「ん・・・」  
ここは、何処だ?  
たしか僕はプラスシックスの面々と戦っていて、途中で制服の変な奴が来て・・・  
「っ!人吉くん!」  
そうだ!人吉くん達が危ない!  
 
「どうしたんですか?そんなに血相変えて」  
「!」  
この子は・・・たしかプラスシックス「食虫食物」上峰書子!  
どういう事だ・・・?  
 
「私達はあの制服さんに負けたんですよ。でも、どうやら生徒会の方達は戦いを逃れたそうですがね。ちなみにここは、私達が搬送された病院の地下です」  
そうか・・・とりあえずそうなら良かった。でも・・・  
「教えてくれてありがとう。でも・・・とりあえず、何故僕が今縛られてるか教えてくれないかな」  
今気づいたけど、手を縛られている。高千穂とかなら何とかできるんだろうけど、生憎僕は手が自由にできないと何もできない。  
 
「結局、戦いは私と貴方の一騎討ちになりましたからね。それを中断されたので、今から続き、という訳です」  
「手を縛るなんて随分卑怯なんだね。僕に勝つ自信が無いのかい?」  
「別に。ただ、私と貴方だと相性が悪くて長引きそうなので、別の方法で決着を着けようかと思いまして  
別の方法?どんな方法であっても、縛られてちゃ一方的に僕が不利だと思うんだけど。  
というか、なんかさっきからモジモジしてるのが気になるんだけど・・・  
 
「手を縛られて不利だとか思ってませんか?でも、この勝負は貴方の手を縛ってやっとフェアになるのです。」  
「・・・そうなんだ。じゃあ、早く始めなよ。」  
今思い直したけど、僕としては別にこの戦いに勝つ意義なんて無いから何だっていい。早く終わらせる方向に持っていこう。  
というか、なんだか躊躇ってないか?この子。  
 
「そ、そんなに言うならもう始めますね・・・絶対、負けませんよ」  
 
ガチャガチャ ジー  
 
「!?」  
 
何故僕のチャックを下ろす!?  
「・・・どういうつもりだい?」  
 
「…私はあなたと性行為で勝負します」  
 
・・・どういう事なんだろう。脈絡が無さすぎて理解できない。  
とりあえずその・・・性行為、に勝ち負けなんてあるんだろうか?した事ないからわからないけど  
上峰さんはチャック下のパンツを見て止まっていた。  
 
「・・・失礼、します」  
上峰さんがチャックからパンツをどけ、僕の性器が露になる。もう頭がついて行けなくてしゃべる事すら出来なかった。  
 
「これが宗像さんの自前の暗器、なんですね」  
何を言ってるんだ  
でもとりあえず、止められる内に彼女を止めなければ・・・  
「わかったよ、上峰さん。僕の敗けでいい」  
 
「いただきます」パクッ  
ちょっとは聞いてよ僕の話・・・  
しかし、これは・・・  
「ん・・・くっ・・・」  
 
「ほうれふは?ひもひひひへふは?(どうですか?気持ちいいですか?)」  
気持ちいいなんてもんじゃない。よく考えたら彼女の武器は口なんだ。舌が自由自在すぎてもう何がなんだかわからない。  
しかし彼女もくわえる前から顔が赤かった。慣れている訳ではないのだろうか  
 
「ぷはっ・・・ 30秒です。30秒私の舌に耐えれたら貴方の勝ち、耐えれなかったら私の勝ちです。」  
「僕は別に敗けでい  
「それでは始めます」パクッ  
「ふぐぅっ」  
始まってしまった・・・  
まぁ、いいか。すぐに出せばここから解放されるんだしね。  
「っ・・・んあっ・・・」  
カリを重点的に攻めて来てる。これは、耐えようと思っても普通に耐えれるレベルじゃない  
ああ、もう限界だ・・・  
 
「出るっ」  
 
「・・・ほうふぉう(・・・早漏)」  
 
ピキッ  
 
今のは聞き捨てならない。こうなったら意地でも耐えきってやる  
今、多分12秒。  
僕が本気になったのに気づいたのか、上峰さんは唾液の量を増やしてきた  
上下運動の動きも速い。  
だが・・・  
(・・・19・・・20・・・)  
もう残り10秒を切った。いくら自信があるとは言え、30秒は流石に舐めすぎだ。フェラだけに。  
 
「ひふほひへふへ・・・ははひひはふはひはへんへひはは、ひはははひはへん・・・(しぶといですね・・・あまりしたくありませんでしたが、仕方ありません)」  
ん?上峰さんが口を離した。諦めたのかな?  
と思った瞬間  
 
「ふんんっ・・・」  
「っ!」  
今度は一気に喉までいった。今まで亀頭だけだった分、威力は絶大だ。だが・・・  
(25・・・26・・・)  
あと少し、あと少しだ・・・  
(28・・・29・・・)  
もう、限界だ---  
(30!)  
 
