苦労の末に、めだか達は地下研究施設最下層にたどりついた。
途中ではぐれたもがなのことは気になるが、今はフラスコ計画阻止が優先だ。
深呼吸して、善吉が扉を蹴破る。そこには二人の人間がいた。
一人は案の定、都城王土である。
「カッ!お約束どおりラスボス登場かよ……って、ええっ!?」
もう一人の姿を見て、善吉と阿久根は驚愕する。めだかも眉間に皺を寄せた。
それは、この地下ダンジョンの途中ではぐれた喜界島もがなであった。
彼女は全裸で、王土の逸物を一心不乱にしゃぶっていたのだ。
「はぐっ、んん、はふぅ…!」
30センチはあろうかという王土の巨根は、もがなの可憐な口では
明らかに持て余すサイズであった。それでももがなは、目にうっすら涙を
浮かべながらも、顎が外れんばかりに必死で口に頬張る。
呆気に取られるめだか達にも気付かず、媚を売るように淫らに尻を振りながら、
彼女は奉仕を続けていた。秘部が丸見えになっているのもお構い無しに。
「貴様、喜界島書記に何をした!」
めだかの問いに、王土は表情一つ変えずに答えた。
「何をだと?俺は何もしていない。『跪け』という言葉すら発しておらん。
だがこの女は、俺の姿を見た途端、いきなり服を脱いで口淫を始めたのだ。
この俺に許可無く咥えるのは本来許されんことだが、王たる俺は屈服した者の
服従の証を受け入れてやっているのだ。」
善吉は全て理解した。言葉で全ての人間を平伏させる王土のオーラは
並大抵ではない。十三組のアブノーマルではなく、十一組のスペシャルにしか
過ぎないもがなにとっては、耐え難い圧力であっただろう。
降伏した動物が、寝転がって無防備な腹を晒すように、もがなは本能的に
服を脱いで口で奉仕するという、最大限の屈服の意を示してしまったのだ。
王土はまだ射精せず、隆々とした男根をもがなの口から引き抜いて言った。
「だが、本来の客が来た以上、貴様にもう用はない。『果てろ』!」
その言葉を聞くや、もがなの全身が硬直した。涎が糸を引いて床に垂れる。
秘部から愛液が噴水のように噴き出す。王土の一言だけでオルガスムスに
達したもがなは、スローモーションで床に崩れていった。
「さて黒神めだか、待たせたな。本格的に奉仕してもらうぞ!」
そして王土の全身から、凄まじい気が噴出する。善吉と阿久根はたじろいだ。
めだかは乳首が勃ち、下着がグショグショになっていく…。
(続…かない)