを、安心院はチロチロと舐め始める。
「『うっ…』」
球磨川に、かなりの快感がやってきた。
除々に安心院は舌の動きを加速させる。
しばらくして球磨川のモノの先を口に含んだ。
「んっく…ふぅっ…んっ…」
グチュグチュと水音をたてながら安心院はしゃぶりついている。
「『くっ…安心院…さん…』」
「ほろほろへはいほうかな?ふまはわふん(そろそろ出ちゃいそうかな?球磨川くん)」
とどめとばかりに安心院は一気に奥までものを咥えた。
「はぐっ…んくぅ…あぐっ」
球磨川に絶頂が訪れようとしている。
「『うわあぁっ!!』」
ドグンッ!ドグンッ!ビュク…ビュク…
球磨川は大量の精液を喉の奥に放出した。
「はぐっ…」
それを、口の端から唾液と精液の混ざりあったものをボタボタと垂らしながら飲み込む。
「んん……ふぅ…球磨川くん、たまってたみたいだね」
安心院は口を手で拭いながら言う。
「『安心院さん…もういいでしょう』『僕の第二の過負荷を返してくれたって』」
息を荒げつつ球磨川は要求する。
「まだだめだよ うん…そうだな… 今度は精液を僕の中にぶちまけてくれよ」
「『な…では安心院さんの中に出せば返して頂けるということだよね』」
球磨川の感情はすでに壊れかかっている。
「もちろんだよ さあ、挿れてくれ」
安心院は足を開いた。
愛液まみれの秘部が球磨川の眼前にある。
「『では…』」
球磨川のものが膣内に入ってゆく。
やがて、根元まで埋まった。
「あくっ…球磨川くん、存分に動かしてくれ」
球磨川は初めからハイスピードで腰を動かす。
「はぁうっ!?ああぁっ…そんな…いきなり…」
胸を掴み、腰を強く叩きつける。
ぐぢゅっ…びちゃっ…くちっ 突く度に鳴る水音を聞き、安心院の快楽がさらに増す。
安心院は球磨川の顔を寄せ、舌を絡め始める。
「はぁうっ…んくぅ…あぁ…」
きゅうっと膣内が締まる。
「『くっ…キツいよ 安心院さん…』」
2人は互いに舌を吸いつき合う。
安心院の中から愛液がドロドロと溢れ出ている事を球磨川は感じている。
その愛液がさらに滑りをよくする。
ぐちょっ!ぐちょんっ!ぐちゃっ!水音がさらに激しくなる。
あまりの快感に安心院は口を離す。
「はぁっ!球磨川く…ふあぁっ!」
球磨川に限界が近づく。
「『だ…出すよっ!安心院さん!』」
「あうっ…ぶちまけてぇ…っ」
ドグッ…ドグッ…ビュルルル…膣内に大量の精液が放出される。
「ふあぁっ!」
精液の暖かさを感じつつ、安心院も限界に達した。
膣内に埋もれた球磨川のものの端から精液が溢れ出ていた。
球磨川はゆっくりとそれを抜き、床に横たわった。
「ふぅ…よかったよ 球磨川くん」
「『……』」
球磨川は無言で息をついている。
二人はしばしの間、汗や精液を拭うなどして休憩した。
数分後
「『安心院さん、約束は果たしたよ』『僕が預けていた過負荷を返すんだ』」
「…そうだね わかった、返そう。球磨川くんの『第二の過負荷』を」
突如、球磨川を光が包む。
眩しすぎるまでの強烈な光が。
数秒後、その光は消えた。
「これで僕が預かっていた過負荷は君に戻ったよ ついでに壊れかけていた感情も元に戻しておいた。」
「『ありがとう 安心院さん』『では 行ってくるよ』」
球磨川はフッと教室から姿を消した。
「人吉くん達、どうするかな?『大嘘憑き』なんか比にならないほどの過負荷を前に…」
安心院は静かな教室で一人、笑みを浮かべた。
fin