ドピュッ ドクドクドク  
 
「んんんっ!?」  
上峰さんの口の中に全部出してしまった。しまった、失礼な事をしてしまったかな  
 
「・・・(ゴクン)」  
飲んだ!  
実際にやられると複雑な気分だな・・・  
 
でも、これで  
 
「・・・僕の勝ちだな」「・・・私の勝ちですね」  
「「えっ」」  
 
そんな、確かに30秒耐え抜いたじゃないか  
何故・・・?  
 
「ほら、見てください。」  
上峰さんはストップウォッチを差し出してきた。計ってたんだね  
とりあえず秒数を見てみた・・・あれ?  
「27秒・・・」  
 
「そう、27秒です。余裕で私の勝ちですね」  
そうか、しまった・・・あれはあくまで僕の体感的な時間であって正確な物ではないんだ・・・!  
 
「さて、勝った訳ですから言う事を聞いてもらいましょうか」  
 
あれ?これそういうルールだったんだろうか?  
にしても…『裏の六人』の言う事なんて聞いて良い事な訳がない  
まさか「十三組の十三人」に戻れなんていうんじゃないだろうな…  
 
「わ、私の、ココ…を、舐めてください…」  
イイ事だった!  
いや待て、どういう事なんだ?フェラされたと思ったら今度はクンニしろだっていうのか?  
しかもそれでなんで真っ赤なんだ…さっきまで冷静に話してたくせに…  
だめだ、僕も正常な判断ができなくなってきてる  
 
「それじゃ、脱ぎますね」  
なんでこの期に及んで冷静を装ったんだ…恥ずかしいならやめればいいのに  
・・・ん?なんで上脱ぐんだろう?下だけでいいんじゃないのかな?  
今度はブラに手をかける。なんだろう、順番に脱がれていくと僕も何かそそられる物がある。  
というかちょっとこっちをチラチラ見てきている…反応をうかがってるって感じだな  
 
スルッ  
 
「!?」  
 
彼女の胸が露になった。別に大きいという訳でもなく、小さいというわけでもないけど…  
「綺麗だね」  
 
「…」  
しまった。つい言葉にしてしまった  
彼女も僕の目を見て逸らさない。軽蔑されたのかな…?  
 
「…ありがとうございます」  
あれ?あ、いや疑問を感じる事はないか。褒められた訳だからそう返すのは普通なんだよね  
でも何だろうこの違和感…『裏の六人』にしては…  
 
「おっと、つい手を止めてしまいました」  
また脱ぎ始める上峰さん。今度はズボンに手をかけて一気に脱いだ。  
すると、彼女のパンツが現れる訳だけど…  
「かなり濡れてるね」  
パンツ越しでも分かるぐらい濡れていた。ていうかフトモモの辺りに垂れてしまっていた。  
ん?あ、しまった!またデリカシーの無い事を言ってしまったかな…?  
 
「…あなたのせいですよ」  
「え?」  
何か言うや否や彼女はパンツも一気に下ろした。僕は女性器の本物をここで始めて見た。しかも全裸だ。  
そして、危うく口に出してしまいそうだったが、彼女は毛が生えていなかった。  
危ない、  
「毛が生えてないねなんて言ったら泣かしてしまうところだった」  
 
「…(ピクッ)」  
…うん、しまったね。ここまで自分自身が正直だなんて思わなかった。  
彼女は悔しそうな顔をしていた。さすがに泣きはしないみたいだけど、さっきまで取り繕っていた冷静さが無くなるほど気にしてたみたいだ  
うん、本当にごめん・・・  
 
「・・・っ また勝負です、宗像さん。今度は逆です。あなたが私をイカせてください。10分差し上げます」  
僕の手の縄の位置を下ろす上峰さん。顔を見て思ったけど、やっぱちょっと怒ってるみたいだ。  
10分…早いのか遅いのか分からないけど多分、上峰さんが30秒だった事を考えれば妥当って感じかな?  
「わかった。でも勝負って事は、勝ったら解放してくれるんだね?」  
 
「ええ。縄もほどきますし、攻撃もしません。約束しましょう。ただし…」  
「ただし?」  
 
「あなたが負けた場合は今から24時間、必ず言う事を聞いてもらいます」  
これなんだか僕に圧倒的に不利じゃない?  
まぁでも僕が頑張ればいい話なんだから・・・ね。  
「いいよ。今度は僕にもストップウォッチ見せておいてね」  
 
「いいでしょう。ここに置いておきますので、自由に確認してください。」  
そう言って棚らしきものにウォッチを置く彼女。これでちょっとはフェア・・・かな?  
 
