あのヤロウ!
なんてことすんだよ!
めだかちゃんを縛り付けておっぱい揉むなんて俺でもやったことねーぞ!
これはもう真骨頂がどうとか言ってる場合じゃねー。
はやいとこなんとかしねーと。
あれは俺のもんだし。
どうすりゃいい…?
何も考えずボロボロの身体を引き摺って、怒り狂った黒神めだかと動揺を見せ始めた雲仙冥利の間に入った善吉は、めだかの方を向く。
「めだかちゃん、後は俺に任せてくれ」
善吉はいつになく真剣な表情をし、すべてを射抜くような鋭い目つきでめだかを睨む。
「何を言っている! こいつは貴様達の命を危険に晒した! 許せるわけがないだろう!」
「俺らの命が危険に晒されたんだろ? だった後は俺に任せてくれ」
「しかし――」
「それにコイツはめだかちゃんのおっぱいを揉んだんだ。
ここでめだかちゃんがコイツを潰しても俺は一生許せねえ。許せるわけがねえ。
そのおっぱいは俺だけのものだからな!」
「そんな身体じゃ――」
「今更、何言ってんだ? 俺は小せえ頃からずっとめだかちゃんの相手をしてきたんだ。
この程度じゃ倒れねえよ。もっと酷い目にあったこともあったじゃねえか」
――数十分後。
生徒会室。
会長の椅子の上。
二人で向かい合い――
人吉善吉は黒神めだかのおっぱいを堪能した。
それが当たり前だというにめだかは縛られている。
雲仙のような細く丈夫なワイヤーなどではなく、不知火半袖が調達した赤い紐で。
善吉はおっぱいを強調するように縛られためだかを見て楽しみ、触って満足していた。
雲仙冥利との闘った後、めだかは服を着替えることはしなかった。
生徒会室に替えの制服を用意してあったが、服は破れたままがいい、という善吉の強い要望があったからだ。
「ふふふ。本当の意味で私を心配してくれるのはお前だけだ。それに報いなければならんな。
私は全ての人間のために動くが、夜だけはお前の為だけの存在になろう。
毎夜お前に尽くすことを約束する。善吉、これからも頼むぞ」
身体中を赤い紐で縛られた状態で善吉に抱かれているめだかは、今まで見たことのないような幸せそうな笑顔をしていた。