心理学者フロイトは古典夢分析で銃は男性器、果実は女性器、動物は性欲の象徴と考えた
もちろん、現代の日本人に当てはめるには無理がある
フロイトの生きた性は禁忌とされた時代とは違う
現代の高校生の性欲はもっと直接的なのだ
善吉に欲視力を貸した安心院なじみ
当然、元は自分の目であるために、その目で見る情報はすべて共有していた
「なるほど〜…現世を見るのは久しぶりだけど……これはこれは…」
静かな教室には一人、目を閉じてブツブツとしゃべる少女の姿があった
教室に他の人影は無く、静穏………いや、かすかに時計の秒針の音がする
そのリズムに混じって、別の音が割り込んできた
クチュ…………………クチュクチュ……………………チャプン……………
「この子は…………めだかちゃんだね…………フフフ……僕好みのイケメンになっちゃって」
机の上には丁寧に折り畳まれた白いパンティ
善吉の視界による自慰にふける
「君たちはまだ子どものままなのかな………確認……いや、少し後押しが必要だね」
生徒会室
江迎の退院後に必要になるだろうと考え、めだかは先に種を拵えた
まだ早過ぎなんじゃないかと言い返す善吉
「貴様も家庭を持つなら、まずはこの種を見事に咲かせてみせよ」
「……いや、うん…家庭?」
そんな会話をするなか、善吉は耳元につぶやきを聞いた
「体を借りるよ………………」
ダンボールいっぱいの種を渡そうと壁の方を向いていためだか
突然後ろから羽交い締めにされ、顔を会長机へと押さえつけられる
善吉の右手がすかさずめだかの陰部へと忍び込んでくる
普通なら驚き叫ぶか反撃をするのだろうが、めだかは静かに身を委ねていた
幼なじみの指が這いずり回り、胸を鷲掴みにされても喜んでいた
下着がゆっくりと脱がされ、湿った布地がいやらしい音を立てる
「善吉………すまぬが初めてなのだ……か、加減を忘れるでないぞ」
そのとき………、ブツンッという生々しい音が生徒会室に響いた
あろうことかめだかの処女膜は善吉の指で乱暴に、無惨に、引きちぎられた
大粒の涙を流し、声にならない悲鳴をあげるめだか
「激しい方が深く思い出に残るんだよ………めだかちゃん」
一方善吉は一人教室で、丁寧に折り畳まれたパンティを眺めていた
「ここは何処だ?」
唾液をボタボタと垂れ流す
悲愴な穴に、善吉の陰茎が差し込まれる
鮮血を潤滑油に変え、泣き叫ぶめだかは獣のように犯される
ズリュ………ブチュ………ブツンッ……………………
廃人と化すめだかをよそに、穴はさらに陵辱され続けた
江迎のためにと用意された種はこぼれ落ち、失禁しためだかの体液が降り注ぐ
やがて別の種が体の奥へとねじ込まれ、めだかは床へと崩れ落ちた
元の教室
安心院なじみは、タオルで首筋や腋の汗をを拭きとっている
ペットボトルの水を飲み、パンティをはいた瞬間冷たい感触を感じた
再び脱いだそれには、べっとりとした精液がこびりついている
「まあ、同じものを見たならしょうがないか……」
ニヤニヤと笑みを浮かべてそのパンティをはき直す安心院なじみ
疲れたのか、スヤスヤと机で眠りについた
一方善吉は困惑した
さっきまで教室で犯されるめだかをオカズにパンこきしていたと思った次の瞬間
陰茎からしたたり落ちる血と精液を幼なじみが綺麗に舐めとっていたからだ
夢なのか現実なのかわからなかったが、しおらしいめだかに善吉は勃起した
終わり