「それじゃ始めますね。よーい、スタート」  
前置きが長かったわりにスタートは一瞬だったので少し焦ってしまった。焦ったせいで勢い良く彼女の秘部に当たってしまった。  
 
「んっ…」  
当たりに当たったみたいだ。ここだな…覚えておこう。とりあえず入り口の周りを舐め回してみることにした。  
彼女はまた冷静を装っている…けど、顔が引きつっている。声を出すのを我慢しているようだ。  
なら、一瞬だけ当たりを攻めてみよう  
 
「・・・っんあぁっ!」  
予想以上の声が出た。上峰さんの声は荒く、顔はずっと赤いままだ。これは、意外とすぐ勝てるんじゃないだろうか?  
 
「んんっ・・・・ふぁあっ・・・」  
 
「・・んぅ・・・んん!」  
 
「ぁあっ!んん………」  
 
おかしい。もうかれこれこんな調子で9分ほど攻め立ててるのに本当にずっとこんな調子だ。  
中に舌を入れようとすると腰が下がるのでやってないけど、それでももうイってもおかしくないぐらいだ。  
ウォッチを見ると、9分2秒。ヤバい。負けると無制限でまる一日こんな命令をされ続けることになる  
仕方ない・・・こんな時の為にあの時から触れないようにしていた・・・当たりの部分  
ここを重点的に攻める!  
 
「!!!」  
 
「んぁああぁぁぁっ!」  
驚くほどの感度だ。これなら行ける!  
 
ー9分45秒ー  
 
「んああっぁぁっぁあ!ああぁっ!」  
 
「んぐぅ!あぁあっ!」  
 
これ以上がないのか・・・?  
駄目だ、残り10秒・・・  
ウォッチが見えるから余計焦ってきた。ヤバイ、もう見てる暇なんてない  
残り5秒!  
 
「んぁあぁぁああああぁぁぁぁぁあぁぁっっ!!!」  
きたか!?上峰さんの顔を覗き込む  
 
「ふぅ」  
しまった!油断して口を離してしまった…!  
 
ピッ  
 
「…10分。10分たちました。約束どおり、これから丸一日、私の言う事を聞いてもらいます。」  
唯一の希望がここで途絶えてしまった…  
 
「…あなたの童貞、奪わせてもらいます」  
 
とりあえず童貞と認定されていたことにショックを覚えた。事実だけど  
「ここまで来たらもう僕は構わないけど…君はいいのかい?僕なんかで」  
 
「…あなたがいいんです」  
 
…えーと…ん?あれ?あのー…えーと…なんだろう…  
あれ?焦りすぎて今何て言ってたか本当に忘れてしまった。もう一度言ってもらおう。  
「ごめんもう一度いってくれるかな。よく聞こえなかった」  
 
「…じゃあそろそろ始めますね」  
あ、そう言ってたんだ。それで焦るなんてらしくないな僕。  
あれだけ上峰さんの秘部を眺めたおかげというかせいというか、僕の性器はすでにもう元気だった。  
上峰さんが僕の性器に自分の性器をあてがう。  
 
「んっ・・・」  
苦労してるようだ。付けたり離したりを繰り返してる。初めてでもないだろうに…戸惑ってるのかな?  
さすがに僕もじれったくなって、「付けたり」の瞬間に突き上げてみた。一気に根元まで入っ  
 
「あああああああああああああああああああああっ!!!!!!!!」  
え・・・?血・・・?ま、まさか・・・  
 
「は、初めてなんですからゆっくりしたっていいじゃないですか・・・ヒクッ」  
し、しまった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  
初めてを奪った上に泣かせてしまった・・・罪悪感がすごい・・・  
でも・・・でも、なんで初めてなのに僕を襲ったりしたんだろう・・・?  
「ご、ごめん・・・とりあえず、もう僕は動かないよ・・・」  
 
