特訓終了後。  
めだかが王土との待ち合わせに行く前のこと。  
 
何度も意識を失いかけるほどの苦痛に耐え切り、  
かつての自分を取り戻しためだかは悠然と歩いて行った。  
善吉は心配をしつつも、その後姿を見送ったが、  
はっと何かを思いつき、善吉はめだかの後を追った。  
 
「めだかちゃん」  
 
善吉はめだかの名前を優しく呼んだ。  
そして不思議そうな顔をして振り向いためだかの顎を軽く摘み、無言で顔を寄せていった。  
すぅっとお互いの唇が吸い込まれるように重なるとめだかの顔が真っ赤に染まった。  
夕陽のように紅く頬を染めるめだかに一瞬見蕩れ、もう一度唇を重ねる。  
今度は軽く舌を入れ、めだかを求めるように抱き寄せた。  
めだかは恥ずかしながら善吉の行為に身を任せる。  
徐々に過激になっていく刺激に動揺を隠せないめだかは善吉にされるがまま、身体を開いていった。  
 
 

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