「当たり前です。言う事を聞く約束をしておいて、言ってないことをしたんですからね・・・さらに、24時間追加します」  
「うっ・・・うん、わかったよ」  
「でも…もう痛みは引いてきましたので、完全に引いたら動き始めますね」  
「わかった。」  
深呼吸する上峰さん。そして、一気に目を見開いて腰を動かし始めた  
しかし、これは・・・  
「ぐっ…」  
 
「んあっ んぐっ ひぁっ」  
口のときほど勢いはないけど、別の気持ちよさがあった。  
しかも、一回出したわけだから結構長持ちしそうだ。  
それに対し彼女は、クンニが寸止めな上にすぐに始めたセックスであるから、今にもイキそうな顔をしていた  
 
「ひゃっ んっ あぁっ ほんっ ふぁぁあぁ・・・」  
ほんっ?  
 
「んああっぁぁぁ…」  
もう限界なようだ。僕のほうはもう少しは持ちそうだ。これで、中出しだけは避けられそうだ。  
途端に、彼女と目があった。  
 
「…宗像・・っさん」  
彼女は消え入りそうな声で話しかけてきた  
「…なんだい?」  
僕も彼女の真似をしてできるだけ冷静に返してみた。  
 
「・・・書子、って呼んでいただけますか?」  
なんだ?どうしたんだ?まぁ、約束もあるし、呼んでおこう。  
「・・・書子さん」  
 
「ありがとうございます、宗像さん・・・いえ、形さん」  
「? なんだい?」  
何気に親以外に名前を呼ばれたのは初めてだ。  
 
「好きですっ」  
「・・・え? ふぐっ!?」  
書子さんに口を塞がれた。突然の事で頭が回らなくなっていた。  
彼女は僕の口の中に舌も入れてきた。やばい、変に興奮して僕もイキそうだ・・・!  
 
「もうっ・・・!イキますよ・・・!」  
「僕も・・・だ・・・」  
限界!  
 
「ふわぁぁぁぁぁ・・・」  
僕の精液が彼女の膣に絞りだされていく。結局中出しか・・・  
今度はちゃんと聞こえてしまった。僕を好き、か・・・  
でも何で・・・  
 
「…口同士で触れ合ったから、何を考えているかわかりますよ。「何で」、でしょう?」  
「! ああ。」  
流石『裏の六人』だ。そんなことまでできるのか。  
 
「形さん、私と戦いましたよね?私は、どんな戦いでも・・・いえ、戦いどころか私生活のすべてにいたるまで、  
無意識の内に食べてしまうのです。というより、何かあればそれを口に入れておかないと落ち着かないのです。  
私は、向かい合った物すべてを、食べてしまうのです。みんな、自分の物を食べられるのを恐れ、私と向き合う  
ことを恐れました。『裏の六人』の方たちですら、私と対面して話すのは避けてました。」  
「・・・・」  
なんだろう、この既視感。  
まるで、ちょっと前までの・・・  
 
「さらに戦いでは相手の武器を食べ、武器がないときは噛み、とズルズルと戦いを引きずるような技しかできず、  
「お前とはつまらないから戦いたくない」とまで言われるようになりました・・・」  
ちょっと前までの、僕みたいだ。  
 
「ですが形さんは、こんな私でもしっかり向き合い、いくら武器を食べても、いくら勝負が付きそうに無い戦いだったとしても、  
私に向かって来てくれました。私の口を、恐れませんでした、さらに私に勝利したい、という形で、私を間接的に求めてくれました。  
あの制服の人によって『終わらせられる』まで、私を求めてくれました。わからないかもしれませんが、  
あなたとの出会いは私にとって救いとも言える・・・いえ、救いでした。」  
自分の「異常」のせいで、誰との関係も持てない。誰も自分を見てくれない。目を逸らされ、避けられ・・・  
そんな自分に、まっすぐ向かってきてくれる。僕の場合は、人吉善吉(友達)。  
彼女の場合は、皮肉にもその僕になってしまったようだ。  
 
「そして、貴方は私が襲っても、嫌な顔はせずに最後まで付き合ってくれました。そんなあなたを今にも私は、食べちゃいたいです。」  
うん、その表現は今は違うと思う。  
 
「だから、改めて言わせてください… 形さん。あなたの事が好きです。これから私と交際関係を築いてください。」  
…面と向かって告白されると恥ずかしい。いまや親近感すら沸いた僕に、この子を拒否する理由はないけれど・・・  
順番は、順番  
 
「友達からでもいいのなら。」  
 
 
 

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